ある日ISの世界で前世持ちが二人目だったら   作:なて

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2話目

二日目の朝、俺は5時に起きた。何故こんなに早いのかというと、前世の記憶が戻ってから日課となっている、10キロランニングをするためだ。

 

ちなみに一夏はまだ夢の中にいる様で心地の良い寝顔をしていた。

 

起こさない様に準備をして走り出す。こんなことをしている理由は単純に体力作りだ。ISはロボットとはいえ操作をするとき自分も動くので結構体力を消耗する。なのに俺の元々の体力は受験の運動不足で一般の学生以下になっていたのでだ。

 

それに走り初めてから気づいたのだが、走りながら考え事をすると頭の回転が早くなり、この感覚が結構ハマるのだ。

 

ランニングを終え部屋に戻ると、時間は7時を過ぎているのにまだ一夏は寝ていた。やれやれ、起こすとするか。

 

「おい、もう7時だ。早くしないと飯食えないぞ」

 

「うん・・・・・・「ゴン」イッタ! え? 何すんだよ。ベットから引きずり下ろして」

 

「時計を見ろ」

 

「時計?・・・・・・やば! もう7時じゃん。ありがとう勇太。助かった」

 

「早く支度して行くぞ」

 

そうして食堂に行った。

 

食堂に行く途中、篠ノ野 箒に出会い、互いに自己紹介をした。うん、篠ノ野すごく美人、それに巨乳だな。そういえば一年のヒロインの中では1番大きかったっけ。

 

俺は納豆定食を頼み、一夏と篠ノ野とは机を挟んで座った。ここで気遣いができる俺素晴らしい。決して篠ノ野の視線が怖かった訳ではない。

 

「速荘くん、隣いいかな?」

 

「えっいいけど」

 

「「「よしっ!」」」

 

あれ? 普通は一夏の方に行くんじゃないの。3人ともこっちの方に来たし。これはモテ期かな。いや違う。昨日話ができなかったからかな。

 

「やった。やっと話ができるよ。ってうわ。男子って朝そんなに食べるの? すごいね」

 

「やっぱ男の子だね」

 

「えっ別にこんなもんだろ。一夏もそうだよな」

 

「うん、ていうか女子って朝それだけしか食べないで平気なのか」

 

「えっ、わ、私たちはね」

 

「うん、平気かな」

 

「お菓子よく食べるし」

 

「・・・でさ。速荘くんって何かしてたの」

 

「えっ、俺はサッカーとテニスをしていたけど」

 

あれ? サッカーは中学までやってたけど、テニスはしてないよな。これって前世の記憶かな。

 

「へぇーそうなんだ。かっこいいね。速荘くんって読書が趣味って言ってたけど、何読んでるの」

 

「うーん、何読んでるって言われても俺結構幅広いんだよな。1番好きって言われれば小さい時から読んでるファンダジー系の小説だな。」

 

「そうなんだ。じゃあハリーポッターと「いつまで食べてる」

 

うわ、鬼教官の登場だ。まだ叩かれたことないけど。

 

キリッ、うわこっち見やがった。アニメでも思ってたけど、勘が鋭過ぎだろ。顔に出してなかったぞ。

 

「食事は迅速に効率よくとれ。私は一年の寮長だ。遅刻したらグラウンド10周させるぞ。」

 

うわっ早く食わないと。女子との至福の会話を中断し、飯を食うことに集中した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これより、再来週に行われるクラス対抗戦に出る代表者を決める。」

 

おっ、ついに物語が進み始めるぞ。確かここでオルコットと一夏が決闘をするんだよな。あれ? 今の日本の法律だったら決闘をしてはいけないはずだけど・・・まあいっか。

 

「クラス代表者とは、対抗戦だけでなく生徒会の会議や委員会への出席など、まぁクラス長と考えてもらっていい。自薦他薦は問わない。誰かいないか」

 

「はい、織斑くんと速荘くんを推薦します」

 

「私もそれがいいと思います」

 

えっ、俺まで入るのかよ。俺も決闘に巻き込まれるのかな。ていうか同時に2人を推薦すんなよ。まぁ話が進むまで影となりますか。

 

「えっ俺!?」

 

「他にはいないのか。いないならこの2人から投票で1人決めてもらうが」

 

「ちょっと待った。俺はそんなのやらな、どん!「納得がいきませんわ!」」

 

「そのような選出は認められません! 男がクラス代表だなんていい恥さらしですわ。このセシリア・オルコットにそのような屈辱を一年間味わえとおっしゃるのですか! だいたい、文化としても後進的な国に暮らさなければいけないこと自体、私にとっては耐え難い苦痛で」

 

「イギリスだって大したお国自慢ないだろ。世界一まずい料理で何年覇者だよ」

 

「ぬっ!! 美味しい料理は沢山ありますわ! あなた、私の祖国を侮辱しますの!」

 

 

「・・・・・・決闘ですわ」

 

「おう、いいぜ。シノゴの言うよりわかりやすい」

 

「わざと負けたら私の小間使い、いいえ奴隷にしますわよ」

 

うわっ、この人色々と爆弾発言してるな。奴隷とか世界中から批判されるだろ。頭に血が上りすぎてすごいこと言ってんな。

 

「ハンデはどの位付ける?」

 

おお、この人も結構なこと言ってるな。今のままじゃ絶対勝てないのに。結果は結構善戦してたけど。

 

「はっ? あら、早速お願いかしら」

 

「いや、俺がどの位ハンデ付けたらいいかなと」

 

「「「「「ハハハハハハ」」」」」

 

「織斑くん、それ本気で言ってるの」

 

「男が女より強かったのってISができる前の話だよ」

 

「もし、男と女が戦争したら、三日持たないって言われているよ」

 

散々な言われようだな。本人も笑われて気づいてるし。俺は影だから知らんけど。

 

「むしろ、私がハンデをつけなくて良いのか迷うぐらいですわ。日本の男子はジョークのセンスがあるのね」

 

「織斑くん、今からでも遅くはないよ。ハンデをつけてもらったら」

 

「男が一度行ったことを覆せるか。なくて良い」

 

「話は纏まったな。それでは勝負は次の月曜、第三アリーナで行う。織斑とオルコットと速荘は準備をしておくように」

 

あれ? 俺もなんか決闘する話になってるんだけど。影状態切るか

 

「すみません、なんでおれも決闘する形になってるんですか」

 

「それはお前もクラス代表に他薦されたからだ。文句は受け付けんぞ」

 

うわ、逃げ道無くなっちゃったよ。まあ良いや。この一週間でISがスムーズに乗れるとこまで練習しとこ。はあ、このノリはマジで疲れるな。

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