ポケットモンスター―アムール―   作:中2病人間M

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小さな3匹ともう1匹

海岸にてスイレンとアシマリはバルーンの練習をしていた。

 

 

そこへ、

 

 

「よっ、スイレン、アローラ」

『ピカーカ』

「アローラ、また、バルーンの練習?頑張ってるわね」

『テーナ』

『ピィオネ』

「アローラ、本当にすごいよね、スイレン」

 

 

サトシ、セレナ、マオがスイレンの所へとやって来たのだ。

 

 

「アローラ、みんな」

『アウッアウッ』

「スイレン、バルーンはどうだ?」

『ピカピカ』

「アシマリ、すごいんだよ」

『アウッアウッ』

「ん?」

『ピカピカ?』

「見ててね、アシマリ、バルーン」

『アウッ』

 

 

アシマリは自分より大きいバルーンを作り出しその中にアシマリは入ったのである。

 

 

「すげぇ」

『ピカピカ』

『大きさもバルーンの強度も以前より上がってるロト』

「本当に頑張ったのね」

『テーナ』

『ピィオネ』

 

 

そして、フィオネはバルーンに飛び込んだ。

 

 

『アウッアウッ』

『ピィオネピィオネ』

『フィオネはバルーンの中が好きデータアップロード完了ロト』

 

 

バルーンは割れアシマリとフィオネは出てきたのだ。

 

 

『ピィオネピィオネ』

「フィオネ、バルーンに入れて良かったね、ほら、スイレンとアシマリにありがとうよ」

『ピィオネピィオネ』

「どういたしまして」

『アウッアウッ』

「これ、人は入れるのか?」

『ピカピカ』

「ううん、まだ人は入れない」

『アウッアウッ』

『ピィオネ?』

「こないだ私が入ったら割れちゃったから……」

「そうか、それじゃポケモンなら入れるよな、な、ピカチュウ」

『ピカピカ』

「うん、それじゃピカチュウから……アシマリ、バルーン」

『アウッアウッ』

 

 

アシマリは再びバルーンを作ったのである。

 

 

『ピィオネピィオネ』

 

 

しかし、フィオネが再びバルーンに飛び込んだ。

 

 

『ピカカ……』

 

 

ピカチュウはフィオネに苦笑いをしたのだ。

 

 

「ほら、フィオネ、順番よ」

『テーナ』

『ピィオネピィオネ!!』

 

 

フィオネは出たくないと駄々をこねたのである。

 

 

「まだフィオネ、赤ちゃんだから」

『アウッアウッ』

 

 

その時

 

 

『カジカジィィ!!』

 

 

アマカジがくしゃみをし甘い香りが蔓延した。

 

 

『ホゥ!?』

 

 

その香りで寝ていたモクローは目を覚ましアシマリに突撃しアシマリと共にバルーンの中に入ってしまったのだ。

 

 

『ホゥホゥ!?』

『アウッアウッ!?』

『ピィオネピィオネ!?』

「アシマリ、モクロー、フィオネ!!」

『ピカピカッ!!』

 

 

そして、そのまま小さな3匹の入ったバルーンは空へと飛んでいったのだった。

 

 

「「「「えぇぇぇ!?」」」」

『ピカピカァ!?』

『ロトォォ!?』

『テーナァ!?』

『カジカジィ!?』

「どうしよう、スイレン……」

『カジカジ』

「いくよっ……」

 

 

スイレンはサトシを引っ張り走っていったのである。

 

 

『あんなスイレン、初めて見たロト……』

「スイレン、アシマリの事になるとスイッチ入っちゃうんだ……」

『カジカジ……』

『スイレンはアシマリの事になるとスイッチが入るデータアップロード完……』

「ロトム、アップロードより私たちもいくよっ!!マオっ」

『テーナ』

「うん!!」

『カジカジ』

『セレナもフィオネのことでスイッチが入ってるロト……』

 

 

 

 

その頃、3匹を乗せたバルーンは空を飛んでいた。

 

 

『ホゥホゥ!!』

 

 

モクローはサトシたちが心配しているとアシマリに言ったのだ。

 

 

『ホゥホゥ!!』

『アウッアウッ!?』

『ピィオネ?』

 

 

モクローは全てはアシマリのバルーンのせいだとアシマリに言い出したのである。

 

 

『ピィオネ!!』

 

 

フィオネはアシマリのせいじゃないと騒いだ。

 

 

しかし、

 

 

『『『!?』』』

 

 

