エミヤ一家のカルデア生活   作:カヤヒコ

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正月イベントと紅閻魔がとても好みだったので思わず久々に投稿……と思いましたが、中々進まず三ヶ月近くの大遅刻してしまいました。

正月イベントの裏側的な話になりますので、ストーリー知らないとわかりにくいと思います。


紅い2人のおもてなし

       ●   ○   ●

 

 

 

 燃え盛る炎の海を、男は歩いている。

 

 

 

 そこで生者の呼吸は聞こえず、あるのはこの世あらざる者の怨嗟のみ。建物はかつての名残を残すのみで、殆ど崩れ去っていた。地平の果てまで広がる光景は、赤に呑まれた岩肌だけ。

 

 

 男には見慣れたもので、同時にその手で幾度となく作り出してきた光景だった。

 

 

 人々の空想から生まれ、暴力と嘆きを糧に現世へ現れる異界。即ち、地獄である。

 

 

 

 「驚きまちた。よもやこの短期間でここまで来るとは」

 

 

 ボロボロの石柱の上に、軽やかに降り立つ影がひとつ。その身に似合わぬ太刀を腰に差した少女が、眼下の男を見て目を丸くしていた。

 

 

 鍛え抜かれた男の観察眼は告げる。その気になれば、あの刃は自分の首を容易く落とせると。地獄にて鍛え上げられたその神速の居合は、彼の知る剣豪達にも劣らない。

 

 

「ですがここまででち。ここから先は今のお前様では耐えられまちぇん。少なくとも一度身体を休めるべきでち」

 

 区切りを付けるように、少女は太刀の鍔を鳴らした。

 

 少女の言葉は正しい。男の様子は、一言で言って満身創痍。外套は最早ボロ布であり、その身に傷がない箇所を探す方が困難だ。

 

 

「済まないが、その言葉には従えない」

 

「何故でちか」

 

「時間が無いからだ。貴女もそれは解っているだろう?」

 

「……」

 

「それに一応、大所帯の代表を任された身なのでね。教え子もいる手前、無様な姿は見せられまい」

 

 

 だが、それがどうしたというのだろう。男にとってこの程度は日常茶飯事。その先に誰かの笑顔があるのなら、どれだけの苦難を前にしても退くことなどありえないのだから。

 

 

「……呆れまちた。お前さま、筋金入りの頑固者でちね」

 

 見上げる瞳に灯る光を見て、少女はため息をついた。腰を落とし、鞘から太刀を抜き放つ。

 

 

 変化はすぐに訪れた。地を這っていた炎が突如として勢いを増して噴き上がり、その形を変える。骸骨、蛇、あるいは鬼。化生に周囲を囲まれた男は、慣れ親しんだ二刀を手にした。

 

 

 張り詰めていく空気。飴色に輝く刃を突きつけ、地獄の支配者は高らかに宣言する。

 

 

「これよりヘルズキッチン第六コース『焦熱地獄』を始めるでち!! 料理に欠かせない火の扱い、その深奥を掴んで見せなちゃい!!」

 

 

「精々拝見させてもらうとしよう。その間に(レシピを)あと二つは貰っていく……!」

 

 

 

 

       ●   ○   ●

 

 

 鍋から装った味噌汁を口に含み、舌で転がすようにして味と香りを確かめる。数秒後、割烹着姿の少女――――紅閻魔は頷いた。

 

 

「合格でち。これならお客様にお出ししても問題ないでちよ、エミヤ様」

 

「了解した、女将殿。配膳の準備をしよう。ああ、今朝入ってきた山菜は煮物用と漬物用に分けてあるから後で確認しておいてもらいたい」

 

 

 手早く食材の仕込みを終えると、エミヤは戸棚から出した器を並べていく。

 

 

 

 

 

 ノウム・カルデアに再召喚され、以前と変わらず台所を任されることとなったエミヤはある日、こんな声を耳にした。

 

