寒くなりましたね、皆様はお元気ですか?
馬鹿は風邪をひかないのか僕は風邪等はひかず
わりと元気に過ごせています
年が明けたのにも関わらず、考えることもすることも
書くものも進歩なしではありますが
改めまして今年一年もよろしくお願いいたします
「クラウド…」
霊夢が呆然とクラウドを見る
クラウドも同様であった
その青い瞳に霊夢が写り混む
「…お前は?」
「…え?」
霊夢がすっとんきょうに声を出す
「俺も名乗ったんだ、お前も名乗ってくれよ」
「あ、あぁ…霊夢よ博麗霊夢」
クラウドは立ち上がり細身の男を霊夢に預けた
「また会えるといいな」
そういい残すとクラウドは去っていった
「……」
霊夢が顔を高揚させた
高揚してるのに気づくと歯を食い縛った
「なんで…」
「……」
霊夢が細身の男を引っ張って帰っていった
博麗神社
霊夢が官能小説を読んでいた
「あ、やばい…鼻血だ…」
ティッシュで鼻血の処理をしていると凄まじい殺気に気づく
「!?」
「…ここが…約束の地」
白髪の長髪の男性がたっていた
「…約束の地?」
霊夢が剣を抜き警戒する
「あんた…野放しにしてるとやばい…私の勘がそう言ってる…」
「…フフフ」
男はその身の丈ほどの剣を構える
そして瞬間、霊夢の目の前から消える
霊夢は剣を構え遅れてきた斬撃を受け流す
「ほう…」
「嘗めないでよ…この程度、造作もないわ…だてに四英雄やってないわよ…私をただのBL侍だと思ったら大間違いなの」
「…まぁいい…私の目的はお前ではない…」
男が黒い片翼を広げる
黒い羽が舞い上がる
そして飛び去っていった
「…」
霊夢が剣を納め、黒い羽を拾った
「…」
霊夢が剣と小説を持ち外に出た
白玉楼
ここは戦後も戦前も特には変わっておらず
魂が滞留しているためか生人はなかなか近寄らない
しかし霊夢は物怖じせずにその階段を昇る
しばらくすると和風な造りの屋敷が見えてくる
「?」
白く光るものが霊夢の前に出された
「ここは死人の場所…生人は立ち去りなさい」
白髪の少女が剣を霊夢に向けていた
「幽々子の弟子かしら?あいつも大概ロリコンね」
霊夢が冗談ぎみた口調で言った
「幽々子様を愚弄するきですか!?」
「だとしたらどうする?」
霊夢の不敵な笑みに妖夢が再度、剣を握る
「妖夢」
奥から幽々子が歩いてきた
その左腕はなかった
その姿をみると霊夢は少し目をそらす
幽々子はにこりと霊夢に微笑みかけた
それは子供を持つ母のように優しさに満ちた目だった
「お帰りなさい、霊夢」
「ただいま…」
霊夢は誤魔化すように右手を上げた
妖夢がきょとんと二人を見つめる
「す、すみませんでした!ま、まさか…霊夢さんだったとは…」
妖夢が深々と頭を下げる
「あ、あぁいいよべつに…あとでにればさん付けはやめて…いやな思い出しかなくてさ…」
霊夢が目をそらす
「この子ったら小さい頃、極度の人見知りでね…紫と初めて会ったときにね…あ、あの…紫しゃん…って噛んじゃってそれから顔を真っ赤にして私の後ろに隠れたりしてね…可愛かったなぁ…」
「…また人見知りになりそう…」
霊夢は顔を手で押さえる
その顔は沸騰しているように真っ赤になっていた
「もう、照れちゃって」
「幽々子様だけでなく紫様ともご友人なんですか!?凄いです!!」
相変わらず母性を含んだ微笑みを向ける幽々子と違うベクトルで物事を捉えて目を輝かせている妖夢