3匹入っていたことと3匹が暴れたことでバルーンは割れたのだ。

 

 

『ホゥホゥ!!』

『ピィオネピィオネ!!』

 

 

フィオネはモクローの上に捕まりモクローはアシマリを置いて飛ぼうとしたのである。

 

 

『アウッアウッ!?』

『ホゥ?』

 

 

アシマリは助けてくれと叫ぶがモクローはアシマリも飛べると思っていた。

 

 

『アウッアウッ!?』

 

 

飛べるわけがないとアシマリはモクローにうったえモクローはアシマリを足で掴むが重量オーバーで落ちていったのだった。

 

 

『ホゥォォ!?』

『アウゥゥ!?』

『ピィオネェェ!?』

 

 

 

 

ロケット団がアローラ地方の情報を傍受するためアンテナを設置していたのだ。

 

 

『これでアローラの情報を全てロケット団がキャッチするのニャ』

「あとはこいつを着けるだけだ」

 

 

そして、コジロウは最後の輪っかのパーツを取り付けうとしたのである。

 

 

その時

 

 

アンテナに何かが直撃しロケット団はアンテナの下敷きになった。

 

 

『アウゥゥ……』

『ホゥホゥ……』

『ピィオネピィオネ!!』

 

 

アシマリたちは何とか怪我をせず着地でき落ちていくのが楽しかったのかフィオネははしゃいでいたのだ。

 

 

『ニャニャ!?ニャーたちのアンテナが……』

「もう完成間近だったのに……」

「何してくれてんのよ!!」

『ホゥホゥ?』

『何ががじゃないのニャ!!』

『アウッアウッ!?』

 

 

アシマリはモクローを押さえつけて謝罪したのである。

 

 

『謝ってすむ話じゃないのニャ!!』

『……ホゥ!?』

 

 

モクローは自分の体にアンテナに着ける予定だった輪っかのパーツが着いてることに気づいて騒いだ。

 

 

その時

 

 

『ピィオネピィオネェェ!?』

 

 

フィオネが泣き出したのだ。

 

 

『ニャニャ!?ママに会いたいって言ってるのニャ』

「ママ?ママって……!!このフィオネ、あのジャリガールのだ、連れてるの見たことあるぞ」

「でもって、モクローはジャリボーイ、アシマリは青ジャリガールのポケモンよ」

『ちょうどいいのニャ』

「ゲットしてピカチュウ交換との人質……いや、ポケ質だ」

「いいわね……ミミッキュ」

『………』

「……は絶対に動かないから、コジロウ、頼んだ」

「おし、ヒドイデ」

『ヒデェェ』

 

 

その時

 

 

『アウッアウッ!!』

『ピィオネ?』

 

 

アシマリはバルーンを作りバブルこうせんを放ったのである。

 

 

『ホゥホゥ?』

『アウッアウッ!!』

 

 

なぜバブルこうせんを放ったのか理解出来ていないモクローにアシマリは逃げるのと指示しながらアシマリはフィオネをバルーンに入れ抱え身動きの取れないモクローは転がりながら逃げていった。

 

 

『待つのニャ!!』

『ヒデェェ!!』

 

 

そして、ニャースとヒドイデも追いかけていったのだった。

 

 

 

 

一方、サトシたちはアシマリたちを探していたのだ。

 

 

「どこ行っちゃったんだろう」

『カジカジ』

「……大丈夫かな、フィオネ……」

『テーナ……』

「きっと、大丈夫だ、セレナ」

『ピカピカ』

「……うん、サトシの言う通り……大丈夫、会える」

「……うん!!」

『テーナ!!』

「よし、それじゃ手分けして探そうぜ」

『ピカピカ』

『それは名案ロト、その方が見つかる可能性は上がるロト』

 

 

 

 

「おーい、ニャース、ヒドイデー!!」

「どこ行っちゃったのかしらね」

『……』

『ソーナンス』

「しょうがない、ムサシ、俺たちも行こう」

「そうね」

『クゥ!!』

「「え?」」

『……』

『ソーナンス!?』

 

 

キテルグマが現れニャースたちを追いかけようとしていたロケット団を連れていってしまったのだった。

 

 

 

 

『アウッアウッ』

『ピィオネピィオネ』

 

 

アシマリはフィオネを乗せ歩いていたのである。

 

 

『ホゥホゥ……』

 

 

モクローは身動きがとれず殆んど転がっていた。

 

 

その時

 

 

『そこまでニャ!!』

『ヒデェ』

 

 

ニャースとヒドイデがアシマリたちに追い付いたのだ。

 

