IS<インフィニット・ストラトス>-Hard Line-   作:

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前回の勢いのままに書きました

では、どうぞ


騒がしい日々(ディ・トゥ・ディ!)

 悠は教室までの道のりを山田真耶と呼ばれた女性とともに歩いていた。

 彼女のことは知っている。日本でも屈指のIS乗りであり、かつては代表候補生だった過去を持つ。だがその真耶が何かを話しているものの、悠の耳には届かない。

 

(何故こんなことになってしまったんだ…)

 

 今日何度目かの心の呟きが再びため息となって吐き出された。

 

 

 久しぶりの睡眠をとった翌日、織斑千冬、更識楯無が医療室にやってきていきなり言い放った。『ようこそ、IS学園へ』と。なんの冗談かと思った。嫌な予感は思えばこの時からしていたのかも知れない。

 なんでも名目としては『保護』らしいが、織斑千冬のことだ。どうせ何かを企んでいるに違いない。そう思いながらも有無を言わさぬ入学手続きに流されてしまった。とっさに記憶喪失を装ったが、やはりそれが足枷となる。いちいち考えてから発言しなければいけないというのはなんとも億劫なことか。

 そんなこんなで今日に至る。

 

 こんな事をしている場合ではない。未だ見つけられていないデータチップを一刻も早く探し、回収しなければならないというのに。脚が治って最初に歩くのが戦場ではなく学校の廊下とは。

 しかし耐えなければならない。下手にボロを出して立場を危うくするよりは、少し遠回りしてでも確実に抜け出せる機会を伺っていく他ない。

 

「…くん?悠くん!」

「…!あ、はい」

「もうっ、ちゃんと聞いてもらわないと困ります!」

 

 両腕を胸の前で握りしめ、上目遣いで詰め寄る真耶を直視せずにすみません、と謝る。何故直視しないかといえば、人は動くものをつい無意識に目で追ってしまうからだ。…つまりその大きな二つのものが目に入らないようにするためだ。

 しかしそれが不満なのか、むー、としきりに見上げて来る。悠の身長は181センチだ。身長の低い彼女の首が心配になる高低差だが、それよりも話の続きが気になる。

 なんとかなだめ、今度こそしっかりと話を聞くと、どうやら不本意ながら入学したこの学園では近々学園祭なるものが開催されるらしい。なんでも今年は総合投票で首位の部活には『豪華な景品』が手に入るとか入らないとか。世界でただ一つの、ISの技術を学ぶIS学園。その数少ない校内の様子が見られる、世間の目から見ても一大イベントだ。

 …景品×人の熱。ここに通っている年頃の女子たちが浮かれないわけがない。

 

「…それでですね、今日から授業はほぼ無くて、代わりに学園祭の準備に当てているんです。なので悠くんには皆さんへの挨拶の後、初日ではありますが、そのお手伝いをしてもらおうと思いますっ!」

「なるほど、わかりました。…ところで、僕のクラスはどんな出し物をするんですか?」

 

 ニッコリと笑った真耶が悠に死刑宣告を告げる。悪意が無いのがまた悠にダメージを与えた。…まさかメイド&執事喫茶とは…。今日すでに何度目かわからないため息を吐くのだった。

 しかし執事と聞いて、厄介ごとは大方あの彼に押し付けてしまおう、とクラスメイトになるであろう彼を思い出した。

 世界で唯一の男性IS操縦者で通っている、彼を。

 

 

 

 

 

 

 

 ◇

 

 

 

 

 

 

 

「…………」

 

(…なんだ、この、歴戦の猛者に戦いを挑む直前の様な、異様な緊張感と圧迫感は⁉︎)

 

 困惑する悠の眼前には女子たちが目を輝かせて彼を見つめ、背後には全く違う意味で目を光らせている鬼と、こういう時に限って役立たずと成り果てるハムスター。

 そんな悠の目の前には、やけに期待して本当にどうでもいい意味で目を輝かせている馬鹿が一名。なんとなくだが、今思っていることが空気を伝わって聞こえて来る気がする───。

 

 

(悠、制服似合ってて滅茶苦茶かっこいいなぁ…!)

