AM4:00 ファミレス
タクヤ「で、どういうことなんだ。だれなんだこいつは」
宗介「ああ、説明しよう。あれはおれと宗司が走り屋をやめる前…」
ーーーーーーー3年前ーーーーーーー
ギャラリーA「すげええ!見たか?あの黒獅子の走り!」
ギャラリーB「見た見た!いつかおれたちもあんな風に走りたいよな!」
ギャラリーC「ほんとにな!あ、でも夢見はまだ16だからわかんねえか」
夢見「あんな車で早いわけでしょ(・ω・`)うちの親のヴェイロンの方が早いよ」
ギャラリーA「まぁ金持ちにはわかんねえかなぁ〜この速さの次元は」
夢見「なら、その黒獅子って人に会わせてよ(・ω・`)」
ギャラリーB「おれの知り合いに黒獅子と仲いい人いるからその人に頼んで会わせてやるよ!」
1時間後
SKY「別に仲良いってわけじゃないけどな。一緒にバトルしてその後話す仲になっただけで」
ギャラリーB「まあそれでいいから!夢見に会わせてやってくれよ」
SKY「まあいいけどよ。おれはSKYって言うんだ。よろしく」
夢見「よろしくおねがいします(・ω・`)」
SKY「じゃあおれの車に乗りな」
ガチャ バタン
夢見「えっと、この車は?」
SKY「ショップのデモカーで最速のエボ9、ブラックスワンだ。馬力的には360だ」
夢見「360か。それなら父さんのヴェイロンの方が速いや」
SKY「たしかに普通にサーキットで走ればそうかもな」
夢見「どういうこと?」
SKY「峠ではパワーよりバランスの方が大事になることもあるってことさ。それだけのパワーは峠ではつかいこなせない」
夢見「ふーん、そういうものなんだ(・ω・`)」
SKY「まあ、峠も奥が深いってことさ。さ、ついたぜ。黒獅子の所へ」
2人はブラックスワンから降り、色んな車が集まっている中、その中心にいる宗介の元を訪ねた
SKY「よう、宗介」
宗介「SKYさん!こんばんは!今日はどうしたんですか?」
SKY「今日はこいつがお前に会いたいって言っててな」
夢見「夢見って言います。よろしくおねがいします」
宗介「おれは杉田宗介って言うんだ。夢見はまだ未成年か。車に興味があって来たって感じだね」
夢見「友達が峠ってすごいって言うから気になって。峠って何がすごいんですか?」
宗介「わ、わからなかったのか汗」
夢見「うん。ヴェイロンとか高級車がサーキットで走ってる方がすごいから(・ω・`)」
宗介「そうかそうか。なら」
夢見「?」
宗介「おれの助手席に座りな。実際に横から見てみたらいいさ」
宗司「兄貴、TAするか?」
宗介「そうだな、全力で下るか。」
宗司「最速タイムは今のとこ6分4秒だぜ」
宗介「OK!よし!夢見乗りな!」
夢見「何がすごいかわかりますかね(・ω・`)」
宗介「百聞は一見にしかず。まあ乗って横からおれの走りを見てな」
夢見「わかりました」
2人はハチロクに乗り込み、宗介はハチロクを吹かしながら夢見に話しかける
宗介「たぶん走り出したらおれ黙るからあまり喋りかけないでね。そのかわりよく助手席から見ときな」
夢見「あ、はい(・ω・`)」
宗司「それじゃあカウント行きます!」
5、4、3、2、1、GO!!!!!!
ギャアアアア
ハチロクはリアタイヤを空転させないようにしっかりとしたアクセルワークで確実にハチロクを前に押し出していく
夢見(やっぱりヴェイロンの方がすごいじゃん)
そう思っていた夢見だったがコーナーに入った瞬間その思いは吹き飛ばされた
ギャアアアア
コーナーをアウトインアウトの基本のラインで抜けていく宗介。だがガードレールとの隙間はわずか6mm、最短を抜けていく宗介の走りに夢見は驚きを隠せなかった
夢見「す、すごい。コンナのうちのヴェイロンやP1なんかよりすごいかも」
あっという間に前半の勾配がゆるくコーナーが続くセクションを抜けていくハチロク、その走りにいつの間にかギャラリーまで湧いていた
ギャラリーA「今黒獅子がTAしてるんだってよ」
ギャラリーB「まじか!見るしかねえじゃん!」
ギャラリーC「もうすぐここを走り抜けるぞ!」
宗介のハチロクはおそらく柄間峠で一番難しいコーナーに突入する。そのコーナーは入口は広く緩めだが出口では極端に道幅が狭くなり直角に曲がっているコーナーであった。
ギャラリーA「来たぞ!」
ギャアアアア
ギャラリーB「すげええ!!」
ギャラリーC「見たか?出口が直角なのにアクセルワークだけで曲がって行ったぜ!」
ギャラリーA「お、おい。でもお前ら見たか?黒獅子の助手席に乗ってたやつ」
ギャラリーB「んなもん見てねえよ!走りを見ろよ走りを」
ギャラリーA「いや、走りも見てたけど。助手席に夢見が乗ってたぞ」
ギャラリーB「え、」
ギャラリーC「え、」
ギャラリーA&B&C「えええええええ」
ギャアアアア
夢見(なんでこんなに早いの。こんな古臭い車で)
SKY((パワーよりバランスが大事な時もあるんだ))
夢見(SKYさんが言ってたのってこのことなのかな。すごいなぁ〜峠ってめちゃくちゃおもしろいな!)
