超高校級の〇〇   作:劉征

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2、戦刃むくろ【其ノ壱】

 

 

──学園長室

 

仁「日向くんの場合、少々直線的すぎたと反省している」

 

雪染「少々どころかまんまでしたよー」

 

仁「たまたま上手くいったからよかったが、下手したら亀裂が生まれてしまうかもしれないな」

 

雪染「普通に考えたらドン引きですよね」

 

仁「だろう?そこで、もう少しソフトな表現にしていこうと思う。」

 

雪染「まあそれが賢明ですね〜」

 

仁「次の対象は78期生にしようと思っているのだが...私の見立てだと女子生徒の好意があまりにも苗木くんにかたよりすぎているように感じるのだが」

 

雪染「そうですね...近頃は『超高校級のハーレムキング』との呼び声も高いですからね...日向くんと並んで」

 

仁「ここだけの話私は純愛よりドロドロした昼ドラのような展開の方が好みだ」

 

雪染「うわぁ...」

 

仁「そこで、腰を落ち着けた日向くん及びこれから対象とする苗木くんを中心に引っ掻き回そうと思う。正直ワクワクしている。」

 

雪染「楽しそうなのはいい事ですけど、くれぐれも事件とか起こさせないでくださいね〜殺人事件とか勘弁ですからねっ!」

 

仁「そこら辺はうまく調節しよう。おっぱ...雪染先生のサポートにも期待している」

 

雪染「...了解です」

 

くっつけちゃおうぜプロジェクトのはずが引っ掻き回す方向へシフトチェンジするのは如何なものかという疑問は消え、ありえないセクハラに対する抗議について頭を巡らす雪染であった...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

──軍人の朝は早い

 

朝食はレーション一択。皆が食堂で集まって食べるという暗黙の習性のようなものが定着しつつある中で、1人だけ早く起きて自室でレーションを貪り食うその残念さは周知の事実となりつつあり、

 

「むしろそこが可愛い」と『超高校級のアポ』や『超高校級の謎ヘアー』などの、一部の界隈では人気を博している。

 

そんな残念かつ最強の彼女にも、想い人はいた。その一直線な思いは、トレーニングに当てるべく早起きして確保しているその時間を、想い人にどうやったら接触を図れるかについての思考を働かせる時間に費やしているほどだった。

 

希望ヶ峰学園に入るまでは、『1にトレーニング2に盾子、3、4がなくて5にレーション』という感じだったのだが

 

今では『1に苗木2に盾子、3、4がなえぎで5に苗木』といった感じで、一日の八割ほどは苗木で埋まっている。

 

さて、戦刃むくろがどれだけ苗木誠のことを好きかということについて長々と語っても仕方が無いため、彼女がレーションを食した後の行動について言及しようと思う。

 

 

 

戦刃「あぁーんもー♪かわいいよぉぉぉ」

 

そう口に出しながらしきりに頬ずりしていたのだった。...苗木の寝顔が写った写真に

 

そもそもどうやって寝顔を撮ったのかというと、苗木の部屋の天井の一部を外して上から撮影するというなんとも外道極まりない方法だったのだが...

 

幸せそうに頬ずりを続ける少女にとっては、歪んではいるものの真っ当な愛情表現なのだろう。

 

ピコン

 

そんな彼女の電子手帳が急に光を放った。

軍人たる故の反射神経か鬼のような速さでその画面を確認するとそこには...

 

『被験者第2号戦刃むくろ。一定期間、本人の本質を調査し分析した結果である、能力の改変を行う。尚、クレームは一切受け付けない。』

 

『能力;超高校級の護衛』

 

と記述されていたのだった...が

 

無論頭の弱い残姉には何も把握出来ていなかったようだ(笑)

 

何事も無かったかのように部屋をあとにし、さり気ない感じを演出しつつ苗木に話しかけるミッションを遂行しようと意気込む軍人だった。

 

 

 

 

 

──HRにて

 

仁「ああ、響子たん可愛い(皆さん、おはようございます)」

 

朝比奈「せんせー!逆ですよ逆!」

 

仁「あ、すまない。皆さんおはよう。」

 

一同「おはようございます」

 

響子たん「死ねばいいのに(おはようございます)」

 

苗木「霧切さん、逆だよ逆。」

 

仁「朝から娘とスキンシップができるなんて幸せだね。それはそうと、皆に報告があるんだ。」

 

舞園「なんでしょう?」

 

葉隠「俺っちが占ってやんべ!ズバリ、霧切学園長の部屋には霧切っちのパンツが10枚ほど額縁に入れて飾ってあんべ!」

 

仁「な...何故それを...」

 

舞園「エスパーですから」

 

セレス「言い当てたのあなたじゃないですけどね舞園さん」

 

響子たん「ねえ、私訴えたら勝てるわよね?」

 

仁「ま、まあそれはともかく。今日は別件だよ。実は、戦刃の能力が一定期間『超高校級の護衛』に改変されることになったんだ。」

 

江ノ島「うっわ!お姉ちゃんキモすぎてついに能力まで残念になっちゃったのカワイソー」

 

苗木「なんというか...ピッタリだね」

 

戦刃「えへへ///」

 

山田「今の照れる要素あったでござるか?」

 

桑田「アポ」

 

仁「というわけで、護衛たるもの、護衛する対象がいなくてはならない。そこで、君たちの中から護衛される人を選出しようと思う。」

 

不二咲「なんか...本格的だね」

 

大神「我は護衛など不要だ」

 

大和田「護衛されるほど腐っちゃいねえよ」

 

山田「2次元じゃないから遠慮するでござる。」

 

舞園「エスパーなので大丈夫です」

 

セレス「接続詞の使い方間違ってますわよ舞園さん」

 

響子たん「危険因子が身内なのでどうしようもないわね...結構だわ」

 

江ノ島「残姉の護衛とか絶望的すぎて無理。吐く。」

 

仁「戦刃くんの希望に出来れば沿う形にしようと思うんだが...どうだろう?誰か指名したい人はいるかな?」

 

霧切仁はそう口にしながらも、露骨に『苗木くんを指名したらどうかね』と戦刃にアイコンタクトを送ったのだが、

 

頭の弱い残姉はそれに気づかなかったため、身振り手振りを加えてようやく伝わった。

 

戦刃「苗木くんがいいです///」

 

苗木「心なしか指とか刺されてた気がするけど...戦刃さんの護衛は有難いよ。よろしく。」

 

仁「それでは、無事話もまとまったので、HRをお開きにしよう。あっ、戦刃は今日から苗木くんの部屋で過ごすことになるからよろしく。」

 

舞園「ええっ!なんでですか!?」

 

仁「だって護衛するんだから常に一緒にいないと」

 

セレス「納得行きませんわ!」

 

苗木「まあまあ。僕は別に構わないからさ。」

 

響子たん「私達が構うのだけれど...」

 

山田「思春期の男女が2人きり...これは同人のネタになりそうでござるな。ふむふむ。」

 

仁「というわけで、解散!」

 

桑田「アポ」

 

 

 

 

かくして苗木と戦刃の共同生活(仮)が始まったのであった(笑)

 

戦刃「よし!頑張る!」

 

苗木「お...御手柔らかに」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

あまり長くてグダつくのもアレなので短く小分けにして書こうと思います。残姉大好きなのでできるだけ多く書きたいです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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