ねむりんはマダラに聞いても教えてくれないことは
わかっています。
マダラに捕まったのは生き物に変身できる妹の方
ユナエルです。間違ってしまいました。ごめんなさい。
青い巨人は一体だけになっていたが、勝ち目は無いだろう。ここで死ぬのだろうか...
仲間に置いていかれ、正体の分からない理不尽な力を使う男に追い詰められ
ユナエルは絶望の淵にいた。
「殺すなら早く殺せ...」
恐怖の中、口からでたのは今までの人生で一度も使ったことがない言葉であった。
マダラ「攻撃さえして来なければ殺しはしない。
お前には役割があるからな...」
ねむりん(どこまで先を考えているんだろう...この人は)
その頃ルーラ達は寺に向かって走っていた。
ルーラ(まさか、ねむりんがあの男と接触しただけでなく
仲間にしていたなんて。
あの子の能力は何なの...?わからないわ...)
たまはひたすら謝り続けていた。
たま「ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさ.......」
ルーラ「たま、いいの。あなたは役目を果たしたのよ。
自信を持ちなさい。 」
(今回の目的はあくまでも、ねむりんからあの男についての情報を聞き出すことだった。
あの男がもし現れても、魔法少女について知りたいのだからねむりんを差し出せばいい...
2人が仲間だと分かっても
ねむりんを人質にし、すぐにあの男を捕らえた。
後は私の能力で戦力にすれば良かった。
勝利を確信した私は警戒することなく、策を練るのをやめたんだ....!そして、この結果....私は大バカだ...!)
ミナエル「優奈...どうなるんだろう」グスン
ルーラ「ねむりんとは協力関係にあるみたいだし、魔法少女を殺すのが目的ではないと考えられるわ。
おそらく、手駒として利用するつもりじゃないかしら...」
スイム「.....」
その頃マダラは須佐能乎を腕だけにするとユナエルを掴み、林道を歩き深い森の奥へと向かっていた。
ねむりん「どこに向かってるの?」
マダラ「俺の家だ。有事の際はここに来れるように
お前にも知ってもらう必要があった。」
ねむりん「へぇ〜、どんな家なんだろう」
それから10分ほど歩くと、4体の木分身が見張りに立つ
大きな家が見えてきた。
マダラ「ついたぞ。」
ねむりん「これも忍術?」(立派な家だなぁ...)
マダラ「そうだ。中に入るといい。」
外観に反して、家の中は広い部屋にもかかわらず木でできたイスとテーブル、ツルと根と木の葉でできたベッド、長持ちする食料が置かれているだけの寂しい場所であった。
ねむりん「広いねぇ〜♪」キョロキョロ
(家具が異常に少ないのは
異世界から来たっていってたし、しょうがないよね。)
マダラ「少しそこで待っていろ。」
ねむりんは頷くと椅子に座って食料を食べ始めた。
(人の家でくつろぐとは、大した奴だ....)
そう思いながらマダラは地下室へ行き、
木遁でユナエルを縛り上げた。
マダラ「分身体がやられて出来た木は成長していた。
つまり、お前たち魔法少女の魔力も吸い取ることができるというわけだ。」
ユナエル「どういう........つも....り?」
マダラ「お前が知ることでは無い。」
口寄せの術‼︎
マダラは部屋の大きさより一回りほど小さな犬を口寄せし
見張るように言うと地下室を後にした。
ねむりん「おいしそうだったから食べちゃった...
ごめんなさい」ペコリ
マダラ「構わん。食べたきゃもっと食べろ。」
ねむりん「ありがとう♪
ところで、地下室で何をしていたの?」モグモグ
マダラ「あいつの変身を解除させる準備をしてきた。
変身を解くということは、生身の人間に戻るということだ...やはり抵抗する意思が強いが、そう長くは持たないだろう。」
ねむりん(解除させてどうするんだろう)モグモグ
午後3時頃
山奥の古い小屋にて、ファヴと話すクラムベリーがいた。
クラムベリー「なるほど、そんなことがあったんですか。うちはマダラ....楽しみですね。」クスクス
ファヴ「1週間も経っていないのに、戦闘が始まるなんて
驚きだpon!
ねむりんの能力は
最初のキャンディ集めの段階で殺しておきたかったpon....」
クラムベリー「ファヴ。強者と親しくなるのも強者です。十分に面白いですよ...」フフフフフ
ファヴ「最下位が変わって たま になったpon☆
この先の進行...マスターはどうすればいいと思うpon?」
クラムベリー「あぁ、ルーラのグループの1人ですか.....。
もし、ルーラが現状を打開しようとしたなら、魔法少女を誰か1人殺せば今週のキャンディによる脱落者は0だと
いうことを教えてあげてください。」
ファヴ「なるほど。これなら、すぐに殺し合いに移行するpon♪
ルーラのところへ行くpon♪」
寺の中ではルーラ達による会議が行われていて、
ファヴも昼の出来事を知っていたので、参加することができた。
長い話し合いだったが、まとめると以下のようになる。
・ユナエルが連れ去られたことは秘密。
(戦力が減ったことは隠しておきたい)
・よってミナエルも活動は自粛。
(2人一緒じゃないと怪しい)
・ねむりんが最下位じゃないなら、最下位はたま だということ。
・今晩のチャットルームは、ルーラだけが参加すること。
・ねむりんがキャンディを大量に集めていたことは秘密にすること。(理由は後述)
・マダラの存在はファヴが報告するということ。
・ファヴによれば、死亡による脱落者が出たら
その週はキャンディが最下位の者は脱落しないということ。
・たまを魔法少女として残すために、弱そうなスノウホワイトかシスター・ナナのどちらかを殺すこと。
・ねむりんが最下位だと認識させておくことで
皆を油断させるために
ねむりんとマダラが協力している事実も秘密にしておくこと。
ルーラ「もう日が沈んだのね...チャットの参加は私だけだから解散するわ。みんなは帰っていいわよ。」スッ
ルーラは立ち上がった。
「今日は私のせいで、ユナエルが捕まった。
本当に申し訳ないと思ってる。ごめんなさい!
