ブーディカさんとガチャを引くだけの話   作:青眼

14 / 28
ホームズガチャの次に行うガチャ。それすなわち、今年の水着ガチャのことを指す――――――!!
というわけで、今回は『~~~デッドヒート・サマーレース~~~夢と希望のイシュタルカップ2017』と、『~~~デスジェイル・サマーエスケイプ~~~罪と絶望のメイヴ大監獄2017』のガチャ報告回となります! 
しょうもない小説を書いてたら1万5千近い文字数になっているので、時間がある時に読むことをお勧めします。それでは、本編をどうぞ!


そこには憎悪と、神殺しと、喜びがあった。

 嵐が吹き荒れる出張イシュタル神殿。イベント会場となったこの場所この大地、何故かレースという形で発生した特異点の修復を行うことになった俺達。突如やってきた金星の女神、第七特異点『絶対魔獣戦線 バビロニア』にて駄女神の称号を授けられた『イシュタル』と共に、俺たちは多くのレース会場にて参加者たちを応援し、妨害してきた相手を蹴散らしてきた。

 だが、今回の戦いにおいて最も許せなかったことがあった。確かに、彼女は本来ああいう性質を持っている英霊だ。ローマに復讐を誓い、自分と、娘と、故郷を凌辱し尽くしたあの国を滅ぼさんと戦った。だが、それでもだ。彼女は一度それを振り払って宣言したのだ。

 

『英霊というのは、人類史に刻まれた影。過去に生きた私じゃない。過去に生きた自分と、サーヴァントとして今を生きる自分は同一自分じゃない。だから私は、今を生きる私としてお前を、ローマ皇帝を許す』――――――と。

あの時、数多の英霊が流星の如く戦場へと駆け付けた時に。彼女は、彼女の時代に生きたローマ皇帝を許したのだ。俺は心の底から安心し、感動の余り涙を流した。俺は彼女達の時代に生きた訳ではないが、彼女達の凄絶な歴史は知っている。そして、ローマ皇帝である彼女が、自分の命で人を傷つけた訳でもないということも。

 勿論、これはただの綺麗事だ。ローマが彼女の国や民を襲ったことに変わりはない。だが、英霊となってから再開したローマ皇帝と再会した時。彼女は笑って彼女を許したのだ。目の前に立つ少女は悪くはないと。それがどんなにも得難い物なのか。それがどんなにも素晴らしく、美しい物なのか。きっと、俺には想像することはできないことだ。けれどこれだけは言いたい。この時、彼女たちは確かに、互いを理解し合うことが出来たのだと――――――

 

 

 

 

 

 だというのに。今回のレースの最中、再び悲劇が起こった。彼の女王が復讐者へと身を堕とし、ローマ皇帝へと襲い掛かったのだ。それを見た時、俺は居ても立っても居られなかった。何としても彼女たちが互いを傷付けあうのを止めようと必死になった。だが、結果は女王が自身の過ちを悟り、その身を消滅させることで決着が付いてしまった。何も出来なかった。人理を救った片割れが、何か策はないのかと必死に考えてる間に彼女は消えてしまった。

 この時ほど、自分の無力さを呪ったことはない。確かに、彼女は『この会場に呼ばれた時に霊基の調子が違っていた』と言っていた。そのせいでローマ皇帝に襲い掛かったのだと。であれば。俺に出来るのは、彼女の霊基を弄った黒幕を叩きのめすことだけだった。レースに参加しているサーヴァント。レース会場にて屋台を開いている一部のサーヴァントを除いた者に此度の騒動を相談し、秘密裏に事件の情報を集めるように命令した(・・・・)

 捜査は困難を極めた。それだけ、今回の首謀者は相当入念に事態を整えてきたようだ。だが、どんな犯人もミスはする。レースのサポートをしつつ捜査を続けた俺の体は悲鳴を上げていたが、それを無視してでも俺は捜査にのめりこんだ。途中、バビロニアの賢王によって物理的に眠らせられたが、彼なり優しさなので仕方ないと割り切った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 盛り上げたレースが、何故か選手たちによる脱獄レースへと変わった時は頭痛がした。だが、これも何かの縁だと思った。俺はサポートを狭間に任せ、監獄へと侵入することに成功した。名探偵の手助けを得ながら監獄塔に収監された者。そして、監獄長であるコノートの女王からもたらされた情報を元に、此度の事件の全貌を暴くことに成功した。そして、自分がこの事件を暴いた所で犯行を止めることができないということも。だが、それがどうした(・・・・・・・)。彼女が受けた屈辱に、原初の神との決戦に比べれば楽な戦いなのだ。引く理由などどこにもない。決戦の時は近い。俺はアトラスが開発した携帯型転移装置を駆使し、これから起こる決戦に向けて準備を整える。

 

 

 

