とりあえずラップハマりましたハイ
AM10:00 柄松病院 308号室前
その日、宗司の記憶を取り戻すため宗介、タクヤ、潤、SKYが病院に集まっていた
宗介「ここだ」
タクヤ「この先に宗司がいるんだな」
宗介「ああ…記憶を失った宗司と会うのは2回目なんだ。1度目はあいつが事故って目を覚ましてからすぐ、その時に初めて記憶喪失なんだって知った」
潤「そして今まで逃げてきたんですね、宗司くんから」
宗介「ああ」
SKY「どうでもいいからはやく入ろうぜ」
宗介「そうだな…」
ガチャ
宗介「やあ、宗司」
そこにはボーッとした宗司がベッドに座ってテレビを見ていた。
だがそこに前のような元気は無く、魂の抜けた人形のようになっていた
宗司「あ、こんにちわ。えっと…」
宗介「宗介だよ」
宗司「ああ、宗介さん。その方達は?」
宗介「おれの走り屋仲間さ。宗司、思い出さないか?いつも2人であの峠で走っていたことを」
宗司「えっと、なんのことですかね?」
宗介「思い出せ!お前は白のレビンに乗っておれのトレノと毎晩毎晩走ってただろ!」
宗司「思い、出せないです。レビン?なんなんですか?それ」
宗介「な、そんな…」
SKY「まあそんな簡単に思い出したりしねえわな」
宗介「わかってる。わかってるけど!」
SKY「まあいいさ、おれ達はここで見ててやる。お前が好きなだけ呼びかけてやればいいさ」
宗介「わかった。ありがとうSKYさん」
宗介「宗司、おれたちはな・・・・」
ーーーーーー1時間後ーーーーーー
宗司「やっぱり、何も思い出せないです」
宗介「くそ!」
タクヤ「宗介、今日はもう…」
宗介「ああ、そうだな。宗司、今日は一旦帰るわ」
宗司「あ、はい。すいません。ぼくも何かすごく大切なことを忘れている気がするんです。なにか、宗介さんに伝えたかったことがあるはずなんですけど…
思い出せなくて…」
宗介「今すぐじゃなくていい、ゆっくりでいいから思い出してくれ」
宗介はそう言うと宗司のベッドの前に丸イスを置いて話しかけていたがその場から去るために丸イスを片付けようとした瞬間
ガン
宗介「あ、悪い。何か落ちたな」
宗司「僕が拾うんで大丈夫ですよ」
宗介「悪い、ありがとう」
宗司「………」
宗介「宗司?……ッ!!」
宗介は落としたものを見て凍りついた。それは紛れもなく宗司のレビンの鍵だったからである
宗介「そ、宗司?」
宗司「あ、あ、あ、」
宗介「ど、どうした!!」
宗司「あ、あ、兄貴!!!!」
宗介「なッ!も、もしかしてお前、記憶が」
宗司「思い出した!全部!!」
宗介「よ、よ、よっしゃああああ!!!」
タクヤ「よかったじゃねえか宗介!」
潤「これもずっと宗介さんが呼びかけてたからですね!」
SKY「やっとかよ。時間掛けやがって」
宗司「兄貴!思い出したよ!全部!!兄貴がずっとおれに呼びかけてくれて、それで思い出しそうになってたんだ!そこにレビンが…レビンがおれを…」
宗介「宗司…まずは謝らせてくれ。あの時、お前の気持ちに気づけずに辛い思いさせたな、本当に悪かった!!」
宗司「兄貴は悪くねえよ!おれが勝手に妬んで、それに迷惑かけちまった!ごめん!兄貴!!!」
宗介「いいんだよ…おれはお前が生きていてくれただけで、それでよかったんだよ!」
宗司「兄貴…」
2人は泣きながら抱き合いずっと涙を流していた。その様子をみたタクヤ達はこっそりふたりきりにしてくれていた。
宗司「そうだ!おれからも言いたいことがあるんだ。」
宗介「おう!言え!なんでも聞くぜ!」
宗司「記憶を失ってた時に母さんから聞いたよ。兄貴、おれせいで走り屋やめてしまったんだよな…」
宗介「ああ、あの車に乗るとどうしてもお前のことが頭に浮かんでしまってな…」
宗司「それで、母さんは写真も見せてくれた。記憶失ってんのに意味ねえのになwでも、写真で見た兄貴はどこか寂しげだった」
宗介「……」
宗司「もう1度、もう1度走ってくれ!兄貴!おれも、峠のやつらも!皆それを望んでる!」
宗介「でも、おれは…もう…」
宗司「兄貴はおれの憧れなんだ。自慢なんだ。おれのせいで走りをやめてしまったなら、次はおれのために走ってくれ!兄貴!!!」
宗介「…………わかった」
宗司「え、ほんとに?ほんとに!!」
宗介「ああ、まじだ。だが宗司が退院する日におまえを連れて走る。それでいいな?」
宗司「うん、ありがとう兄貴!」
宗介「どこか痛いところはないか?」
宗司「頭が少し痛いけど、すぐに良くなると思う」
宗介「そうか、ならとりあえずおれは母さんに連絡するわ。あと先生にも」
宗司「おう!ありがとう!兄貴!」
翌日
PM11:00 柄間峠
ギャアアアア
走り屋A「ん?なんだ?すげえスキール音が聞こえてくるぞ」
走り屋B「ほんとだ。おまえちょっとスピードあげてついて行ってみろよw」
走り屋A「いいな!どんな車か拝んで抜き去ってやらぁ!」
ギャアアアア
ガアア ゴワアアア
走り屋A「よしきた!」
走り屋B「ヘッドライトが後ろにある。飛ばしてや……れ………え?」
走り屋A「え?いつの間におれ達の視界から消えたんだ?」
走り屋B「わからねえ、わからねえけど、でも!」
走り屋A「どうした?」
走り屋B「い、いま…チラッとだけ後ろ姿だけみたんだけど…」
走り屋A「どんな車だったんだ?」
走り屋B「く、黒の、」
走り屋A「黒のなんだよ?早く言えって」
走り屋B「黒のハチロク…ダックテールもついてたし、まちがいない!!!」
走り屋A「まさか!!!!復活したのか!!!やつが!!!!」
走り屋A&B「黒獅子!!!!!」
ガアアアアアア!!!!!!
宗司「すげえ、すげえよ兄貴!ほんとに2年間も走ってない人の走りかよこれが!!」
宗介「いや、そういってもあの頃と比べたらやっぱり腕落ちてるよ。前はクリップついた時にガードレールと1cm以内に寄せることができてたのに今は大体3cmくらいだ」
宗司「充分すげえよ兄貴」
宗介「ま、お前の退院祝いだ!よく目に焼き付けときな」
宗司「ああ!」
ギャアアアア
その日、止まっていた伝説が動き出した
To be continued!!!
次回から本格的にバトルが始まります