「ただいまー」
『ピカピカー』
「あれ、サトシ、イワンコがいなわ」
『テーナ』
『ピィオネ』
「本当だ」
「どこ行っちまったんだ、イワンコ」
ククイ博士は家を見回すがイワンコの姿はなかった。
その時
『アンアン』
外からイワンコの鳴き声がしイワンコ用の入り口から入ってきたのだ。
「おかえり、イワ……え!?」
『ピカピカ!?』
「どうしたの、イワンコ」
『テーナ』
『ピィオネピィオネ!?』
「おいおい、ボロボロじゃねぇか」
帰ってきたイワンコの体はボロボロになっていたのである。
『これは擦り傷、切り傷……やけどもあるロト』
「バトルでもしたのか?」
『ピカピカ』
『この傷はポケモンによる物の可能性が高いロト』
「とにかく応急処置だ、イワンコ、こっちへ」
『……アンアン』
ククイ博士はイワンコの手当てをするために奥へと連れていったのだった。
次の日。
「………ってわけなんだ」
『ピカピカ』
サトシとセレナは昨晩のイワンコの様子をポケモンスクールのみんなに教えた。
「あの、それではイワンコをモンスターボールに入れておいたほうがよろしいのでは?」
「それがねリーリエ、あの子は野生のポケモンなのよ」
『テーナ』
『ピィオネ』
「え、そうなんですか?わたしくはてっきり博士のポケモンかと」
「そうなんだよ、俺もてっきり最初は博士のポケモンかと思ってたけど、博士が言うにはポケモンフーズあげたら付いてきたらしいんだぜ」
『ピカピカ』
「じゃ居候ってわけ?」
『カジカジ』
「手持ちだとばっかり」
『アウッアウッ』
「ああ、俺もそう思ってた、野生の居候にしては博士に慣れてるからな」
「そうだよねカキ、軽くバトルとかもしてたし」
『マチュマチュ』
『では、ボクがイワンコについて解説するロト……イワンコ、こいぬポケモン、いわタイプ、よく懐くので初心者にお勧めのポケモンと言われるが育つと気性は荒くなる』
「わたくし本で読んだことがあります、イワンコが気性が荒いのは進化の前触れだと」
「怪我の原因は特訓、イワンコ、進化近いのかも」
『アウッアウッ』
「ねぇ、ロトム、イワンコは何に進化するのさ?」
『マチュ?』
『よくボクに聞いてくれたロト、イワンコはルガルガンに進化するロト、そして、イワンコの進化系、ルガルガンには2種類の姿があるロト』
「2種類?」
『ピカピカ』
「そうロト、進化する時間によって種類が変わるロト、まず、日中に進化するとまひるの姿……ルガルガン、まひるの姿、オオカミポケモン、いわタイプ、素早く動き敵を惑わす、爪や牙の他、たてがみの尖った岩も武器のひとつ……そして、夜に進化するとまよなかの姿……ルガルガン、まよなかの姿、オオカミポケモン、いわタイプ、手強い相手を前にする程、血が高ぶる、勝つためなら我が身を省みず襲いかかる」
「……なんかまよなかの姿のルガルガン、怖いわ」
『テーナ……』
『ピィオネ……』
『イワンコは進化の時期が近づくと単独行動が増え攻撃的になると言われてるロト、いなくなったかと思うと進化した姿で帰ってくることもあるらしいロト』
「やっぱりあいつ進化が近いのか」
『ピカピカ』
「ただいまー」
『ピカピカ』
サトシとセレナが帰るとイワンコはピカチュウと遊び出したのだ。
そして、
『アンアン~』
イワンコはサトシに飛び付き体の岩を擦り付けたのである。
「いてててて……」
『ピカピ……』
「これが攻撃的……?」
「いや、セレナ、違うぜ、これは愛情表現だ、痛ければ痛いほど愛が深い……っと、それよりサトシ、セレナ、これを見てくれ」
ククイ博士がリモコンを操作するとモニターに部屋の様子が映し出された。
「博士、これってカメラですか?」
『ピカピカ』
「ああ、部屋中にセットしたのさ」
そして、次の日。