ゴール付近
仲間A「来たぞ!タイム更新できるか!?」
ガアアアアアア!!!!!!
ピッ
仲間A「6分3秒、1秒も更新した!すげええ!!!!」
よろこぶ仲間を尻目に宗介は夢見と話していた
宗介「どうだった?夢見よ」
夢見「すごかった!たしかに横乗ったらすごいってわかったよ!」
宗介「だろ!確かにお前の言うヴェイロンは早いけどこの峠だと通用しない。峠って言うのはテクニックで相手を抜くこともできるかもしれないんだ。だからおもしれえんだよ」
夢見「おれいま16だけど。18なったら早く免許取ってここに走りに来ますね!」
宗介「ああ、その時は楽しみに待ってるぜ!!」
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
宗介「これが夢見とおれとの出会いさ」
タクヤ「なんだよ、最初は普通にいいやつだったんじゃねえか。どこで間違えたんだよこいつは」
宗介「それはおれにもわからん。教えてくれ、夢見」
夢見「実は、親が許してくれなくて」
宗介「親が?」
夢見「うん(・ω・`)親が金持ちって知ってると思うけど、最初は宗介さんと同じハチロクを買うつもりだったんだ。」
宗介「おれと同じハチロクを…なんで買えなかったんだ?」
夢見「親がそんな古臭い車買うわけないだろ!って怒ってきて(・ω・`)それで仕方なく好きだったムルシエラゴを」
宗介「そうだったのか」
宗司「で、なんで色んな車を潰してたんだ?」
タクヤ「そうだよ!それが聞きたいんだ!」
夢見「親が、峠走るのはいいけど下劣なやつらが多いからそいつらを排除して来なさいって言ってきて。仕方なく」
潤「あなたは…あなたはバカですか!」
宗介「え、じ、潤?」
潤「あなたの勝手な行為で大切な車を壊された人たちの気持ちを考えたことがありますか?」
夢見「え、そんなのすぐ買えばいいじゃん(・ω・`)」
潤「だれもがあなたみたいに金持ちじゃないんです!それにその車との思い出はその車としかないんです!あなたのムルシエラゴに思い入れはないんですか!」
夢見「特にないよ(・ω・`)」
潤「なっ!もういいです」
宗介「夢見、こいつはめったに怒らないやつなんだが今日は珍しく怒ったんだ。」
夢見「そうなんですか」
宗介「とりあえずお前はもうちょっと車の気持ちを考えろ。じゃないと車が可哀想だ」
夢見「わかりました。あと弱いヤツの車を潰すのもやめるよ(・ω・`)」
宗介「OK、わかればいい。」
タクヤ「そうだ。おれのFDどうすんだよ」
宗介「それなら問題ない。SKYさんと話はつけてある。」
潤「お金は僕が払います(・ω・`)」
タクヤ「いや、いいよ。おれが払うよ」
潤「潰してしまったんでせめて!おねがいします」
タクヤ「まあそこまで言うなら」
宗介「とりあえず明日は日曜で休みだろ?SKYさんのとこに行くぞ」
タクヤ「ああ」
宗介「明日タクヤの家に迎えに行くわ」
タクヤ「ありがとう」
翌日
SKY「確実に右のサスとそのアームはいかれちまってんな。フェンダーとかも変えないといけないし、何よりエンジンがな。」
宗介「でもSKYさん、あのエンジンは取り寄せてるんですよね」
SKY「ああ、もちろんだ」
タクヤ「あのエンジン?」
SKY「こっちだ。ついてこい」
タクヤは言われるままついていくと、そこに布がかけられたエンジンであろうものがあった
SKY「見てみな。すげえぜ、このエンジン」
宗介「おそらく見たらしびれるぜw」
タクヤ「一体どんなエンジンなんだよ」
そしてタクヤは布をめくり、エンジンの全貌を露わにする
タクヤ「なっ!なんだよ、このエンジンは!!」
To be continued
さて、そのエンジンとは何なのでしょうねぇ?
次回エンジンが明らかに!