Tales of Rezar ~祈りが導くRPG~   作:0maru

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・・・も、ももも申し訳ありません・・・;;;
あっという間に約四か月経ってましt(((
待ってる方いないかもですが・・・大変、たいっへんお待たせしました!
やっと四話になります・・・!
前回もですが、こちらも合間合間で書いてるので意味不明な所もあるかもです・・・。
ですが楽しんでいただけたら幸いです・・・!(><)


第四話 洞窟の案内人

ふわふわと漂う淡い光。

そんな光で満たされたその洞窟に、二人はしばらく言葉を失う。

 

見た事がなかったからだ。

 

里のほぼ反対のこの場所に、こんな洞窟が存在するなど、今の今まで知らなかった。

もちろんこの山に入り、そして越える事自体が初めてであるが。

 

「エンゼ・・・これって一体・・・」

 

「俺に聞かれても・・・」

 

お互いの顔を見ず、ただただその洞窟を見て二人はやっと口を開く。

 

この光は一体何なのか見当が付かない。

ふわふわとただ漂っているだけ、けれど何処か意志があるかのようにも見えてしまう。

生き物なのか、それとも違う何かなのか。

 

・・・と、そんなことを考えている場合ではない。

二人は落ちた時の衝撃で痛む、座り込んだまま動かさなかった体を動かし、そしてその場に立つ。

目線はまだ洞窟に向けたままだ。

 

「アルマ、・・・この洞窟の中にちょっと入ってみないか?」

 

「入ってって・・・。

何があるか分からないのに?」

 

「うーん・・・この光、特に害はなさそうだし。

それに・・・あいつらはまだいるだろうし、見つからないように進むのを考えるならって思ってさ」

 

もしかしたら山の下まで繋がってるかもしれねーし、彼はそう続けて言う。

 

あいつら、というのは他でもない。

先程いた守護騎士のことだ。

もしも自分達を探してここまで来てしまえば・・・、そう思うとエンゼは危険があったとしても進みべきだと思った。

 

「・・・確かに何があるか分からないからってこのままいても仕方ない、か」

 

エンゼの言葉に、少しだけ間を空けて彼女は答える。

先程のエンゼの行動と言い、少々所か、本当にいくつ命があっても足りないくらい危険がありそうで心配ではあるが・・・。

それでも、守護騎士達に捕まるよりは何か行動した方がいいと考える。

先程自分が諦めて行動しなかった、それよりも。

 

「でも、いい?

もしこの洞窟が危険な場所だった時は必ず引き返す、いいわね?」

 

「ああ、分かってるって!」

 

・・・本当に分かってるのだろうか?

エンゼの嬉しそうな表情を見てアルマは瞬間思った。

もう少し考えてからの方が良かったのではないかと。

 

けれど彼はそのまま先に歩き出してしまう。

 

「・・・まぁ、私が注意してればいいか」

 

自分がしっかりすればいい、そして先程のような事にはならないように。

自分が”巫”として狙われてしまった彼を守らなければ。

 

そうアルマは決心しながら、既に洞窟へ入った彼の背を追いかけるように駆け出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――――――

 

淡い光が集まって明るい洞窟の中。

歩いて進むにつれて、二人はある事に気が付く。

 

「アルマ、これ見ろよ」

 

彼が指を指した場所にあるのはただの洞窟のごつごつとした石壁。

けれどその光景は不思議でしかなかった。

 

何故なら、この洞窟に満たされている淡い光が、その石壁から水が染み出るように出てくるからだ。

しかもそれは一つ二つどころではない。

洞窟内の至る所で光は出ていた。

 

「これ・・・この石壁から出ていたモノだったのね。

でも何故・・・?」

 

「さぁな。

でももしかしたらこの石壁、何か特別なモノなのかもな」

 

「・・・そう、なのかしら」

 

この石壁が特別なのか、それともまた別の・・・。

考えても仕方がないのだが、彼女が考えてしまうのも無理はない。

見た事のないこの光景は、今の二人には判断し難い事だから。

 

 

 

 

 

―――と、その時だった。

 

 

 

 

 

「・・・あなた達、誰?」

 

「「―――っ!?」」

 

突然に聞こえた第三者の声。

洞窟の中だからか響くように自分達の耳へと届く。

 

周囲を見回す。

すると、淡い光の中に一つポツンと影があった。

 

・・・小さい。

目がおかしいのだろうか。

その影の大きさがあまりに想像していたよりも小さい。

 

その影はエンゼとアルマの近くへ光と同じようにふわふわと近づいてくる。

 

「珍しい、こんな場所に人間が来るなんて。

・・・何十年ぶり?」

 

「え・・・」

 

小さな”それ”は二人を観察するように見た後にそう言う。

背には小さな蝶の翅。

体は小さいが人と同じような姿。

 

