序でに色んなキャラが大集結!(予定)
そして、毎度毎度の誤字報告どうもありがとうございます!
日本国、とある武道館。
「此所が今回の会場か、」
「ずいぶん広いねー、いっくんや箒も此所が晴れ舞台だと考えると緊張しそう・・・」
「束、お前が緊張する事は無いだろう・・・」
「まぁ、束のコミュ障は大方直ったとはいえ、今現在でもこう言う所にくるのは緊張するものだからな」
「ちょっとちーちゃん!?」
「それにしても、会場此方であってるっけ?」
今現在、束、正晴、千冬の三人は何人かの同行者と共に、とある武道館にて束の妹、篠ノ之 箒(しののの ほうき)と、千冬の弟、織斑 一夏(おりむら いちか)の二人が出場する全国中学校剣道大会の見学にやって来ていた。
「千冬姉!こっちこっち!」
「姉さん、それに正晴さんもこんなところでなにやってるんだ?会場はこっち側だぞ」
「ああ、すまんな一夏、今向かうぞ!」
「ちょっと待ってよ箒~」
「会場はそっちか、今いくぞ!」
試合に出る準備のため、一足先に現地入りしていた一夏と箒に誘導され、彼女達は会場へと入っていた・・・・・・
「これが会場かぁ~すごく広いなぁ・・・うぅ~緊張する~」
「姉さん……緊張しすぎだ・・・まぁ、まだ正晴さんたちと出会った頃の感覚が抜けきって無いだけだから大丈夫だとは思うが」
会場の観客席へとやって来た束達、その中、束は回りの人の多さについ緊張してしまう。
「(ギュッ)ほらほら、俺が側に居るからそんな緊張するなって、可愛らしい顔が強ばってるぞ?」
「・・・はーるーるんっ!」
「おわっ!たっ、束!?」
「試合までこのままでいい?」
「・・・はぁ、しょうがないなぁ、」
緊張している束を正晴は馴れた手つきで自分の真横へと手繰り寄せる。
束はされるがままに正晴の横に密着するが、直ぐ様横になってちゃっかりと膝枕の体勢へと入っており、そのあと交わされたやり取りは、甘える子共とそれをあやす父親のようにも見えた。
「はいはい、甘いのをご馳走さま、だ、私はそろそろ試合だからもう控え室にいくぞ」
「頑張ってね!箒!!・・・あと、いっくんはもうすぐ試合じゃないの?」
「うぉっやべぇ!?ゴメン千冬姉!急いで行かなきゃ!!」
「やれやれ、大丈夫か一夏?そんなに焦ると碌な事にならないぞ?」
「大丈夫大丈夫!それじゃあいってくる!」
「頑張れよ!一夏!!」
まもなく試合が始まるため、選手控え室へと向かう一夏と箒、
千冬、束、正晴の三人はそれを微笑ましく見送る・・・・・・
「えーっと確か話の通りだと此方に・・・・・・あっ!いたいた!千冬さん!束さん!」
「ん?誰かと思えば、凰じゃないか、」
「ん?鈴音ちゃんも来たのか」
「正晴さんもいたんですね、いつもお世話になってます!」
「束、会場は此所であっておるのか?」
「大丈夫だよー!ほらほらお母さんもこっちこっち!」
「束・・・(ホロリ)」
「正晴、お前もちゃんといたか」
「此所が箒ちゃんと一夏君の試合会場なのね~」
「父さんに母さん!?」
箒と一夏が控え室へ向かった後、遅れてやって来たのは一夏と箒の親友で、束達が常連である中華料理屋の看板娘である中国人の凰 鈴音(ファン・リンイン)と、束の両親である篠ノ之 柳韻(しののの りゅういん)、篠ノ之 結(しののの ゆい)、そして正晴の両親である、村ノ瀬 正儀(むらのせ まさのり)、村ノ瀬 幽子(むらのせ ゆうこ)氏の五名であった。
「あら~千冬ちゃんじゃない、いつも息子が世話になってるわ~」
「幽子さん・・・此方も一夏が世話になってます」
「そこら辺は気にしちゃダメよ~、千冬ちゃんは色々と心労溜め込む子なんだから~」
「柳韻さん、一夏君と箒ちゃん・・・どこまで行けますかね?」
