ジェイ「ラウル・・・クルーゼだと」
シン「ラウル・クルーゼって?」
エル「元・ザフト軍の部隊長だった男だ。しかし4年前のヤンキドゥーエでの大戦でキラ准将に敗れ、殉職したと聞いている」
ルナ「え? じゃあ、キラ隊長って元はザフトの敵ってこと?」
ジェイ「いや違う。 キラさんとラクス議長、アスランさんとカガリ代表は、当時、争いの渦中にあったプラントとザフトの戦争を仲裁すべく戦ったんだ」
エル「その通り、ラウル・クルーゼが陰で情報を操作し、争いの世界を作り出そうとしていたことがつい先日分かった」
ルナ「でも、どうやって?」
ジェイ「覚えていないのか? レイ・ザ・バレルのことを?」
シン「レイ?」
エル「彼は、ラウル・クルーゼのクローンだったんだ」
シルバ「おいおいちょっと待て。 それと我々の事が関係あるのか?」
ジェイ「これは、あくまでも仮説だが、この争いの裏はラウル・クルーゼとつながりの深い何かが関係しているということだ」
ユイル「どうやら、我々とあなた方は因縁の如く・・・いや、運命的に遭遇する運命だったのかもしれませんね」
エル「もし、ラウル・クルーゼが黒幕なら狙いわ?」
ジェイ「キラさん、もしくは平和を唱える我々への復讐という可能性が極めて高いでしょう。その仕上げとしてこの国のモビルスーツを狙っているということでしょう」
ユイル「ジェイ、シン。 あなたたちに一つ確認したいことがあります」
シン「何だよ?」
ユイル「あなたたちは、同じプラントの人間でも私たちと敵対する意志はないのですか?」
ジェイ「我々がここに来たのは、争うためではない。 それがプラント・オーブの代表たちの考えだ」
ユイル「分かりました」
ユイルは、電子系の機械からフロッピーディスクを取り出した。そして、それをジェイに手渡した。
ユイル「あなたを信じます。 上官の方にこのデータをお渡しください」
プラント・アプリディウス(情報管理局)
ミリ「こちらプラント・情報管理局です」
エル「戦艦・メルビレス艦長・エルブレッドです。至急、プラント評議会に届けてほしいデータがあります」
ミリ「もしかして廃棄コロニーの調査部隊ですか?」
エル「ええ、キラ准将に伝えていただけると助かります」
ミリ「評議会本部に通達して」
局員「はい」
評議会本部
キラ「ラクス」
ラクス「キラ。 どうですか、ザフトでのお仕事には慣れましたか?」
キラ「まあまあかな。 でも、隊長は僕の性に合わないかな」
ラクス「いずれ慣れる時がきますわ」
シホ「ラクス様、キラ准将。 情報管理局から廃棄コロニー調査について報告が入っております」
キラ「情報局から?」
ラクス「繋いでください」
ミリ「キラ、ラクス」
キラ「ミリアリア!」
ミリ「重要案件ということでエルブレッド艦長から預かった物があるの。すぐにそっちに送るわ」
キラ「これは!」
ラクス「どうやら、想像以上に危険が迫っているということのようですね」
キラ「これが本当に狙われたら、あの時以上の悲劇を繰り返すことに」
バルト「なら、お前さんがそれを阻止すればいいんじゃないのか?」
キラ「バルトフェルトさん」
ラクス「お聞きになられたようですね」
バルト「歌姫様のご決断は?」
ラクス「キラ」
キラ「分かってる一緒に行こうラクス」
コロニー・最下層エリア
リグス「グリフか?」
グリフ「兄上、地上のゼルネイゼに動きがあったようだ」
リグス「そのようだな。コスモ・ジャマ―キャンセラーの存在をプラントも知ることになったか・・・まあいい、俺はラウル・クルーゼを超える存在さ」