 

 選手達が無事に監獄塔から脱出し、レースを完走した時。遂に黒幕が姿を現した。自身がしてしまったうっかり、もとい失態を無かったことにするべく始めたこのイベントは、全て彼女の持つ神獣を再誕させるための儀式だったのだ。神獣の名は『グガランナ』。『天の牡牛』とも呼ばれたそれは、彼の英雄王と、その友たる神に造らし生きた宝具がやっとのことで撃退したまさに怪物。バビロニアの大地を一瞬にして荒野に変え、踏み込む一歩はあの原初の神にも引けを取らない。

 レースが終わった直後、まだ現界を始めたばかりだからこそ抵抗は可能だ。だが、もし召喚に成功してしまったのなら。目の前に降り立ち、こちらを見下ろして嘲笑するイシュタル神は『イナンナ』へと変化し、あらゆる制空権を確保してしまう女神へと変貌してしまう。大地を砕くグガランナの相手をするのに加え、制空権さえも奪われてしまったらこちらに勝ち目はなくなる。あと数分、それまでに決着を着けなければならない。その時、俺はイシュタル神に話しかけた。

 

「なぁイシュタル神。多分、これが最期だから2つだけ質問を許しては貰えないだろうか? これだけは聞いておかないと。死んでも死にきれないんだ」

「あら? 別に構わないわよ~? 貴方の所にいる金ぴかは鬱陶しいけど、マスターである貴方には何の罪もないもの。それで? 何が聞きたいのかしら?」

「話の分かる女神で助かる。それじゃ、早速1つ目の質問だ。…………何で、今回の妨害者にあの4人を選んだ?」

 

 これだ。最初のレースではアタランテ、ブーディカさん、ペンテシレイア、アルテミスの合計4騎のサーヴァントが俺たちの前に立ちはだかった。これには1つの規則性がある。俺の予想が正しければ、イシュタル神が言うセリフは予想できる。

 

「そんなこと? あれはね、金星の大地に付けられている名前と一致しているサーヴァントを配置したのよ。ほら、そうした方が魔力の消費とか、グガランナ復活の儀式に必要な魔力の調整もしやすかったしね」

「そうか。なら2つ目の質問だ。なんで、ブーディカさんを他の3騎と違って霊基を弄ったんだ。別に、彼女のことだし妨害くらいなら渋々引き受けてくれただろう?」

 

 そう、これだけが聞きたかった。別に、ブーディカさんが敵と現れることに対して怒っているわけじゃない。1年くらい前にあった『オガワハイム』という特異点でも、彼女は狂戦士として襲い掛かって来た時があった。その時のように、今回は復讐者として襲い掛かってきただけ。そう割り切ることが出来た。だが、彼女が最期の言い残したあの言葉。ここに呼び出された時には霊基の調子が違っていたと。それはつまり、彼女ではない何者かが霊基を弄ったということに他ならない。目の前に立つうっかり駄女神がそんなことは出来ないとは思ったが、念のために聞いておくことにした。

 そしてこの時、俺は激しく後悔した。目の前にこちらを見下ろす女神の放ったセリフを聞いた時。激しい後悔の念を覚えたのだ。

 

「だって、普通にライダーとして登場させても盛り上がらないでしょう? だったら、せっかくレース参加者にローマ皇帝がいたんだし、思い切って復讐者(アヴェンジャー)にしてみたのよ。結果は大成功! あ、勿論あなたには申し訳ないと思ってるわ。お詫びに、私がグガランナを手にして時には何でも言うことを聞いてあげる! 私からの寵愛を授けてあげても構わないわよ~?」

「そうかい。そりゃ良かった。あぁ…………そいつは、本当に良かったなァ(・・・・・・・・・)

 

 イシュタル神の言葉聞いた時、俺の胸の中に溢れたのは怒り、憎悪。まるで、自分の身を焦がすような衝動に駆られた。だが、冷静さを失えば勝てる戦いにも勝てなくなる。これはゲームなのだ。自分の命というチップを賭けたレースという名のゲームだ。だが、ゲームというのであれば。そこにはある種の裏技(・・)があっても理不尽ではないだろう。

 

「それが分かればいい。お前がブーディカさんをあんな姿にした。それが分かればな………!!」

 

 これだけはしまいと思っていたが、あのセリフを聞いて気が変わった。俺は即座に令呪を持って、この状況を打開しうる力を持った女性を呼び寄せる。青い着物の上に赤いジャンパーという奇妙な格好をした、茶髪で鋭い目をした女性。名前は『両儀式』。さっき話した『オガワハイム』という特異点で遭遇し、彼女の気まぐれで俺たちに力を貸してくれている暗殺者(アサシン)のサーヴァントだ。事前に通告しておいたとはいえ、突然呼ばれたことが不服だったのか、目に見えて不機嫌そうな態度を露わにした式さんだが、目の前にいる女神を見てすぐに笑顔になった。