 

 

(───黙れ死ね)

 

 

 戦場でもないこんな所で、この様な体験をするとは思っても見なかった悠はしばらく固まっていたのだが、後ろから鬼に急かされてしまう。

 

「おい、早く自己紹介をしろ」

「は、はい」

 

 その声にとりあえずの自己紹介をする。

 

「えっと、八房悠です。皆さんが聞いているかわかりませんが、保護してもらっている身です。ISの事はあまり詳しくありませんが、どうぞ仲良くしてください。これからしばらくよろしくお願いします」

 

「……………」

 

 しばしの沈黙。悠はその中に、まるで押し寄せる津波の様な危機感とでもいうべきものを直感で感じ取った。そしてノーモーションで両耳を塞ぐ。

 …その直後。

 

「きゃああああああああああ───っ‼︎」

「っ⁉︎」

 

 耳を塞いでいても容赦無く鼓膜に入り込んで来るその波は、悠にその意味こそ教えなかったものの、直感は正しいと激しく肯定していた。ちなみに、耳を塞がなかった馬鹿…いや、大馬鹿がいたのは言うまでもない。どこにとは言わないが。

 

「二人目だよっ⁉︎しかも滅茶苦茶っ美形っ‼︎」

「うそうそ!足なっがーい!モデル見たい!」

「身長も高くて、まさに理想…!」

「ああっ織斑くんみたいなタイプもいいけど、ああ言うクールなのも…いいっ!」

「どっちが受けでどっちが攻め⁉︎ああっ悩むぅ〜‼︎」

 

 そのクラスの様子に、演技ではなく本気で唖然とした。同年代の生の会話を聞いたのは、本当に久しぶりな上に自分がその中心にいるというのはほんの少しだが気恥ずかしかった。

 …最後に聞こえてきたものは本当に意味がわからない。

 

「あー、騒ぐな。静かにしろ!こいつに関して、いくつか注意事項がある。一度しか言わんからよく聞くように!」

 

 悠に対する注意事項、とは『悠にIS、及びIS関連機器に触れさせないこと』と『あくまで保護である為、適度な関係性を保つこと』だ。後者はつまり、客人であり知人である距離感を保つこと、という意味で大方合っている。近過ぎるのは危険だが、遠過ぎても不都合、ということだろう。

 ちなみに悠にも全寮制のIS学園で暮らす以上、制限が出ている。『IS、及びIS関連機器に触れないこと』、『どんな状況下だろうと織斑先生、その他先生方の言葉に遵守すること』だ。正直悠はどちらもどうでもいいのだが、制限が出される分、守るべきことがよくわかっていい。動きやすいと言えば動きやすいからだ。

 

「……以上だ。八房、席に着け。お前の席はあそこだ」

 

 指差す場所は後ろから二番目の窓に一番近い席だった。天気の良い日は太陽の光が暖かく包む、『特等席』だ。

 しかし悠にとってはそこが地獄の拷問の席のように見えた。元々日の当たるところは嫌いだ。それに自分には似合っていない。この白を基調とした制服だってそうだ。日陰者の自分には一生縁の無いはずの代物なのだから。

 自虐とか根暗とかそうゆう問題では無い。そういう問題では無いのだ。

 

「はい、では」

 

 軽く頭を下げながら返事をして、指定された席に向かう。向かう途中の視線が痛い。やはり自分には注目されるような事は向いていない、と思いつつも顔を上げると、会ったことは無いが悠が一方的に知っている人物と目が合った。

 

「初めまして。これからよろしくお願いしますわ」

「うん、よろしく。えーっと…」

「私の名前はセシリア・オルコットと申しますわ。八房さん、以後お見知り置きを」

「…そっか、教えてくれてありがとう、オルコットさん」

「この程度のこと、礼を言われるまでもありませんわ」

 