顔を沸騰させたように真っ赤にして声が出せていない霊夢
…(´・ω・`)あの霊夢さん…
「帰れ…見るな…」
(´・ω・`)あ、はいではナレーションを続けます
ごほん…幽々子が切り出した
「で?話があってきたんでしょ?」
「…クラウドって知ってる?」
霊夢と幽々子の顔が急に真剣になった
「知らない名ね」
「そう…外の世界から来たわけでもなく幻想郷に住んでいたわけでもない…わからない奴なんだけどね」
「知り合い?」
「一回会っただけ」
幽々子がまた微笑む
「で一目惚れ?」
「ばか言わないで!…私は…もう…」
霊夢がスカートを握りしめて涙を流す
「…いつまで引きずっているのよ…貴方も早苗も…貴方達は英雄なのよ?戦争を終わらせた英雄」
「…英雄ではないよ…少なくとも私は…大切な人一人も…大切な人の腕も守れない…」
幽々子がうつむいた
「だから決めたの…これ以上大切な人は作らない…失うのは…二度とごめんだもん…」
「…そう…でもそんなのおかしいと思わない?」
幽々子が微笑みかけた
「持ってみないな…あなたの宝物」
「…」
霊夢はうつむいたまま頷く
河童特区で一番高い建物の屋上
「霊夢に挨拶も終わったし…さてとテロリストになりますか…」
早苗は手にグレネードを持ち河童特区を見下ろす
「…なんで…受け入れない!先生を殺した外の物なんて!」
グレネードを投げようとすると何者かがその腕を握り阻止する
「やめろ…本当のテロリストになろうってのか」
魔理沙だった
魔理沙は真っ直ぐ早苗を見つめた
「離しなさい…私は…」
「いつまで引きずっているんだよ…お前と霊夢くらいだぜ」
「それが理解できない…」
早苗は振り返り涙目になりながら訴えるように言った
「先生を殺したのは戦争!戦争は外の世界が勝手に吹っ掛けてきたもの!そんな世界のものなんて…受け入れない!」
「幻想郷は全てを受け入れ包み込む…諦めな…お前が受け入れずとも幻想郷は受け入れる」
「そんな事ッ!…」
早苗が崩れ落ちる
グレネードは手から転がり魔理沙が回収した
「もう少し前向いて生きようぜ…お前も…霊夢もな」
「霊夢なんて…気持ち悪いくらい前向いてるじゃない…一番、先生思いだったのに…一番、世界を恨んでるだろうに…」
魔理沙が早苗に背を向けた
「あいつってさ…美人だろ?」
「急に何?」
「私が知る限りでは結構モテるんだよ…あいつ…なのにあいつは彼氏は作らないんだ…失うのが怖いから」
早苗が目を見開く
「あいつは世界を恨む前に自分を恨んだ…守る力のない…自分を…」
「そんな…でも…あんなの守れるわけが…」
「そう言ったって聞かねぇんだ…自分を恨むのを止めねぇ…そりゃ少なからず外の世界の事も恨んでるだろうさ…私だって…」
魔理沙の視線が下に移りうつむいた
「あいつもお前と一緒さ…ただな」
魔理沙が早苗の胸ぐらを掴み上げた
「あいつは…どれだけ自分を恨もうが世界を恨もうが…罪のねぇ人間は殺さねぇ…世界を変えてぇなら…てめえが変われ!!」
魔理沙は早苗を離した
「そんだけだ、んじゃあな…」
魔理沙がビルの中に帰っていった
「…」
早苗がグレネードを投げようとした下には親子がいた
あのまま投げていたらあの親子は…
「私は…私は…!」
早苗は夜に涙を流し続けた
その日の晩、幻想郷のどこか
「クラウド…やつも…」
白髪の男が片翼を広げ高い場所から河童特区を見下げる
「セフィロス!」