 

「全く、俺をこんなことに使う奴なんて始めてだよ。正直、こんなことは二度とごめんだが……仕方ない。俺の力、お前に貸してやるよ」

「ありがとう式さん。あとで、エミヤにストロベリーアイスを大量に作らせるよ――――――」

 

 式さんの手の空いている左手を握る。その後、目を閉じ心を空にする。自分という器に、両儀式という女性の力が注ぎ込まれるのを想像する。俺ができることなんてたががしれている。的確な指示、的確な支援魔術。力の無い俺なんかを支えてくれる皆を信じ、最後まで共に戦うこと。それだけが、黒鋼研砥という男に許された、たった1つの力だった。だが、これから行うのは今までの戦いとは違う。この力は第六特異点で目覚めた。それを行使する条件はたった1つ。それは、自分に力を貸してくれる人が自分にどれだけ心を許しているか。

 俺が式さんの力を取り込もうとするのと同時に、俺を取り囲むように魔力の風が吹き荒れる。だが、それも一瞬の出来事。風の中にいた俺は、自分に貸してくれた(・・・・・・)力を行使しながら、ナイフを振るう。魔力の込められた鋭く細い刃を真っすぐにグガランナへと飛翔し――――――その太い足に深い切り傷を与えた。

 

「なっ!? そんな、事実上無敵の存在であるグガランナに手傷を負わせるなんて!? そんなこと、私と同じ女神でもない限りあり得ないのに!?」

 

 自分が支配するべき神獣が傷付けられる様を見たイシュタルが目に見えて動揺する。そして、その動揺は魔力の風の中から現れた俺の姿を見た時、より一層濃く表情に刻み込まれた。それはそうだろう。俺でさえ、この容姿には少し驚いている。

 身に纏うのは黒色の着物。その上に赤を基調としたコートを羽織り、黒い髪は目に掛かるまで伸びている。そして、青空のように澄んだ蒼い瞳。両目が酷い痛みを訴えるが、それは根性で抑え込む。目の前で、俺たち(・・・)の行く手を阻む女神に向かってナイフを差し向けながら俺は睨み付ける。

 

「もう喋らなくていいぞイシュタル。まずは、その舌から刻んでやろう………!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うぃ~っす、んじゃ、今日はサクッとガチャ回してくぞ~……」

「だ、大丈夫研砥? 凄くしんどうそうに見えるけど……」

「大丈夫大丈夫。ちょっと根源に接続しすぎて魔術回路が暴走しそうになったり、軽い貧血とか栄養失調とか起こしてるだけだから」

「いやそれ全然大丈夫じゃないよね!? マイルームに戻って休んでた方が良いって!!」

 

 イシュタルとグガランナ討伐から一週間ほどたった今日。俺は未だ残っている倦怠感に苛まれながらも、召喚場へと足を延ばしていた。隣には、いつもとは違って白いマントを着込んだブーディカさんが心配そうに駆け寄っている。

 何故、俺の体調がこんなにも悪いのか。理由は簡単、最初の短編小説みたいな物語を見てくれたように、式さんの力を、英霊(サーヴァント)の力を身に纏って戦うという、第六特異点で会得した戦闘スタイルを使ったからだ。

だがこの力。実は魔力は大量に持って行かれるやら、2、3日ほど病人みたいな生活を送らなくてならないやらと。とても使い勝手の悪い力だったりするのだが、今回ばかりは仕方なかった。あの黒幕だけは俺の手で斬らないといけなかったからだ。………霊核を斬ろうとしたら、流石にエミヤとかが止めに入ったが。

 

「というか聞いたよ? 今回あの力を使ったんでしょ? ならどうして休まないの! というか、むやみやたらに使わないって約束したよね!!」

「だって仕方ないじゃん。もう過ぎたことだろ?」

「そうだけど! 私としては、研砥の体の方が大事なんだよ! もっと、自分の体を大事にして!!!」

 

 なぜか目に涙を溜めながらも俺に訴えてくるブーディカさん。そう言われたら俺は何も言い返せない。彼女のことを思ってやってしまった今回の件だが、確かに、元はといえばあの(・・)イシュタルが主催したレースをそのまま実行してしまった自分たちの不注意さが、グガランナ復活などという事件を起こしてしまったのだ。もっと用心深く行動していれば、今回の事件は防げたのかもしれない。

 

「………分かったよ。確かに、絆レベルが7の式さんとあれを使ったのは悪かった。反省してます」

「よし、それでいい。それじゃ、早速ガチャを回しに行こう!!」

 