「この小さいのは・・・一体・・・?」

 

「小さいって失礼ね。

近頃の人間は礼儀を知らないの?」

 

「え、あ・・・わ・・・わりー・・・」

 

エンゼの言葉に”それ”はプンスカと表情を変える。

うん、実際小さいけれど・・・これは確かに失礼だ。

エンゼは申し訳なくなり謝る。

 

けれど謝った、謝らない関係なく”それ”は直ぐに元の表情に戻った。

そして、

 

「まぁいいわ、最近の人間は”妖精”を見た事ない者が多いし」

 

「・・・”妖精”?」

 

「・・・聞いたことはある。

確か昆虫の羽を持った種族だったかしら」

 

「ええ、そうよ。よく知ってわね」

 

―――”妖精”。

目の前にいる彼女はそういう種族らしい。

初めて見た二人はまた失礼だとは思ったものの、彼女をじっと見た。

自分達の住む里にはいなかった存在だから。

 

そんな二人にまた彼女は失礼な人間ね、と言って睨みつけてきた。

慌てて謝れば、またまぁいいわと元の表情に。

 

 

 

 

 

 

「・・・で?あなた達は何しにこの洞窟に?

宝探しなら帰りなさい、ここには何もないから」

 

「いや、宝探しに来たんじゃなくて・・・!

俺達は山を越えたくてここまで来たんだけど・・・、ちょっと理由があって降りるのが難しくなって。

そしたらたまたまこの洞窟を見つけたんだ!」

 

「もしかしたら山の下まで繋がってるかもしれないと思って」

 

何が理由で、というのは言わなかった。

もし、もしも。

彼女が守護騎士達に繋がっていたら、逆に違っていたとしても、彼女を巻き込んではいけないから。

あえて自分達は追われている事は言わない。

 

すると何か察したのか、妖精の彼女は口を開く。

 

「ふーん、理由は聞かないけど・・・あなた達も大変ね」

 

「え?た、大変ねって・・・」

 

「この洞窟はね、見つかりにくい場所にあるのよ。

たまたまで普通は見つからないの」

 

外から来たなら分かるでしょう?、彼女は言う。

 

そういえば、と二人は思う。

考えてみたら、洞窟の外、つまり自分達がいた場所にはあの以上につるの太いつる植物があった。

下から見上げて見たが、空はあまり見えないし、周囲はあの光がなければ恐らく暗く見えにくかっただろう。

つまりは、あの崖からこの場所を見つけるのはかなり難しいと言う事。

あの光がたまたまつる植物を照らさなければ、この場所を見つける事は出来なかったという訳だ。

 

納得した表情の二人を見て、彼女はふっと笑う。

 

「で、山を下りたいんでしょ?

ならこっちよ、ついて来なさい」

 

「え?ついてって・・・」

 

それから彼女は二人に背を向け、翅を羽ばたかせ飛んでいく。

急にまるで案内するよとでもいう彼女に固まる二人。

 

彼女は彼女で、二人がついて来ていない事に気が付き振り返って、

 

「何をしてるの?置いて行くわよ?」

 

「・・・!ま、待って!

ほら、エンゼ!行くわよ!」

 

「ちょっ、引っ張るなよ!!」

 

アルマはその声にハッとし、エンゼの腕を掴んで引っ張りながら彼女の後ろへ走った。

自分の声に焦り走ってくるアルマと、そんな彼女に引っ張られ少し焦りつつ来るエンゼにまた彼女は笑う。

 

「ほら、こっちよ。

ちゃんとついて来るのよ?」

 

「ああ。

・・・あ、そうだ」

 

「?何よ」

 

「あんたの名前、聞いてもいいか?」

 

そういえば彼女が妖精だと言う事以外、名前を知らない。

エンゼはふと思い、彼女に聞いた。

 

そして彼女はきょとんとして、それからそうだったと言う顔で、

 

「そういえば言ってなかったわね。

私はエーヌ。

・・・まぁ、この洞窟の案内人、と言った所かしらね」

 

そう名乗った。






若干微妙な終わり方ですみません;
でも長いのと、切りの良い所でと思いましてここまでにしてます。
・・・また遅くなるかもですが、頑張って書きます!!
という事で、また次回お会いしましょu(((殴←


*今回の人物・単語

▽人物
・エーヌ…『蛍火の洞窟』で出会った蝶の翅を持つ妖精の女性。
「洞窟の案内人」と自称している。

▽単語
・妖精…人間に昆虫の翅を付けた姿をした小さな種族。
微精霊、精霊などの傍にいる事が多い。
時折微精霊、精霊の傍におらず、一人でいる者もいるとか。
*小説内のみの設定(もしかしたら同じなのかもしれないですが;)がありますが、それは後々に…。
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