この物語の主人公はマダラとねむりんですが、最近はねむりんがメインになってますね...
仙術の修行をするルーラ達、今は水曜の午後6時である。
優奈「大自然と一体に...」
珠「大地を駆ける犬のように...」
マダラ「‼︎」
ルーラ「凄い...!」
人間体2人の顔には、仙人の証である隈取りが現れていた。
珠「力がみなぎる!」バゴン
生身の状態でありながら、拳で大岩を粉砕する珠。
優奈「魔法少女の時と同じくらいに高く跳躍できる!」
木の頂上まで軽く飛び乗った優奈。
ミナエル「二人ともすげー‼︎」
幼女スイム「普通の人間とは思えない...」
マダラ「登校前と下校後の数時間で習得か.....もしかすると、魔法少女じゃない方が習得しやすいのかもな。だが、仙人モードの持続時間は約5分...あまり無茶をするなよ。」
(もう一度ねむりんに電話するか...)
プルルルルルルル.....
ねむりん「ごめんね...クラムベリーを倒すまでは話をしないって決めたんだ。...生きた者との繋がりは弱さしか生まない。この世界は悲しいことが多過ぎるもんね...」
ファヴ「本当にマダラからアドバイスを貰わなくていいpon?」
ねむりん「あぁ...」ギロリ
ファヴ「たしかにアドバイスなんか貰っても、結果は変わらないpon♪」ケラケラ
ねむりん「...勝手に言ってろ。」
そして時は過ぎて木曜の午前0時になった。
天候は視界が全く見えないほどの猛吹雪、3対6枚の黒翼を生やしたエルフ...いや、堕天使と言った方が相応しい存在は、雪上を浮遊しながら妖しい笑みを浮かべていた。
クラムベリー「フフフ...」
マダラ「求道玉を自在に展開可能な6枚の翼にしているのか...」
(陽遁と輪廻眼が欠けているから、これ以上は増やせなさそうだな。)
優奈「あれに当たればどうなるんですか?」
マダラ「消失する。柱間細胞で回復することができるが、その速度は極めて遅い。陽遁が加われば『完全無効』の性質が加わって回復すら出来なくなるから、今の状況はまだ幸運と言えるかもしれん。」
ねむりん「...何が可笑しい?」
(ユナちゃんとたまちゃんが生きている...?それにこの濃密なチャクラの羽は何だ...?)
クラムベリー「陽遁を持つあなたの写輪眼を奪えば完全体となる。そう思うと嬉しいんですよ...」
ねむりん(陽遁?木遁のことか...?)
「多重木遁分身の術‼︎」
マダラ「陽遁が欠けている事に気付いていたのか...。まぁ、特に問題は無い。防げないことには変わらないからな。」
ルーラ「でも、ねむりんは血継網羅の弱点を知らないんじゃないかしら...」
マダラ「やれやれ。メールで連絡したんだがな...」
珠(ねむりん...頑張って‼︎)
ねむりん達「火遁・豪火滅失!」
豪火滅失をマダラのように1人では出来ないねむりんだが、分身達と連携することでそれを可能としたのだった。
クラムベリー「無駄です。」バサッ
真ん中の羽の2枚を使って火炎を防いだクラムベリー。
刹那、上羽と下羽がねむりんの分身に遅いかかった!
分身ねむりん達「「ぐぁぁぁぁぁぁッ‼︎」」
分身ねむりんは羽に触れた部分だけが消えている者と、分身が維持できずに木になった者との2つに分かれていた。
分身ねむりん「火炎を受けても無傷か...」
分身ねむりん「あれが塵遁...?」
ねむりん(聞いていた塵遁の性質と違って流動性があるな...。水の性質変化を加えた塵遁なのか?まぁ、そっちが4つ組み合わせるなら、今こそ新術を見せる時だな。)
バッバッバッバッバッバッ...
マダラ「⁉︎」
ねむりんの結ぶ印は、マダラがこれまでに見たことの無い組み合わせだった。
クラムベリー「何を見せてくれるんですか?」
分身ねむりん達「煌遁・
クラムベリー「こう遁...?鋼ですか?」
ねむりんが放ったのは透き通った音色を奏でる青い龍炎放歌であり、熱量はオリジナルを上回っていた。
クラムベリー「鋼では無く、光だったんですね。」
ねむりん「煌めくという漢字だ。...食らえ!」
クラムベリー「⁉︎..........!」
(予想以上に速いですね。)
ドガガガガガガ....
