不死身の不死物語   作:貧弱戦士

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参 ???と???

ここにきて、すでに一年経とうとしている。時期は冬に入り、すでに来年を迎えようと村は大騒ぎだ

 

村のバカ共は騒ぎ、飾り、宴を始めている様子もある。そんな中に、俺とネギも交じっている

 

一言と言えば、俺はその状況が楽しかった。こんな俺でも、まるで無我夢中に騒いで楽しめるなど

 

一日、一日俺の脳内に焼付かれる。笑った瞬間、悲しんだ瞬間、迷った瞬間が俺の想いでとなる

 

例えばこないだはこういう話があった。それはネギが風邪で倒れ込んだ日だった。丁度ネカネが帰ってきた頃だった日に、ネギは風邪になりネカネのお父さんにお世話になった

 

ネギは寝ていながらも、こう言った

 

 

 

『お父さん………』

 

 

 

鮮明に覚えている。ネギの頭の中ではそれが一杯なのであろう

 

ネカネから聞いた話によれば、ネギは自分が危険になればきっと『ヒーロー』のように助けてくれると言っていた

 

その事を伝え終えた瞬間、ネカネは俺の頬に一発入れた。ビンタではなく、まるで鍛錬されているような鉄のような感触……パンチだった

 

久しぶりに感じた痛みだ。それに思い。辛い。俺は揺らぎだしていた

 

それから数日が経ち、ネギの体調も良くなりだした。そして…

 

 

 

『右京さん、ごめんなさい』

 

 

 

小さな子が、俺に向かって深々と謝った。確かに血縁者なら、この場は心配かけてと、説教とかするだろう

 

けれど、俺は何も言えなかった。何故なら

 

『ネギが正しいからだ』

 

なんでお前が謝るんだ? お前は何一著前に頭下げてんだ? ふざけんなよ、おい。お前は悪くない。お前はまだ子供だ……我が侭だっていいんだぞ? だから、俺に謝らないでくれ…!

 

ふと、脳裏にそれを思い込んでしまった。俺は思った…なんでこんな奴が、こんな思いしなくちゃいけねぇんだ

 

 

 

『………へ! なに謝ってんだ。それよか、早く魔法特訓始めようぜ!』

 

『う、うん!』

 

 

 

俺は今のネギとは向き合えなかった……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁはぁ…。よぉし、やっと見つけたぜ宝石ちゃん」

 

 

 

森の中で俺はズタボロになりながらも、あるものを握った。それはとても綺麗な宝石で、まるで国宝と言える美しさだ

 

けどこの宝石はただの宝石ではない。『魔宝石』と呼ばれている代物で、この世界では滅多に見れない物らしい

 

爺…もとい、スタンから聞いた話ではこの辺で強い魔力を感じたらしく、もしかしたらと言っていた。まぁ、それで探すなんて、俺も物好きだな

 

俺はその魔宝石を懐にしまい、来た道を辿り走る。ここまで来るのに三日三晩かかったから、結構なタイムロス

 

帰るのなら、二時間あれば平気だ。そう思い、帰った後の想像をしてしまう

 

 

 

「ネギ喜ぶぞ~? なんせ、こんな綺麗な魔宝石だからな」

 

 

 

目的は、ネギにあげるためであった。最近のネギは微妙にぼけ~っとしており、正直不安である

 

そんなため、召喚獣である俺がネギを喜ばせようとここまで来たってわけよ。いや~、魔力とか感じないから大変だったぜ

 

 

 

「それにしても、この石赤過ぎじゃないか? まるでネギの髪の色みてぇだな」

 

 

 

と、俺は誰もない森の中で独り言を言う。さぁ、もうすぐ村に着く。二時間かかると思ったら、早く付いてしまった

 

目の前には出口が見え、光が差し込む。ここを抜ければ、あとは渡すだけだ。気づかず内に、また足先が早くなる

 

 

 

「さぁ、つい『ドォォオオオオオオオンン!!!!!!!!』」

 

 

 

 

 

突然の爆音が、俺の耳に入ってきた。突然の爆発が、俺の視界に入ってきた

 

そして――――

 

 

 

『コロセ!! コロセ!!』

 

『キャハハハハハハ!』

 

『ジャマダ!!』

 

 

 

聞きなれない声、異形の形が村を包み込んでいた

 

 

 

「―――――ッ!? ネギ!? みんな!?」

 

 

 