「今の娘と一夏君の実力なら、十分優勝は狙える、とだけは言えるな」
「成る程・・・・・・あ、試合始まりますね、」
五人が到着し、暫くの会話の後、箒と一夏の一回戦が始まる。
一回戦、結果
《箒》
優勝候補とかち合うも、危なげなく二本先取し勝利。
《一夏》
初動、開始1秒足らずで面に一撃を加え、あっさり一本、試合開始10秒足らずで二本目も先取し、勝利。
「・・・・・・いっくんスゴすぎない?」
「凄まじい速攻だなオイ・・・」
「私でも動きが見えなかった・・・・・・」
「千冬さんの目でも追えないって、一夏君、凄いことになっちゃってるわね・・・」
ついに全国中学校剣道大会が始まったのだが、一夏の初戦が凄まじく、開始直後に俊足で近づいて一太刀で終わらせるその速攻ぶりに、正晴達は愚か、千冬でさえ、思わず目を見張る結果になっていた。
「凄いなー、あんなスピードで一閃する事が出来る人間、私は他に一人しか知らないぞ・・・・・・」
「箒ちゃんの試合が地味に写ってしまったな・・・・・・一夏君、恐ろしいポテンシャル秘めてるんじゃ無いのか?」
「あははは・・・一夏との付き合いはそれ並と思ってたけど、あそこまで凄かったなんて・・・」
皆一様に彼の剣筋に驚いている、最初は目の錯覚かと感じていた会場の他の観客も、試合結果を見て大騒ぎである。
だが、たった二人、まるでそんなことも関係なしに一夏をずっと見続け、一言発した男がいた・・・・・・
「やはり、一坊には
「そりゃあお前、お前の剣筋コピれれば、中学の大会ぐらい余裕だろうよ、
「よっしー!?それに自衛隊の重造さん!!?」
「えっ?いつの間に此所に来たんですか?」
「・・・はぁ、相変わらず、風のような男だな」
束が見つけたのは、
いきなり目の前に出現したも同義な状態である二人の存在に、千冬以外は全員一様に驚きの表情を見せるが、千冬だけは、彼の行動っぷりを見て、あきれ果てていた。
「義照さん!?一体いつの間に!?」
「一坊の試合開始時にはいたぞ?重造は試合終了直後に来たが」
「何で教えてくれなかったの!、突然現れたから私ビックリしちゃったよ!!」
「すまんすまん(汗)、一坊と直後にあった箒ちゃんの試合を見るのに集中しててな・・・話すのをすっかり忘れていた」
「全く・・・そうやっていつも突然現れては・・・だからな、で、用は何だ?多分束に対してだろうが」
「よく私が束に用があると解ったな?」
「お前の行動原理をある程度理解しておけばこのくらいは解る」
「え゛っ゛、ちーちゃん、よっしーが次に何処に行くとか解るの!?」
「まぁある程度は、だな・・・懐をチラチラ見てるのを鑑みるに、何処からか設計図でも貰ったのか?」
「な ぜ ば れ た し」
先程は束達が面食らっていたが、今度は義照が面食らう番であった。
正儀や柳韻達に至っては、驚愕の事実が多過ぎて、口を開けたままポカーンとしている。
「・・・その通りだ、取り合えず・・・あっ、一坊の次戦が始まるな、」
話をしようとした瞬間に一夏の次戦が始まる・・・
・・・・・・が、やはり二回戦目も一夏が対戦相手を一閃×2し、続いた箒もあっさり勝利して次戦へと続く。
「・・・束、英国のオルコット家からIS設計図の評価依頼だ、」
「・・・成る程、よっしーを中継するなんて、オルコットさんも考えたね、」
「成る程、槇田に直接頼み込んだか、折角だし私も評価して構わないだろうか?、こう見えて私も技術者だからね」
「構わんよ、折角だし後で一夏たちも加えて評価して見よう」
こうして、剣道会場にて、プライバシーガバガバのIS設計図評価が始まる・・・・・・
・・・・・・・・・後編へ続く。
剣道の公式戦は三本勝負であるとの指摘を受け、内容を一部修正しました。