 

『エミヤの飯はおいしいけど、ちょっと飽きてきたよな』

 

 声の主も聞かせるつもりはなかったのだろう、ちょっとした不満。いかにエミヤが三ツ星シェフもかくやという腕前であろうと、三年近く料理を作り続けていればレパートリーにも限界が見えてくるし、食べる側の舌も慣れてくる。

 

 だがそれが、エミヤの料理人としてのプライドに火を点けた。

 

 自分は何を驕っていたのだろう。ただ今の技量で最大限美味しく作ることだけを考えて、腕そのものを向上させることを怠っていた。更なる苦難に立ち向かうマスターとマシュ達の憩いになるべく、レベルアップが必要な時がやって来たのだ。

 

別の時空に召喚された自分が知れば突っ込みが入ったに違いない。すっかりカルデアに馴染んだ守護者であった。

 

 そんなことを考えていた矢先に転がり込んできた閻魔亭再興とその女主人の話を聞いて、エミヤはすぐさま行動に移した。厨房で紅閻魔を手伝う傍らでヘルズキッチンで腕を磨く日々を送ること一週間。今では姉弟子の玉藻達を差し置いて、副料理長の地位を確立していた。

 

 

 時折襲い掛かってくる食材を撃退しつつ、つつがなく調理を進めていく。宿泊客全員分の朝食の配膳に出して、エミヤはようやく手を止めた。

 

 

「さて、女将殿は休憩に入ってくれ。私は昼餉の下準備をしておこう」

 

「待つでち。エミヤ様こそいい加減休みなちゃい。朝一のヘルズキッチンが終わってから働きずくめでちよ」

 

「昼食を作り終えたら休ませてもらうさ。昨夜休息は十分取っているし問題は」

 

「昨日の夜、雀が部屋の机に向かっているお前様を目撃しているでち。大方、これまでの教えを纏めていまちたね?」

 

「!!」

 

「勤勉なのは結構でちが、それで無理をすれば元も子もないのでち。閻魔亭を預かる身として、集中力を欠いた料理人を厨房に入れるわけにはいきまちぇん」

 

「・・・女将殿こそ働きすぎだ。ヘルズキッチンの準備で昨夜から休んでいないのでは?」

 

「あ、あちきはいいのでちゅ。いわば経営者なのですから、従業員のように休息を義務付けられてはいまちぇん」

 

「上に倒れられて迷惑を被るのは下なのだがね。特に女将殿の替えは利かないんだ。むしろ本来なら普段より余裕を持って、下の者に指示を出すくらいでいてもらわなければな」

 

「ここで雇われているならまだちも、お手伝いにそこまではさせられまちぇん!」

 

「一料理人と閻魔亭全体の責任者、調子を崩してしまったら困るのはどちら考えるまでもない。女将殿が先に――」

 

「いや、お前様が先に――」

 

 

 

 

「あーもう埒が明かねえです! お二人揃ってさっさと休憩に入ってください! 片付けは私とそこの猫っぽいパチモンで何とかなりますので!」

 

 

 最終的に玉藻に追い出された挙句呪術で扉を閉められた二人は、仕方なく休憩室に向かうのであった。

 

 

 

 

       ○   ●   ○

 

 

 客室と同じく和室の休憩室で、エミヤと紅閻魔は茶を啜る。

 

 

「しかし、かれこれ一週間でちか。最初はどうなることかと思いまちたが、皆様のお陰で軌道に乗りつつありまちね。エミヤ様にも本当に助かっているのでち」

 

「礼には及ばないさ。ここでの生活は新鮮だし、貴女ほどの料理人の下で腕を磨ける環境はありがたい」

 

「元々十分な腕前でちたよ。どこで培ったのか、ちょっと興味がありまちゅ」

 

「特別なことはしていない。昔虎や竜に食べさせていただけさ」

 

「……比喩でちよね?」

 

