Tales of Rezar ~祈りが導くRPG~   作:0maru

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第三話 社の導き

―――……この里に"(みこ)"がいるだろう?…"巫"は何処にいる?

 

 

"(みこ)"…?

 

里の者達は皆口々にその言葉を言う。

聞き慣れない言葉、聞き慣れぬ人の呼び名であったから。

だからこそ、この里にいる?とんでもない。

そんなヤツなんて聞いたことないし、いない。

そう彼らは同じ事を思う。

 

「…はて、そのような者はおらんが…。

お主、ここと別の里を間違えてはおらぬか?」

 

長老も同じく思い、里の代表として守護武者に問い掛けるが、

 

「隠そうとしても無駄だ、調べは付いている…。

(みこ)の命を頂戴する為に来たのだからな」 

 

「…!」

 

「い、命じゃと…!?」

 

「どういうこと?!」

 

里の皆はざわざわと騒ぎ始める。

命を?何故?冗談じゃない!!

数人がそう守護武者達へ叫ぶ声も聞こえてくる。

そんな中で女性?の守護武者はその被り物の下で笑っているのだろう。

楽しそうな声で言い放つ。

 

「そうだ、我が主の命により東の島の巫を殺せとの御達し。

…その命を果たす、…さぁ!巫をこちらに引き渡せ!」

 

彼女のここにいるという自信のある声に一瞬皆びくっと体を震わす。

何を根拠に、そして何の為にこのような事を言うのだ。

エンゼは彼女に対してそう思った。

 

「ふ、ふざけるな!!命を頂戴するだと?!

馬鹿な事を言うんじゃない!!」

 

「そうじゃそうじゃ!第一にこの里に巫などおらんわ!」

 

「そうさ!

それにいたってあんた達に言う義理はないよ!」

 

周りの人は口々に言い放つ。

誰も"巫"など知りはしない、そのような名は聞いたことがない。

けれどもしここにそんな者がいたとしても、もしその者の存在を知っていたとしても…誰が教えるものか。

 

そんなエンゼ達に何を思ったのか、突然高らかに笑う守護武者。

そして、

 

「ほぅ?"巫"を庇うか。

 

 

ならば…………仕方あるまい!!」

 

……突如彼女が己の背に背負っていた大きな大きな武器を、……長老へと向けた。

 

「じっちゃん!!」

 

叫んで走るけど、彼には間に合わない。

このままでは…!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――ガキンッッッ!!

 

 

 

「っ!!」

 

「…ほぅ」

 

「っ!…アルマ!!」

 

間一髪、アルマが大刀で長老に向け振り降ろされた守護武者の武器を受け止めた。

それを見てエンゼは叫ぶ。

 

「ふっ、お前のような者が我がランスを受け止めるとはな」

 

「あら…そう、です……かっ!!」

 

「!」

 

力を思い切り込め、アルマは守護武者に向かって大刀を風の斬る音を立てながら振り回し距離を開ける。

 

「アルマ…」

 

「長老様、ご無事で?」

 

「…おぉ、お主のおかげでのぅ」

 

長老が無事である事を確認して安心した顔をし、けれど次の瞬間アルマは鋭い目を守護武者に向けた。

それを彼女は、

 

「ふっ、面白い…」

 

自分の攻撃を受け止め、更に距離を開け、そして今自分へ睨みつけてくる。

そんなアルマにニヤリと笑う彼女に里の皆も、長老も、エンゼもアルマ本人も薄気味悪く感じた。

 

それから、また突然守護武者の手が上へと上げたかと思うと、

 

「どうやらこやつらは"巫"を隠すつもりのようだ!しかもいないと吐かしている!