 初対面にもかかわらず、いや、初対面だからか。互いに笑顔で軽く挨拶を済ませると、悠は席に着く。

 この位置だと、右斜め前にオルコットが見える。そのややロールがかった美しい金髪の間から見える高貴な横顔を見つつ、心の中でくすりと笑う。

 

(知ってるよ、イギリス代表候補生。偏向制御射撃───偏向射撃(フレキシブル)もまともに出来ない、名ばかりのエリート貴族さん)

 

 そう考えながら、笑顔を貼りつけている顔にはほんの少しの闘志が見え隠れしていた。この学園への潜入任務という自ら課した大きな任務にスタートの合図を静かに切りながら。

 その悠は未だ注目されていたのだが、上手く誤魔化していた。

 

 先生二人はその他注意事項やお知らせを告げると、すぐに教室から出て行った。未だざわつく教室ではあったが、いつも準備しているからなのか、すぐに各班で集まり始めていた。その様子を見ていた悠は、手伝えと言われていたのを思い出すが、何をすれば良いかよくわからない。なにせ記憶喪失などではなく、初めてなのだ。…学園祭というものに参加するのは。

 

 ここに来る道中で織斑がクラス長ということは聞いていたので、席を立って教室の前の方にいる織斑の方を見ると、数人の女子に囲まれていた。その面々は悠が知っている面々であったので、少し驚いた。

 

(…ほお。さっきのイギリス代表候補生だけじゃなく各国の代表候補生達じゃないか。…あそこにいる集団だけで戦争ができるな、あの戦力は)

 

 データとして、彼らのことは全て頭に入っていた。

 

 織斑一夏。世界初の男性IS操縦者として知られ、専用機も持っている。その専用機は『白式』。姉であり、世界最強の称号…ブリュンヒルデの名を持つ織斑千冬がかつて使用していたISと酷似している単一仕様能力(ワンオフ・アビリティー)を持っている。さらに最近第二形態移行(セカンド・シフト)まで成し遂げ、今この世界で一番有名な人物といっても過言ではないだろう。

 篠ノ之箒。世界初となる第四世代型ISを専用機とする。専用機は『紅椿』。かの『大天災』こと篠ノ之束の妹である。彼女も彼女のISも、どこの国にも所属していない。彼女一人が持つ力としては大きすぎる気もするが、今は誰も、世界も、主だって動いてはいない。それは…水面下ではどう動いているのかわからないほどに複雑なのかもしれない。

 セシリア・オルコット。イギリスの代表候補生で、その専用機は『ブルー・ティアーズ』。BT兵器と呼ばれる兵器のデータサンプリングのために開発された試作一号機だ。そして先ほど名ばかりとは言ったものの、生まれは本物のイギリス名門貴族、その当主でもある。

 シャルロット・デュノア。フランスの代表候補生。この面子の中では唯一の第二世代型ISを専用機とし、それをカスタムしているはずで、『ラファール・リヴァイヴ・カスタムII』と言う。こう見えて、と言うのは失礼かもしれないが…IS世界シェア第三位のフランス、IS関連企業デュノア社の社長令嬢でもあるのだ。

 ラウラ・ボーデヴィッヒ。ドイツの代表候補生、専用機は『シュヴァルツェア・レーゲン』。代表候補生でありながら、ドイツのIS配備特殊部隊、『シュヴァルツェア・ハーゼ』の隊長でもある。…そして、人口的に造られた人間だ。『越界の瞳(ヴォーダン・オージェ)』と呼ばれる、疑似ハイパーセンサーとも呼ぶべき瞳を、左目に宿している。

 

 ざっと見ただけで少し気になるのは篠ノ之の紅椿の性能と、ボーデヴィッヒの腕前である。…悠としては、ボーデヴィッヒを意識せずにはいられない、というのはあったのだが。

 色々と考えながら彼らを見ていると、その視線に気付いた一夏が片手を上げて悠を呼ぶ。

 

「…あ、悠!こっち来いよ!」

「…ああ、うん」

 