「……今となってはそうも言えなくなってきてね。頭の痛い話だが」

 

 遠い目をするエミヤに戦慄する紅閻魔。生前はカルデアのマスターと近い年代に生きていたという話だが、どんな環境で育ったのだろうか。

 

 

 現在閻魔亭では、増えてきた宿泊客に対応するために秒単位の並列作業で調理を進めている。一流の料理人でも音を上げるほどに複雑化した手順と要求される技術の高さに、エミヤはきっちりと付いてきていた。

 

 

 ヘルズキッチンは、料理の腕前だけでは決して卒業出来ない。具体的な指導の前に、まず料理人としての心得を徹底的に叩き込まれる。範囲は生産者とのコネの作り方から生存競争を生き抜く術までやたらと広い。

 

 既にヘルズキッチンを八コース中六つ、立て続けに制覇しており、人外魔境の調理技術をも身に付けつつある。カルデアのマスターとマシュが太鼓判を押していたので期待をしていたが、予想以上の逸材だったと言えるだろう。

 

 (正直、適性があり過ぎるとは思いまちが)

 

 

 紅閻魔ほどの料理人ならば、その料理を通じて作った人間の精神性を読み取ることもできる。そこから感じたエミヤという男の精神のバランスは、些か以上に外――――他人に偏っていた。加えて、交えた刃から伝わってきた彼の信念と、地獄の獄卒としての観察眼。これらを合わせれば、エミヤという男がどのような人生を歩んできたのかを凡そ察することができる。

 

 

 料理の時に見た、完成された基礎と優しい顔。戦いの場で目にした、血の滲むような修練の積み重ねと冷徹な眼差し。

 

 

 誰かに笑顔であって欲しい。そんな想いを抱えたまま、どれだけの血を見てきたのか。いったい何度、理想に裏切られ続けたのか。

 

 

「……エミヤ様は」

 

 他人の事情に踏み入るべきではないとわかっていながら、気付けば口に出していた。

 

 だって、どうしても重なる。かつて自分を助けてくれたおじいさん。他者の幸福を望み、自分の富を分け与え、法螺話を聞かせて村人に夢を見せ――――なのに最期まで、変わり者として誰にも寄り添ってもらえなかった恩人と。

 

 

「やれやれ。こんな無骨な男に、そのような顔をするのはやめてもらいたい」

 

「……え?」

 

「その顔を見れば、何を言いたいかは察しがつく。カルデアで『英霊エミヤ()』を知った者の内、何人かはそんな表情だったよ」

 

 顔を上げれば、苦笑する男の顔。そんな風に接してもらう資格はないのだと言うように。

 

 

「幸福の中にいると、叫び出しそうになった。見知らぬ誰かが傷ついているという事実に、身が焼かれるような思いだった。私は悪と呼ばれた者達を討ち続け、最期には彼らと同じになった。……当然の帰結だよ。自身の欲望を満たすために他者を傷つける人間を、悪と言わずに何という」

 

 

 私は我慢出来なかったんだ、と。世間話のような軽さで締めくくり、エミヤは席を立った。

 

 

「守護者として世界に縛られた身だ。まず有り得ないだろうが、あの世(そちら)に行くことがあったなら、遠慮なく地獄に叩き落として貰いたい」

 

「あ……」

 

 そのまま、彼の背中は廊下に消えていく。

 

 

 とある相談事について彼から話を聞いておきたかったのだが、あの様子では攻め方を変える必要があるだろう。

 

 

「ちょっと、皆様に協力してもらいまちょうか」

 

 

 

 

 

 数日後、エミヤは困惑していた。

 

 

 元々ゴルドルフ所長が閻魔亭の賽銭箱を開けてしまったことに起因する閻魔亭の奉公は、マスター達が閻魔亭が寂れた原因を突き止めたことにより意外な展開を見せていた。事のあらましを聞いたエミヤは、秘密裏に動くマスター達に紅閻魔の目を引き付けるように頼まれていたのだが、