 

 

 

…いないと嘘を申すならば、皆切り刻むのみ!」

 

 

その言葉を待っていたと言うように、数人いた守護武者が一斉に動き始め、

 

「ザシュッ)うわああぁっ!!」

 

「ガッ)ぎゃあぁっ!?」

 

里の者を次々と斬りつけていく。

そんな光景を目にし皆は次々と逃げ回るが、それを逃さぬとばかりに追い掛けては斬っていった。

 

「やだぁぁああ!!」

 

「!」

 

エンゼはまだ幼い子供が斬られそうになっているのを目にし直ぐに動く。

 

「やめろおおおおおっ!!」

 

「っ!?」

 

アルマのように武器を今持っていないけれど、それでも黙ってはいられない。

皆を守りたい。

エンゼはその一心で守護武者にその身で向かってタックルする。

 

運良く、鎧が重かったのかバランスを崩した守護武者はそのまま倒れた。

その間にエンゼは子供に走り寄り、

 

「無事か?!」

 

そしてその手を引き守護武者から離れながら声をかける。

子供は恐怖と安心が入り混じったような顔で、けれどその目に涙をぽろぽろと流す。

 

「エ、エンゼお兄ちゃぁん…っ」

 

「泣くな!

…大丈夫だ、俺が何とかするから。

だからお前は皆と一緒に逃げろ!」

 

「で…でも何処に…」

 

あ、エンゼは瞬間何処に逃げればと考える。

けれどここは山々の中にある里、入り口は既に守護武者がいるせいで通れはしない。

どうすれば…。

 

 

 

 

 

「…っ!長老様!皆と共にお逃げください!」

 

と、突然皆よりも前に出たと思えば、アルマは守護武者に攻撃しながら長老や皆に聞こえる様に叫ぶ。

 

「な、何をする気じゃ!?」

 

「私が出来るだけあの人達を引き付けます、そのうちにお逃げくださいませ!

あの者達、私達を生かす気は元よりない…皆殺しにする気でいます!!」

 

アルマの言う通りだろう、じゃなければ敵意もなく逃げ惑う者達まで斬ろうとはしないだろう。

そんな彼女の言葉に促されたか様にエンゼは子供の手を引きながら彼女に近づき、

 

「…俺も残る!」

 

「なっ!?」

 

自分も残ると言い放った。

 

「今武器も持ってないあなたに何が出来るの!?

エンゼは長老様と一緒に逃げなさい!」

 

彼を心配したからだろう、彼女はいつもと違い声を荒げて言う。

実際に武器も持たぬ彼には何が出来るのか。

それは分からない、…けれど。

 

「一人でやるって?ふざけんなよ!

たった数人って言ったってアルマ一人でなんて無理に決まってる!

武器がない?ないならないで…」

 

近くに立て掛けてあった、本来は狩猟に使っている弓と数本の矢をを手に持ち、

 

「これで戦う!俺は魔術も使えんだ!

だから頼りないかもしれないけど、…でもアルマだけではやらせねぇ!」

 

「……」

 

扱いは自分の武器よりは下手だがまだないより良いだろう。

エンゼは弓矢を彼女に見せながら、自分も戦うのだと、一人ではやらせないと強く自分の意思を言う。

 

こうしてる間にも皆が殺されてしまう、ならばせめて自分に出来ることを、せめて皆が逃げる為の時間を。

 

「……、分かった。でも無茶はダメよ?」

 

「分かってるって!

じっちゃん!パゥリを頼む!」

 

アルマはため息をつきながらも少し笑って言う。

それにエンゼも答える様に笑って、

 

「落ちろ!ライトニング!」

 

長老に子供を頼むと直ぐ様魔術をこちらに向かってくる守護武者達を来させない様放つ。

魔術に当たりかけ避ける者に今度はアルマが大きく大刀を振り回し後退させる。

 

「…長老様、さぁ今のうちに…!」

 

「……、分かった。

じゃが二人共…無事でいるのじゃぞ!」

 

「「もちろん!/です!」」

 

 

そして長老は「皆社へ!社へ向かうのじゃ!」と叫んでいた。

そうか…社ならば。

逃げ道はない、けれどもしも助かる可能性があるとすれば…。

 

長老の声にエンゼはそう思いつつ、

 

「風よ、切り刻め!ウインドカッター!!」

 

「ぐっっ!!」

 

「刃魔一閃!!」

 

「ぐあぁあっ!?」

 

「くっ、この…!」

 

「アルマばっか見てっと怪我するぜ!」

 

「!」

 

大刀を振り回し、魔術を放ち、弓矢を放つ。

少しでも時間を稼ぎ、皆が社までつける様にとどんどん攻撃していった。

 

 

 

 

 

 

 

 

が、

 

「断撃波!」

 

「うわあぁあ!」

 

「よし!」

 

守護武者にある程度のダメージを与えられた。

けれど、

 

「我が騎士達に攻撃したくらいで、笑わせるな」

 

「!」

 

 

 

―――ガキンッッ!!

