ブレイブソウルプリキュア   作:MIXEVOL

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勇城市に迫るミサイルに対し、グランガードはどうするか。


序章その2 プリキュアとグランガードその7

序章その2 プリキュアとグランガードその7

 

グランガードによってミサイルの迎撃に成功した。

だが、迎撃されたミサイルと別のミサイルは勇城市にある学校、勇城学園の上空に来ていた。

 

玲央「なんで、ミサイルがここに来てるの?」

 

陽菜「ミサイルはみんな迎撃した筈なのに………」

 

玲央達は迎撃されたミサイルが、この勇城学園の上空に来た事に愕然としていた。

 

まどか「こんな所にミサイルが来ては、手も足もでない」

 

かなみ「迎撃を掻い潜って、こんな所に来るなんて………」

 

佳子「なんて陰湿!其処までしてこの学園!いや、この街を破壊したいのですか!?」

 

まどか達は、突如現れたミサイルを見て憤る。

 

葵「こうなっては、阻止なんて無理よ。しかも、避難させる時間も無いわ!」

 

ほむら「撃った奴、どこまで腐ってやがる!けど、俺に何が出来る!」

 

葵とほむらは自身の無力さに苛立ちを抱いていた。そんな中、瑞穂は

 

瑞穂「これで、この学園も終わりよ。こんな街など破壊すればいいんだ。これは罰だから」

 

まるでミサイルが降るのは当然だと言うくらい、歪んだ笑みを浮かんでいた。

しかし、それを許さない人物が居た。

 

松田「不謹慎だぜお嬢ちゃん!」

 

そう、松田が来ていたのだ。そして

 

松田「そんな物騒な物は止めてもらう!」

 

松田は、地面に映るミサイルの影に向けて、クナイを投げた。そして、影がクナイに当たった事で、ミサイルに異変が起きる。それは

 

玲央「ミサイルが止まった!?」

 

陽菜「どうして」

 

ミサイルが止まったのだ。

 

松田「お嬢ちゃん達、これは忍者の使う技の一つ、影ぬいだ。これを受けた物は、動きが止まるのさ。本来は対象物の影に暗示をかける事でその対象物を動けなくする術だが、俺のは色んな技術を合わせた特別の技術だ!!」

 

松田は玲央達に今起きた事を説明する。

 

まどか(さすがはグランガード諜報部主任、松田圭一郎ね)

 

かなみ(忍者の家系は伊達では無いね)

 

佳子(松田さんだけではなく、グランガードの所属人物はどれもただ者ではありませんからね)

 

まどか達が松田の術を見て驚くが、松田は油断はしなかった。

 

松田「とは言え、此だけの物量じゃ、あまり持たないだろうな………だが、これで十分だ」

 

松田は有ることを確信していた。それは

 

────

 

グランガード 司令室

 

時村「ミサイルの動き、止まりました。ですが、それは一時的で、一分後、再度動きます」

 

時村はミサイルの状況を伝える

 

香川「一分か、それなら十分間に合うな」

 

時村「どうしてですか?」

 

時村の質問に対し、冴島が答える。

 

冴島「時村、レーダーの反応を見ろ」

 

時村「レーダーですか」

 

時村は自身のレーダーを見てみた。それは

 

時村「勇城学園の近くに別の反応!?これは!?」

 

香川「もう来てるぜ。レーヴェがな」

 

時村「何故レーヴェが!?」

 

冴島「レーヴェにとって、勇城学園は重大な場所だ。放置するはずがない」

 

冴島はレーヴェが此処に現れると言う確信を持っていた。

 

菅沼(キュアレーヴェ、いや天海リオンは勇城学園のOGだ。母校の危機を放置する筈がない)

 

菅沼は心の中で呟く。

 

香川「当然だな。この学園はプリキュアにとっては必要な場所だ。それより、これでミサイルの問題は大丈夫だな。次の手を打つぞ」

 

香川はレーヴェが来た事で、勇城学園は大丈夫と確信した。そして、次の手を打つ

 

香坂「俺の発明品の出番だな」

 

香川「その通りだ。準備は済んでるだろ」

 

香坂「当然だ。それとイレーザーバレットも搭載済みだ」

 

香坂が準備を済んだ事を言うと、香川は次の指示を言う。

 