 無理に元気なふりをしなくてもいいのに、と言う事はできなかった。今回の事件で、彼女が殊の外思い悩んでいることは知っている。それは、ブーディカさんが悩んでも仕方がないことだと言いたいが、ズケズケと踏み入ってはいけないことだとも知っている。なので、俺としては何もできない。こんなところでも内心で自分の無力を笑っていると、ガコン、という音を立てながら召喚場の入り口が開いた。誰かやって来たのだろうかと思い、後ろ振り返った直後。赤と金色の塊が腹に向かって飛んできた。

 

「研砥―――――!! 余が来たぞ――――!!」

「ぐはぁぁぁぁぁぁっ!?」

 

 俺に目掛けて突っ込んできた赤と金色の塊。声だけで分かってしまった彼女の登場に驚きながらも、綺麗に鳩尾にクリティカルヒットしたダメージが、俺の全身を貫く。それでも決して倒れまいと足に力を込めながらも、彼女が後ろに倒れないようにと目の前の彼女、ネロの体を支える。

 

「ちょ、ちょっとネロさんや。いきなり飛び込んでくるのはやめてね。お前の突進、マジで鳩尾にクリンヒットするからな………!!」

「む、それはすまなかった。大丈夫か? 痛みが引くように、余が歌でも歌ってやろうか?」「あっれっれ~!! おっかしいな~~!! なんだか痛みが一瞬で引いたよ!! ありがとなネロッ!!」

「うむ! 余もマスターが元気そうで何よりだ!」

 

 にぱーと効果音が付きそうな輝かしい笑顔を振りまくネロ。さっきのダメージに加えてネロの歌を聞いた日には、婦長の下で数日絶対安静な日々を送ることになりかねない。空元気で問題ないということをアピールしていると、ブーディカさんがどこか困ったような表情をしていた。

 

「む? どうしたブーディカよ。何を難しそうな顔をしている?」

「いや………今回は、ネロ公にも迷惑かけちゃったなぁって思ってさ。その、ローマに謝りたくなんてないんだけど。やっぱり、レースでのことは私が悪いから―――」

 

 どこか思いつめたような顔をしながら、ブーディカさんがネロに頭を下げようとしたその時。ネロがブーディカさんに思いっきり抱きついた。突然のことに目をパチクリとさせた彼女は、自分がされていることに気付いて顔を赤くした。

 

「ちょ、ちょっとネロ公!? 一体何を―――」

「では、謝罪の代わりに1つ願いを言わせてもらおう。其方の憎むべき余が、其方に触れることを許せ。それをもって、此度の騒動を無かったこととする。要は、その、あれだ―――」

 

 どこか恥じらうように腰に抱き着いたまま言葉を濁らせるネロ。その後ろ姿だけをみれば、幼い少女が甘えているようにしか見えない。だが、本人にとっては大事なことなのだろう。ようやく決心したのか、そのまま頭上にいるブーディカさんを見上げながらもネロは願いを口にした。

 

「ええいまどろっこしい!! とにかく今日一日、余に構うがよい!!!」

 

 若干鼻声になりながらも、ブーディカさんを見上げながらネロは叫んだ。ここからだと顔は見えないけど、涙目で上目遣いで彼女を見ているに違いないと内心で苦笑する。それを聞いたブーディカさんというと、片手で顔を覆いながら上を向いていた。

 

「………なんだか、色々と悩んでた私が馬鹿みたいだなぁ。まあ、ネロ公よりはましなんだろうけど」

「なぬっ!? 何故そこで余の評価が下がるのだ!?」

「いやいや、ネロがアホの子っては皆の共通認識だからな。今更だろ、今更」

「研砥まで!? えぇい、2人揃って余をイジメるでない! な、泣くぞっ!! 余は泣くからなっ!?」

 

 ついにぽろぽろと涙を流すネロ。それに少し呆れながら頭を撫でる俺とブーディカさん。いつの間にか、あの悪かった空気は消えていた。自然とこんなことができる凄さに改めて感動しながら、俺とブーディカさんは泣き始めてしまった彼女を宥めるのであった

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「よし、んじゃ気を取り直してガチャを引いていきますか!」

「そうだね。気合い入れて行こ~~!!」

 

 それからネロの機嫌を取り戻すのに数十分。何とか泣き止んだ、というより泣き疲れと運悪く発動した『頭痛持ち』の結果、寝てしまったネロをブーディカさんが膝枕させてからガチャを始めることになった。これまで、色々とガチャを回してきたが、これほどぐだぐだしたガチャがあっただろうか。いやない。『ぐだぐだ本能寺』や『ぐだぐだ新選組』であったしても、ここまでぐだぐだしたことはないと言い切れる。

 

「さてと。んじゃ、さっそく10連回していきますかね。そ~ら回れ~~」

 