高速で飛来する青い光の龍は、黒翼の間をすり抜けてクラムベリーに襲いかかったのであった。
クラムベリー「速さは素晴らしいですが、威力は大したことありませんね。」
(煌遁は速さを上げられるのか...?)
バサッ‼︎
ねむりん「‼︎」サッ
微かな火傷を負ったクラムベリーは、ねむりんの集団を羽ばたき1つで蹴散らしてしまったのだった。
ボボボボボボボボボボボボボボ...ン!!
消えゆく分身達の中、間一髪で足に青いチャクラを纏わせて回避したねむりん。
クラムベリー「その青いチャクラ...煌遁の能力ですか?」
ねむりん「そうだ。」
(ここはハッタリを使っておくか。)
クラムベリー「チャクラの性質からして、水遁と風遁と火遁と雷遁の4つの性質変化を混ぜたものですか。...何て言えばいいんでしょうね。」
ねむりん「
クラムベリー「血継枢要...スノーホワイトの力を借りたとはいえ、よく頑張りましたね。ですが......攻撃面は塵遁の完全劣化版ですよ。泥遁・泥分身!晶遁・翠晶分身!土遁・岩分身!水遁・水分身!氷遁・氷分身!雷遁・影分身!爆遁・起爆分身!熔遁・
ねむりん「どういうつもりだ?今更そんな忍術、使う意味が無いだろう?」
クラムベリー「血継網羅を用いて一瞬で勝負がつくのもつまらないでしょう?私は体術の方が好きですし、ファヴの要望を叶える方が面白いですしね♪」
ねむりん「要望...?」
(あの黒い翼...血継網羅って言うのか。)
ファヴ「生まれたことを後悔するまで痛めつける。それが今回のコンセプトだpon♪」
クラムベリー「行ってください、私の分身達。」
分身達に求道玉の羽は無いものの、夜空を覆い尽くすほどに出現したそれは普通の忍ならば太刀打ちできないだろう。
ねむりん「須佐能乎‼︎」ズオオオオオォォォォォォ
だが今のねむりんは五影の一角を担えるほどの実力者である。
臆することなく、真紅のチャクラを顕現させていった。
マダラ「完成体まで覚えたのか...」
(お前の闇は一体どこまで...)
完成体須佐能乎ーー
うちはの長い歴史の中でも、発動させた者は数人しかいない究極の瞳術である。
幼女スイム「...綺麗。」
夜の吹雪の黒と白に映ゆる真紅色の巨大な女神。
圧倒的な存在を前に、常人なら戦意を無くしてしまうだろうが、無数の使い魔と奥に構える1人の堕天使は歓びに満ちた表情を見せていた。
クラムベリー「素晴らしい...!」
分身クラムベリー「楽しくなってきましたね♪」
ねむりん「
(まともに相手をするのは骨が折れるからな...)
ねむりんの周りに出現した、直径10メートルの赤いチャクラのドーム。
分身クラムベリー達「⁉︎」
分身体が気づいた時には遅かった。
その範囲内では自分を含め、吹き付ける風や雪などのあらゆる物体の動きが遅くなっていたのである。
クラムベリー「速度の操作...さっきのも万華鏡の力だったんですね。青い龍に青いチャクラを纏わせて撹乱させたというわけですか。」
のんびりと分析するクラムベリーに対して、ねむりんは圧倒的な数の敵に奮戦していた。
ねむりん「...ウォォォォォォ‼︎」
低速で動く敵を粉砕する赤い双剣。
闘技場は破壊され、ルーラ達はマダラの青い須佐能乎に乗って観戦していた。
少女マダラ「何があっても離れるな、死ぬぞ。」
(すぐ側であいつが戦っているのに、加勢できないなんてな...)
ルーラ「ええ。」
珠「気をつけます!」
クラムベリー「求道玉...」
ヒュン...