香川「なら、ミサイルが迎撃した後、レーヴェに連絡をしておけ」

 

時村「了解です。すぐに伝えます」

 

香川「菅沼、プリキュアたちの方は?」

 

菅沼「プリキュアの方は優勢です。プリキュア達の合体攻撃が通じているおかげで、まもなく撃破します。ですが、戦艦型兵器も大破状態とは言え。まだ抵抗をしています。そして、何よりも」

 

香川「何よりも」

 

菅沼「動力炉のダメージが限界を迎えており、相討ち狙いでプリキュアを倒そうと目論んでいます」

 

香川「相討ち狙いか………となると、急いで済まさないとまずい事になるな」

 

菅沼はプリキュアの方は優勢だが、何かをしでかす可能性があると言及した。それを見て香川はある不安を抱く。

 

冴島「香川司令、移動手段に不安を抱いてますね」

 

香川「ああ、レーヴェはテレポートが使えんからな」

 

香川の不安に対し、香坂が有ることを言う。

 

香坂「心配は無用だ。既に用意済みだ」

 

すると香坂は、モニターにあるものを見せる。

 

冴島「これは、サブフライトユニットか!?」

 

それはスペースシャトルの翼を独立したような物が映っていた。

 

香坂「その通り。このユニットを使って、レーヴェを元の戦場に戻るようにするんだ」

 

香川「なるほど、此を射出して、戦闘フィールドのある場所に行かすのだな」

 

香坂「その通りだ」

 

そう、香坂はサブフライトユニットのようなもので、レーヴェを戦闘フィールドのある場所へ行かせるのだ。

 

香川「そうか、じゃあレーヴェがミサイルを止めたら、直ぐに配備しろ」

 

香坂「了解だ、すぐに用意する」

 

そういうと香坂はそのサブフライトユニットの配備準備にとりかかる。

 

 

香川「これで大丈夫だな」

 

────

 

松田の影縫いで、止まっていたミサイル。しかし、そのミサイルの束縛は時間がたった事で解除された。

 

松田「ミサイルは意志が無いせいで効果が薄いか………」

 

そして、そのミサイルは再度勇城学園の校庭に向けて降下する。

 

玲央「せっかく止めたのに、また動くなんて………」

 

ミサイルが再度動いた事に項垂れる玲央。それを他所に瑞穂は

 

瑞穂「無駄な足掻きよ」

 

他人事のように、ミサイルが落下するのをただ見ていた。しかし

 

???「そうは行かない!」

 

そのミサイルの前には戦闘フィールドにいるはずのキュアレーヴェが現れ、右手にはブレイブドライバーを装備している。

 

松田「いいタイミングで来たなレーヴェ」

 

レーヴェ「私が通っていた勇城学園に悪意が来るのを知ってるわ。なら、その悪意を消してやるわ!」

 

するとブレイブドライバーにあるプラスドライバー部分が回転する。ただし、さっきとは違い、逆に回っている。すると、ブレイブドライバーの先端部を中心に、湾曲空間が発生する。それに触れたミサイルはと言うと

玲央「ミサイルが、空間に縫い付けられて、動かなくなった!?」

 

そう、空間を縫い付けられた事でミサイルは完全に動かなくなったのだ。

 

瑞穂「嘘でしょ………」

 

空間に縫い付けられて動けなくなったミサイルを見て愕然とする瑞穂。

 

レーヴェ「更にもう一発!!」

 

レーヴェの右手にある金色のリング状のパーツが輝き、そのリングは大きくなる。さらに右手に獅子の闘気が纏う。そして、レーヴェは技を放つ。

 

レーヴェ「プリキュア・レオンマグナム!」

 

そのリングを付加した獅子の闘気の拳が放たれる。それを見た松田は

 

松田「念を入れるか」

 

手元にあるクナイを投擲し、信管がある箇所に当てた。それにより爆発しても、規模が小さくなるのだ。そして、獅子の闘気の拳はミサイルを貫通し、爆発した。しかし、レーヴェはまだ手を打つ。

 

レーヴェ「更に」

 

今度は左手にある金色のリング状のパーツが輝き、そのリングが大きくなる。其処から左手に防御フィールドを張る。

 

レーヴェ「プリキュア・レオンシールド!」

 

