名探偵コナンfeat怪盗山猫   作:十代vsゴーシュ

1 / 6
怪盗探偵山猫

とある一室。男が鼻歌を歌いながら金庫を開けている。そこへ1人の少年がフッと姿を現す。

「お兄さん。そんなところで何してるの?」

「あ?ここはガキが来るところじゃねぇんだ。分かったら大人しく帰りな。」

「そうしたいのは山々だけど。」

少年がそう言うと外からパトカーのサイレンが鳴り響く。

「お前何者だ?」

「江戸川コナン。探偵さ。」

 

俺は高校生探偵工藤新一。幼なじみの毛利蘭と遊園地へデートに行ってる途中、 怪しい男の取り引き現場を目撃してしまった。取り引きを見るのに夢中で背後から来るもう一人の男に薬を飲まされ意識を失い目が覚めたら、体が縮んでしまっていた。俺の正体が奴らにバレたら周りに危害が及ぶ。俺の正体を隠すため、とっさに江戸川コナンと名乗った。奴らの正体を暴くため父親が探偵をやっている幼なじみの毛利蘭の家に居候することになった。真実はいつも1つ。

 

とあるホテルのレストラン。ニット帽を被ったサングラスの男がやや銀髪で長髪のアメリカ人女性と煙草を吸いながら食事をしている。

「貴方の噂は予てより聞いてるわ。怪盗探偵山猫君。」

「何だよ。俺の正体はとうの昔に知ってますってか?いやぁ、怖いねぇ。まさか、アメリカの大女優と言われたアンタが実は黒の組織と言う殺し屋の仲間とはねぇ。」

「あら。そこまで知られちゃ生きて帰す訳には行かないわね。」

「あ?お前本気で俺に喧嘩売ってるのか?」

「冗談よ。本気にしちゃったかしら?」

「そんなんじゃねぇよ。で?その殺し屋の女が俺に何のようだ?」

「実はね。」

女はそう言うと1枚の写真を男に見せる。男は写真を手に取ると口笛を吹いて笑みを浮かべる。

「ほぅ。面白ェ。」

男がそう言うと取り引きは終了した。この取り引きはこれからのお話のほんの始まりの序章である。

 

数日後。テレビのニュースでは大企業の社長が殺された事件が報じられている。その企業の社長は表向きは経済の発展に大きく貢献しているが、その裏では違法賭博、拳銃密輸、通貨偽造などありとあらゆる闇の顔を持っている。今回この社長が殺された事件で不自然になった点は金庫の中のお金が全て奪われており、さらにはお金が奪われたことにより社長の悪事が表向きへ知れ渡ってしまったこと。一見単なる資産家を狙った強盗殺人に見えるが、実は資産家のお金を盗んだ犯人と資産家の命を奪った犯人は別にいる。そう疑う輩も少なくはない。そのニュースを少年は、知り合いの発明家の家で、その発明家と、その家に同居している少女と見ていた。

「なあ。お前この事件どう思う?」

「さあね。彼らの犯行にしては殺された人の素性が全て明るみになってるから彼ららしくはないと思うけど。」

「まさか、この事件奴等が1枚噛んどるのか?」

「今はまだ何とも言えねぇよ。ただ、金庫から金を盗まれた時に不正が全て明るみになったってのが気にかかってな。」

「あら。それなら私も同じこと考えてたわよ。ほら、ネット記事にもたくさん書いてあるでしょ?現代の悪徳企業からお金を盗みついでに悪事を暴く現代版ネズミ小僧。人呼んで、怪盗山猫。」

「怪盗山猫。悪徳企業ばかりを狙う大泥棒か。だけど山猫は人を殺さない。そんな話もあるんだろ?」

「そうね。だからこれだけは言えるわね。あの社長の金庫からお金を盗んだのは山猫とした場合。」

「真犯人は別にいる。だがその真犯人がまだ奴等と決まった訳じゃない。」

「私も彼らじゃないことを祈るわ。もし最悪の場合、その山猫って人消されるわよ。」

「何消させやしねぇよ。両方とも捕まえてやるさ。」

 

そして、ここは駅の繁華街の地下にあるバー『STOREY CAT』お客さんは頻繁にたくさんの人が飲みに来るくらいだが、時たま珍しい客が来ることがある。そして今日はまた珍しい客が訪ねてきて、髪型は茶髪で少しパーマかかった髪型をしており眼鏡をしている。そのお客はカウンターの女性にお酒を頼んだ。

「バーボンをロックでもらおうか。」

「はいよ。しかしバーボンをロックとは珍しいお客さんだね。」

「最近はどうもこれ一筋でしてね。」

「そうなの。それは珍しい。」

「いろいろありましたから。」

男は、バーボンのロックを飲み干すとお店を静かに後にして行った。

 

そして、ニット帽を被ったサングラスの男は煙草を吸いながら社長が殺されたニュースをラジオで聞いていた。

『お前の中のコアは何だ?核だよ核!!お前がこの世で一番譲れねぇ物は何だって聞いてんだよ!』

煙草で一服吹かすと手に持っていた新聞紙の切り抜きを見てた。

「俺の仕事はあくまで金を盗むことだ。人の命までは取りはしない。」

男はそう言うと立ち上がり一人歌を歌いながら街を歩いていく

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。