サトシたちが戻ってくるとイワンコは傷だらけで家にいたのだ。
「またかよお前」
『ピカピカ』
『……アンアン』
サトシたちはイワンコを手当てすると今日のイワンコの動きをカメラから見ることにしたのである。
「……一通り確認した、さて、見てくれ、これが俺たちがいない時のイワンコの様子だ」
モニターの中ではイワンコがソファーでくつろいでいた。
「そして、ここからだ」
イワンコは外へと出て行き、数時間後にはボロボロで帰ってきていたのだ。
「どうやら俺たちがいなくなると出かけボロボロで帰ってくるらしい」
「お前、どこで何してたんだよ」
『ピカピカ』
『アンアン』
「どうしますか?博士」
『テーナ』
『ピィオネ』
「……そうだな」
「こうなったらイワンコの後をつけるしかないぜ」
『ピカピカ』
『どうするロト?』
「それしかないな、よし、イワンコが出そうな時間帯に俺たちも外に出てうしろから追いかけるか」
再び次の日になりイワンコがいなくなりそうな時間帯になりサトシたちは出ていったのである。
「フィオネ、寝てくれて良かったわ」
『テーナ』
「この時間には連れてけないもんな」
『ピカピカ』
「!!サトシ、セレナ、イワンコが動き出したぞ」
カメラの様子をスマホで確認していたククイ博士がイワンコの移動に気がつきサトシたちと一緒にイワンコを追いかけた。
そして、イワンコを追跡すると何処かの丘にたどり着いたのだった。
その時
『『ワオォォーン!!』』
丘の高場にいた2つの種類のルガルガンが遠吠えをあげてたのだ。
そして、その遠吠えに反応し丘にイワンコや他の野生のポケモンたちが集まってきたのである。
「ルガルガンだ」
『ピカピカ』
「すごい迫力ね」
『テーナ』
「……!!そうか、ここは爪跡の丘だ」
「ククイ博士、何だ?それ」
『ピカピカ』
「俺も噂でしか聞いたことなかったんだがルガルガンや野生のポケモンたちの決闘場があるって……それがこの爪跡の丘」
そして、
『『ワオォォン!!』』
ルガルガン同士が遠吠えを上げて突撃をし野生のポケモンたちが歓声を上げた。
「すげぇ!!」
『ピカピカ!!』
そして、ルガルガンの決闘が止まり野生のポケモンたちとイワンコたちも決闘を始めたのだ。
「これか怪我の原因は……ピカチュウ!!」
『ピカピカ!!』
「テールナー」
『テーナ!!』
「まて、サトシ、セレナ、原因がわかってもイワンコの目的が大事だ、もう少し様子を見るんだ」
「……けど」
『ピカピ……』
イワンコや野生のポケモンたちは互いの技をぶつけ合ったのである。
「……これがポケモンたちの世界なのね」
『テーナ』
「そうだ、本来、俺たちが関わる場所じゃない、だから、俺たちは手を出しちゃ駄目なんだ、もう少し我慢だ」
「博士……」
『ピカピカ……』
その時
イワンコの首もとの石が光始めた。
「あれは」
『ピカピカ』
「技が出るかも知れないぞ」
『アンアンッ!!』
『ブゥバァァ』
イワンコの首もとの石が光るが技は放てずブーバーの放ったかえんほうしゃにイワンコは押し破られ戦闘不能になったのだった。
その後。
「イワンコ」
『ピカンカ』
帰り道を歩くイワンコをサトシたちは待っていたのだ。
「おかえり」
『ピカピカ』
『アンアン?』
「お前すげぇぜ、あんな強いやつにぶつかってくなんて」
『アンアン』
「お前のここの石、光ってたよな、博士が技が出るかもって言ってたぜ」
『アンアン?』
「なぁ、イワンコ、その技出せるように俺と特訓しようぜ、そして、あの強いブーバーに勝とうぜ!!」
『ピカピカ』
「!!アンアン」
そして、サトシはイワンコに擦り付けれたのだった。
次の日、海岸にて、
「恐らくイワンコが覚えようとしてるのはいわおとしだろう、岩を相手に飛ばす技だ」