目の前の光景を疑っていたが、そんなのは考えなくすぐさま村に入った

 

すでに家や畑もやかれ、周りは火の海と化していた。俺は異形な奴らを無視し、すぐさまネギと村の奴らを探した

 

 

 

「おい! 何処に居るんだ!! 俺だ、右京だ!! 返事してくれよ!!!! スタン、ネギ!!! みんな!!!」

 

 

 

誰も応答してくれない。聞こえるのは、奴らの声と燃え盛る炎の音だけであった

 

 

 

「おい!! 頼むか『ドスッ』がっ…!?」

 

『コロス!!! コロス!!!』

 

 

 

突然背後から刺された。簡単だ、異形の奴らだ。奴らの大きな鋭い指が、俺の腹を貫通したのだ

 

息が出来ない、口から鉄の味がする…。くそっ!!!

 

悔やむことしか出来ない

 

 

 

『オイオイ、オレタチハコロスンジャナクテ、イシニスルヤクソクダロ?』

 

『コロス!!!! コロス!!!!』

 

『タクヨ…。マァ、イッピキグライイイカ。キャハハハハハ!!!』

 

『イシニサレルヨリカハ、マシダロ? コンナヤツラニナンナクテヨォ!!』

 

 

 

顔を上げた瞬間、俺の顔はどうなったかは知らないが言葉では表せないだろう

 

何故ならそこには…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

         

 

 

 

 

 

 

 

 

 

              石にされた村人たちが居たからだ

 

バカ騒ぎした奴もいる、小さな子供も居る、泣いている奴もいた……。すでに俺は全員と知り合っていた

 

全員まるでアホみたいに石にされてるわ…はは、なんだよこれ? なにが面白んだよ

 

 

 

『ドクン!』

 

『ン、マダコイツイキテル!!!』

 

『シブトイヤツダ……オイ』

 

 

 

あぁ、なんだろうなこの感じ。ネギと会った時や、爺と戦った時と同じだが、同じではない

 

頬から冷たい何かが感じる。それはだんだんと下に行き、ポタンと落ちた

 

 

 

『グシャッ!!!!!』

 

 

 

上から巨大な圧力がかかり、押しつぶされた。それで俺は……

 

 

 

『シンダ、シンダ』

 

『ンジャイクゾ』

 

 

 

死んでしまった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それがどうした」

 

『『『ッ!?』』』

 

「久しぶりだ、この感じ…。死んで『生き返る』のは」

 

『アイツ……コロシタハズジャ』

 

 

 

化け物どもが驚いている。けど、それがどうした

 

死んだ瞬間、俺は炎に包めれそこからまるで『不死鳥』のように蘇った。負傷した部分が、俺の炎を纏い癒している

 

 

 

『キサマ、マサカアクマダナ!? フェニックスカ!?!』

 

『ダガ、フェニックスハアオイホノオデハ』

 

『シカシ、イマノサイセイハ『ドォン』アァァァァァアアアアアアアア!!!!』

 

「俺の炎は『聖火』だ。同類にすんじゃねぇよ」

 

 

 

一匹の化け物に向けて、火を放った。小さな光る火は、奴の体に纏い大きな炎と化した

 

そして跡形もなく、消え去った

 

 

 

『キ、キサマァァァァァアアアアア!!!!!』

 

『コロス!!!!!!!!!』

 

「二人居れば俺を倒せると……。それがどうした」

 

『ボォン!!!!』

 

『『ッッッ!!!!!!』』

 

 

 

両手を奴らに向けて、今度は手に平から炎を吹いた。最初から全身包み込み、悲鳴をさせず消え去る

 

早くネギを探さねば……

 

 

 

「ウィ、エクセレンツッ。さすがは我と同類の男」

 

 

 

炎の中から、蒼いローブを着た人物が現れた。顔も見えず、手を叩いて拍手をしているようだ

 

………………こいつと出会うのは、俺の最大最悪の事態であったのは、気づくには遅かった




オリキャラ募集します!
例 
名前 千鳥 右京
性別 男
一人称 俺
好きなもの 優しい人 ネギ
嫌いなもの 水 敵対者
一言 『召喚獣って……思う?』


『プラクテビギナル 『火よ灯れ』』ver着火マン

初心な子供達に見せる、イカサマ魔法。魔法棒と思わせて、着火マンを使う
そして魔法唱えながら、引き金を引き火を灯す
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