「ごめんね、ほむらちゃん。 わたし、魔法少女になる」
「まどか、そんな・・・」
まどかの言葉に絶望の色を見せながら手を伸ばすほむら。
「わたし、やっとわかったの。 叶えたい願い事を見つけたの」
ほむらに振り向いてまどかはそう言った。
「だから、そのために・・・この命を使うね」
「やめて・・・」
まどかの言葉に嫌がるほむら。
「それじゃあ・・・・それじゃあわたしはなんのために」
そう言いながら涙を流すほむら。
そんなほむらに近寄るまどかはよりそう。
「ごめん・・・・ほんとうごめん。これまでずっとずっと・・・・ほむらちゃんに守られて望まれてきたから
今のわたしがあるんだと思う。 ほんとうごめん」
手を思わずほむらが握る。
「そんなわたしが・・・やっと見つけ出した答えなの・・・・信じて」
ほむらを見つめて優しくみすえるまどか。
「絶対に今日までのほむらちゃんを無駄にしたりしないから」
「まどか・・・」
ほむらはまどかを見上げる。
そしてゆっくりとまどかは立ち上がる。
「あまたの世界の運命を束ね因果の特異点となった君なら、どんな途方もない希だろうと、叶えられるだろう」
「本当だね」
きゅうべえの言葉に聞き返すまどか。
「さあ、かなめまどか。 その魂を代価にして君は何を願う」
「わたし・・・」
そう言いながら振り向いて深呼吸をするまどか。
「すべての魔女を産まれるまえに浄化して元の魔法少女に戻してあげたい! ソウルジェムなんか使わなくても魔法が使えるようにしてあげたい。 すべての宇宙・過去と未来のすべての魔女をこの手で。
滅びいく地球にいる人たちの世界も浄化して再び人が住めるような世界にしてあげたい!
世界のいろいろなことで苦しむかれらに平和をあたえてあげたい!」
「はぁ・・!?」
きゅうべえは驚いているようだった。
まどかの胸元が突然、ひかり輝く。
「その祈りは・・・・そんな祈りがかなうんだとしたらそれは時間干渉なんてレベルじゃない!
因果律そのものに対する反逆だ! 君は本当に神になるつもりかい」
「神様でもなんでもいい。 今日まで魔女と戦ってきたみんなを希望を信じて魔法少女になったみんなをわたしは泣かせたくない。 最後まで笑顔でいてほしい、戦争や貧困でくるしむみんなにも平和をもとめて戦うみんなにも笑顔でいてほしい。 別の世界で人の命を器にして戦う戦争で涙を流す人をなくしたい、それを邪魔するルールなんて壊して見せる。 変えてみせる! これがわたしの祈り、わたしの願い!
さあ! 叶えてよ! いんきゅべーた!」
目をとじていたが目を見開いてそう叫んだまどか。
その周囲に大量の光がそこらじゅうにほとばしっていく。
そして次の瞬間に桃色につつまれた魔法少女の衣装とかわっていた。
杖のようなのが伸びてバラがひらき、弓になると桃色の矢をつがえて上空へと放つ。
上空と弓からの魔法陣がひろがり、薄暗い雲は晴れて、桃色の矢が降り注ぐ。
倒れて苦しんでいる少女に降り立ち、ソウルジェムと彼女を抱きしめると、彼女は目を閉じた
それはどこにでも現れて少女たちは目をとじていく。
それは切嗣とアイリの方にもあらわれて彼女の中聖杯を手をかざしただけですいだすのと同時に人と同じ寿命にかえた。
「あなたたちの祈りを絶望で終わらたりしない。 あなたたちは誰も呪わない。 たたらない
因果はすべてわたしが受け止めてあげる、だからお願い。 最後まで自分を信じて」
桃色の矢の閃光をうけてワルプルギスの夜が壊れていく。
「もういいんだよ。 もう誰も恨まなくていいの誰も呪わなくていいの」
そう言いながら笑顔で手を差し伸べるまどか。
「そんな姿になるまえに浄化してもとにもどしてあげる。受け止めてあげる」
桃色の光がワルプルギスの夜を包み込んで浄化していく。
その反響がまわりに響く。
ほむらはきづいたくらい空間にいてきゅうべえがその疑問に答える。
まどかの祈りにより、宇宙が変わっていってるのだそうだ。
巨大な渦がまどかの祈りの対価の呪いでありソウルジェムだとキュウベえは答えた。
ひろがるくろい魔女になくほむら。
「ううん、大丈夫。」
ひとすじの光がそこで光かがやく。
使い魔をまどかがなでていた。
「わたしの願いはすべての魔女を浄化すること」
髪がのび、白い衣装に羽が生えたまどか。
「本当にそれがかなったんだとしたら。 わたしだってもう絶望する必要なんてない!」
弓をいぬくと巨大な複数の光の矢が魔女をつらぬいていく。