クラウドがそこにたどり着くもそこにセフィロスは居なかった
「…ついて…来たのか?」
霊夢が後ろに立っていた
「えぇ…様子が変だったし…」
「そうか…表には出さないようにしているんだがな…」
クラウドが苦笑いを浮かべた
霊夢の目でもわかるくらいの愛想笑いだ
「…話してくれる?何があったのか」
「俺は…セフィロスに大切な人を殺された…」
霊夢が目を見開いた
クラウドの苦しそうな笑顔を
幽々子とあって話した自分や
大切な人を失って泣き叫ぶ自分と重ねた
「そう…それは…」
「…お前が同情する必要はない…」
「しちゃうよ…私も戦争で…大切な人を失ったんだ…」
クラウドが少し驚いた様子だったがすぐに表情を戻した
「そうか…」
「…」
クラウドがトンと肩を叩き霊夢を追い越して去っていった
「…なんで…」
霊夢が胸元に手を置き鼓動を治める
「やめてよ…治まってよ…」
本人がいくら望もうと鼓動は止まらなかった
そして同時に嫌な予感を霊夢が襲った
強烈な感情とその嫌な予感は霊夢を走らせた
「何故、セフィロスをクラウドが探したのか…どうして様子が変だったのか…どうして私がこんなに…辛いのか…全て…全て繋がったわ」
霊夢は河童特区へ急いだ
河童特区
河童特性のパトカーのサイレンが響く
武装養成メイド多数と美鈴と咲夜がビルを取り囲んでいた
「立て籠り犯に告ぐー今出てこれば四季様の説教だけで許してあげるわよー」
「それ、終身刑に近いですよ」
美鈴が煙を吐く
月に照らされて白く消える
そのころ、早苗は膝を抱えて真っ暗な部屋でいた
自分の体には爆弾を取り付けていた
そして虚ろな目で自分に剣と爆弾の作り方を教えてくれた恩師の事を思い出していた
(外の世界の物は罪…ならここの住人も罪人…殺しても構わない…私は…霊夢や魔理沙とは違う…)
妖精メイドの一人が歩いてきた
「お嬢様がご到着しました」
レミリアがパトカーから降りてきた
「お嬢様、現在の状況は…」
「まあ待ちなさい…まだ私が来たことを犯人は知らないのでしょ?…なら名乗らないとだし」
レミリアが咲夜が使っていたメガホンをとって息をおもいっきり吸った
「イエェェェ~イ!!空前絶後のォ!超絶怒濤のォ!吸血鬼ィ!
カリスマを愛しカリスマに愛された女ァ!
溢れだすラスボス感、溢れだすカリスマ全てのタグの産みの親ァァァァ!」
美鈴が咲夜に耳打ちをする
「大丈夫なんですか?これ?」
「大丈夫よ…多分、ね?」
(´・ω・`)あ、はい…多分…
「大体、お嬢様が作ったわけじゃないじゃないですか?タグ…あれは視聴者さんが作ったものじゃないですか」
「まぁ本人が楽しそうなんだしいいじゃない」
咲夜がふと見るとレミリアが顔を真っ青にして息切れしていた
「いや、楽しそうではありませんよね?どう見てもあれ流行りに乗ろうと無茶してますよね?叫びすぎて酸欠じゃないですか」
早苗は今までの会話を全て聞いていた
そして自らの青春時代と重ねていた
何もかもが楽しくて輝いていたあの時代…
早苗はフッと自分を嘲笑した
自分は何をしてるんだろう…そう思った
(立て籠ったって幻想郷は全てを受け入れる…だから意味なんて無いんだ…こんな事続ける意味なんて…)
早苗は立ち上がり爆弾を外して窓を覗いた
(私も…また混ざれるかな…みんなの場所…)
「お嬢様は…どこでこのネタ知ったのかしら…あんた、吹き込んだ?」
(´・ω・`)僕が紅魔館に入れると思いますか?