その防御フィールドによりミサイルの爆風は防がれ、勇城学園へ被害はなくなった。それを見た瑞穂は

 

瑞穂「結局、止められるなんて………」

 

悔しさを噛み締めるような表情を抱いた。それを見たレーヴェが強く言う。

レーヴェ「例え不可能でも可能にする人間の力をなめるな!!何があったが知らんが、人を見下すな!!」

 

瑞穂「くっ!?」

 

レーヴェの言葉を聞いて唖然とする瑞穂。そこに玲央がレーヴェの近くに来る。

玲央「キュアレーヴェ、助けてくれてありがとうございます」

 

玲央はレーヴェに礼をする。それに対し、レーヴェは優しい声で言う。

 

レーヴェ「人々を守るのは当然の事よ。人間である以上はね。それより、貴方は外に出た子供をすぐに説得できたようね」

 

玲央「何故、知ってるのですか?」

 

レーヴェ「私は、この学園のOGよ。学園に居る生徒達の事は知ってるわ」

 

玲央「すごいですね」

 

レーヴェ「そうかしら?私的にはまだまだな所もあるし」

 

玲央はレーヴェの振る舞いに親近感を覚えていた。

 

玲央「それでもです。僕は、いつかキュアレーヴェのようなヒーローになりたいです」

 

レーヴェ「この場合はヒロインよ………」

 

玲央「解ってます」

玲央「今は無理だけど、何時かはレーヴェと共に戦いたいんです。守られる存在ではなく、人々を護る存在として」

 

玲央の話を聞いて、レーヴェは返答する。

 

レーヴェ「星川玲央、貴方の意志よくわかったわ。その思いを決して忘れないで」

 

玲央「はい」

 

レーヴェ「それと、ミサイルは止んだけど油断はしないで。戦いはまだ終わってないわ。今は避難場所に戻りなさい」

 

玲央「わかりました」

 

レーヴェの話に対し、玲央は答える。

 

玲央「避難場所でレーヴェ達の勝利を信じてますから」

 

そう言うと、玲央は避難場所へ戻る。それを見たレーヴェは

 

レーヴェ(ああいう真っ直ぐな子は滅多に居ないわ。世界にはああ言うヒーローが必要かも知れないわ)

 

それを見届けた後、空へ飛んだ。レーヴェが行った後、松田は外に居る陽菜達に声をかける。

 

松田「お前達も、避難場所へ戻ってくれ。後は俺達に任せてくれ」

 

陽菜「そうだね。じゃあ、戻ります」

 

ほむら「結局、杞憂だったな」

 

葵「ええ」

 

陽菜達も避難場所へ戻った。そして

 

佳子「瑞穂、あんたも戻りなさい」

 

まどか「貴方は、人に迷惑をかけすぎです」

 

かなみ「そうよ。貴方は協調を覚えるべきよ」

 

瑞穂「………」

 

佳子達は瑞穂を無理やり避難場所へ連れていった。

 

松田「これで、勇城市は大丈夫だな」

 

────

 

グランガード 司令室

 

菅沼「勇城学園に飛来したミサイルは全て撃墜に成功。被害は一切ありません!」

 

香川「流石はレーヴェだな。後は戦艦型兵器への決着だな。香坂、準備は済んだな」

 

菅沼の報告を聞いた香川は、勇城市における被害は無いと安心した。そして香坂に、準備は済ませたのかを確認する。

 

香坂「バッチリだ。イレーザーバレットも搭載済みだ」

 

冴島「そして、発射方向も確認したな」

 

香坂「勿論だ。行き先は戦艦型兵器が居る戦闘フィールドだ。射角、方向も誤差もなく合わせておいた」

 

香川「後は、その場所にレーヴェを誘導するだけだ。時村、レーヴェに連絡を」

 

時村「了解しました」

 

時村はレーヴェに連絡をする。

────

 

勇城市 上空

 

レーヴェ「ミサイルはこれで来ないな。後はブラック達が居る戦闘フィールドに戻るだけだ。だがどうやってやって戻るか」

 

勇城市上空を飛んでいるレーヴェはどうやって元の場所に帰るかを考えていた。そんな時に香川から通信が入る。

 

香川(通信)「聞こえるか、レーヴェ!」

 

