ポケットモンスター―アムール―   作:中2病人間M

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アローラ探偵ロトム

『犯人犯人って君はいったい誰が犯人だと言うのかね!!』

『いい質問です』

 

 

 

サトシたちは家でアローラで人気のテレビドラマ、アローラ探偵ラキを見ていた。

 

 

『僕の推理によると犯人はこいつロト、間違いないロト』

「ふっ、俺は妻だと思うな」

『博士、それはまた大胆な推理』

「ロトムもすっかりラキにはまったな」

『面白いから当然、ロト』

 

 

ククイ博士とロトムは共にアローラ探偵ラキにはまったようだ。

 

 

「ロトム、その頭のカツラなんなんだ?」

『ピカピカ』

『いい質……』

「サトシ、博士がショピングモールでロトムに買ってあげたのよ、アローラ探偵ラキなりきりセット」

『ピィオネピィオネ!!』

『セレナ、ダメロト、ここは僕がいい質問です、って言うところロト』

「ごめんごめんロトム」

『ピィオネ』

「ほら、ロトム、ラキが犯人当てるぞ」

『博士、それを早く言って欲しいロト!!』

 

 

ロトムはテレビに再び夢中になったのである。

 

 

 

『犯人は貴方です、ドクター!!』

 

「なにぃー!!」

『僕の推理が外れたロトォォ!!』

 

 

そして、ラキの推理が披露され証拠の鞄を隠蔽しようとしたドクターからラキの助手のドーブルが鞄を奪った。

 

 

 

『ありがとう、ドーブル、君は完璧な助手だよ』

 

 

 

そして、

 

 

『たとえ多くの人は騙せても、このラキの目とアローラの青い海は騙せない、解決率100%アローラ探偵ラキの推理に外れなし!!』

 

「最高!!」

『論理的推理と犯人への大胆なアプローチ、アローラ探偵ラキはスゲェロト!!』

 

 

ククイ博士とロトムは完全に夢中になっていたのだ。

 

 

『サトシもそう思うロト!!』

 

 

しかし、

 

 

「ロトム、寝てれるわ、サトシ」

 

 

サトシはフィオネと共にセレナの膝の上で爆睡していたのである。

 

 

「セレナ、喜んでるな、サトシを膝で寝かせて」

「博士、喜んでないもん!!」

『セレナはサトシを膝で寝かせると喜ぶ、データアップデートロト』

「ロトム、アップデートしないで!!」

『!!わかったロト、セレナはサトシを膝で寝かせるためにねむりごなをサトシに盛ったロト、僕の推理だから間違いないロト!!』

「ほう、ロトム、どうしてそう思うんだ?」

『博士、いい質問です』

 

 

その後、ロトムによりハチャメチャな推理が行われたのだった。

 

 

「セレナ、サトシのやつ、うたた寝すると風引くから起こして部屋に連れてってやってくれ」

「はい、博士……サトシ、起きて、寝るなら部屋で寝るよ」

「……あ、ああ、セレナ、ありがとうな」

「うん!!」

「この姿、カキには見せられないな、カキにとってはぜったいれいど並みの衝撃だな」

 

 

ククイ博士はこの場にはいないカキに憐れみの感情を抱いたのであった。

 

 

その後、サトシとセレナは部屋に戻った。

 

 

『犯人誰だったか聞きたいロトか?』

 

 

ロトムは机の上にカツラを置いたのだ。

 

 

「眠いから明日聞くぜ、おやすみ」

『ピカピカ』

「私も寝るね、おやすみ」

『……そうだ、セレナ』

「ん?」

『明日、スクールになりきりセット、持ってくロト、セレナの鞄に入れて欲しいロト』

「いいわよ」

 

 

 

 

次の日。

 

 

「あれ、ないな、どうしよう」

「サトシ、どうしたの?」

「セレナ、デンキZがないんだ」

「大変!!」

『ピィオネ!!』

「デンキZってハラさんの大試練突破した時にもらったZクリスタルのことですよね」

「リーリエ、そうなんだよ、ノーマルZはあるんだけど、このままだとカプ・コケコに怒られるな」

「その前にカキも怒るよ、そんな大事な物なくしたなんて」

『カジッカジッ』

「終わったね、サトシの人生」

『マチュマチュ』

『僕に任せるロト、消えたクリスタルの謎はこのアローラ探偵ロトムが解決するロト』

「ロトム、そのカツラスクールにまで持ってきちゃったのか?」

『ピカピカ』

 