 

 

「女将殿、これは一体?」

 

 お昼のピークを過ぎた後、エミヤは話がしたいと言って紅閻魔を休憩室に呼び出した。適当に料理の話題で時間を稼ぐつもりで休憩室に入ってみれば、そこには別風景が広がっていた。

 

 

 「雀のお宿にようこそ、エミヤ様」

 

 背の高い森の中にポツンと佇む純和風の屋敷の前で、紅閻魔はそう告げる。

 

「実はマシュ達から、エミヤ様はカルデアでも働きづくめだと相談を受けてまちて。これまでのお礼も兼ねて、一度あちきからおもてなしをさせていただきたいのでちよ」

 

――――マスター、謀ったな……!

 

 エミヤの性格から、自分たちが素直に礼を申し出ても遠慮される可能性が高いと踏んだのだろう。マスターはこの状況を利用して、紅閻魔に宝探しのことを伏せた上で準備してもらっていたのだ。

 

 

 雀も連れて完全おもてなし体制の紅閻魔には流石にエミヤも断れず。彼女の気を惹かねばならないので大人しく席に着く他ない。中々逞しくなったものだと、エミヤは内心で苦笑した。

 

 

 居間に通され腰を下ろすと、紅閻魔はそこに料理を運んで来た。鮎の塩焼きと猪肉の煮物が中心で、どれも出来立ての良い香りが鼻腔をくすぐる。色合いも鮮やかで目を楽しませるが、そこでエミヤは違和感を抱いた。

 

 一見芸術品のように整えられた品々だが、よく見れば細かい部分に粗が見て取れるのだ。不揃いに切られた胡瓜の漬物や、若干の焦げが残る鮎の塩焼き。別に気にはしないが、僅かの間でも共に厨房に立っていた者として、紅閻魔がこのようなミスをするとは思えない。

 

 

「最初はあちきの出来る限りの腕を振るおうかと考えていまちたが、エミヤ様にはこちらが良いでちょう」

 

 どこからともなく取り出した葛籠を軽く叩くと、中から花束が飛び出してきた。生花ではなく折り紙で作られたもので、花の部分にメッセージが書き込まれている。

 

『いつも美味な食事を作ってくれる貴方に改めて感謝を、アーチャー。久方ぶりの狩りでしたので、獲物が過度に傷ついてなければよいのですが』

 

『今度はオコノミヤキとやらを所望するニャ。あ、でもゴハンの上に載せたりするのはやな予感するからカンベンな!』

 

 

「…………まさか」

 

 1つでは終わらず、次々と葛籠から飛び出してくる花束。そこに記されたメッセージの数々。カルデアを支え続けた男への感謝の言葉が咲き乱れる。

 

 

 

「猪肉はアルトリア様。山菜はシトナイ様とアイリスフィール様。そこの鮎はクーフーリン様。下拵えにはイリヤ様にクロエ様、そしてパールヴァティー様。イシュタル様とジャガーマン様――――はむしろ邪魔でちたね。まあ、他にもお前様のことを話したら、皆協力してくれまちたよ」

 

 慕われているのでちね、と説明を終えた紅閻魔は朗らかに笑っていた。

 

 

「はは……。全く、他にやることがいくらでもあるだろうに」

 

「そういうことを言うものではありまちぇん。皆お前様に感謝しているのでちから、素直に受け取りなちゃい」

 

 人々を救いながら、何も求めなかった生前。その果てに誰にも理解されないまま最期を迎えたことに後悔はない。

 

 でも。だけど。

 

 エミヤが誰かを助けたかったのと同じように、エミヤを助けてあげたかった誰かもきっといたはずなのだ。

 

 

 情けは人の為ならず。当たり前のお返しこそが、雀の女将が選んだおもてなしだった。

 

 

「……いただきます」

 