「怖がりだし入らないか」
(´;ω;`)あーんまりだー
「その名もレミリアァァァァ!ボン!スカァァァァァレット!!イエェェェ~イ!!ジャスティス!」
続けてフランが死んだ目で降りてきた
「咲夜終わった?」
「はい、たった今」
「…わかった…道理で真っ白なのね…御姉様」
呆然と立ち尽くすレミリアにフランが近づく
「名乗っただけで燃え尽きないでよもう…」
フランがメガホンを手に取った
「あーあーマイテスマイテス…犯人に告ぐー今なら…引きずり回して首まで川原に埋めて生首になるまで毎日、1cmずつ切れこみをいれる刑で許してあげ」
立て籠り犯とおぼしき人物が顔を出した
早苗だった
「それは死刑宣告でしょうが!それをするなら埋めるより縛りあげないと…てか誰!?去年のガ◯使みたいなネタしたやつ!今、何時だと思ってるの!?近所迷惑でしょうが!大晦日にやりなさい!」
少し笑顔だった
フランも少しだけ口角を上げた
「おぉー君とは気が合いそうだーいやでも縛りあげると力加減が難しいでしょ?一気に殺るよりじわじわ殺るほうが楽しいよー?」
「力加減が難しい?…フフッそれが良いんじゃない?いつ切り落とされるか分からない恐怖を与える事ができるわ…その上、首筋まで近づけて切るギリギリで止めるなんて事もできる…そうすれば恐怖を一気に与えることができるのよ…それって」
「「さいっこうじゃない?」」
笑い合うフランと早苗を見て
美鈴と咲夜は絶句していた
「妹様ってあんなにサドでしたっけ?」
「早苗もよ…」
(´・ω・`)ここで皆様にお詫びです
早苗さんとフランさんのS設定は
1月15日PM10:37の時点で思い付きました
ので今までそう言った設定を思わせるような描写は書いていません
(´;ω;`)行き当たりばったりで申し訳ありませんがご理解のほどをよろしくお願いいたしま…
(っ・д・)≡⊃)3゚)∴ひでぶ!
「さ、咲夜さん!?」
(ノ#´Д`)痛いなぁもう…咲夜さんどうやって殴ったんですか てか何で殴ったんですか
「なんか、届いた…そして読者様の怒りをあんたにぶつけた」
(´;ω;`)…まぁいいや
(`・ω・´)ではもう少しなのでナレーション頑張ります
「あんたが気合いをいれると言うことは…そろそろね」
一つの足音が現場に近づいた
「霊夢…」
「咲夜…ここに金髪の男来なかった?」
「来てないわよ、それより今、早苗が立て籠ってて困ってるのよ」
「…そう?フランとお茶してるけど…」
早苗とフランは打ち解けておりお茶をしていた
「妹様ー!」
「じゃフラン、ちょっと見てく?拷問部屋」
「ちょっと早苗、止めときなさいよ教育に悪いわ…そんな殺伐としたもの見せるより官能小説を…」
「あんたもあんだね!霊夢さん!」
「そうね…それがいいと思う」
咲夜も頷いた
「咲夜さん!!」
その時だったビルがまるで輪切りにされたように砕け散った
瞬間、周囲にいる全員がフリーズ
その隙間からクラウドが覗けた
「クラウド!」
霊夢が走り抜けていった
「霊夢!」
咲夜が後を追う
咲夜の後を追おうとした美鈴を瓦礫が止める
「ちぃ!瓦礫に埋もれるな!全員退避!」
「咲夜さぁぁぁぁん!!」
美鈴を連れレミリアは撤退した
早苗はフランを押し退け代わりに瓦礫に消えた
ビルの地下
そこはビル全体に電力を供給する
エネルギーの塊がある
幻想郷の景観に電線は不適切だという
考えがあるため河童特区でも電線、電柱はないがどのビルにもビル全体の電力を賄える量のエネルギーを蓄えている施設が地下に存在している
さかのぼること、早苗が突っ込みをいれたあたり
「セフィロス…」
地下の施設にクラウドが降りてきた
エネルギーのお陰か地下は夜でも明るい
「クラウド…待っていたぞ」
「セフィロス…今こそ決着を!」
地下に金属音が響き初めた
しばらく息もつかせぬ攻防は続く
「ふん」
セフィロスは軽く嘲笑するように笑ってから上に斬撃を飛ばす
すると外の様子が一瞬見えた
霊夢がこちらに向かってきていた
「霊夢!」
クラウドが外の様子を伺う
「余所見をするな…クラウド」
クラウドの頬に切り傷が入る
「…あぁ…そうだな」
クラウドが覚悟に満ちた目でセフィロスを睨み付ける
「お前を倒して霊夢も助ける」
「できるのか?人間一人助けれないお前に」
「やってやるさ…」
金属音がまた響きだした
詰め込んで詰め込んでまさかの5676文字…
過去最高の紅く咲くに続きそうな勢いですねぇー
さて天使の鎮魂もクライマックス(はえぇ)
次回完結です!