少女マダラ「ねむりん、足元に気...」
発言の最中に訪れた沈黙と白黒生物。
ルーラ「どうしたの⁉︎」
ファヴ「喋れなくしたpon♪」
少女マダラ(くそっ...!)パクパク
ミナエル「何であんたにそんなことが出来るの⁉︎」
ファヴ「マダラは厄介だから、魔法少女にならせてあげた時に体の自由を奪う細工をしたpon♪助言しようとするから、こういうことになるpon!でも大丈夫、勝負が終われば元に戻すpon☆」
幼女スイム「...本当に卑劣な奴。」
ファヴ「明日リップルに殺される奴は、黙って見ていればいいpon♪」
ねむりん(求道玉は角杙でも平然と動けるのか...。なら、的がデカくなる完成体は不利だな...)ススス
小さな求道玉に完成体は相性が悪く、ねむりんは須佐能乎を肋骨形態にしたのであった。
クラムベリー「自分の大きさに合わせてドームも小さくなるんですね♪」
完成体須佐能乎では10メートルだった角杙のドームも、今は2メートルほどの範囲まで狭まっていた。
ねむりん「2メートルもあれば十分だ。」
(お前の羽だって、求道玉を使っている間は小さくなっていた...!)
ねむりんの洞察眼は追い込まれた状況でも衰えることなく発揮されていた。
分身クラムベリー「集団リンチ...」
分身クラムベリー「どこまで耐えられるか見ものですね♪」
ねむりん「残念ながら、期待に応えられそうには無い!煌遁・
クラムベリー「予想以上にチャクラが多いですね。」
バババババ!
周囲に展開させたのは、浮遊する緑色の剣。
その剣はドームに侵入するクラムベリーを次々と切り裂いて行く。
その剣を一振りするだけで現れる緑のオーロラは、ねむりんを守るように周りを漂っていた。
クラムベリー「須佐能乎の骨格に角杙のドーム、さらにはオーロラの壁ですか。チャクラ残量に気をつけた方がいいのでは?」
三重の忍術で守らなければならないほどに、クラムベリーの大群による攻撃は少しの猶予も無く続いているのである。
ねむりん(術を出し惜しみして倒せる相手じゃないだろうが...!)
「煌遁・
赫命淋漓とは赤い光の隕石を落とす技であり、精神世界で見た六道マダラの隕石落としをイメージして作った術である。
ドカン!ドカン!ドカン!...
雨のように降り注ぐ隕石。クラムベリーの分身達は消えていたが、本体は無傷であった。
ねむりん「嘘だろ...」
無傷なことに驚いたのでは無い。
赤い光の塊3つを自分のもののように扱っていたことに驚いたのである。
クラムベリー「忍界で戦った忍に、螺旋丸という技を多用する人がいましたっけ。もう1人はあなた達と同じ須佐能乎を使う忍...」
少女マダラ(ナルトとサスケの2人と戦ったのか...⁉︎)
クラムベリー「名付けて...煌遁大玉螺旋丸♪」
ねむりん「
(この機会に有効範囲を確かめる!)
ダッダッダッダッダッダッ....‼︎
体に青いチャクラを纏い、猛スピードで走り去るねむりん!
クラムベリー「速度を上げる術...名をイクグイですか。」ヒョイ
核に求道玉を埋め込むことで追尾する性質を得た螺旋丸は、ねむりんのすぐ後ろまで追ってきていた。
ねむりん(追いつかれてしまったが、角杙で遅くなればまた逃げ切れるだろう。)
ガツン‼︎
ねむりん「何⁉︎」
まるで玉突き事故のような光景だった。
角杙の中の煌遁球は、外の煌遁球に押されて速度を増していたのである。
ドガァァァァァァァァン‼︎
煌遁による灼熱の高密度チャクラは激しい爆発を起こし、完膚なきまでに須佐能乎を焼き焦がした。
ねむりん「ハァ...ハァ....」
(求道玉を飛ばせる距離はおよそ90メートル...。よし、あいつに求道玉のほとんどを使わせるように仕向けるか...)
