なんでかな?…寝てるのにな…
毎日、一日中、あくびしてる気がする…
明日は仮面ライダーを諦めて寝ようかな…
幻想郷の夏はとても暑い
蝉が鳴きその暑さは加速していく
「…」
霊夢は無言のまま扇風機の風に吹かれていた
すると扇風機が不吉な音をたて初めた
「え?ちょっとやめてよ!」
そのまま扇風機は亡き機械となってしまった
「最悪…唯一の命綱が…こんな事って…」
霊夢はぐだっているクラウドを起こした
「クラウドー扇風機壊れたー」
「あぁ?…だからエアコン買えとあれほど…」
勿論、エアコンも幻想入りしており
紅魔館をはじめとし至るところに設置されている
もしかしたら夏がこんなに暑いのはこのせいかもしれないが
「扇風機買ってきてよー」
「何故、俺が…そしてなんで扇風機」
「良いじゃん?扇風機、エアコンって冷えすぎるんだもん…」
クラウドは軽くため息をついた
「解ったよ…買ってくる…扇風機でいいんだよな?」
「うん…ごめん、お願いー」
クラウドは人里に来ていた
通常の人里にはエアコンはおろか扇風機すら売っていない
だからこの炎天下の中、人里を通りすぎ河童特区まで行かなければならない
人妖神に関わらず苦だ
それはクラウドでも例外ではない
「アチ…ったく夏ってのはなんだ、誰が作ったんだ、四季が無いところはミッドガルのほうが良かったな…」
愚痴を言いながらも歩を進めていく
「やぁ!あんちゃん」
八百屋のおじさんに呼び止められる
八百屋のおじさんも買い物に来ていたのか、ビニール袋を下げている
「あ、霊夢が良く世話になってる…」
「ありゃ霊夢さんとお知り合いで」
「まぁ…ちょっとな…それよりどうした?」
おじさんが耳打ちしてきた
「ここだけの話、なんか物騒な噂が絶えないんだよここら辺」
「へぇ…そうなのか…」
「なんか新しい兵器を発明したらしくて…おっさんには難しいことは解らんが…兵器と聞くと胸騒ぎを覚えるんだ…霊夢さんと知り合いなら伝えてくれるか?」
「解った…解決したら、霊夢と一緒に野菜でも買いに行く」
「待ってるよ、あんちゃん、ぶっきらぼうに見えて優しいんだね、霊夢さんの事、幸せにしてあげなよ」
おっさんが人里方面へ歩いていった
「当たり前さ…そのために俺はここにいる」
クラウドが河童特区の方へ歩いていく
(…ダメだ…どこになるがあるかとか全く解らん)
まだ人里だがとある看板がクラウドの歩を止めた
(ここは…いいや河童特区まで歩くのはきついしな…)
クラウドはとあるリサイクルショップにたどり着いた
古い木造建築の建物で近寄りがたい印象を感じる
がクラウドは気にも止めず中に入る
中にはタバコの臭いが充満していた
タバコの臭いの正体は中年は過ぎているであろうおじさんと言うには年を取っている…おじいさんに近い老人であった
「いらっしゃい…どうしたの?」
「あぁ…扇風機が欲しいのだけど…」
老人は目付きを変えた
「せんぷうき…あんなものをどうするつもりだ」
「だよなぁ…俺だってエアコンがいいと言ってるんだ、あっちのほうが涼しいし…だが…俺には機種変できる義務も権利も立場も無くてだな…とりあえず|霊夢《あいつ≫が扇風機を欲しているから扇風機を買いに来たんだ」
クラウドが肩を竦めた
「…娘に案内させる…そこに扇風機があるさ」
おじさんはそっぽをむいた
(あぁ倉庫があるのか…ここにもあるんだが…ちょっと古いみたいだし…ここは彼に従うか…)
「あぁ…でその娘ってのは?」
「後ろです」
クラウドは振り替えると幽霊のように顔の白い女が立っていた
年齢は目測18歳くらい
それを考えるより先にクラウドは低く悲鳴をあげる
「うお!?いつのまに!」
「影子です…来て下さい」
人里を影子と歩く
「こんなとこ、霊夢になんか見られたら殺されるな…」
「霊夢さん…博麗霊夢さん?彼女さんですか?」
「彼女…ではないな…ボディーガードをやってる…まぁその仕事の一環さ…」
「ならせんぷうきを壊してくれるの?」
「はぁ?…買いに来たんだが…」
影子は少しうつむいた
「…そう」
二人はしばらく無言で歩き続けた
倉庫のようなところについた
(こんなに歩くなら…河童特区まで行けば良かった…)
「ここよ…ここにいる男から聞いてちょうだい」
「わかった」
(バイトがいるのか?…)
クラウドが倉庫の扉をあけた
そこには素行の悪そうな所謂ヤクザがいた
クラウドはもう一度そっと扉をしめた
「影子、俺は扇風機を買いに来たんだよな」
「えぇ」
「扇風機ってそんな危ないものなのか…?」
「なにいってんのよ当たり前じゃない」
(え?確かに指詰めると危ないよな…それを教えてくれているのか?…それに人は見かけによらないよな…あいつらもきっといいやつかも)
クラウドがもう一度、扉をあける
するとそこにいたヤクザは白い粉をもっていた
(いいやつな訳ねぇよな!扇風機だよな!?扇風機!)
クラウドが倉庫の扉を開ける
「おい、扇風機がここにあると聞いたんだが」
「おお、客か…おい」
ボスっぽい男が部下に指示を出す
部下は飛行機にかけられたいた布を取った
「高性能爆撃型戦闘機、旋風機だ、馬力はいま、幻想郷にあるどんな能力者よりも高いし弾幕を無効化する特殊装甲つき…1000万からだ」
クラウドは死んだ目でその旋風機をみた
「あのな…俺は扇風機を買いに来たんだ…扇子の扇に風の機械だ…一文字ちがいじゃねぇか!!」
クラウドはバスターソードで旋風機を切り裂いた
「てめえ!」
「そうだよ!だいたい察しついてたさ!壊すだの、あんなもの何に使うかだの…何に使うかとか決まってんだろ!涼しむんだよ!紛らわしい名前つけやがって、これで涼しめるか!?あぁ!?」
(´・ω・`)ちよ…クラウドさん落ち着いてクールにクールに
(っ・д・)≡⊃)3゚)∵メジュラ!
「作者は黙れ」
(´#;ω;`)あ、はい…
「てめえらは俺を怒らせた…皆殺しにしてやる!!」
「ぎゃあぁぁぁあ!!」
博麗神社にも最終的にエアコンが設置された
これにより扇風機の悲劇は来年も繰り返さなくなった
…が
「クラウド!!」
次の日、霊夢が怒り狂ったように怒鳴った
「これ!どういうこと!?」
霊夢の手元にあったのは文々。新聞
そこには大きく
博麗のボディーガード、博麗以外もボディーガード?
と見出しがあり影子とクラウドが歩いた時の写真がでかでかと載っていた
「か、影子!?こ、これはその…」
「クラウドの~浮気者~!!」
その後、妖怪の山に怒り狂った男女が乗り込んで来たのは言うまでもない
今日はこのあと、寝ます
最近、誤字も増えてるような気がします…
申し訳ありません
また、誤字や文節の間違いがあれば
気軽に言ってくれると助かります…