 去年の水着復刻、この間のホームズさんの召喚で割と序盤で召喚できたため、今回も結構の数の石を貯めることに成功している。残っているのは90と少しの石。呼符は6枚しかないが、一人くらい今年の水着サーヴァントの召喚に成功出来たら御の字だ。最初はありがちだが☆3礼装ラッシュ。残り2、3回というところでサークルが黄金に輝いた。

 

「なんか、最近10連召喚の成功率が高くなって来てないか? 去年とか殆どのサーヴァント呼符単発とか、残った石で単発で召喚した人が多いのに。何故に?」

「まぁまぁ、え~と、来てくれたのはセイバー……。確か、今回だとセイバーになったフランちゃんがいたよね?」

「まあ、確かにいたけどね。そう簡単に来てくれるかどうか………」

 

 内心で勘繰りながら召喚を見守っていると、目の前に出現した騎士の絵が描かれた黄金のカードから光の粒子が溢れ出し、それがこれから召喚されるサーヴァントの姿を構成していく。

 まず目が捉えたのは、紺色を基調とした服装。ボサボサに伸びた白髪に、胸に刻まれた刻印と同じ緑の瞳。右手に握られた西洋剣は針のように細くて鋭い。加えて、現れたのは俺より身長が高い男性だった。

 

 

 

 

 

「セイバー・ジークフリート。召喚に応じて参上した。命令を」

 

 

 

 

 

 

「なるほど、これが噂に聞いくすまないキャンセルという奴か………!!」

「こらっ、せっかく来てくれたジークフリートに失礼でしょ!」

 

 目の前に起きた現象に対し、素直な感想を言ったらブーディカさんが鋭いツッコミが入る。でも、マスターなら一度は味わうこの現象。それを2年目の水着ガチャで味わうことになったことに思うところがあったのだ。まぁ、フランが来なかったのは少し残念だが。そんなことを考えていると、さっきの俺の発言を考えたせいか、申し訳そうな表情を浮かべながらジークフリートさんは俺に頭を下げた。

 

「すまない、どうやら俺は、貴方が呼びたいと思ったサーヴァントではないらしい。レアプリズムにするなりしてもらっても構わないが………」

「いやいやいやいや!! ごめんなさいジークフリートさん! フランスの時はお世話になりましたっ!!」

「いや、貴方が出会った俺とここにいる俺は違うから、貴方が礼を言う必要はないのだが……」

「別に、そんなことあんまり関係ないよ。これからよろしくね」

「ああ。竜を殺すことしか取り柄のない男だが、よろしく頼む」

 

 竜が殺せば大抵のことは何でも出来ると思うが、と言い返したら。竜殺しの英雄は苦笑いしてこの場を去っていった。それから数分後、何故だか物凄い破壊音がした気がしたが、あまり気にせずに10連召喚続けることにした。…………………何でか、背筋が寒くなった気がしたが、あんまり気にしないことにしよう。

 

「そら、次の10連だ! 水着サーヴァントよ! 来てくれ~!」

 

 ぶっちゃけた話、去年は召喚できなかったランサーの玉藻さんを2人も召喚できた時点で、俺の水着ガチャの運は消し飛んでいる気がする。だが、最後まで諦めることはできない。何故なら、ここで泣きつかれたネロを慰めるべく、水着の彼女を召喚しなくてはならないのだから―――!!

 

「って、イベント☆5礼装しか出ないじゃねぇか!! 『サマーリトル』ってなんだ!? こんな誤解しか生まないような礼装出てきてんじゃないよ!?」

「研砥………。性癖は確かに人それぞれだけど、いい加減にしないと怒るよ?」

「待て! 俺は彼女達から好かれているだけで何も悪くないっ!!」

 

 何故だか、ブーディカさんに白い目で見られるはめになったが、俺は何かの間違いだと必死に説明する。今回は色々と頑張ったはずなのに、なんでかそれが報われてない気がする。馬鹿な、ここにいてレースにも参加した三蔵ちゃんも言っていた、善因因果というのは無かったというのか。

 

「そんなことあってたまるか! なんのために無茶してでもグガランナとイシュタルに手傷を負わせたと思ってるんだ! このガチャのためだろうが!!」

「で、本音は?」

「今年の水着を着たネロ最高! というか第2再臨が素晴らしいっ!!」

「そうか。それじゃ、ちょっと『起源弾』装備してくるね!」

「すいません俺が悪かったです!!」

 

 とても美しく輝く笑顔で殺意しかない言葉を呟き、対キャスター最強決戦礼装『起源弾』を装備するブーディカさんに土下座する。というか、ただでさえローマ特攻の『女神への誓い』で60%。『起源弾』で35%。加えてライダークラスでダメージが2倍なのを合わせる。すると、95%の特攻状態になった上にクラス相性でダメージが2倍なったブーディカさんの連続攻撃が、キャスターになったネロを襲うという恐ろしい光景が完成してしまう。