 

『アウッアウッ……』

『ホゥホゥ』

『ピィオネ?』

『ヒドイデ、攻撃して捕まえるのニャ!!』

『ヒデェェ』

 

 

そして、ヒドイデはアシマリたちに攻撃をしようと接近してきたのである。

 

 

その時

 

 

『ヒデェェ!?』

『ニャニャッ!?』

 

 

どこからかひのこが放たれヒドイデを攻撃した。

 

 

『ニャァァ』

 

 

そのひのこを放ったのはニャビーだった。

 

 

『ニャんだ、おミャーは?』

『ニャァ』

『ニャーとやるきニャか?』

『ニャァァ』

 

 

そして、ニャースのみだれひっかきとニャビーのひっかくで対決となったのだ。

 

 

 

 

しかし、

 

 

『ニャに!?』

 

 

ニャースが敗れニャースは吹っ飛ばされたのである。

 

 

『アウッアウッ』

 

 

アシマリはニャビーにお礼を言った。

 

 

『ニャァァ』

 

 

ニャビーはどうしてここにいるのか聞いたのだ。

 

 

『アウッアウッ』

 

 

アシマリはニャビーに起きたことを話したのである。

 

 

『……ニャァァ……』

 

 

バルーンに入ってしまった原因であるモクローを見てニャビーは呆れた表情をした。

 

 

『ホゥホゥ』

 

 

モクローは体に着いた輪っかを取れないかとニャビーに聞いたのだ。

 

 

『アウッアウッ』

 

 

アシマリは自分では取れなかったことをニャビーに伝えたのである。

 

 

『ニャァァ』

『アウッアウッ……』

 

 

ニャビーは輪っかを見て自分でも取れないことをアシマリに伝えた。

 

 

しかし、

 

 

『ニャァァ』

『アウッアウッ?』

 

 

ニャビーは師匠に相談してみるから着いてこいとアシマリに伝えたのだった。

 

 

 

 

そして、ニャビーの背中にフィオネ、身動きの取れないモクローをアシマリのバルーンに入れて町の中を移動していたのだ。

 

 

『ピィオネピィオネ』

『ニャァァ』

 

 

フィオネはニャビーの背中も気に入ったようで喜んでいたのである。

 

 

 

 

そして、ニャビーは師匠であるムーランドがいる住み処の橋の下までアシマリたちを連れてやって来た。

 

 

『ニャァァ!!』

『ピィオネピィオネ』

『ムー……』

 

 

ムーランドはニャビーに今日は賑やかだなと言ったのだ。

 

 

『アウッアウッ』

 

 

アシマリは現状の状態をムーランドに伝えたのである。

 

 

『……ムー』

 

 

ムーランドの指示でモクローをムーランドの前に連れてきた。

 

 

『……ムー』

『……ホゥホゥ……』

 

 

ムーランドは硬直するモクローの体をひと舐めしモクローがサトシのポケモンだと察したのだ。

 

 

『ムー……』

 

 

ムーランドはさらに詳しい状況をモクローに聞こうとしたのである。

 

 

しかし、

 

 

『……ホゥホゥ……』

 

 

モクローは寝ていた。

 

 

『アウッアウッ!!』

 

 

アシマリは寝るなとモクローを弾いたのだ。

 

 

『ホゥホゥ!?』

『……ムー……ムーランド』

『ニャァァ!?』

 

 

ムーランドは冷や汗をかきながらもニャビーにサトシたちの元へと連れて行くように指示したのだった。

 

 

 

 

その頃、手分けして探していたサトシたちは一度合流していたのである。

 

 

「見つからないわ、色んな人に聞いてみたけど……」

『テーナ』

「どうしたらいいんだ」

『ピカピカ』

『……!!そうロト』

「どうしたロトム?」

『ピカピカ?』

『イワンコの嗅覚を使うロト』

「イワンコ?」

『ピカピカ?』

『アンアン?』

『イワンコは匂いを嗅ぎ分ける力がとても強いロト、イワンコならアシマリやモクローの匂いで追えるロト』

「ロトム、その情報遅くない……」

『カジカジ……』

『ロトォォ!?』

「よし、とりあえずそれでいこうぜ、俺のリュック、いつもモクローが入ってるから匂いがあると思うぜ」

『ピカピカ』

「イワンコ、これがモクローの匂いだぜ」

『アンアン』

 

 

サトシはリュックに付いたモクローの匂いをイワンコに嗅がせた。

 

 

