カルデアのマスターの朝は早い。早朝に目を覚まし
さて、今日もまた
「生ぬるい!もっと遠慮なくぶっ叩け新入り!」
「はいっ!」
「ぎゃああぁぁぁぁぁっ!」
──煌々と燃え盛る、まさに地獄と呼べる場所。
角を生やした男たちが亡者服たちを追い回し金棒で叩き、犬が噛みつき鳥がついばむ。遠目には血の池と大釜、針の山が見え、どこもかしこも赤く燃えている。これを地獄と呼ばずして何と呼ぶ。
「──煉獄かしら?いえ、私がいた場所とは違いますね」
ジャンヌ・オルタにも見覚えはあるようなないようなこの土地を、一行は話の通じる相手はいないかと歩き回る。そして出会ったのは──
「ええ、沖田総司さんですか。貴女は阿鼻地獄に堕ちていたはずですが、こんな所で何を油売ってるんですか。ほら、さっさと刑場に戻る。罪が増えますよ?」
「あの、私は英霊として召喚された私なのですが……」
亀のような
「そうですか、人理保障機関の──失礼しました。私は閻魔大王第一補佐官の鬼灯と申します」
「閻魔大王──まさか、実在しているのですか!?」
「ああ、あのアホなら実在してますよ。それより、貴方方はどうして地獄に来たのですか?あっ、拷問がお望みなら歓迎いたしますが」
「まだ沖田さんは拷問されたくないですよ!」
あっさりと明かされた、この土地が死後の世界──地獄であるという真実。鬼神鬼灯に案内された先にいたのは、地獄のトップ閻魔大王。ただ──
「よろしく、ワシが閻魔じゃ。そして鬼灯君はワシの副官のはずです」
「余計なことは言わなくてよろしいのでさっさと原因を調べてください」
──
「僕は白澤。所で君、可愛いね。マシュちゃんだっけ?この後暇?」
「マスター、命令してください。目の前の変態神獣を再起不能にしろ、と!」
「白澤様の女癖が強くてすみません……」
天国の桃源郷で出会ったのは、万物を知る
「へぇ、英雄さん?沖田総司って案外可愛いのね……え、男?あ、でも貴方はかっこいいわ!ねぇ、名前は?」
「諸葛孔明だ」
「知ってるわ、中国の有名な軍師だったわね。アタシはリリス。よろしくね♪」
白澤が経営する薬局に来ていた
「知らない人だ」
「おはぎください」
黒白の双子の座敷童子、一子と二子。
「ニャーン」
「おっぎゃあああああああああっ!!!!」
落書きのような猫と植物なのか金魚なのかわからないナニカ。
さらにはマネージャーのせいで迷走に迷走を重ねるアイドル二人にかちかち山の兎、桃太郎の仲間だった犬、猿、雉。
レイシフト先が地獄だった理由は何なのか、どうやったら戻れるのか、なぜか三人いる
──鬼灯の冷徹でした。