Tales of Rezar ~祈りが導くRPG~   作:0maru

4 / 11
こんにちわ、0maruです。
…今月中に出来るかなとか言いながら、世界設定より先に書けちゃったので…先に出しまs((
目次で書いた通り、0maruは字間違いある&文才ないので分かりにくい所や意味の分からない部分があるかもしれません。
その際は申し訳ありません…気が付いた時に直しますね。
世界設定などについては書き終わり次第出します。(…早ければ今日か明日には出せるかと)

長々と失礼致しました…!
それでは第一話、どうぞ!




序章
第一話 東の島の隠れ里


ここは東の島にある山々に囲まれた緑豊かな森の中。

たくさんの動物達と山菜や果物などの食物が豊富なこの場所で、何処からか足音が響いてきた。

 

 

―――タッタッタッタッ…

 

 

「こらああああ、待てえええっ!」

 

足音と木々をかき分ける音を響かせながらその森を颯爽と走ってきたのは、薄い水色の髪と群青色の瞳を持つ、青い和服を纏った一人の青年。

手には大きな扇子を持っている。

 

青年は何かを追いかけているようだった。

その何かは青年から逃れようと森の中をどんどんと駆けていく。

木々を退けながら走っていた彼は、その何かを必死に追いかけていたが…。

 

「あーもう!あいつ、何処に行った!?」

 

突然足を止めたと思えば今度は叫んだ。

どうやらその何かを見失ったようである。

青年は何処だと言いながら周囲を見回し探す。

 

と、また別の足音が森の中から青年の方へ近づいてくるのが聞こえてくる。

ガサガサと木々を退ける音と共に現れたのは、赤み掛かった桃色の和服を着た茶髪と撫子色の瞳の少女。…否、

 

「エンゼ、どう?捕まえられた?」

 

青年をエンゼと呼ぶこの少女は、少女に見えるがどうやら大人の女性のようだ。

 

「悪い、…途中で見失った」

 

「あらら…そう。…あーあ、今晩用のお肉は無しかしらね~」

 

そしてこの会話から、恐らく食料にする為何かの動物を狩ろうとして走り回っていたいたのだろうと推測できる。

 

「もう少し探してみようぜ?流石に肉無しはキツい…!」

 

「あら…。でもそれは駄目よ」

 

「え!なんで!?;」

 

「なんでって、もう…ちゃんと周りを見て?だいぶ日が落ちて暗くなってきたのよ?

そんな中でこの森に入るのは私が許しません」

 

「あ…本当だ…。最近日が落ちるの早いなぁ…」

 

彼女のいう通り、空は既に暗く、周りも森の木々のせいかかなり視界が悪くなってきていた。

このままだと一気に周りは真っ暗。何も見えなくなるだろう。

けれどエンゼは女性に駄々をこねる。

 

「で、でももうちょっと!もうちょっとだけ!お願いだ、この通り!」

 

「だーめ、お昼から狩りを始めたのに狩れてないのよ?

こういう時は無理しないの。ほら、諦めも肝心って言うでしょう?」

 

「うっ…」

 

女性はそんな彼を気にすることなく、早く戻るわよと彼に言ってその手を引き二人の住む里へと一緒に歩き始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「!」」

 

辺りが徐々に暗くなる森をしばらく歩いていると、前方に何かの影を二人は捉えた。

 

「もしかして…動物か!」

 

「いいえ…よく見て。あれは…」

 

 

―――グルルル…

 

 

その陰の正体、それは魔物…ウルフであった。

この森によくいる魔物の一体だ。

数は三体。

 

「なぁアルマ、…今晩の肉…こいつらにしねぇ?」

 

「え………私は良いけど…」

 

アルマと呼ばれた女性は少しばかり間を空けて言う。

けれど顔は顰めたままで、エンゼは本当は嫌なのだと察し、それから手に持っていた大扇子を勢いよく開いた。

 

「どっちにしろ、こいつら倒さねぇと里には戻れねーし。ちゃっちゃと倒そう!」

 

「……そうね!」

 

エンゼが武器を構えたのを見て、アルマも背に背負っていた大きな刀、大刀を持ちそして構えた。

ウルフ達も二人が武器を構えたことで先程より更に唸りを上げ、今にも襲い掛かる体制になる。

 

 

 

 

 

 

そして…、

 

「行くぞ!アルマ!」

 

「ええ!」

 

先に動いたのはエンゼとアルマ。

 