 殺意しかない発言をした彼女を宥めながらも、とりあえず残った石を使って最後の10連召喚を行う。すると、最初に分かれた3本の光の線から、黄金に輝くカードが出現した

 

「おぉ~。けど、出てきたのはアサシンか。俺のとこ、結構アサシンクラスのサーヴァントが多いから、スキルの育成が終わんないんだよなぁ」

「アサシンと、最近スキル上げし始めたアルテラが狂骨をガンガン持って行くからね。あ、そういえばエミヤ君が9月の支給品リストの中に、狂骨があるって言ってたよ」

「マジでか。というか、あれ支給品変わるのな。俺はてっきり3ヵ月くらいあのままでいくのかと………」

 

 まさかのことの少しだけ驚きながら、俺は目の前に出現した金色の暗殺者の現界を待つ。ブーディカさんとの他愛のない会話をしているうちに準備は終わっていたらしく、カードから流れる光の粒子がサーヴァントの体を作っていく。

 まず目の前に現れたサーヴァントの特徴は白。真っ白い布を着込み、それから異様な存在感を訴える二つの目。自分の足まではカバーできなかったのか、地面に近いところから伸びる褐色の肌。突如現れた正体不明のサーヴァントは片言で口上を述べる

 

 

 

 

 

 

「私ハ、名モナキ、ファラオ。頭ヲタレナサイ。不敬 デアルゾ。………コラッ、中ヲ、ノゾイテハ、イケナイ!」

 

 

 

 

 

 

「確保――――――!!」

「ナッ、何ヲするのですか!! 中を覗いてはいけないと言っているでしょう!?」

 

 目の前に現れた布を引っぺがすべく、虎のように俺は目の前の謎の生命体(笑)に向かって走り出す。何としてでも目の前にある布を引き剥がそうとする俺の手を、その裏側から伸びた手が必死にとどめる。驚きの余り口調も元に戻っているが、召喚されてレベルが1のサーヴァントなど、ヘラクレス級の筋力値を持っていないと意味などなさない。成す術もなくその布を脱がせようとすると、後ろからブーディカさんの盾を投げられて頭に直撃した。凄く痛い。

 苦悶の声を漏らしながらも、全面的に俺が悪いのでとりあえず謝罪の言葉をファラオのアサシン(仮名)に述べると、さっきの今ですっかり怯えてしまったのか、こちらに近づこうとしない。あとでクレオパトラさんを呼んでおこうと決めた時だった。未だに仕事を続けていた召喚サークルに黄金の光が溢れ出したのだ。

 

「何ぃ!? まさかの☆4サーヴァントが同時出現だとっ!?」

「石ももう無いし、そろそろ来てくれると助かるんだけどね。さてと、今度は一体だれが来てくれるのかな?」

 

 取り合えず今回の大当たり枠、黄金のキャスターの現界を期待する俺とブーディカさん。だが、俺たちの期待と裏腹に表れたのは騎士のカード。またすまないキャンセルが発動するのかと溜め息を漏らしかけたのを抑えながら、俺は新たな英霊の召喚を待つ。

 現れてまず目が捉えたのは、とても歪な形をした大剣。剣と言うよりも何かの採掘機と呼ぶべき物を片手で軽々と持つ紙で団子作った少女。黄色い薄着に何故か萌え袖という一風変わった出で立ちに眉を寄せながらも、水色のビキニを着た少女は嬉しそうに笑いながら口を開いた。

 

 

 

 

 

 

 

「さーばんと、せいばー! ふらんけんしゅたいんのかいぶつ。なつなのでくちょうもかるめ、よろよろー」

 

 

 

 

 

 

「何この超かわいい生物。保護したい」

「落ち着いて研砥、目が据わってる」

 

 このアトラス院に現れた新たな水着を着たサーヴァントに集中していると、後ろからブーディカさんに制止の声が響いた。ここに召喚された以上、これからは一緒に行動を共にするわけだが、バーサーカーの彼女を既に召喚している俺としては、目の前にいるセイバーのフランに目を奪われていた。というか誰だ萌え袖なんてスタイルを発明した人は。可愛すぎて死にそう(真顔)。

 

「さてと、残っている石を全て投げうったわけですが。呼符もここで一気に使うぞ~」

「え、高レアサーヴァントを3人も召喚してるんだから、もうやめた方がいいんじゃない? ほら、もうすぐ亜種特異点も見つかりそうなんだし」

「問題ない。何故なら、このガチャが終わってからは石を300貯めるまで呼符でしか回さないからな!」

「問題大有りでしょそれ!!」

 

 ブーディカさんの制止を振り切り、呼符をサークルに叩きつける。だが、さっきまでの召喚で運を使い切ったのか、出てくるのはイベント☆3礼装や、既に宝具レベルがカンストしている☆3のサーヴァントばかり。というか、未だに宝具レベルが5じゃないのってベディやキャスニキくらいなんだよなぁ。

