亡霊の学園 ~戦死した英雄達~ 作:星野林(旧ゆっくり霊沙)
夜にアラスカ、アメリカ本土、カナダと戦った歴戦の戦車が姿を現す。
護衛に来ていた自衛隊員は北邦戦車の動く姿を見て感動していた。
「あの自殺戦車を動かせるとは・・・。」
キュラキュラキュラ
北邦戦車の特徴は規格化された部品による整備のしやすさと他国を圧倒し続けた火力であるが、他国ではとてもでないが整備できず、砲弾の装填が不可能だったりと欠陥戦車の烙印は根深かった。
「宮永中将・・・配備を完了しました。」
「目標300キロの地点・・・前進を開始する。」
「「「ヤー。」」」
30両の戦車が前進し始めた。
先頭はST-5・・・STシリーズの最終型で4連155mmライフル砲を搭載した重戦車で、初期は時速30キロしかでなかったが、終戦間際での改修で時速45キロが出るようになっている。
スペック的には16mm対空機関銃1門、2重キャタピラ、超信地旋回ができ、フリーズクラブⅨ型エンジン、フリーズクラブⅧ型ディーゼル補助エンジン、前面250mm(傾斜装甲とチタン装甲の合計装甲620mm)側面200mm(400mm)、上面180mm(360mm)、下面100mm(200mm)、後面180mm(360mm)渾名はマンモス、STシリーズ最高傑作であると同時に生産数100両と少数生産されただけの戦車である。
続いてパートナー4駆逐戦車が4両・・・合計装甲が前面390mm、側面300mm、背面290mmの400mm以上になったのは砲の接続部490mm、155mmの主砲に高速電算機も積んでいる。
最高時速はフリーズクラブⅨ型エンジンを載せることで48キロまで増えている。
パートナーシリーズの最高傑作で、次のパートナー5が劣化するため事実上の最後のパートナーである。
こちらは追加改修で超信地旋回をおこなうことができる。
続いてL-4Gが4両・・・LシリーズのL-4はA、G、Zの3種あり、そのZだけである。
装甲は前面が40mm(80mm)しかなく、全体的に薄い。
しかしドイツとの共同開発計画により完成したマウスの12.8cmPaK44砲を搭載した中戦車である。
最高時速65キロ、フリーズクラブⅨ型エンジン、超信地旋回装置も搭載され、実験として軌道上を走ることができる日本本土防衛戦車ソキ改の発想を詰め込み、G型はドイツに輸出用込みで5000両が戦争中に生産された。
軌道上では時速120キロを超え、局地戦で活躍した戦車だった。
続いて、北邦使用のスーパーヘルキャット・・・米軍のスーパーヘルキャットを滷獲し独自に改造した戦車である。
時速は75キロ、フリーズクラブⅥ型エンジンを搭載し、88mm砲、20mm機関銃を載っけている。
ただし、記録されているのはこの1両だけで、この世界でも北邦のヘルキャットは伝説になっている。
しかし、戦車道には扱いづらいためアメリカ製をみんな使う。
伝説とは、池田という二等兵が頑張る話で、池田二等兵は元々セールス業務担当の女性社員だったが、アメリカが進行してきた際に味方が壊滅して放棄されたパートナー1という駆逐戦車(全長6メートル、全幅4メートル、高さ2.25メートルの長方形の箱に62口径8.8cm砲が固定された時速35キロで動く・・・装甲は驚異の4mm・・・ここでもパートナー1が2両あるが、どちらも後期型と呼ばれる時速45キロ、ペイントと防音装置による発見率を低下させた使用がある。これらはパートナー1改と呼ばれる)の砲を自力で動かして敵の進行を遅らせた功績により、軍に召集され、パートナー1に砲手として乗せられた。
その後反攻作戦で車長以下3名の同僚を一気に失うも、重傷ながら脱出に成功する。
途中で米軍に見つかり捕虜となり、野戦病院に送られるも途中で脱走。
5名の米軍を射殺し、300キロをジープや徒歩で歩き、アラスカに戻る。
その後7両の戦車に乗せられるも破壊されまくり、同僚を24人失った当たりから性格が変化し始める。
ちなみに合計8両で敵の戦車を3両破壊されているため腕はそこそこという評価が公式で、味方からは仲間殺しの渾名をつけられていた。
転機は後にマンハッタン阻止作戦にて研究所に配備された実験兵器のスーパーヘルキャットを無傷で滷獲し、言葉巧みに近くの兵を使ってスーパーヘルキャットを動かし戦線を脱出。
カナダ打撃作戦にて火炎瓶で車長、装填手が死亡するなかで、彼女は運転手と協力し、同格スーパーヘルキャットを5両、M6重戦車2両、T29重戦車を1両、装甲車両10両と打撃を与え、作戦失敗の退却する味方を助けるべく移動中に敵の爆撃機に爆撃され、操縦手が死亡、生き残った彼女は主砲に応急修理を施し、戦闘を続行、追加で10両のT-34を撃破したところで主砲を破壊され、最後は戦車地雷を抱えて特攻、勇敢に戦死した。