 

 

 

「アルマっ!……ライトニング!」

 

「…ちっ」

 

あの女性?の守護武者がアルマへ攻撃。

直ぐに離そうと魔術を彼女に向け放ったおかげで距離を開ける事が出来たが…。

 

「あの人、厄介ね…」

 

「あぁ…」

 

エンゼはちらりと矢を見る。

もう残りも少なく、魔術も使ってだいぶ疲れてきている。

アルマも前へ自ら出て戦ってる。

体力はだいぶなくなっているだろう。

 

「エンゼ!」

 

「分かってるって!

 

 

 

……ウインドカッター!!」

 

風の刃を彼女に放つ。

先程から見ているとどうやら彼女は魔術への耐性が低い気がする。

先程からずっと当たらぬ様にと避けているから。

そして思った通り彼女は魔術を避ける。

 

「今の内よ!早く社へ向かいましょう!」

 

「ああ!」

 

その隙に二人は社への階段へ走る。

直ぐにこちらに向かって来るかもしれないが、あの鎧で階段を登ってくれば体力も多少削れるはずだ。

そう信じて、もう既に無事な者は全員いるはずの社へ駆け出した。

 

「ふっ…、おそらく逃げ道はない。

それを分かっていていながら……馬鹿な奴らだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――社(ヤシロ)

 

 

 

「「長老様!/じっちゃん!」」

 

「エンゼ!アルマ!無事じゃったか!」

 

長い階段を登り社に着くと里の皆が社の扉の前に集まっていた。

…これは、まさか。

 

「じっちゃん…やっぱり…」

 

「…見ての通りじゃよ。

こんな非常事態じゃ…もしや入れるのではと思ったが…、やはり無理であった…」

 

皆が社の前で集まっていたのは、やはり社の扉が開かないからだった。

ずっとずっと開く事のない社の扉。

二人も里の者達もそれは分かっていた、…分かっていたけれど。

この里から逃げられる場所はあまりない。

ここは既に山頂付近…、そして下からはあの守護武者がこっちに向かって来ているはず。

 

「わしらは…ここで殺されてしまうのか…」

 

「じっちゃん…」

 

「この里を、皆を守り過ごしてきてこんなことは初めてじゃ…。

何故…あの者達はこの里を…」

 

……あの守護武者が何故ここに来たのか。

ここは山奥で隠れ里と言われている里、東の守護武者とは言えども、来る事は大変であまりないのだと言うのに。

ましてや西の守護武者ならばこの場所を知ったとしても簡単に来れるはずもない。

 

「長老様…一つお聞きしても?」

 

アルマが控えめに長老に聞く。

 

「あの者達が言っていた"(みこ)"とは…一体何のことなのでしょう?」

 

……そう。

守護武者達は、あの女性は"巫"は何処にいると聞いてきた、そしてそれについて調べは付いていると…。

 

アルマの言葉を聞きエンゼも長老を見て答えを待つ。

けれど、

 

「…すまぬ。わしにも分からんのだ…。

前里長…わしの父であれば分かったやもしれんが…」

 

長老も分からないことだったらしい。

確かに今までそんな言葉も話も聞いたことがなかった。

もしもこのエンリカの里にいるのならそんな話の一つくらいあっても可笑しくはないのに。

それなのに何故?里の者も長老ですら分からないことを何故彼女らは知っていると言ったのだと疑問ができた。

 

…と、

 

 

 

 

―――ガシャン…ガシャン…

 

 

 

 

『!』

 

社の外、階段の方から鎧の音が響き渡る。

予想通り守護武者達がここへ近づいてきているのだろう。

さてどうする…。

 

その音を聞いたからか、皆が扉をどんどんと叩き始めた。

 

「お願い!開いて頂戴!!」

 

「くそーっ!なんで開かないんだよ!」

 

「ここで皆死ぬのか…っ」

 

「まだ死にたくないよ、ママ~っ!」

 

「 ああ…神よ…!」

 

色んな所から聞こえてくる苦痛の叫び声。

もし、もしもこの扉が開けば…この不思議な社なのだ…、皆助かるかもしれないと言うのに!