 

そこへ、

 

 

「アローラ」

 

 

カキがやって来たのである。

 

 

「「「「「「ア、アローラ……」」」」」」

「ん?なんか合ったのか?」

「……いや、何でもないぜ」

『ピカピカ』

「そうか」

「ロトム、クリスタルお願い」

『セレナ、わかったロト』

『ピカピ』

「ピカチュウも手伝ってくれるんだな」

『ピカピカ』

「サンキューな、ピカチュウ」

『ピカピカ』

『ピカチュウ君、君を今から僕の助手に任命するロト、さっそく聞き込みロト』

『ピカピカ』

 

 

ロトムとピカチュウは聞き込みへと向かった。

 

 

 

 

『今から僕が聞き込みのお手本を見せるロト』

『ピカピカ』

 

 

ロトムはククイ博士の所へ向かったのだ。

 

 

「サトシがデンキZをなくした!?」

『なんでもいいから情報が欲しいロト』

「たしか、昨日の昼過ぎ、サトシとカキが校庭でZ技の練習してたのが最後だな、モクローと一緒だったからノーマルZなはずだ、だからそこで落としたとかかな」

『校庭ロト』

『ピカピカ』

 

 

その後、ロトムは校庭を探すも見つかる気配がなかったのである。

 

 

『ポケモンスクールの校庭は広すぎロト、ここで見つかる可能性は0.000002%ロト』

『ピカピカ』

『見つけたロトか?』

 

 

ピカチュウは校庭の土を掘り起こした。

 

 

『おお、君は完璧な助手だよ、ピカチュウ君』

 

 

しかし、掘り起こした土からアローラディグダが現れ怒らせてしまったのだった。

 

 

ロトムは次にオーキド校長の所へ向かったのだ。

 

 

『その写真はどうしたロト?』

「昨日、学校にカメラマンが来て撮ったんだよ、来年のアローラパンケーキレースのポスターに使うんだそうだ、来年も頑張ロコン」

『コーン』

「お、頑張ロコン」

『コーン』

『何してるロト?』

『ピカピカ』

「今、ポケモンギャグに合わせて鳴くように稽古してるんだよ、昨日のカメラマンにはうけてポケモンギャグも撮影していったよ」

『!!そのカメラマンが撮ったのはポケモンギャグだけロトか?」

「いや、Z技を使うサトシとカキには大変驚いてふたりのZ技の練習も撮影していったよ」

『それだロト、ピカチュウ君、アローラテレビに急ぐロト、それを見ればどこでデンキZがなくなったか分かるロト』

『ピカピカ』

 

 

ロトムとピカチュウはアローラテレビのテレビ局に向かったのである。

 

 

「ピカチュウ、かわいいなぁ!!」

 

 

ピカチュウはガードマンに止められ気づかれなかったロトムだけ中に入っていった。

 

 

その後。

 

 

『ピカチュウ君、わかっているとは思うが我々が探すのは昨日のポケモンスクールを撮影したビデオカメラロト……って、いないロト』

 

 

ロトムはピカチュウがいないことにようやく気がついたのだ。

 

 

『ま、いっか、それよりビデオカメラロト』

 

 

ロトムはラキファンの掃除のおばさんに聞いてカメラマンの所へ向かったのである。

 

 

『失礼しますロト、昨日のポケモンスクールの映像を見せて欲しいロト、事件解決に役立てたいロト』

「事件解決?よくわからないけど、あれはまだ編集してないんだよね、それに俺、次の現場行かなきゃいけないし」

『ちょっと僕の腕をビデオカメラに繋げるだけロト』

「それぐらいならいいけど」

『ありがとうロト』

 

 

ロトムはビデオカメラに腕を繋いだ。

 

 

『図鑑機能拡張オン!!……図鑑機能拡張するの初めてロト、ボディの奥底から何か湧いてくる不思議な感覚ロト……ロトム図鑑、ビデオカメラ機能ゲットロト、さっそく昨日の映像を確認するロト』