とは言うものの、先にウルフ達へ向かい走って行ったのはエンゼのみだが。

 

「魔神風!」

 

大扇子を大きく、そして素早く仰ぐ。

するとそこから風圧によるものか、衝撃波が放たれた。

その攻撃はウルフの一体へと当たる。

 

他の二体はそれを躱し、一体が一気にエンゼへと近づいたと思えば、

 

「ガゥヴヴヴッ!!」

 

「っと!」

 

大きく口を開き噛みつこうとする。

エンゼは直ぐに大扇子を閉じてそれを防いだ…のだが。

 

「ア"ヴゥウッ!」

 

「げっ!?」

 

もう一体もエンゼの元へ向かっており同じく噛みつこうとしているのが分かったが、目の前のウルフを防いでいるのもあって躱したいが躱せない。

 

「…断激波!」

 

その時アルマが少しエンゼとウルフ達から離れた場所で大刀を地面へ振り叩き、魔神風のような衝撃波を放つ。

 

「キャンッ」

 

ウルフは避ける事叶わず諸に受け、そのまま離れた場所へ飛ばされた。

 

「もう一…発っ!」

 

アルマがそう言って同じように大刀を地面へと振り叩き、再び衝撃波を放った。

その衝撃波は先程よりも威力が低く見える。

それからそれはエンゼへ攻撃するウルフへと向かっていき、離れた場所へと先程のウルフのように飛ばした。

飛ばされた先に丁度エンゼが攻撃したウルフがおり、二体はぶつかって地面へ転がった。

 

「さんきゅ、アルマ!」

 

「どういたしまして!」

 

エンゼは彼女の方を見てお礼を言えば、アルマは彼に向けて笑う。

その間にもウルフ達はその場に立ち上がり、二人へ近づいているのが目に入る。

 

「ダメージはそこそこやったと思うし、…手っ取り早くあれやるか?」

 

「はぁ…そうね、じゃあエンゼ。上手く躱しなさいよ?」

 

「もう何回やってると思ってんだって!大丈夫だよ!」

 

何をする気か。

エンゼはまたウルフ達へと駆けていく。

同じように向かってくる彼に、今度は散開して二体はエンゼへと、もう一体はアルマへと攻撃を仕掛けてきた。

 

「落ちろ!…ライトニング!」

 

「…はぁっ!」

 

けれど今度は攻撃される前に攻撃。

エンゼへ向かった二体は魔術により、アルマへ向かった一体は大刀の攻撃を受ける。

 

「んじゃ後は任せた!…烈風陣!」

 

ウルフ二体に魔術を使った後直ぐに背後へ移動すれば彼は大扇子を大きく仰ぐ。

仰いだその勢いでウルフ達を中心につむじ風の様な風が起こり、二体はそのまま空中へ円を描く様にして吹き飛ばされた。

風は広範囲渡り起こり、アルマの元へ行ったウルフまでもがその風により空中へと舞う。

その姿を確認した後、エンゼは地面へ伏せる。

 

「任されたわ!」

 

空中へと吹き飛ばされたウルフ達を見ながら彼女は一言言うと、大刀を構える。

その間にウルフ達は風が止み、地面へと体制を立て直す事が出来ないまま落下してくる。

 

そして、

 

「行くわよ!刃魔一閃!」

 

大きく横切りに大刀を振り、落下してきたウルフ三体を同時に切り倒した。

 

 

 

 

 

 

「…」

 

ウルフ達との戦闘後、エンゼは手と手を合わせ目を閉じ、静かに祈る。

これは彼の癖。

こうして出会いこの手で消した命に対して安らかに眠れと祈るのだ。

魔物は出会ってしまえば攻撃してくる為応戦するしかない。

倒すか倒されるか、そうなればどちらかがその命を落とす。

 

けれど魔物と言えども生き物。

魔物も命を落とせば人や動物と違うもののその場で徐々に消えていく、…大地に戻っていく。

だから自己満足にしか見えないだろうが、彼は大地へと戻る魔物にもそうやって祈る事をしているのだ。

 

しばらく目を閉じ祈った後、エンゼは直ぐ後ろにいるアルマへ視線を向けた。

 

「もういいの?」

 

「ああ」

 

いつもの事だからか、祈りについてはその二言で終わった。

 

と、エンゼがふと笑って言う。

 

「それにしても、やっぱアルマの大刀すごいな!三体同時に倒せんだもん」

 

「ありがとう。

でもそうは言うけど、こういう森の中だとかなり扱いづらい武器なのよ?」

 

