読んでいただきありがとうございます!
今回もお付き合いしていただけると嬉しいです。
かつて先人は一人では限界があるとか一人では決してクリア出来ないだとかそういうことを言っていた。
ふざけんな、ぼっち否定かよ。てめぇらド◯クエ初代の勇者とか知らねぇだろ。あれどうやっても仲間増やせねぇんだぞ。あいつは一人でも魔王を倒せると証明した。つまり仲間は別に必要ではないのである。先人ゲーマーの中にはソロ縛りでクリアしたやつもいるし…
要するに俺は未だにソロプレイである。ソロプレイをしばらくしているといつの間にかソロプレイ専門の人だと思われ、挙句に募集の紙で叫んだのは何で俺の仲間に相応しいやつがいないんだぁぁぁ!と叫んだことに改変されていた。噂って怖い。
「まぁ、正直仲間は諦めるか…」
無理なものは無理である。不可能はないとか無責任にやたら言うやつがいるがそんなの言ったら戦士職のやつがウィザードのごとく魔法を使えるようになれるか?無理に決まってんだろ!!って話になるだろ。俺の無理なことがたまたま仲間作りだけだっただけだ。
ソロ狩りで順調にレベルは上がって、敵感知以外に潜伏スキルとバインドも習得した。最初の魔王軍の幹部と交戦するまでまだ時間はあるが既にステータスがカンスト済みだったアクア、かなり尖った性能のめぐみん、ダクネス、そしてカズマの指揮があったから倒せたのであり、普通低レベルでは何の役にも立たない。過去が変えられたとしたらここの辺りである可能性が高いのでレベルも上げつつ神器の可能性も探さなくてはいけない。
「さーて、今日は何を受けようかな…」
いつも通りソロでクエストを受けようと探していたところ注意書きがあったことに気づいた。どうやら森で悪魔が出たらしい。それも下級悪魔ではないだとか。これは知っている。大して驚くことじゃない。注意書きを詳しく見てみると…えっと、実力はまだ分からず、未知数な点が多いため現在調査中です。ソロプレイヤーやレベルの低い方は森へ行かないでください。
え?待って?知らない。ソロプレイヤーも行っちゃダメなの?ちょっとちょっと!
「いじめか!!そんなにソロプレイヤーには人権がないのか!?」
森に行けない…冒険者の仕事を全部とはいかないが結構奪われてしまった。仕方ない…今日は休ー
「いたっ!」
「す、すみません!」
人にぶつかってしまった…全然警戒してなかった…あれ?この子は…
<?side>
どうやら私は人にぶつかってしまったようです。
「いえ、こちらこそすみませんでした!」
その相手は黒髪黒目の青年だった。歳は…私と同じくらいかそんなに差はないのかな?若干大人びた見た目で赤く短いマントを羽織っていて、冷静でありながらどこか優しそうな人だった。
あ、今思えば…この人は確か仲間を欲しがっていた人のはず…
お願いすれば仲間になってくれないだろうか…そう思った矢先その人から話しかけてくれた。
「すみません、俺は現在ソロで盗賊をやっている小湊裕也と言います。ソロだと森へ行けないみたいなので今日限りでいいからパーティを組んでくれませんか?」
「あ、その…」
「ごめんなさい、迷惑でしたか?」
迷惑だなんてとんでもない。もの凄く嬉しい申し出だ。もう叫びたいくらいに嬉しいがここではしゃぎすぎてもし引かれたら困るので喜びを最小限に抑えて承諾することにした。
「い、いえ!私もソロですし、喜んで!全力で頑張ります!」
めぐみん、私とパーティを組んでくれる人がついに来たよ…
<裕也side>
「そういえば名前を聞いていなかったな。名前は?」
この子の名前は既に知ってはいるのだがもし先に名前を言ったことで怪しまれたら困るので名前を聞くことにした。
「ゆ、ゆんゆんです。アークウィザードです。ユウヤさん、よろしくお願いします。」
この子の名前はゆんゆん、めぐみん同様紅魔族でめぐみんのライバル。紅魔族特有の黒のローブにマント。そして長い黒髪をリボンで束ねていおり、大人しそうな見た目のいかにも優等生っぽい風貌の子だ。スタイルもかなり良い方でそして何よりおっぱいが大きい。