 

「むむむ、遂に最後の1枚になってしまったか。だが俺は諦めん! 最後の最後で、逆転勝利を掴む為に! 最後の1枚を! 叩きつける!!」

「…………まぁ、そこまでやっても来ないとは思うんだけどなぁ」

「こらそこ! 最後まで応援してください! 泣くぞっ!?」

 

 もはやこちらに関心を無くしてしまったのか、溜め息を吐きながら声を漏らしたブーディカさんの言葉に精神的なダメージを負う。これで出なかったら去年の玉藻さんみたいに待つことになってしまう。それだけは何としても阻止したいところだ。

 最後の呼符で召喚されたのは、金色ではなく銀色のカード。しかもクラスはバーサーカーという完全に大外れである。これで清姫なんて召喚された日には、即座に令呪を使って狭間の元に送りつけてやる。そこまで考えた時だった。バチバチとカードの周りがスパークしたと思ったら、銀から金にカードの光方が変化していた。

 

「おおっ!? 最後の最後で金変化だとっ!?」

「え、嘘。もう来ないと思ったのに。意外と来るんだね」

 

 いつもの30連なら☆4が1人来てくれれば良い方なのだが、今回はかなりいい感じに事が進んでいる。喜ばしいことなのだが、ここまで上手く行くと少し不気味だ。とりあえず、最後の最後で召喚されたサーヴァントの登場を待つ。

 金色のカードからいつものように光が溢れ出し、そこから伸びた粒子が体を創り上げていく。今度現れた英霊も、武器と思われるものが巨大だった。刀の柄と思われる部分に、刃の先に繋がった巨大な円盤。赤を基調としたパーカーを着込み、どこぞの武将が付けていた帽子を被った女。快活な笑みを浮かべながらも、聞きなれた高い声で女性は名乗りを上げる。

 

 

 

 

 

 

「イェーーーーーイ! のってるかのう! わしこそが渚の第六天魔王こと、そう、ノブナガ・THE・ロックンローラーじゃ! え? どの辺がロックだって? いや水着で夏はロックじゃろ。こういうのはフィーリングじゃ、考えるでない。感じるのじゃ! あ、クラスはバーサーカーでよろしく」

 

 

 

 

 

 

 

「……………なんだよ、ノッブのくせにかっこいいぞどういうことだ」

「え、なんかわし、召喚されていきなりディスられたんじゃが。ちょっと酷くないか? うん?」

「いや全然? というか何でバーサーカーになってるんだ? 何なの? 尾張出身系のサーヴァントは皆バーサーカーなの?」

「まぁ茶々もバーサーカーじゃし、別に問題ないじゃろ。安心せい。危なくなったらわしのロックでなんとかしてやるからの!」

 

 無駄に自信だけがある信長を見て呆れながらも、今回の召喚は終わりを迎えた。結果としては☆5のサーヴァントを召喚することに失敗したわけだが。ぶっちゃけた話、前回のガチャが余りにも大成功すぎたので問題はない。勿論、キャスターのネロを召喚することには失敗したのだが、それができなくても十分な戦力が揃っている。あとは、彼をどのように育て、指示を送る自分の腕にかかっているのだ。あまり多くては、十分に育成ができないから少しばかりガチャを控えることにしよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~~~おまけ、後日マイルームにて~~~

 

「あ~疲れた。ったく、色々と無茶しすぎて体のあちこちが痛い………」

 

 あの後、ファラオのアサシン(仮名)をニトクリスに戻すために種火集めをしたり、ジークフリートを見て暴走したブリュンヒルデを取り押さえるのに躍起になったり、水着のフランにどこぞの怪盗三世飛びをしていたアラフィフに去勢拳を叩き込んだりと。色々と忙しい日々を送っていたが、ようやくシャワーも浴びて寝るだけになった俺はマイルーム帰ってきた。

 疲れて思考があまり纏まらないが、何となく明日の行動を考えながらマイルームへと帰還する。自分の部屋に戻った安心感から気を緩めたその時、自分のベッドに誰かがいることに気付いた。戦闘中でもないというのに、いつもように黒い鎧を着込んだ女性。この間召喚されたアルトリア・オルタがベッドに腰を掛けていた。

 

「む、帰った研砥。邪魔しているぞ」

「………何してんのオルタ? 俺は早く寝たいんだが、ベッドから退いてくれないか?」

「断る。私としてもしたくはないが、貴様に少し用がある」

 

 いつものように尊大に言うオルタに内心呆れつつ、早いところ用とやらを済ませようと気持ちを切り替える。一体どんな用なのかと聞いてみると、オルタは何も言わずに自分の隣に座るように言った。何故だか嫌な予感がしたが、ここで従わなければ何をされた分かったものではないため、とりあえず指示に従うことにした。