「イワンコ、私、いつもアシマリ抱っこしてるからこれがアシマリの匂い」

『アンアン』

 

 

スイレンも自分に付いたアシマリの匂いを嗅がせたのだ。

 

 

「これがよくフィオネが遊んでる玩具よ、お願いイワンコ」

『アンアン』

 

 

そして、セレナはフィオネのお気に入りの玩具の匂いをイワンコに嗅がせイワンコは嗅いだ匂いを元に町を探すのだった。

 

 

 

 

『クゥクゥ……』

 

 

ロケット団の前でキテルグマは寝ていたのである。

 

 

「やっと寝たわ」

『ソーナンス』

「ムサシ、今のうちにニャースと合流だ」

 

 

ロケット団もニャースと合流するため動き出した。

 

 

 

 

それぞれ様々な場所を移動し途中モクローは女の子に撫でられ気を良くしてアシマリに怒られたりしていたのだ。

 

 

 

 

 

そして、夕方になり未だにアシマリたちはサトシたちと再開できず歩いていたのである。

 

 

『ピィオネ……』

『ニャァァ』

 

 

フィオネはニャビーの背中で眠っていた。

 

 

『アウッアウッ』

『……ニャァァ』

 

 

アシマリはニャビーにフィオネ可愛いでしょと言うがニャビーはべつにと答えたのだ。

 

 

その時

 

 

4匹の上に網が落ちてきたのである。

 

 

『アウッアウッ!?』

『ニャァァァ!?』

『ホゥホゥ!?』

『ピィオネ!?』

 

 

 

 

『!!アンアン』

 

 

その音にイワンコは気がついた。

 

 

『ピカピカ?』

『アンアン』

『ピカピカ……ピカピ』

「ピカチュウ、こっちか」

『ピカピカ』

「よし、行こうぜ」

『ピカピカ』

 

 

 

 

4匹はロケット団の網に捕らわれ吊り上げられていたのだ。

 

 

『アウッアウッ!!』

『ホゥホゥ!!』

『ニャァァ!!』

「ピィオネピィオネ!?」

 

 

ニャースとロケット団たちは既に合流しておりアシマリたちを不意打ちで捕らえたのである。

 

 

「アウッアウッ!!ホゥホゥ!!ニャァァ!!ピィオネピィオネ!?と言われたら」

「聞かせてあげよう我らが名」

花顔柳腰羞月閉花(かがんりょうようしゅうげつへいか)(はかな)きこの世に咲く一輪の悪の華、ムサシ!!」

飛竜乗雲英姿颯爽(ひりゅうじょううんえいしさっそう)、せつなきこの世に一矢(いっし)報いる悪の使徒(しと)、 コジロウ!!」

一蓮托生連帯責任(いちれんたくしょうれんたいせきにん)、親しき仲にも小判輝く悪の星、ニャースでニャース!!』

「「ロケット団 参上!!」」

『なのニャ!!』

『ヒデェェ』

『ソ〜ナンス!!』

 

 

そして、4匹は網に捕らわれたまま檻に入れられた。

 

 

「あんたたちのせいで秘密基地の完成がおじゃんじゃないのよ」

「まずはそのパーツを返して貰うぞ……て、1匹増えてるな」

「コジロウ、何あれ?」

「えぇっと……あ、ニャビーっていうひねこポケモンだ」

『さっきの借りは返すのニャ!!』

「あら、ニャース、もしかして負けたの?」

『ムサシ、うるさいのニャ、たまたまニャーの爪が調子悪かっただけなのニャ!!』

『ニャァァ』

「ニャース、なに言ってるのかしら?」

『こいつらを解放しろって言ってるのニャ』

「でも、あんたの仲間寝てるし遊んでるわよ……」

『ホゥホゥ……』

『ピィオネピィオネ!!』

 

 

モクローは眠りフィオネはニャビーの背中に登ってはしゃいでいたのだ。

 

 

『アウッアウッ!!』

『ホゥホゥ!?』

 

 

アシマリは起きろと言いモクローを起こしたのである。

 

 

『ニャァァ』

『ピィオネ……』

 

 

ニャビーは今は駄目と言いフィオネを優しく降ろした。

 

 

『まぁ、いいのニャ、お前の男気気に入ったのニャ、ロケット団に入らないかニャ?』

『ニャァァ』

 

 

ニャビーは即答で断ったのだ。

 

 

『アウアウ!!』

 

 

そのニャビーにアシマリの目は輝いていたのである。

 

 