ヤバい、つい見てしまった。少し目と逸らさないと…
「ゆんゆん、よろしく…で、その赤い瞳…もしかして紅魔族か?」
「は、はい…あ、でも上級魔法はまだ使えません。それでもよろしければ…」
あぁ、確かゆんゆんはこの後一人旅をしてから上級魔法を覚えるんだったな。
ちなみに紅魔族とは平たく言えばサイヤ人のようなものである。独特の名前や服装、名乗りをする種族で全員が高い魔力と知力を持ち、例外なく全員がアークウィザードになるらしい。まさに魔法のスペシャリスト達である。ちなみにゆんゆんは例外で紅魔族特有の名乗りをしたがらない。
「それでも十分だよ…早速森の方へ行くか…」
「はい!」
今回受けたのは森の周辺のあるモンスターの討伐とあわよくば森にいる悪魔の調査だ。この世界には強いモンスターが突然出現することがある。そのモンスターの目撃情報などを手に入れ、ギルドに報告をすれば報酬も貰える。
「ん…敵感知に引っかかった…こっから左斜め前辺りに敵がいる…あいつは…」
「あれは目的のスライムですね…あの大きさ程度なら私でも大丈夫です。」
スライム。これを聞いて皆様は何を想像するだろうか。恐らくあの派生モンスターも多くいる雑魚モンスター代表の青色軟体生物が一般的だと思う。
だがこちらの世界は俺達が知るようなスライムとはかなり違う。
物理系統の攻撃は効かない。魔法にも耐性あり。雑食。張り付かれたら窒息死される。核を破壊しない限り死なない。その上ヤバいやつの中には毒持ちなんてエグいやつもいる。
デカければデカい程性能は上がる。小型が多いが油断ならないモンスターである。
「ユウヤさん、ここは私に任せてください。」
「問題ない。俺も有効打を持ってる。」
聖剣ライトニングエッジは光エネルギーを飛ばせば遠距離攻撃も可能ということは既にエリス様から聞いている。
魔力耐性があるモンスターには撃ったことがないがパワーを測ってみても悪くはないか。
「敵感知に引っかかったら随時知らせる!」
「ありがとうございます!」
そう俺に一礼すると彼女は銀色のワンドを振るい、雷撃魔法をスライムに向けて放った。
「ライトニング!」
紅魔族の名に恥じない高威力の呪文により、スライムは一瞬で消し炭と化した。
「お前ちょっと謙虚すぎないか?想像以上の強さだな…俺も頑張るっきゃないな…」
「シャイニングアロー!」
その場のノリで考えた技名を言いながら神器で作り出した光エネルギーの矢をスライムの核へ放った。核を的確に貫かれたスライムはその場で四散した。
「残りは三匹!この調子で行くぞ!」
「はい!任せてください!」
その後悪魔は見つけられなかったがスライムは無事討伐し、初クエストは見事成功に終わった。
「ユウヤさん!やりましたよ!クエストクリアです!」
仲間というありがたみを感じながら嬉しさのあまり近寄ってきた彼女とハイタッチをした。
「あぁ、やったな…」
今回の報酬金を分配し、せっかくなので夕食も一緒に食べることにした。
「あの…お願いがあるのですが…」
「ん?どうしたんだ?ゆんゆん。」
「今日の一度きりではなく、これからも一緒にパーティを組んでもらえませんか?」
念願だった仲間になってくれる子がすぐここに!え?マジ?夢じゃないよな?今までいくら欲しがっても現れすらしなかった仲間が!!
超嬉しいけどここは感情を抑えなくては…
「あぁ、俺で良ければこれからもよろしく頼むよ。」
「こ、こちらこそ…目は合わせられないし、話はつまらないかもしれないけどこれからもよろしくお願いします!」
エリス様…貴方は俺にすらこんな粋な計らいをしてくれるのですね。
一生尊敬します。エリス様。
「ユウヤさん、もっと仲間が増えるといいですね!」
最後まで閲覧していただきありがとうございます!
ここでゆんゆんの登場です!
2期では彼女が活躍するはずなので是非見てください!
次回はあの魔剣使いのチート日本人と爆裂娘が登場!
次回も素早く上げていきます!