レーヴェ「香川司令、何でしょうか?」

 

香川(通信)「プリキュアの居る戦闘フィールドに戻る方法をどうするか悩んでただろ」

 

レーヴェ「ええ。私には、パッションやハニーが使うテレポートがありませんから」

 

レーヴェはテレポート系の技が使えない事を説明した。それに対し、香川はレーヴェに対しある事を言う。

 

香川(通信)「それについては、手は打ってある。まずは勇城港へ向かってくれ」

レーヴェ「勇城港に何があるのですか?」

 

香川(通信)「プリキュアが居る戦闘フィールドに戻れる移動手段がある」

 

レーヴェ「移動手段がある?それは一体?」

 

香川(通信)「それも準備してある。まずは勇城港へ向かってくれ」

 

レーヴェ(勇城港に何かあるのね)

「解りました。そちらへ向かいます」

 

そう言うとレーヴェは勇城港へ向かう。

 

────

 

勇城港

 

レーヴェ「ここに来たけど何があるのかしら?」

 

勇城港に来たレーヴェは港の回りを見回した。すると何かを見つける。

 

レーヴェ「あれはある世界に置いて基地や拠点から戦闘地域に輸送し、時には空戦にも使われる航空機だな」

 

それはスペースシャトルの翼に似た航空機のような物が港に置いていた。それを見つけたレーヴェに通信が入る。

 

香川(通信)「その通りだレーヴェ」

 

レーヴェ「香川司令、こういうのも用意したのですか?」

 

香川(通信)「ああ、所謂こんなものがあろうか系のマシンだ。レーヴェ、こいつに乗って、プリキュアが居る戦闘フィールドに戻るんだ」

 

レーヴェ「これに乗って戻るのですか?」

 

香川(通信)「その通りだ。香坂整備班長が作ったマシンだ。性能は保証する」

 

レーヴェ「香坂整備班長が作ったマシンですか。これは助かりますね」

 

レーヴェが感心すると、別の通信が入る。

 

冴島(通信)「レーヴェ、用意したのは航空機だけではない」

 

レーヴェ「他にもあるのですか?」

 

冴島(通信)「当然ある。レーヴェが使う技を再現した武器、イレーザーバレットが搭載されている。レーヴェが使うのとは威力が落ちるが、性能は同レベルだ」

 

レーヴェ「何故それを用意したのですか?」

 

冴島(通信)「今、プリキュアの方は、戦艦型兵器に対して有利に戦っている。だが、戦艦型兵器が積んでいる動力炉は、いつ爆発してもおかしくないくらいのダメージを受けている。下手に動力炉を攻撃すれば、戦艦型兵器が大爆発を起こし、爆風によって戦闘フィールド内に居るプリキュアに大ダメージを受ける恐れがある」

 

レーヴェ「それを阻止するために用意したのですね」

 

冴島(通信)「そうだ。状況によってはレーヴェも戦闘に参加するため、イレーザーバレットを使う暇が無いかもしれん。それに備えての保険だ」

 

レーヴェ「なるほど。もしもの備えに用意したのですね」

 

冴島(通信)「ああ、香川司令曰く、戦いは何が起きるから解らんからな」

 

レーヴェ「なるほど」

 

冴島の返答に納得するレーヴェ

 

冴島(通信)「納得したなら、早くサブフライトユニットに乗れ!プリキュアもレーヴェが戻るのを待ってるぞ」

 

レーヴェ「わかったわ」

 

レーヴェが言うと、急いでサブフライトユニットの上に乗った。

 

レーヴェ「これなら、戦闘フィールドにすぐに戻れそうね」

 

香川(通信)「レーヴェ、サブフライトユニットは目的地までは自動に移動する。場合によっては手動で操縦する事もある。臨機応変で使い分けるんだ」

 

レーヴェ「了解したわ。それではレーヴェ、行くわ!」

 

レーヴェが言うとサブフライトユニットは動きだし、更に港に隠していた滑走路を使って離陸した。

 

レーヴェ「勇城市にあるミサイルは全て撃墜した。みんな待ってて」

 

レーヴェが乗せたサブフライトユニットは勇城市から離れ、戦艦型兵器が居る戦闘フィールドに向けて飛んでいった。




次回 戦艦型兵器、壊滅寸前!
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