お気に入り数がいつのまにか50件を超えたり、応援してくださる方がいる中遅れさせて本当にすみません!
もう少ししたら暇な時間が増えるのでじゃんじゃんあげていきます!
護衛クエストが早速始まった。今回の場合は馬車2台で行く予定らしい。1台はあのブーある一定層の人々に需要がある方が一人で乗り、もう1台は俺達が乗る予定らしい。
囮作戦か…片方に護衛を集中させることでいる護衛対象がいると見せかけるってわけか。その分、護衛対象が手薄になるっていうデメリットはあるが。
『それでは、よろしくお願いしますね。』
こいつ…絶対変声の魔道具を使っていやがるな。まぁ、デー体型がふくよかな方でも美声を出せる人はいるし、偏見を持つのは良くないか。
「さて、こいつは4人乗りらしいな。」
「そして、2人は荷台か…さて、ジャンケンでもするか?」
「えぇ!恨みっこなしよ!!」
「その前に…ユウヤかゆんゆんのどちらかは確定か?」
「じゃあ、俺が行くことにしよう。色々役に立つスキルを持っているのは俺だしな。」
「それならあと一人はじゃんけんね!さぁ、行くわよ!」
数秒後
「何でよー!!」
アクアが一瞬で負けてきた。アクアの運はかなり低いとされているがこれは酷い。みんなチョキでアクアだけパー。たった1手で決まるとは… 5人のジャンケンの場合は3の5乗で243通り。1人負けする手は3通りだけ。つまりアクアは開幕で81分の1を引いてしまったのだ。ここまで来ると逆にラッキーではなかろうか。
「さて、とりあえずは様子見か…」
この後30分近く経ったがモンスターは影も形もない。何も起こらないならただいるだけでお金が貰えるのだが常に神経を張り詰めなければならないのと退屈な作業で精神的に疲れてきた。
俺、スナイパーとかは向いてないかもしれない。
「暇なんですけどー!ねぇ!暇なんだけど!」
「落ち着け、アクア。これもクエストだ。もう少しで目的地に着くはずだ。」
子供のように喚くアクアをダクネスがたしなめるが確かに暇になってきた。
「なぁ、ユウヤ。暇ならちょっと俺にスキル教えてくれないか?」
「ん?俺のスキルか?」
「あぁ、確か神器を持つことで使えるスキルが増えるんだろ?その手のスキルは基本的にはお前しか持っていないだろうし。持っていて損はないはずだ。」
確かにカズマが言う通り俺は盗賊のスキルと短剣スキルの他に神器特有の光を操るスキルがいくつか使える。でもカズマに教えるとなるとやはりお手軽なやつになるか。
「そうだ。シャイニングアローとかどうかな?」
カズマは剣中心で立ち回ることはないはずなので俺がよく使う消費魔力が少ないシャイニングアローを教えることにした。
「おぉっ!遠距離技か!このパーティにはダクネスがいるのにまともな遠距離攻撃を持つやつがいないからなぁ…」
「おい、遠距離攻撃が出来るやつなら私がいるじゃないか。」
カズマの発言にめぐみんが食ってかかってきた。
「お前爆裂魔法しか使えない欠陥魔法使いのくせして何言ってんの?悔しかったら上級魔法の1つでも覚えてこいよ。」
「言いましたね!私の爆裂魔法を馬鹿にしましたね!いいでしょう。カズマが散々馬鹿にしてきた爆裂魔法を今ここでー」
「やめろ馬鹿!護衛対象まで吹っ飛ばー」
「と、言いたいところですが…もちろんそれは分かっています。ですから体術で勝負でケリをつけてやります!」
若干めぐみんの声が上ずったのは気のせいだろうか…そんなことを考えると急に馬車が揺れ始めた。
「んっ!?」
「やめてめぐみん!暴れないでぇ!」
めぐみんの仕業か!ここで俺達が落ちたりなんかしたら洒落にならないからやめてくれ。
「めぐみん!全く子供じゃないんだから…私みたいにもっと冷静にしなさいな。」
なんだかあのブー今回の依頼主を真剣に護衛していたのが馬鹿馬鹿しくなってきた。大丈夫だよね、ちょっとサボったって…
「むっ…アクア!依頼主の馬車にアンデットが近づいているぞ!」
ダクネスがいつにもなく素早い速度で反応し、突撃した。敵があんなにいる中突撃出来るのは普通なら尊敬に値する…だが…
「おい、馬鹿!…くっそ…アクア!素早く片付けるぞ!」
そう、ダクネスは無計画すぎた。今言うのもあれだがダクネスはタンカーとしてはかなり優秀なスペックを持っている。モンスターのターゲットを自分に向けるスキルのデコイ。高い防御力と魔法耐性。そしてアタッカー顔負けの高い攻撃力。クルセイダーとしてここまで完成されているのも珍しい。