 ずいぶん馴れ馴れしく接するものだ、と思いながらも笑顔を見せつつそちらへ歩いていく。

 

「まさか一緒のクラスになれるとは思ってなかったぜ」

「僕は一緒の学園に通うことになるとも思ってなかったよ」

「ああ、そうだ。みんなに紹介しなきゃだよな───」

 

 互いの自己紹介中………

 

「…うん、よろしく、みんな」

 

 全員知っているが初めてあった顔を作る。織斑、篠ノ之以外が一瞬疑うような視線で見てきたものの、気にしない。

 

「僕のことは好きに呼んでくれて構わないよ。さっき一夏がさりげなく呼び捨てしたみたいにね」

「あ、気に障ったか?すまん」

「ううん、そんなことないよ。むしろ身近に思ってくれて嬉しいよ」

(データを取るためにもね)

 

「…好きに、か。ならば八房と呼ばせてもらおう。私のことも好きに呼んでもらって構わない」

「じゃあ僕のこともデュノアじゃなくてシャルロットでいいよ」

「うむ、私も箒でいい」

「私もセシリアで構わなくてよ」

「ありがとう」

 

 一通り自己紹介を済ませ、学園祭の話に戻る。どうやら専用機持ちと悠は接客を担当すればいいらしい。

 その後は基本的に一夏の指示で動いていった──。

 

 

 

 

 

 

 ◇

 

 

 

 

 

 

 

「……ふぅ」

 

 悠の学園生活初日は、彼が思っていた以上に早く目まぐるしく進んだ。休み時間に隣のクラスから中国代表候補生が挨拶しにきたり、悠の背丈に合う燕尾服を調達しなければならない衣装班に採寸という名のお触り地獄を受けたり、味見役という名目で調理班に茶菓子や『私自慢の一品』とやらを食べさせられたり……etc、etc…。

 放課後になりやっと各所から解放されるも、その頃には「面倒ごとは一夏に押し付ける」という当初の目的を半分忘れるほどに疲れ切っていた。

 

「…これはなかなかに疲れるな」

 

 そう言いながら、悠のために用意された寮の部屋のイスに深く腰掛ける。

 今まで生きてきた中で初めての種類の疲れの感覚に戸惑いもあるが、これも任務だと言い聞かせる。そして、今日あったことを全て一度思い出していく。静かに、そして黙々と。それは悠の日課、とでも言うべき行動だった。

 今日の記憶を一度完全に思い出し、脳に記憶させる。忘れない記憶(データ)として、保管するために。…だが不必要な、いらない(データ)もあるわけで。

 

(……集中したいんだがな)

 

 今日一日、悠は常に監視されていた。それは一夏に近付く時はもちろん、落ちたものを拾う時でさえ。…そしてこの部屋にいる時でさえ。プライバシーも何もあったものではない。向こうはバレていないつもりなのかもしれないが、悠には常に監視されている事がわかっていた。だから。

 

「…おっと、ついうとうとしちゃったな。今日はもうシャワーも入ったし…ふわ〜あ…もう寝よう」

 

 またしてもする意味のない睡眠をすることになったのだった。本来ならばIS学園の設備や通路など、見たり覚えたりしなければならないが、暫くは大人しくしていなければならないようだ。

 

(それでもできる範囲からやっていくか…)

 

 そう考えながら、彼は明日も続く騒がしい日々に備えた。

 

 

 

 

 

 

 

 ◆

 

 

 

 

 

 

 

「……それで?彼の居場所は?」

「…すみません、全く…」

 

 亡国機業(ファントム・タスク)、米国アジト。

 通信は音声通信。それでも彼女の苛立ちを感じ取れたのか、通信相手の声調が下がる。

 彼女は小さくそう、とだけ言い、捜索を続けるように命じ、通信を切る。そして申し訳なさそうに後ろを振り向いた。

 

「…申し訳ありません、ヘッド。わざわざ遠く…いえ、空の向こうから来て頂いたのに……」

 