土煙の中で木分身の印を結ぶねむりん。
相手には特殊な瞳力が無いうえに猛吹雪という悪天候、且つ90メートル以上も離れているのが幸いしたのか気づかれなかったようだ。
分身ねむりん「うずまきナルトの技....大した再現力だな。」
クラムベリー「ありがとうございます...」
分身ねむりん「だが、求道玉螺旋手裏剣という技は再現出来ないみたいだな。」
クラムベリー「求道玉螺旋手裏剣...?」
分身ねむりん「マダラが言っていたぞ。ナルトの奥義だったってな。」
クラムベリー「そんな記述...どこにも載っていませんでしたが......」
分身ねむりん「当たり前だ。お前達がいない場所で起きた出来事、つまりカグヤの空間で出した技だからな。そしてお前に対して使わなかったということは、お前はカグヤ以下だったということだ!」
クラムベリー「ふふふ...言ってくれますね...」
ファヴ「生意気な奴だpon!首だけを残して、後は消し炭にするpon!」
分身ねむりん「ナルトの奥義を使うのなら、私も奥義で対抗するのが礼儀というものだな。」
ファヴ「どんな忍術も血継網羅の前では無力だpon!」
分身ねむりん「煌遁奥義........くそっ、チャクラが足りない!」
クラムベリー「...あなたには失望しました。死んで下さい。...求道玉螺旋手裏剣。」
遠くにいるねむりんに黒い羽の5枚分の攻撃を放ったところで、地面の中から別のねむりんが出現したのであった。
ねむりん「須佐能乎‼︎」
完成体須佐能乎を出して、クラムベリーと同じ目線に立ったのであった。
クラムベリー「...⁉︎」
(土遁で姿を隠していたのか。残り少ないチャクラ量で、分身に完成体を使わせることは出来ないだろう...こいつは本物ですね。)
ねむりん「土遁をもらっておいて良かったよ。」
ドガガガガガガガガガガガ......‼︎
その頃、90メートルほど離れた場所からは求道玉螺旋手裏剣が炸裂した轟音が鳴り響いており、首から下を消された分身のねむりんが大樹となっていたのである。
クラムベリー「ウィンタープリズンの能力ですか。それにしても、あの時の幻術といい...人を欺くのが得意なんですね。羽を1つ残しておいて正解でした♪」
ビュン
ねむりん「‼︎」
(1つだけだから速度が増しているのか...!)
須佐能乎を貫通した求道玉を正面から受けたねむりん。
死を覚悟したその時、持っていた兎の足が身代わりとなっていたのである。
ねむりん「...助かった!」
クラムベリー「奪ったアイテムの効果に助けられるなんて...情けないですね。」
ねむりん「こんな戦いを始めたお前には言われたくない。...煌遁・
ギュインギュイイイイイインギュイイ...
クラムベリー「...遅いですね。」
ねむりんビームと同じ薄紫色の光線を楽に躱したところで、先ほど放った求道玉が戻ってきたのだった。
ねむりん「当たれ...‼︎当たれぇぇ‼︎当たれ当たれ!!」
ギュイイイイイイインギュインギュイン...
尚も光線を放出し続けるねむりん。チャクラの残量が少ないことで、ヤケになっているのである。
正確には演技であるが、敵の心音を読むことで感情を読み取れるクラムベリーは、煌遁の騒音で何も聞こえないのである。
クラムベリー「秋の夜長を喚く虫けらさん。雪が降ったんですから、早く死んでくださいね♪」ヒュン...!
放たれた求道玉は全部で6つ。クラムベリーは勝利を確信していた。
ねむりん「ハハハ...」
ギュイイイイイイン‼︎ギュイイイイイ......
ファヴ「死を前にして、精神崩壊を起こしたpon。」
クラムベリー「...哀れですね。」
ねむりん「哀れなのはお前らの方だ。どれだけ忍術が強くても、瞳力が無いと敵の企みに気づけないからな。」
クラムベリー「...何を言っているんですか?」
ボン!ボン!ボン!ボン!
煙に包まれた求道玉4つはねむりんの姿になり、1つは求道玉の状態を保ちながら本物の求道玉を押さえ込んでいた。
クラムベリー「⁉︎」
(ヤケになって大きな音を出していたのは、心音で変化の術が気づかれるのを防ぐためでしたか。でも、彼女の分身が浮遊している理由と、私の求道玉を押さえ込んでいる理由、そして私の求道玉が戻って来ない理由が分かりませんね.....)
