俺の名前は千鳥 右京。こうみえても高校生だ
平凡の人生を歩みながらすくすく育った、現代人とでもいうか……平成生まれというか
さてと、皆さんは一度『死んだことはありますか』?
道路を横断しようとした猫が車に引かれそうだったとき、体が動いて猫を抱きかかえ庇ったり
時には通り魔に刺されたり、あるいはヤンデレの女の子に愛され過ぎて一緒に心中したり
いや、変な質問だな。俺が聞きたいのはそういう事じゃない
死んだ『後』だ。別に葬式して家族泣く、墓に住む、終わりって意味じゃない
俺が求めたいのは、天国というか……死後の世界かな
つか、なんでこんな唐突な質問したんだってか?
それはだな……
「き、きみは……誰?」
「………こういうことだ」
そう、それは今日の朝に起った出来事だ
俺が何時も通う通学路を使いながら、とぼとぼ歩いていた出来事
朝早いので欠伸を何回もしながら、目的の学校へと向かっていた俺だが事件が起こった
お天気お姉さんの話では今日一日曇りマークだったのだが、一切も雨も降らないと言っていた
けれど………
俺の頭上から雷が落っこちてきた
全身から電流が流れ、俺は一時ブラックアウト……いわゆる気絶をしてしまった
そんで目が覚めれば目の前に小さな子供が、俺を遠ざけながら見ているではないか
とりあえず、ここが死後の世界じゃね? とは思ったが、どうも違うようだ
ではなぜ俺はここに居る?
普通なら誰かが俺の気絶した姿をロックオンしたなら、救急車に運ばれるオチなのだが……
『ザー』
「ん? なんだ、この中二的な陣は」
唖然としながら、俺は手に感じた感触が気になり立ち上がった。そこには大きな陣が
………魔法か?
今どきの科学社会に魔法なんて……信じられない
とは思うが、どうもこの部屋は可笑しい。まぁ、あの子供も可笑しいけど
子供を睨みながら、辺りを見渡す
辺りはぶっとい本が入っている何個かの本棚に、奥には小さな机
なるほど…………
「意味がわからん」
「あ、あの……」
悩んでいる間、子供が近寄ってきた。日本人とは思えない赤髪、顔つきだな
「き、きみが……もしかして、召喚獣…?」
「は? しょうかんじゅう? って、あの…召喚獣のことか」
「う、うん! 僕ね、魔法もそれほど得意じゃないし…みんなにバカにされるから、いっそのこと召喚獣呼んで手助けしてもらおう…と…」
「俺は獣じゃねぇ!? どっからどう見ても人間だろ」
「ひぃ! で、でもその召喚陣から出たなら……」
じゃあなんだ? 俺はこいつの下僕ってことになるのか!?
ヤバい、頭が混乱してきた。そもそも召喚獣ってなんだ? そんなの存在するのか?
だが、この少年も嘘言っているようには見えない。最大のポイントは、ここは日本ではないということだ
さっきから見ていたが、この本は全部どうみても日本語ではない
それも見てことない文字だ。正直、最初は古代文字かと思ったよ。怪しさ全開だがな
そう悩んでい居ると、またも少年が近づいてきた。今度はかなり近づき、俺の服を引っ張っている
「きょ、今日から僕たち友達だね!」
「あぁ、なんだよ……これは……って? 友達?」
「うん」
「俺とお前が?」
「うん!」
「e.t?」
「トモダチ~!」
と、俺に抱きついてきた。な、ななななななななな!!!!!
なんだこのキャワイイ生き物は!?!?!
じゃ、じゃなくて……落ち着け俺。自分で自分の頭を叩く。正気を取り戻すためである
本当に俺と友達になるのか? この方十数年、高校生にでもなってだが俺には友達という存在は皆無だった
それは、俺が平凡すぎたからだ。特徴がないのが特徴、その他大勢、脇役とも言える
けれど、今日突然俺はもしや下僕となるのではと思っていたが……
「僕、ネギ! ネギ・スプリングフィールド! きみは?」
少年を見上げながら、俺に名前を聞いてきた
名乗るのなんて、久しぶりなんだがな
「俺の名前は千鳥 右京だ。とりあえず、ヘンテコな所に来たんだ。当分お世話になるぜ?」
「う、うん!! じゃあ、早速外に出よ!」
右手を引っ張られ、少年は良い笑顔で外に出ようとした。俺と一緒にだ
俺も自分ではきずかなかったが、口元がニヤついていたらしい
階段を使い上へと上がり、少年が扉を開けた。光を俺を囲いだし、とてもいい気分だった……
おまけ
「え!? 魔法使えないの!?」
「だって日本人だもん! 仕方ないじゃねぇか!!」
「えぇ~!?!? じゃあ、どうして……う~ん」
「どうした? 俺と友達止めたくなっ「ううん!! なら、一緒に頑張ろ」…わぁったよ」