彼女はそう言うと視線を周りの倒れている木々へと向けた。

『刃魔一閃』、アルマの扱う刀が大きいから出来る中範囲の攻撃。

横一線に大刀を振ることで空中の範囲内にいる対象へ一気に攻撃が出来るのだ。

 

…ただし、範囲内にあるもの”全て”を斬ってしまうというものでもある。

そう、倒れている木々はこの攻撃の範囲に入ってしまい切り倒された可哀想な木達なのだ。

 

「…何回か同じ事あったんだもの、何を言いたいか分かるわよね?」

 

「あー…うん」

 

大きいからこそ出来る範囲の広い攻撃、けれどその欠点もある。

それが分かるかのような光景だと言えよう。

 

「この木、どうする?」

 

「いつもの様に長老様や皆に言って、明日にでもまき用の木にでもしましょう」

 

二人してため息をつくと、懐から小さな鈴の付いた紐を取り出し、切り倒してしまった木々の近くにある木の枝へと縛り付けた。

木の枝へ付けられた鈴はチリーンと心地よい音を響かせる。

おそらく明日この場所に来る為に目印として付けたのだろう。

 

これでよし、と鈴をつけた後二人は今度こそ里へ向かって歩いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――――――――――

 

すっかり夜になり、真っ暗になってしまった森。

木々の合間に見える微かな光を頼りに森から抜けると、その先に灯りを灯す優しい雰囲気を放つ里が現れた。

そう、ここがエンゼとアルマの住む場所・エンリカと呼ばれる隠れ里。

数十人しか住まないこの小さな、けれどだからこそ里に住む人達は皆血は繋がらずとも家族と思っている。

そんな小さな里だ。

 

と、里の入り口に手に小さなランプを持った老人がおり、二人の姿を見るとふんわりと笑う。

 

「おぉ、戻ってきたか」

 

「ただいま、じっちゃん」

 

「只今戻りました、長老様」

 

「お帰り、エンゼ、アルマ」

 

エンゼとアルマに声をかけてきたのはこのエンリカの里の長、優しそうな雰囲気の長老である。

 

長老に狩りはどうだったんじゃ?と聞かれると二人は申し訳なさそうに見失ってしまった、と正直に話す。

二人の話を聞いても長老はそんな時もあるじゃろうて、と優しく笑いかけて二人の頭を撫でた。

 

 

 

 

 

「あ!エンゼーお帰りー!」

 

「兄ちゃん姉ちゃん、今日はどうだったの?」

 

長老と共に里に入れば二人を見た子供達や里の大人達が近づいて話しかけてくる。

二人は里の皆にただいまと言い、それから今日の狩りの結果を報告した。

 

「悪いな、今日は駄目だった」

 

「はっはっは!そしたら今日は山菜尽くしの晩御飯にでもするかねぇ!」

 

「わぁ!おば様の山菜料理、私大好きだから嬉しいわ!」

 

「あら、そうかい?そう言われると腕によりをかけなくちゃならないねぇ!」

 

「えー…おばちゃんの山菜料理は俺も好きだけどさー」

 

「もう、エンゼったら!文句言わない!」

 

むすっとした顔で肉食いたかったーと言うエンゼにだから文句言わない!と拳骨するアルマ。

それを見て周りの皆は笑いだす。

明るく優しい雰囲気がその場全体に広がっていく。

 

「はぁ…こうなったら、明日の狩りは成功させないとな!」

 

「そうね!山菜料理尽くしでもかまわないけど、栄養が偏るもの」

 

「って結局アルマも肉食いたいんじゃん!」

 

また里に響く人々の声。

こうして彼らのいつもの平和な一日は今日も過ぎていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これから近い内に何かが起きるとも、その時エンゼの運命が動き出すとも知らずに…―――




ど、どうだったでしょうか…。
今回の回はどういった所に住んでいるのかなんとなくでも分かればいいなと思って出しました。
…分かりましたか…?((不安…;
ちょっとだけ戦闘シーンありましたがやっぱり難しいですね。
頭の中ではこうやってこうやってこう動く!…みたいなイメージがあるのに、いざそれを書こうとすると書けないっていう…。
どうすればあのテイルズならではの戦闘シーンを書けるのか知りたいっス…。



長々として失礼しました…!
ということで今後もこんな文にはなりますが、よろしければよんでいただけたらと思います!
それでは!

*書き忘れてた事があったので先程追記しました。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。