言葉ノ世界   作:ソアト

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今回は凪城の挿絵を描かせていただきました!
これからもなるべく挿絵をつけていきたいとおもいます。


2話 凪城白3

なかなか見つかりませんねもやもやした玉。

本当にあるんでしょうか。不安ですよ。

自分から探そうかなんて切り出しておいてダウンはしたくないですけどあれこれ1時間は探してますよ。そんなに広くもないこの校舎裏を。

それも辛いですけどここにいると何だかクラクラしますね。取り憑かれたんでしょうか私…。

やはり心霊とかあるんですかね。

 

「うー…」

「どうしたの?凪城さん」

 

流石に(うめ)き声を上げてしまったら気付かれました。

心配をかけまいと我慢していましたが限界突破です。倒れそうです。

 

「なんか…ここにいるとすごくクラクラする…ずっと背中を(さす)られてるみたいで…」

「…えっと…変なこと聞くけどどこか痛むところは無い?その、チクチクするみたいな」

 

村瀬君の表情が明らかに変わりましたよ。

それはそうと何故痛む場所があると分かったんでしょう?

確かにチクチクするみたいな箇所はあります。

 

「肩がチクチク?ヒリヒリ?みたいな感じがする」

「ま、まさか…」

 

更に驚いた表情になっています。滅多に見られない表情です。

ゲームでレアアイテムをゲットした気分です。

でも私には村瀬君がこんなに驚く理由が全く分かりません。見当もつかないです。

 

「ちょっとごめん!」

「へ?」

 

き、ききき、きゃぁぁぁぁあ!!?

村瀬君!?何をしてるんですか!?

私の制服をはだけさせて何をしようとしてるんですか!セクハラ行為ですよ!?

私だから良かったけど他の子なら…ってそうじゃない!!

 

「む、村…瀬君…?」

「……」

 

はだけさせておいて無言にならないで下さいよ。

それとも何ですか。私のさほど膨らんでない胸部を見て失望してるんですか。

許しませんよ?本当に。ガッデム!

 

「あ、あの…いつまでこの体勢でいれば…良いのかな…」

「あっ、ご、ごめん凪城さん!!」

 

突然我に返ったかの様に飛び退きましたね。

顔真っ赤にしてますよ。今の夕日より真っ赤です。

そう言う私も多分顔から火が出る程真っ赤でしょうね。恥ずかしさで。

 

「凪城さんまだ時間大丈夫かな…?ちょっとウチで話があるんだけど良いかな?」

「時間は…大丈夫だよっ」

 

反射で答えてしまった。

 

「あ、あの探し物は?」

「一旦中断する。かなりの緊急事態なんだ」

 

 

散々探した挙句(あげく)結局中断とは。酷な話ですね。

お預けにも限度ってものがありますよ。見たかったですよ。もやもやした玉。

それはそうと緊急事態と言いましたか?

私の肩が痛むことが緊急事態なのですか?

そして運良く村瀬家に招かれることになると。

明らかに怪しい誘いを"ラッキーです。幸運です。"と受け止めてしまうあたり自分が止めも馬鹿らしいですよ全く。

でも村瀬君のお家に行けるのなら良しとしましょう。

つい反射で返答した馬鹿らしい自分に感謝です!

 

ーーーーーーーーーー

「わぁ…村瀬君の家って和装建築なんだね。しかもすごく大きい…」

 

ボンボンなんでしょうかやっぱり。

普通の一軒家の3倍はありますよ。庭まで含めると本当に広いです。壮大です。

 

「俺の部屋こっちだよ」

「へ!?部屋入って良いの?」

「勿論。あ、でも少し驚くかもしれない」

 

驚くかもしれない?やっぱり部屋がとてつもなく広いとか?

それとも部屋が真っ金金で覆われているとか?

想像が膨らみますよ。

まぁでも並大抵の事じゃそう驚きませんよ。後ろから声をかけられてビックリしてた私が言えたことではありませんが。

 

「ここが俺の部屋だよ。どうぞ入って」

「は、はい。失礼しま……す…っ!?」

〔ペコリ〕

 

私は戦慄しました。

扉を開けた瞬間視界に入って来たのは長い銀髪、赤眼、真っ白な肌、白和装姿でお辞儀する女性だったのです。

長い銀髪はほんの少し動くたびに揺れ、輝く赤眼はルビィを連想させられましたよ。

整い過ぎた造形に心の底から人形が動いたと思いました。正直怖かったです。

 

「む、むむむ、村瀬君…こ、この方は…?」

「その人の事は今からする話に深く関係するんだ。凪城さんこれからする話をよく聞いて欲しい」

 

おやおや改まり(かしこ)まってどうしたんですか村瀬君。

態度からするにとても重要な話ですよね。よく聞いておきます。耳の穴をかっぽじって。

 

ーーーーーーーーーー

 

【挿絵表示】

 

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