ねむりん達「煌遁・臨界活性の術ッ‼︎」
ギュインギュインギュイン‼︎
クラムベリー(求道玉1つでは防ぎきれない...。塵遁を使うしかないか。)バッバッバッ
「私を追い詰めた気になっているようですが、煌遁はただの光熱でしか無い。塵遁・限界剥離の術‼︎」キュイイン!
バッ‼︎ドギュイイイイイイイイイイイイイイイイイイン‼︎
紫色の臨界と白い限界がぶつかり合って出来た余波は、周りの地面を消しとばしながらも尚、収まることなく膨張を続けていた。
優奈「次元が違う...」
ルーラ「あの煌遁...今までのとは性質が違うみたいね。」
少女マダラ「...」コクリ
(結界枢要...大した力だな。)
頷くマダラが見る先には、煌遁に押されているクラムベリーがいた。
クラムベリー「どうして分解できない...⁉︎」
ねむりん「分子レベルに分解する塵遁は確かに強力だが、さらに細かくすることは不可能。...もう理解したか?」
クラムベリー「まさか、素粒子の一種である
ねむりん「さすがクラムベリー.....ご名答。そしてこの術は触れたものを『光化』する性質を持っている。」
クラムベリー「最後に教えてください。どうして本物の求道玉が戻って来ないのですか?」
ねむりん「向こうの大木を見てみろ。あの後ろでは今でも求道玉を止めるために分身達が尽力している。求道玉は角杙や須佐能乎を貫通するが、活杙で修復速度を上げた木遁を壊すのは時間がかかるということを、壊された木分身から学んでいたんだよ。ちなみに私が浮かぶことが出来たのは煌遁の能力。須佐能乎を使ってまで高所に移動したのは、浮遊能力が使えないと錯覚させるため...。終わりだよクラムベリー」
クラムベリー「...お見事です。」
(強いだけじゃなく、頭もキレるみたいですね。楽しい戦いでしたよ....)
そう言ったクラムベリーの体は、マスター用端末と一緒に黄色い光になって消えた。
戦いの終わりを告げるかのようにおさまった吹雪。
雲間に見える夜空には、
ルーラ「綺麗な星々ね。」
幼女スイム「うん。キラキラしてて、幻想的...」
ミナエル「なんか天国みたいだよ。」
優奈「ねむりん!みんなで一緒に帰ろう?」
ねむりん「う、うん...!」
(悲しいことがいっぱいあったけど、この戦いが無ければみんなと出会うこともなかったんだし、私は現実を受け入れて生きていくよ。)
珠「家族が揃ったね!お父さん!」
少女マダラ「......」パクパク
(まだ喋れないということは、奴は生きているということか⁉︎)
ルーラ「まだ喋れないの⁇」
ねむりん「⁉︎.....あれを見て。」スッ
先ほどクラムベリーが消えた方向へ、指をさすねむりん。
心臓「凄い術だったけど、ファヴのことは消せなかったみたいだpon♪」
完全に消えたと思われたクラムベリーの体だが、残っていた白と黒の心臓が声を発したのである。
ねむりん「ファヴなのか...⁉︎」
(電子空間のあいつは、マスター用の端末を壊せば死ぬと思ったのにな...)
心臓「そうpon♪マスター...いや、クラムベリーを操って言うことを聞かせるために、心臓に細工を施していたんだpon。」
幼女スイム「...逆らえばどうなるの?」
心臓「心臓が止まって死ぬpon♪昔は純粋で平和を愛していたクラムベリーも、死を恐れてちゃんと言うことを聞くようになったpon!戦いを好むようになってからは、2人でたくさんの魔法少女を殺して楽しかったpon♪」
ルーラ「それじゃあクラムベリーは洗脳されていたってこと⁉︎どこまで性根が腐っているのよ!」
心臓「マダラだって自分の手駒に同じようなことをしていたpon♪ルーラ達も施されているかもしれないpon!」
少女マダラ「...」ユサユサ
首を横に振って否定するマダラ。
心臓「あー、マダラは喋れなかったpon。」ケラケラ
ねむりん「クラムベリーはもう死んだ。後はお前を殺すだけだ。」
心臓「出来るかな...?」
マダラ「⁉︎」
ミナエル「何これ...」
ズズズズズズズ.....