..........必ず取り戻すから...」ポロポロ
思いもしなかったルーラの涙に、3人は衝撃を受けた。
たま「ルーラは悪くない。私のせいだよぉ...」ポロポロ
ユナエル「私、自分のことしか考えていなかった...
ルーラのことを信用してなかった。」ポロポロ
スイム「私も油断してた。」
気丈に振る舞っていたスイムスイムだったが、その目には涙が浮かんでいた。
この1日でルーラ達の結束力は増した。
午後8時ごろ、マダラ邸 地下室
ガルルルルルル....
ユナエル(いつまでこのじごくがつづくんだろう...
あたまがぼーっとする...)
暗い部屋、唸り声が響く中
左腕は激しく痛み、木には力をどんどん吸われ、
輪廻模様の目をした訳のわからない犬に小便をかけられ、体を舐められ唾液まみれになり、噛みつかれたりと耐え難い屈辱を受け、肉体的にも精神的にも抵抗をするのは限界だった。
そんな時、扉を開ける音が薄暗い部屋に響いた。
ガチャ ...
マダラ(予想以上に粘ったが...頃合いだな)
「お前はここまでよく頑張った。
変身を解けばもう苦しまなくて済むのだ...。
腕も治療してやろう。
さぁ、楽になるのだ。」ニッコリ
今にも途切れそうな意識の中では、マダラの言葉だけが全てだった。
ユナエルは変身を解き、眠りについた。
拘束されてから8時間以上の抵抗であった....
マダラは片付けを済ませると
一階には今日はお泊まりしたいと言ったねむりんが
椅子に座り携帯を見ていた。
ねむりんは小学生の頃から引きこもりで、友達の家でお泊りをするということに憧れていたのだそうだ。
コンビを組んだ以上は近くにいた方が都合がいいので承諾したのであった。
ねむりんはこの家にも家電が欲しいとゴネていた。
現代の忍世界にも家電はあるのだろうが、全く知ることもなく死んだなと思いながらも話を逸らすことにした。
マダラ「今日は色々あったが、お前がここまで落ち着いていられるとはな.....」
ねむりん「ルーラ達に捕まった時は怖かったけど、私を助けてくれたのがすごく嬉しかったから」ニコッ
ねむりんアンテナもニコニコ笑っている。
マダラ「ふん...朝にメールで交わした約束を果たしただけだ。
明日の朝は早い。もう寝るといい。」
ねむりん「うん。おやすみなさ〜い。」
二階の個室にて目を閉じるねむりん
魔法少女は普通、眠らなくても大丈夫なのだが、
ねむりんは眠るのが大好きなのであった。
しかし、そんなねむりんも
今頃チャットで魔法少女達が話していると思うと
気になって眠れないでいた。
今頃みんな集まってるよね。
私のキャンディのことも、マダラさんのことも
全部みんなにバレてるのかな。
もうみんなに嫌われちゃったよね。
はぁ...
その頃チャットルームには、ねむりんと たま とミナエルとユナエルとスイムスイム以外が集まっていた。
マジカロイド「おや、ルーラさん。今日はいつもの仲間が見当たらないようですが?」
ルーラ「今日はファヴの報告があるそうだから、
それを聞くのは私1人だけで十分じゃなくて?」
シスターナナ「そうでしたね。今日の集まりは
ファヴの報告を聞くためでしたね。」
ヴェス「で、ファヴ 報告って?」
ファヴ「マダラという未知の存在が魔法少女に接近して
何かを企んでいるpon!キャンディ集めの障害になってるpon。
既にルーラとスイムスイムは遭遇してるpon。みんなも気をつけるpon!」
(今日のことを言いたいけど、信用を失っては困るpon)
メアリ「な〜んだ、そんなことかい。
私が殺してあげるのに、会わないもんだね〜」
ラピュセル「一応、気をつけて行動してみるよ。」
トップスピード「私たちは見たことねーよなー!」アハハハ
りっぷる「あんたの箒が早すぎるんだよ...」
スノウホワイト「ねむりんはそのマダラって人に連れ去られたのかな?だって、全然チャットに顔出さないよ...」
ファヴ「ねむりんはどうしてるのか分からないpon」
(スノウホワイトは感が鋭いpon)
クラムベリー「とりあえず私たちはその男に気をつけながら、キャンディを集めましょう。残り2日ですから.....」
そうだねと言いながらもねむりんが最下位だと思って安心している者、もしかしたらねむりんが最下位じゃないのかもしれないと思った者
魔法少女たちの心の中はさまざまであった。
続く
今回は話が長くなってしまいました。
マダラに捕まったのをユナエルに変えました!ごめんなさい!
ユナエル 妹の方 好きな生き物に変身
ミナエル 姉の方 生き物以外に変身
なんだか混乱しますね。