だがしかし、一見高スペックに見えるがダクネスは両手剣のスキルを全く習得していない。俺やカズマですら取る剣術の上達すら取っていないので攻撃が相手にほとんど当たらない。それだけならタンクの役割はこなせるのでまだいいが、モンスターを見かけるとすぐ突撃するため逃げるという選択を取れないなど本人の中身のせいで高スペックが台無しな点が多々ある。
「言われなくともアンデットは私が一人残らず浄化してやるわ!」
俺は早速アクアと共に暴走したダクネスを追う形で護衛対象のいる馬車に向かった。
「『セイクリッド・ターンアンデット』!!」
「黄泉送り!」
俺は早速覚えたてのアンデット相手によく効くスキルを試してみた。
その性能通り黄泉へと誘う光を浴びたアンデット達はたちまち消滅していった。
神器オリジナルスキルは主に俺の閃きによって技が解放され、それをポイントで習得する仕様らしい。余裕がある時にスキルを考えておくかスキルポイントにゆとりを持たせるべきかもしれない。
「あんたアンデットを倒すことも出来るのね…」
「まぁ、アクアが倒していた上位の存在の場合は一撃とはいきませんが。」
「な、何だ…もう終わってしまったのか…はぁ…はぁ…」
息を荒くしているダクネスがどこか残念そうな声で俺達に話しかけてきた。やめてやめて。これ以上人様の前で醜態を晒さないでくれ。
その後、護衛任務はクリアしたが、敵はアンデットしか来なかった。理由としては明らかだが酷いくらいにアンデットしか来なかった。
「なんだかアンデットしか来ませんでしたね。」
「あぁ、ゆんゆんの出番がなかったな。」
「なぁ、アクア。今回アンデットがやたらと集まったのはお前のせいなんじゃないか?」
カズマが急に痛い所を突いた。やはりこの手の解析は早いな。
「べ、別にそんなはずは…偶然よ、偶然!」
「最後の方に至ってはユウヤじゃ一撃で倒せないやつまで出てきたよな?あんな高レベルなアンデットが偶然現れるものか?」
「し、仕方ないでしょ!!私の神々しさに惹かれて集まってきちゃうのよ!それともカズマは私の神々しさを下げろって言うの!?そんなことをしたらアクシズ教徒達が悲しむわ!」
こいつ開き直りやがった。まぁ、アクアの体質は割り切るしかないのだがこれは酷い。
「でもいいでしょ!!どうせもうモンスターは出ないし、クリアよ クリア!…」
「ア、アクア!後ろ!後ろ!」
「ふっ、私を陥れる罠だってのはとっくに分かってるわ。いい?私レベルの女神はね。フラグなんて立てない…あれ?ダクネス?めぐみん?みんなまでどうしー いやぁぁぁぁぁ!!!」
フラグ回収お疲れ様です。アクアの後ろに大きなドラゴンがいた。
こんなやついるのか。ヤバいかもしれない。
「めぐみん!爆裂魔法だ!!お前ドラゴンスレイヤーの称号が欲しいとか言ってたろ!?」
「ごめんなさい!そうしてやりたいのは山々ですが私今日はもう爆裂魔法を撃った後なのです!」
カズマが慌ててめぐみんに指示を出すがやはり爆裂魔法は撃てないらしい。あの時声がうわずったのもこのせいだったのか。
「くっそ!肝心な時に!!」
「俺がやる。」
「私もやるわ!めぐみん!見てなさい!」
「ゆんゆん!援護は任せた!アクア!支援魔法を頼む!」
「じゃっ、頑張りなさい!」
「『パラライズ』!」
ゆんゆんが握ったワンドから電流が流れ、ドラゴンを痺れさせた。その時間はわずかだがそれだけで十分。あまり切り札は切っておきたくなかったが今はやるしかない。
「『エクステリオン』!」
片手剣サイズにまで伸ばした聖剣から斬撃を放った。アクアのバフもあり、その斬撃は一撃でドラゴンを屠った。
「ふぅ…サンキューな。」
「いいのよ。その代わり…そのドラゴン私に頂戴!」
ドラゴンの肉とかその他諸々を売るつもりか。
「まぁ、ゆんゆんがいいなら…」
「私は別に構わないけど…」
「やったー!早速ギルドに帰ったら売るわよ!!」
ちなみにその後依頼人のブス専の人には需要があるであろう方は護衛後、最終的に一度も顔出しせずに行ってしまった。そこまで徹底するなら写真載せんなし。
その後は護衛クエストとドラゴン討伐が完了したという報告をしたところ見事俺はドラゴンスレイヤーの称号は得られた。だが相変わらず新たな仲間は得られなかった。
このすば2話のゆんゆんは見るに耐えなかった。
あのアニオリかわいそすぎる…
あ、セナが食われたアニオリはグッジョブです。
それでは、最後まで閲覧していただき、ありがとうございます!