心臓から木の根が伸びて行き、失われた部分が完全に再生されたのだった。
ルーラ「神樹の回復力...?どうして陽遁が無いのに回復するのよ!」
クラムベリー「俺の体の色を思い出してみろ。俺は陰陽遁で出来ている。魔法の国は、僅かな陽遁チャクラを武力では無く、俺たちのような魔法生物の創造に用いて生活を便利にしていった。本当に生ぬるい奴らだよ...魔法生物は二次元の世界でしか生きられないという制約までつけたんだからな。だが...クラムベリーが血継網羅の力を手に入れて端末を操作した時、奴の心臓に埋め込んだ力と同期できることを知ったのだ。いつかクラムベリーが死んだ時にこの体を支配しようと思ったが、こんなに早くそれが訪れるとは思わなかったぞ。」
ルーラ「目的は何...?」
ファヴ「輪廻眼を得ることだ。」
少女マダラ「......」
(神になろうというわけか。)
珠「マダラさんには手出しさせない!」
クラムベリー「ただの人間風情が...何を言っている?」
仙人珠「自然エネルギーを用いた仙術なら、お前にも攻撃できる。」スゥゥ...
仙人優奈「私の体術...舐めるなよ?」スゥゥ...
隈取りを纏う2人の眼力はかなりの気迫があった。
クラムベリー「おっと怖いな。だが、何を勘違いしている?今戦っているこいつの写輪眼を奪って、輪廻眼にすればいいだけじゃないか。俺はこいつと違ってすぐに輪廻眼にすることが出来る。どうだ?...大人しく渡す気は無いか?」
ねむりん「あるわけないだろ。」
(仙術か...そう言えば、ナルト達がオビトって奴と戦っている時に、そんな感じのことを言っていたっけな。)
クラムベリー「豚に真珠とはこのことだな。さて、続きを始めるか...外野は去れ。」
ミナエル「ねむりんはクラムベリーに勝ったんだぞ!日を改めて勝負しろよ!」
クラムベリー「ここにクラムベリーの生きた体が存在しているということは、勝敗はついていない。殺されるのが嫌なら試合を放棄するか?どのみち日付変更とともに死ぬけどな。」
ねむりん「...続きを始めよう。」
(ファヴ...私はお前と同じ世界で生きているというだけで虫唾が走るよ...!)
少女マダラ(ねむりん、チャクラ残量は大丈夫なのか⁉︎)ザッ...
再び須佐能乎にルーラ達を収容し、睨み合う2人から距離を取ったのであった。
クラムベリー「そうこなくては...」ニヤリ
バッバッバッバッバッ...
ねむりん(私にマイト・ガイのような体術は無い...逃げながら自然エネルギーを集める以外に、方法は無さそうだな。...活杙!)フワフワ....ビュン!
煌遁の浮遊能力と活杙のスピードで上空を高速で逃げるねむりん。
クラムベリー「逃げられると思うな。...口寄せ・穢土転生の術‼︎」
マダラ(穢土転生だと...⁉︎)
続く
読んでくださりありがとうございます。
誤字がありましたら、報告のほどよろしくお願いします。
戦闘中に話を区切ることになりましたが、長くなると思うので切りました。ご容赦くださいませ。
前から、ナルト世界に光を操る性質変化があっていいんじゃないかと思ってましたが、ねむりんビームを見た時に自分の作品の中で使えるかもしれないと思いました。
光遁でも良かったのですが、煌の方が好きなのでそっちにしました。それにしても、技名を考えるのに苦労しました。
玲瓏星歌は、自分でもお気に入りです
ねむりんがクラムベリーを倒して空を眺めている時に、いつの間にか一緒になって星を眺めていたマダラ達。
家族が誰1人欠けることなく生き延びたことで、現実に目を向けて生きていくことを決めた矢先、ファヴが現れたのでした。