 

 

 

 

「どうだイワンコ」

 

 

サトシはイワンコにノーマルZの匂いを覚えさせて落としたかも知れないデンキZを探していた。

 

 

そこへ、

 

 

『サトシ〜』

『ピカピカ』

 

 

ロトムとピカチュウが戻ってきたのである。

 

 

「ロトム、ピカチュウ」

「もしかしてなくしたデンキZ見つかったのかしら」

『テーナ』

「なにっ!!……サトシ、デンキZなくしたのか!!」

「カキ、そうみたいなんだ」

「サトシ、ごめん、つい口が滑ったわ……」

「セレナ、気にするなって」

「サトシ、お前、カプ・コケコからもらったデンキZをなくすなんてどういうつもりだ!!」

「……ごめん」

『ピカピ……』

「まってカキ、家かもしれないし、怒るのまってあげて」

「ぐぬぬ……」

 

「カキ、葛藤してるね、本当ならダイナミックフルフレイムなのにセレナに止められて……」

『マチュマチュ』

 

『まつロト、謎は解けたロト、ピカチュウ君、みんなを教室にお連れするロト』

『ピカピカ』

 

 

教室にて、

 

 

『アローラ探偵ロトムは消えたクリスタルの謎を解決したロト、クリスタルをもった犯人がこの中にいるロト』

「ちょっとまて、ロトム犯人って大げさな」

『博士は黙ってて欲しいロト、ここからが大事ロト』

「いや、しかし……」

『では、改めて今回の犯人は……あなたです!!』

 

 

ロトムはカキを指した。

 

 

「え、俺か!!」

「ロトム、証拠はあるんだろうな?」

『ピカピカ』

『もちろんロト、録画動画再生』

 

 

ロトムが流した映像はサトシとカキが互いのZ技を褒め合い握手してるところだった。

 

 

『ここロト、この時サトシの手にあったデンキZがカキに渡ってしまったロト』

「いや、それはないぜ、手にあったなら俺が気づくと思うぞ」

『ピカピカ』

『サトシはきっと気づかないロト』

「ロトム、いくらなんでも無茶苦茶だ!!」

『カキ、往生際が悪いロト、みんなの目は騙せても僕の目とアローラの青い海は騙せないロト』

 

 

その時

 

 

「ロトム、あのもう少し前の映像を見せてください」

『リーリエ?……わかったロト』

 

 

リーリエが指定した映像に映っていたサトシのZリングにはデンキZがつけられていたのだ。

 

 

「そうか、俺、このあとデンキZ、ポケットにしまってノーマルZに替えたんだ……!!それで夜、机に置いたんだった」

「それじゃ、デンキZは博士の家か?」

「そうなるな、カキ」

「でも、サトシ、家出る前にロトムの頭のやつ鞄に入れた時には何もなかったわよ」

「え、じゃデンキZはどこだぁ」

『ピカピカ』

『振り出しに戻ったロトォォ!!』

「……まさか」

 

 

セレナは自分の鞄を明けたのである。

 

 

「……ごめん、サトシ、あったわ」

 

 

セレナの鞄にデンキZが入っていた。

 

 

「つまり机においたデンキZの上にロトムがカツラを置いてそれが引っ掛かってそのままセレナの鞄の中で落ちたってことか」

「ククイ博士、そうなるな」

『ピカピカ』

「ごめんね、サトシ……」

「いや、机に置いた俺が悪いぜ」

「ううん、私が悪い」

「いや、机においたサトシとカツラを上に置いたロトムが悪いぃぃ」

「カキ、やめな、今は無理にセレナ庇うと墓穴掘るよ」

『カジッカジッ』

「今度、お詫びにマカロン作るね」

「そりゃ楽しみだぜ、な、ピカチュウ」

『ピカピカ』

 

「……サトシ、なぜだぁぁ……」

「カキの精神崩壊したね」

『マチュマチュ』

 

 

こうして消えたクリスタルの謎は無事に解決したのだった。

 

TO BE CONTINUED… 




数年ぶりですが投稿再開します。継続できるように頑張ります。
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