エンゼの心に悔しさが込み上げる。

助かるかもしれない、けれどこの扉をどう開ければいいのだ。

自分に何が出来る?武器もないのに…。

 

「…お…ん、…エンゼお兄ちゃん…っ!」

 

「…!パゥリ?」

 

近づく音に焦ってしまったせいかその声に気付かず、ハッとなる。

下を見れば先程助けた子供、パゥリがいた。

…その手には。

 

「エンゼお兄ちゃん、これ…」

 

「!

俺の武器?…パゥリ、お前…」

 

エンゼの武器が、大扇子があった。

目を見開き驚きながら自分を見ているのに気が付き、パゥリは話し始めた。

 

「あのね、皆と逃げてる途中で長老様の家の前に置いてあったのを持ってきたの。

エンゼお兄ちゃんの大事な武器だって前に言ってたから」

 

「…!」

 

「これ、お兄ちゃんの大事な武器なんでしょ?」

 

小さな子供には重いし逃げるのに階段を登ったはずなのに。落とさぬものかと、こんな状況で怖かったはずなのに必死にここまで持ってきてくれたのだろう。

よく見れば手が赤くなってしまっている。

 

エンゼはパゥリに合わせて屈むと、武器と彼のその手をそっと取る。

 

「…ありがとな」

 

そう言って笑いかける。

それに少しだけパゥリが安心したように笑ったのを見てから、エンゼは社の扉の前に走って皆に届く様に叫ぶ。

 

「皆退いていてくれ!

俺がその社の扉を壊してやるっ…!!」

 

その言葉に扉から離れる皆を確認してから、

 

「行くぞっ!!魔神風!」

 

扉へ攻撃する。

けれど放たれた衝撃波は当たらない。

 

否、

 

「…?!消えた…?」

 

当たる手前でまるで何もなかったように消えた。

その扉を壊させまいと、"何か"がその前に立ち塞がっているかのように、消えたのだ。

 

「っ!ふざけんな!

なんで…!なんでだよ!」

 

何度も何度も攻撃する、しているのに社の扉は壊せない。

 

「俺は…!」

 

それでも何度も何度も繰り返す。

 

「皆を…!」

 

何故なら、

 

「助けたいんだ!!」

 

         ――――……‥‥

 

里の皆を…大切な皆を…守りたいから。

殺されてしまった者達のように、これ以上皆を殺させない為に、その一心で。

 

既に守護武者達と戦った事で体力も魔力も削られている。

彼の息は上がっていた。

 

「エンゼ、これ以上は…!

あとは私がやってみる、だからあなたは」

 

「いい、俺が…俺がやる」

 

「エンゼ!」

 

ハァハァと息を吸って辛そうな彼を見てはいられない。

アルマはそう思って彼へ声をかけたが、彼はそれを拒んだ。

それでも自分がやると言って。

 

「…俺がやる。

…アルマ、お前は…あいつらが来ちまった時の為に備えててほしい」

 

「……、…分かった」

 

こうなったらきっと聞かない。

それが分かっている彼女だからこそ分かったと…その顔は納得していないけれど頷いた。

 

「……ありがと」

 

そしてエンゼはもう一度武器を構え、

 

「…皆を助けるんだ…、だから…壊れろよ!!」

 

再び攻撃しようとして…、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

―――…歌え

 

 

 

 

―――…歌え、我が力…後継…よ…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……え?」

 

「……エンゼ?」

 

彼がが大扇子を構え扉を見たまま動かなくなった。

あれだけ声を上げ攻撃しようとしていたのにと不思議に思いアルマも皆も声をかける。

 

 

 

けれど…彼はそんな皆の声が……耳に入ってはいなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……、……〜♪…〜〜♪」

 

『…っ!?』

 

彼は、エンゼは…無意識に声を出し口ずさむ。

聞き覚えのない唄を、歌詞のないメロディーを。

 

