その場合原作と一緒だと思って下さい。
あと2話と3話は短めです。
理由は3話のまえがきで
読みにくい部分があれば教えて下さい。
~クロア?目線~
「ああ、そういうことか」
原因に気づいた私は枕元に置いてあったカチューシャを頭に付けようとして、
その手を止めた、2年半も我慢したんだ、少しぐらいのワガママも許されるだろう
ベッドの縁に座り本を読んでいると、ハーマイオニーが目を覚ました。
「おはよ!」
と本を閉じ、随分と久し振りに笑顔を浮かべ挨拶をする、
ハーマイオニーも挨拶を返そうとして
違和感を覚えたのか、開けた口を閉じ、
再度口を開くと
「おはよう、ねえ、なんか雰囲気変わった?」
「そう?それよりさ、昨日運んでくれたの?ありがとね」
「まあ、途中までは私じゃなくてハリーだし、気にしないで」
「それじゃあもう一つ頼んでいいかな、
ハリーにお礼を言っといてほしいんだ」
「それくらい自分で言えば?」
と少し眉をひそめて返される、
「あー、それは分かってるんだけど......まあいいか、そうだね、自分で言うことにするよ」
「当たり前よ、それぐらい」
「それじゃあ、もしお礼を言わなかったら無理にでも私のカチューシャを叩き折ってね」
私のよくわからない頼みにはてなを浮かべていたハーマイオニーだが、
一応了解したのかうなずいてくれたのを確認して
今度こそカチューシャを付けると
頭の中がかき混ぜられるように気分が悪くなり、身体が思うように動かせなくなる....
~クロア目線~
やっと帰ってきた。
最悪な寝覚めだ、目が覚めたとき、身体を動かせないと思って焦っていたら
私の意思に関係なしに動き出した身体の
視界に私のカチューシャが入ったことで全て理解した。
恐らく昨日私が寝るときにハーマイオニーが外してくれたのだろう
忌々しい、身体が帰って来たので今朝の悪夢は忘れる事にしようとして思い出す、
アレに身体を乗っ取られていた時に勝手にハーマイオニーと取り付けていた約束の存在を。
勝手にため息が出る。
「どうしたの?急に表情が変わったけど」
とハーマイオニーが聞いてくる、あなたのせいだ、
と愚痴を言いたくなったが言ったところで悪い方向にしか変わらないだろう、
ため息をつくと
「大丈夫です」
といつもより少しムスッとした顔で答えると、ハーマイオニーは目ざとく
「あれ、いつものクロアだ、さっきみたいに笑顔を浮かべてた方が可愛いと思「結構です、それからさっきまでの会話は忘れてください」….どうしたの?
やっぱりさっきと全然違う、まあ約束は忘れないけどね」
と少し訝しむような目を向けてくるが
気にせずに一瞥すると、着替えを済ませ、朝ごはんまでの時間を読書で潰すことにする。
読書に熱中していると不意にハーマイオニーから
「そろそろ朝食だと思うし、大広間に行かない?」
と少し遠慮がちに聞かれる、彼女に非はないのだが読書に熱中している私に声をかけるのを躊躇っていたのだろう、私がハーマイオニーの顔を見て頷くと、少し嬉しそうな顔をしていたがそれを隠すように
「今日はあまり眠くなさそうね、昨日なんて私に抱きついてまで寝てたのに」
なんて言いだす、正直記憶になかった。
顔が少し熱を持つのを感じながら、それを隠すように部屋を出ながら
「昨日は徹夜で本を読んでいたせいで眠かっただけです。
普段はあんなに眠くないです」
と答えるとハーマイオニーは
「当たり前ね、授業の度に寝ててもらったら点がいくつあっても足りないもの」
なんて返してくる、
育ての親とでさえ必要最低限の会話しかしない私は「そうですね」と短く返すとそこで会話が途切れてしまうが、その沈黙を人と話さなくても良いから楽だ、などと感じてしまう、
どうやら私は社交性が低いらしい。
そのまま沈黙の空気を保ったまま談話室に着くとハリーとロンも丁度談話室にいた。
ハーマイオニーはこの気まずい空気を打開しようとしたのか、ハリー達に話しかける。
「今日から授業が始まるわね、どんな先生がいると思う?」
と聞いていた、私は昨日の件で正直ハリーがあまり好きじゃなかったため、ハーマイオニーの後ろに隠れるようにして立った。
そのまま黙ってハーマイオニー達の後ろを歩いていたのだが、
ハーマイオニーがこちらを向くと、少しきつめの口調で
「今朝の約束、まさか忘れたとは言わないわよね」
と聞いてくる、やはり忘れてはくれないらしい。
ため息をひとつ着くと、ハリーの前に歩いて行き、小声で「昨日は助かりました、それからごめんなさい」とだけ言うとさっさと元の位置、ハーマイオニーの後ろに戻る。
最初は何のことだかわからない、といった様子のハリーだったが、少しすると昨日のことをだと気付いたのか「別に構わないさ」と返ってきた。
「これで良いんですよね」とハーマイオニーに確認すると、少し不満気だが、頷いてくれた
「そのカチューシャ、大事なものなの?」
と聞いてきた、
「今朝の会話のことは忘れてください、といったと思いますが?」
と口調にトゲを混ぜつつ聞き返す。
「嫌よ、あなたが笑顔を浮かべた珍しい瞬間だもの、そう簡単には忘れられないわ、
それに、これは約束の話だから、忘れない、と言ったはずよ」
と言われ、反論できず、正直に
「はい、私という存在と同じぐらい大切なものです」
と答えた。
ハーマイオニーは少し驚いた様子で私のカチューシャを見て、何か言おうと口を開いたがロンが口を挟む、
「クロア..だっけ?君が笑うことなんてあるんだね。
常に不機嫌そうな顔してるから意外だな」
と言われ、私の頬に手を添えてみる、そんなに不機嫌そうだろうか、
鏡など持ち歩いてはいないし自分で触ったぐらいではどんな表情を浮かべているかなど詳しくは分からないが、間違いなく笑ってはいないだろう。
「そうよ、今朝は何故かとても機嫌が良かったみたいでね、
写真にでも収めて見せてあげたいぐらい可愛かったのよ、
今じゃ見る影もないけどね。」
とハーマイオニーに言われ顔が紅潮するのを感じる。
ハーマイオニーの服の裾を引っ張って抗議すると、
ハーマイオニーはこちらを見て「ごめんね」と軽い感じで謝ったが反省の色は見えない
ホグワーツに来て急速に回数を増やしているため息のカウントを増やすと「もう良いです」と返す。
いつの間にか到着していた大広間での食事を終えると授業に向かう。
クロア カチューシャが大事なものらしいです。 昨日は徹夜明けだったから眠かったようです。
クロア? 誰ですかあなた
ハーマイオニー 約束は大事
ハリー あれ、ハリーの口調も不安定?
ロン ^ ^
今朝の約束 ハーマイオニーによって守らされた
「おはよ!」 ギャップが可愛いと思うの