『なんで断るのニャ!!』

『……ニャァァニャァァ』

『!!そんニャ事情があったニャんて……』

『ソーナンスゥゥ……』

『ヒデェェ……』

「何よ、ニャース」

「あのニャビー、なんだって?」

『……こいつはオヤビン肌のポケモンニャ、弱気者のために世を捨て、自分を捨て、今まで必死に強く生きて来たんニャ……』

「それはまた……」

「健気だよな……」

『よし、そのオヤビン肌の能力、さらに多くの人に役立てるのニャ、ニャーたちの仲間になればおミャーはもっと強くなれるのニャ!!』

『……ニャァァ』

『!!仲間になってもいいと言ってるのニャ、さすがオヤビン肌のポケモンだニャ』

『アウッアウッ』

『ピィオネピィオネ……』

『……ニャァァ』

 

 

行くなとアシマリとフィオネが言うがニャビーは悪いなと答えた。

 

 

『それじゃオヤビン、おミャーだけこっちに来るのニャ』

 

 

ロケット団が檻を開いたのだ。

 

 

その時

 

 

『ニャァァ!!』

 

 

ニャビーがひっかくで網を切り裂いたのである。

 

 

「「なにっ!?」」

『ニャにっ!?』

『アウッアウッ!!』

 

 

アシマリがバブルこうせんを放ち、そして、バルーンを作りロケット団たちをそれぞれ閉じ込めた。

 

 

『ホゥホゥ……』

『アウッアウッ!!』

 

 

アシマリはまた寝ていたモクローを叩き起こしたのだ。

 

 

『ホゥホゥ!?』

 

 

そして、モクローはたいあたりでバルーンごとロケット団を飛ばしたのである。

 

 

 

『オヤビン、ニャーはおミャーが気に入ったのニャ、いつか絶対仲間にしてやるのニャ!!』

「「ということで今度こそアローラ初の……」」

『「「嫌な感じ~!!」」』

 

 

ロケット団は彼方へと飛ばされていったのだった。

 

 

 

そして、この場所にサトシたちがやって来た。

 

 

「アシマリ」

『アウッアウッ!!』

「会いたかったよ」

『アウッアウッ』

「フィオネ!!」

『テーナ』

『ピィオネピィオネ!!』

「よかったぁ、怪我してない?」

『ピィオネ』

『ホゥホゥ』

「モクロー……って、何着けてんだ?」

 

 

サトシはモクローに付いていた輪っかに気がついたのだ。

 

 

『ピカピ』

「頼んだぜ、ピカチュウ」

『ピカピカ』

 

 

サトシがモクローを引っ張りピカチュウがアイアンテールで弾きモクローを輪っかから抜き取ったのである。

 

 

『ホゥホゥ!!』

「良かったな、モクロー」

『ピカピカ』

『ホゥホゥ!!』

 

 

その時

 

 

『ニャァァ』

「!!あれ、今の鳴き声って……」

『ピカピカ』

 

 

サトシはニャビーがいることに気がついた。

 

 

「ニャビー……」

『ピカピカ』

『ピィオネピィオネ』

 

 

フィオネは飛び出しニャビーへ近寄ったのだ。

 

 

『ピィオネ……』

 

 

フィオネはニャビーに行っちゃうのと聞いたのである。

 

 

『……』

 

 

ニャビーはフィオネに近寄りフィオネの頬を舐めた。

 

 

『ニャァァ』

『ピィオネ』

 

 

ニャビーはフィオネにまたなと言ったのだ。

 

 

「ニャビー、フィオネの面倒を見てくれたのね、ありがとう……」

『テーナ』

『アウッアウッ』

『ホゥホゥ』

 

 

そして、アシマリとモクローもニャビーにお礼を伝えたのである。

 

 

「ありがとうな、ニャビー、お前がみんなを助けてくれたんだよな」

『ピカピカ』

「……ニャビー、ムーランドは元気か?」

『ピカピカ』

『!!………』

 

 

ムーランドのことを聞かれてニャビーは一瞬表情を変えるも無言でその場を立ち去ったのだった。

 

 

 

 

 

一方、ロケット団が飛ばされた先にはキテルグマがおりロケット団を受け止めた。

 

 

『クゥ!!』

『「「何この感じ~!?」」』

 

 

ロケット団はそのままキテルグマの巣穴に連れていかれるのだった。

 

TO BE CONTINUED… 




フィオネのお気に入り、アシマリ、モクロー、ニャビーのコンビ、特にアシマリのバルーンとニャビー大好きフィオネ。

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