 ヘッドと呼ばれた男は、彼女のすぐ後ろでモニターを見ていた。

 イスに腰掛け、腕と足を組みながら硬い表情で見ていたが、小さく微笑みながら片手だけを上げる。

 

「いいさ、スコール。…それよりも、もう十分足は使った。次は頭を使うべきじゃないかい?」

 

 そう言いながら、とんとん、と彼は自分のこめかみを指で軽く叩いた。

 

「しかし、全く情報がない上で考えると言うのは……」

「なに、直感で構わないよ。…私はここが怪しいと思うが、君の意見はどうかな?」

「───…っ」

 

 言葉が終わるやいなや、大型モニターに映し出された画像。薄暗い部屋がほんのりと明るくなる。

 そんな中で彼女──スコールは少しばかり驚いた。大きくはなかった。何故ならいずれ目を向けるべき場所として、その一つとしてピックアップしていた場所だからだ。様々なステップを飛ばして、そこへいくのか、という驚きだった。

 

「……いきなり、大本命ですわね…」

「そうかな?私は最初から目をつけていたがね」

 

 君もそうだろう?とスコールの方を見る。その顔には未だ笑顔が浮かんでいる。スコールはこの余裕の笑みを浮かべた彼しか知らない。それ以外の顔をした彼を知らない。それは頼もしく感じた時もあれば、恐ろしいと感じた時もある。

 

「…ここは並みのセキュリティではありませんわよ?」

「だろうね。だが、近々そのセキュリティが甘くなるイベントがあったね?」

「…学園祭、ですか」

「そうだ。そこで君たち二人にやってもらいたい事があるんだ」

 

 そう言いながらタブレット型端末をスコールに渡す。そこにはとある作戦が表示されていた。

 

「──っ!これは…っ」

「…やってくれるね?スコール」

「ええもちろん。すぐに準備に取り掛かります。それと…もう一人にも伝えて参ります」

「うむ、よろしく頼む」

 

 恭しく礼をすると、スコールは高いヒールの音を響かせながら部屋から出て行った。

 それを見送ると、小さくため息を吐き、イスに肘をつきながら大型モニターを見る。

 

「さて、どうなるかな。そこにいることは間違いないだろうが…連絡も無しになにをしていることやら。まさか女の子に囲まれるためにそこにいるわけでもないだろう…なぁ?アーリア?」

「はぁ…」

 

 先ほどまで会話に入らないよう、部屋の隅にいたアーリアと呼ばれた女性がヘッドの傍にまで近寄る。モニターが光源となり、その整った顔がよくわかった。歳は十代か二十代といったところだが、その顔は美人と言っていいほど整っている。ワインレッドに近い髪色と双眸。髪は悠よりも少し長く、肩にかかるか、かからない程度だ。

 

「私は、最後にヘッドがご命令した、『現行ISの性能偵察』、『男性操縦者の技量偵察』の二つを続行していると思います。…あの彼が女性に囲まれることのためにそこに行くなど、断じてあり得ませんから。……というかあり得てはいけないと思います…」

「やはりそうか。では君にデータチップを回収させたのは正解だったか」

「はい、ヘッドのご判断は間違っていないと思います。ISでスキャンした戦場跡の様子から、重症を負ったのはほぼ間違い無いようですし、連絡手段を失った為に今まで連絡出来なかった可能性が高いかと…」

「ふむ。ではやはり…」

 

 そう言いながら立ち上がる彼は、モニターを見ながら本当に楽しそうに、いや、嬉しそうに笑みを浮かべ、続けた。

 

 

「そこに…IS学園にいるのだな?悠…。……私の優秀な、”弟”よ…」

 

 




結構足早に進めているつもりですが、端折った所とかはどこかで書きます。

そしてまたご指摘を反映させて頂きました。いかがでしょうか。見やすければ嬉しいです。

次話から学園祭です。学園祭終わるまでは大体原作の大筋に沿っていこうと思っています。

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