 

「んで? 戦闘中でもないのに、なんで鎧着てるんだ? 熱くないかそれ?」

「ああ。とても暑い。だが、貴様が来たことでもう着ている理由もなくなった」

 

 元々、彼女の着ていた鎧は魔力で編まれた物だ。だから、彼女の意志でいつでも解くことができる。暑いのになんで着ているのだろうかと疑問に思っていると、鎧の下に着ていた衣装に目を丸くする。メイドのスカートにいつぞやの新宿で来ていた黒のパーカー。無造作に開かれたチャックから除くパーカーと同じ色の水着。今回のレースで彼女が来ていた水着だったのだ。

 

「ちょ、オルタお前なんで急に水着に―――!?」

 

 いきなり水着姿になった彼女に驚くと同時に、オルタは獰猛な笑みを浮かべながら俺をベッドに押し倒す。仰向きに倒れた俺を起用に俯きし、彼女は腰の上に跨る。突然のことに戸惑っている間にマウントポジションを取られた俺は、首をできるだけ後ろに向けるが、頭上にいるオルタに頭を掴まれて枕に顔を押し付けられる。

 

「あまりこちらを見るな。この私は、あくまでセイバーとしての霊基で現界している。あのメイドの私とは違うのだ。………これ以上は言わん。あとは察するが良い」

 

 どこか照れたように言われてはこっちも何も言えない。されるがままにうつ伏せになりながらも、上に乗っているオルタにこんなことをした理由を聞いてみる。すると、彼女は何も言わずに俺の背に両手を乗せる。何を始める気だと思っていると、ぐっと俺の背を思いっきり押し始めた。

 

「いっ!? いたたたたた!? ちょ、オルタ何する~~~~~っ!?」

「ふっ、何。此度は十分すぎる程に働いたからな。この私直々にマッサージをしに来てやったのだ。喜ぶがいい」

「いや、別に頼んでもないからしなくもあたたたたたたたッ!? す、ストップ! ストッププリーズッ!!!」

 

 容赦なく疲労した部分、というよりそういったツボを思いっきり押すオルタ。あまりの激痛にひぃひぃと情けない声を漏らすと、頭上から楽しそうな彼女の声が耳に聞こえた。

 

「ふぅん、お湯に放り込まれた猫のように鳴きおるわ。ふむ、もっとなくが良い。貴様のそれは、やはり耳に心地良い。しばしそうやっていろ。そうすれば、私の鬱憤も晴れるというものだ」

 

 いつぞやの特異点のように嗜虐心に駆られたのか、耳に近づいて息を吹きかける。背筋がぞくっとした直後、再び背を押されて激痛が奔る。痛みせいで涙が目に浮かんだ時、俺は遂にオルタに訴える。

 

「鬼かっ! ていうかオルタ、俺なんかしたかァァァァッ!?」

「ふぅん、私が何を思い、何をしようと貴様には関係のないことだ。貴様は黙ってマッサージを受けておけ! 御主人様!!」

「こんなメイドがいてたまるかァァァァァッ!!」

 

 結局、この日の晩は一日中オルタにマッサージという名の折檻を受けた。いつの間にか意識を失った俺はベッドに放置されていた。あの激痛マッサージのかいもあってか、昨日までの疲れは全て吹き飛んでいた。そのことには感謝して起き上がった。とりあえず水を飲もうと移動した時だった。ポケットに入れたままの端末に震えたのだ。誰かが俺にメールを送ってきたらしい。何だろうとメールに目を通した時、俺は恥ずかしさのあまりベッドに身を投げ出した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 送られたメール。そこにあったのは一枚の写真。寝ている俺に寄り添う感じでベッドに潜り込んだオルタが、勝ち誇った笑みを浮かべながら取ったツーショットだった。……………件名は、『昨夜は楽しかったな』。どうも、あの黒い王様には勝てそうにないと、心の内側で俺は苦笑するのだった。

 

 




というわけで、今回のガチャはピックアップガチャ1のサーヴァント。キャスターのネロ以外の水着サーヴァントに加え、絶賛放送中のアニメ、『Fate/Apocrypha』から黒のセイバーこと、ジークフリートさんが召喚に応じてくれました! 石と呼符は全て使い切りました。なので、本編の途中でも書きましたがこの場を借りてもう一度。



 私、青眼はこれから聖晶石が300個貯まるまでガチャ禁しますっ!!


 といっても、呼符によるガチャは続けていきます。ですが、あまり良い結果を送る頻度は減ると思います。単発で来てくれるなんて2ヵ月に1回あったら良い方だからなぁ………。



ここまでの読了、ありがとうございました!
次回もよろしくお願いします!!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。