何故だろう。

エンゼはただ不思議な気持ちが心の奥底から溢れてきた。

 

これは…。

 

 

 

 

 

「…〜…♪」

 

 

 

 

 

里の者達は初めて聞く唄に驚きを隠す事が出来なかった。

…初めてであったのだ。

彼が歌う事が。今まで唄というものさえ知らなかったはずなのに、彼が歌っている事が。

 

 

 

そんな中で状況が突然変わったのに気が付いたのはアルマだった。

 

「…!…ち、長老様っ!あれを…!!」

 

「な、なんと!?と、扉が…開いていっとる…っ!?」

 

固く閉ざされ開くことのなかった社の扉が……ゆっくりと、ゆっくりと…。

 

 

 

 

 

―――キィィイイ…

 

 

 

 

 

開いていたのだ。

 

「…!…まさかあの男が?」

 

おそらく異変に気付いたのだろう、ガシャンガシャンと音を立て、他の者を置いて女性?の守護武者が一人社へ来てその光景を目の当たりにした。

 

状況は更に変わっていく。

 

扉が開き切る前に"何か"が社の中からエンゼに向かって、光を纏いながら飛んでいった。

 

「!」

 

彼の前にふわりと浮きその場に留まるその光は優しかった。

眩しい訳でもなく、けれど暗く淡く光っている訳でもない。

ただただ優しい、そう思わせる様な光。

 

その光へエンゼはそっと手を伸ばす。

けれど光は意思があるかの様にその手をふわりと避け、自ら彼の首元に飛んでいくと…ゆっくりとその光を消していき、そして光が完全に消えその首元を見れば…。

 

「…これ、って……?」

 

いつの間にか丸みのある、けれど何処か不思議な温かさを感じる石がそこにはあった。

 

「!!

やはり、…あの男が…!」

 

ガシャンと音を立て彼女はエンゼへ向かって武器を構えながら歩き出す。

その音にやっと彼女が、守護武者が来ていた事に里の者達やアルマは気が付き、悲鳴を上げながら彼女から避けていく。

幸い彼女は一点を見つめたままで里の皆を殺す気配はないが…。

 

「…エンゼ」

 

その一点に、彼がいた。

 

「…!お前…もう来たのか!!」

 

「ふっ、何やら騒がしかったのでな。

我のみ先にここへ来た。

…先に来て正解だったがな」

 

「?」

 

彼女の言葉に疑問しか浮かばない。

何が正解なのだ?

 

そして、彼女は武器をエンゼへ向けながら周りにも聞こえるように言い放った。

 

「いないと言っていたが、今この時を持ってお前達は嘘を語ったと証明された!

その男が首元にかけている…"巫"の勾玉、"月詠ノ玉(つくよみのたま)"を持っているのがその証拠!

 

 

 

 

さぁ、"巫"よ!

我が手でその命を消させてもらおうか!!」

 

彼が、エンゼが……"巫"であると―――

 




はい、皆さん覚えてますでしょうか…??
最近リアルでチキン化してる0maruです←え"…
なんか今回だいぶ長くなってしまいました…;
こ、これって詰め過ぎ…ってことですかね??;(;^ω^)
と、とりあえず序章は予定通りこちらで終わります。
…って言って第一章からいきなり戦闘ですけども←
今回も少しだけあったんですけどやっぱり難しいですね〜…、頑張っても分かりにくいしよく分からないしよくわからなi(((殴←


今回もちょろりとモブさん名前出たのと、単語出てきたので簡単補足失礼致します。

▽モブ
パゥリ…エンリカの里の子供の一人。
泣き虫、エンゼお兄ちゃん大好きっ子。

▽単語
月詠ノ玉…読み方『つくよみのたま』。"巫"の勾玉と言われていた。が、現在の所それ以外不明。


…はい、意味不明ですね〜。
というか単語短い、説明短い←
でもまだ謎なモノなので色々と伏せておきます。

また色々長くなりましたがこれにて。
ここまで読んでくださった方々ありがとうございます!
次回も遅くなるかと思いますが、また読んで頂けたら嬉しいです!
…それでは!

*2/9 誤字発見したので直しました。
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