「いわおとしか、よし、特訓するぞイワンコ」
『ピカピカ』
『アンアン!!』
「サトシ、どうやって特訓するの」
『テーナ』
『ピィオネ』
「力を入れるんだ、こんな風に……」
『ピカピカ』
『アンアン!!』
『サトシがやってどうするロト』
「まぁ、サトシは昔からこうだから」
『テーナ』
『ピィオネ?』
「よし、パワーアップのため走るぜ」
『ピカピカ』
『アンアン』
『大丈夫ロト?』
「まぁ、いいじゃないか、俺は好きだぜ、サトシのやり方」
「私も好きよ」
『科学的根拠がないロト』
「いいんだよ、要は気持ち、サトシの目を見たかロトム、サトシはイワンコの目と話していた、言葉じゃなく気持ちで話していたんだ」
『理解不能ロト』
そして、サトシとイワンコは特訓を続けカキのバクガメスがかえんほうしゃを放ちそれをピカチュウがかわしイワンコにかわし方を教えていたのである。
それを見たイワンコもかえんほうしゃをかわす特訓をしていった。
「こい、イワンコ!!」
『アンアン!!』
イワンコが不完全ないわおとしを放ちサトシに直撃させたのだ。
「サトシ、自分を的にするなんて」
『アウッアウッ』
「でも、前からあんな感じだし」
『テーナ』
『ピィオネ?』
そして、
『アンアン!!』
イワンコはいわおとしを完全な状態で放ったのである。
「うぉぉぉ!!………やったな、イワンコ」
『ピカピカ!!』
『アンアン!!』
『『ワオォォン!!』』
その後、イワンコは再び爪跡の丘に来ていた。
『遠いロト』
「見えればいいんだよ」
『ピカピカ』
『ブゥバァァ!!』
決闘が始まりブーバーはかえんほうしゃを放ったのだ。
『アンアン!!』
イワンコはかえんほうしゃをかわすとブーバーに攻撃したのである。
しかし、
『ブゥバァァ!!』
『アンアン!?』
ブーバーはほのおのパンチで反撃された。
『アンアン!!』
イワンコはブーバーのしっぽにかみつくをしたのだ。
『ブゥバァァ!!』
ブーバーはしっぽを振り回しイワンコを投げたのである。
『ブゥバァァ!!』
『アンアン!!』
ブーバーがかえんほうしゃを放とうとしイワンコの首もとの石が光りかえんほうしゃといわおとしが同時に放たれた。
そして、
『ブゥバァァ……』
ブーバーにいわおとしが直撃し戦闘不能になったのだった。
「イワンコ、お前のいわおとし、最高だったぜ」
『ピカピカ』
『アンアン!!』
イワンコはサトシに石を擦り付けたのだ。
「本当に仲良しね」
『テーナ』
『ピィオネ』
「ああ、そうだな……サトシ、これは俺の勝手な提案なんだがそのイワンコ、お前がゲットしてはどうだ?」
「え?」
『ピカピカ?』
「それ絶対いいよ、サトシ」
『テーナ』
『ピィオネ』
『ボクも賛成ロト』
「……博士、でもこいつ博士が可愛がってたんじゃ?」
「いいんだ、今、イワンコが一番信頼を寄せてるのはサトシだ、イワンコにとって最高のパートナーはサトシなんだ」
「イワンコ、お前はどうなんだ?」
サトシはイワンコを持ち上げたのである。
『アンアンッ!!』
サトシはモンスターボールを出した。
「よし、イワンコ、俺たちと一緒に!!」
『ピカピカ!!』
『アンアン!!』
イワンコはサトシのモンスターボールに触れ吸い込まれゲットされたのだ。
「よし、イワンコ、ゲットだぜ!!」
『ピッピカチュー!!』
「イワンコ、出ておいで」
モンスターボールからイワンコが出てきたのである。
『アンアン!!』
「よし、イワンコ、ピカチュウ、特訓だ、走るぞ」
『アンアン!!』
『ピカピカ!!』
サトシたちは走り出すのだった。
TO BE CONTINUED…
たしか夜と昼で進化した姿が変わるのってアニメ設定だよね?ゲームだと時間は忘れたけどパッケージでそれぞれだよね?たしか