「はい、召し上がれ」

 

 心を込めて手を合わせ、温かな料理を口に運ぶ。

 

 

 ――――最早霞んで思い出せなくなった遠い記憶。置き去りにしたあの家の日々が、少しだけ懐かしくなった。

 

 

 

 

 

 

 

 最後に、ちょっとした裏話を。

 

 

 閻魔亭奉公最後の日。エミヤは閻魔亭を離れ、外れにある背の高い丘の上にいた。鷹の目で辺り一帯を睥睨していると、背後から待ち人の気配を感じ取る。

 

「いいのかね? 大捕り物も佳境だが」

 

「私の役目は既に終わったからね。必要以上に見せ場を奪わないのも良い男の条件というものさ」

 

 鮮やかな金の髪を揺らし、待ち人――フィン・マックールは優雅な笑みを浮かべた。

 

 

 風に乗って激しい戦闘音が聞こえてくる。閻魔亭の天守では今頃、紅閻魔とマスタ―達がこの騒動に幕を引こうとしているはずだ。彼らならばしくじることはあり得ないだろう。

 

「万が一の備えも無事不要に終わった。後はタイミングを見計らって迎えに行くだけさ」

 

「それについてだが、本当にいるのか?」

 

「前に『視た』時はそれほど遠くなかったはずだ」

 

 

 そう、万が一。追い詰められた怪異が、悪足搔きとして賽銭箱ではなく紅閻魔の大切なモノを狙う可能性を二人は危惧していたのだ。

 

 この物語において探偵役だったフィンと、端役に過ぎなかったエミヤ。そんな二人だからこそ、舞台の外で出来ることがある。

 

 

「これを渡しておく」

 

 

 投影魔術で作り出されたのは、宝石を埋め込んだ木彫りの短剣だった。感じ取れる魔力は僅かなもので、宝具はおろか礼装と呼べるかも怪しい代物だ。

 

 

「ふむ、それは?」

 

「帰郷を祈るお守りのようなものだ。これを女将に、対になるものを何匹かの魔猿に持たせてある。少なくとも一つくらいは主の手元に渡っているだろう」

 

「……往く人と待ち人が持つことで縁を結ぶ、ということか。これは良い標になりそうだ」

 

 

 受け取った短剣を片手に、フィンは魔術を行使する。眼前の景色が水彩画のように滲み、溶け落ちていく。

 

 

 背を向けたまま、フィンは問うてきた。

 

「しかしまあ、今回は随分と彼女に肩入れするじゃないか。ああいう健気な子も好みだったりするのかい?」

 

「色々と誤解を招きそうなことを口にするのはやめてもらおうか。君のように節操なく女性を口説きはしないし、そもそもそういった事情ではない」

 

「それにしては積極的だろう。元々君は面倒見がよいが、普段はもう少し線を引いている」

 

 

 フィンの指摘を否定しきれず、押し黙るエミヤ。

 

 もてなしてくれた紅閻魔へのお返しというのも勿論ある。だがそれ以上に、蘇った記憶と紅閻魔が重なり、どうしても放っておけなかったのだ。

 

 

 

 海を越えて戦いに明け暮れていた日々。遠く離れた地で戦う自分を、『あの人』はどんな思いで待っていたのだろう。

 

 

「……どこにいるかも知れない相手を待ち続けるというのは、中々に堪え難いと思うだけさ」

 

「……そうか」

 

「それに古来より、日本のおとぎ話はある言葉で締めくくられると相場が決まっているのだよ」

 

 

 

 魔術によって空間に開いた大穴。その先では、瘤のついた老人が目を丸くして立っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

「めでたしめでたし、とね」




最後の裏話は、Twitterに上がっていた「ラスボス戦でフィンがサポートキャラにいなかった理由」の考察を参考にしました。万が一の備えのために、フィンがある程度事情を知っているエミヤに協力を頼んだ形です。

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