俺は今、なぜか会議室にいる。
今日の授業中、俺と一夏に専用機が決闘当日に届くという内容を織斑先生から聞き、俺だけはある企業から専用機を作らしてくれとオファーが来たらしい。
まあ、このオファーがなかったら俺に専用機は無かったわけだけど。
「失礼するよ。君が速荘勇太君だね。私はロボットホウプというIS関連の会社の社長をやっている義勇 竜馬だ。よろしく。さっそくだが、君の専用機の話をしたいのだがいいかね?」
「あ、はい! お願いします。えっと、今知っている事だと、機体はもう完成していて、初期装備については本人の意見を参考にこれから作るという事でこの話し合いの場を設けたという感じでいいですか」
「そうだよ。ではさっそく本題に移りたいのだが、どのようなのがいいのかね。拡張領域は結構あるからどの性能のものでも最低3つは作れると思うよ」
よし。 なら記憶が戻ってからずっと考えてたあれにしよう。剣はずっと夢見てた剣を振ると斬撃が飛ばせるので、盾はガッチガチで銃は威嚇用としてマシンガンだな。
「ではまずは近接武器として、ブレード型の武器で大きさは標準より少し大きくし、切る動作をするとエネルギー波が出るものがいいです」
「それは常時出るものではなく、自分が出したいときに出せるようなのでいいのかい?」
「それでお願いします。次に防御装甲として、どの攻撃でも無傷までとは言いませんが、大体の攻撃を受け切ることができるまあ硬い装甲で空中に浮いて自由に動かせるのを一つ」
「それだと、物理かエネルギー耐性が半々になって中途半端になるのだが」
「だったら物理耐性、エネルギー耐性一つずつ用意出来ますか」
「それなら可能だ。最高のものを作ってあげよう」
おお、なんかこの人に火をつけてしまったな。まあ、防御強ければ百人力だからいいけど
「最後に遠距離武器として、マシンガン系の銃弾とビーム兵器、追尾型のミサイルをお願いします」
「了解だ。それだと容量を考えるのならば玉の数は銃弾は250、ビームは内臓エネルギーで100、ミサイルは十発ぐらいだがいいか?」
それだと少し、ビーム兵器の玉が少ないな。
「それでしたらミサイルの数を8に減らしてビームの方を増やせますか?」
「だとしたら、ビームは120ほどになると思う」
結構増えるな。だったら、
「じゃあミサイルの数を5にして下さい」
「了解した。後は何かあるか」
「いえ、今のところはそれで十分かと」
「そうだな。この兵装だと何かに特化はしてないぶん、戦術に幅が広がるからな。でも使いこなせるか?」
この人挑発して来たな。まあ、これでも俺にあった戦い方だとこれだと思うからな。あ、決まっている戦術は特に無いぞ。強いていうなら行き当たりばったり戦法だが、俺は誰か1人との戦闘のために武器の特化とかしたく無いからな。同じ武器で倒したい派だからだ。後は相手を翻弄したいからかな。まあ、IS の機能あってこそだが。だったら答えは
「それはなんとも言えませんが、俺の考えだとISの機能があれば誰でも扱えると思うので大丈夫かと」
という結論だ。だってさ、パソコンより早い処理速度で、360度の視野を持ってるんだぜ。はっきり言ってチートだ。これだけあると、同じISだとマジで相性の良し悪しで勝負が決まるもんだからな。過去の対戦を見ると、大体そんな感じだし。例外はあの先生だけだが。
とは言っても、ISを使いこなせないと意味ないからな。なんたってまともにISに乗ったのは試験の時だけで、それも、まともな戦いをしてないから感覚が全然掴めてない。
幸い、副担の山田先生から打鉄とアリーナ使用の許可をもらったため、練習は出来る。
ちなみに練習には俺1人だ。一夏は原作通りに篠ノ之に連れて行かれ、生憎と他のクラスメートに友達がいなかったため、コーチや練習相手となる人がいなかったのだ。これが一夏だと違っただろうがな!
というわけで第2アリーナにいる。
では打鉄起動。
・・・・・・ピカーン
起動は20秒かな? これだと先生にキレられるな。 でも感覚は覚えたぞ。
・・ピカーン
よし、3秒ほどか。アニメでも言ってたけど、イメージが大切なんだな。展開した時の自分の姿を想像しただけで、結構な短縮になったな。ではもう一度
ピカーン
よし! 多分1秒はきったぞ。てか、俺ってISの才能あるんじゃね。まあ、次は飛行訓練だ。
イメージは肩甲骨からブースターオン
・・・・・・しゅるるるるる
全然飛ばないな。イメージを変えよう。次は舞空術だ。気を全身に纏う感じでそれを一気に上に発射!
シュッ
おお、さっきよりも段違いのスピードで飛べるぞ。次は右旋回、左旋回、ターンと。
よし、飛ぶことはクリアだな。次は戦闘訓練だな。いでよ俺のブレード
シャイン
よっし。 イメージはけっこうよくなってきたな。先ずは、剣道みたいな面の練習をしよう。いち、に、さん、し、・・・・・・きゅうじゅうく、ひゃく。
ふー。これ結構疲れる。体を動かすと同時に頭でも次に動く行動を意識的にイメージするのはキツイな。
次は射撃だな。えっと、ここを操作すると的がでてくるんだっけ。
ブウン
出てきた出てきた。
では挑戦。パン、パン、パン、パン、パン・・・・・・
うーん、的中は百パーだけど、真ん中にいったのは三分ノ二か。俺ってシューティングゲーム結構自信あるからISの射撃もいくかと思ったけど、あんまいい結果じゃないな。とはいってても、後半は慣れてきたおかげで的の中心も狙って打てるようになったが。距離は100メートルぐらいだけど、ハイパーセンサーがあるから視覚に関しては違和感ないんだよな。これだとまだダメだな。毎日的の中心に当てる練習はすることは決定だな。
・・・・・・ここで俺は変な勘違いをしている。何故なら常人なら初めての射撃で的に百パー当たることはないのだ。そして、狙って的の中心を狙うことは相当難しいことであることも。これを知ることになるのは結構後である。
それから一週間後。ついに決闘の日がやってきた。順番は一夏・オルコット、俺・オルコット、俺・一夏だ。
さーて、恥をかかない程度には頑張りますか。