といっても、本命はこの後の水着ガチャとかなんですけどね!
今回は鬼ヶ島ピックアップ(復刻版)! 私は頼光さんを去年の内に召喚してますので、単発だけ回して来ました! 少々短いですが、楽しんでもらえれば幸いです!
追記:今ツイッターみたら水着イベントの告知が来てましたよ!? 去年のリベンジしてやるぞ! 槍玉藻ォォォォォォッ!!!
鬼ヶ島。この単語を聞いただけで日本人の誰もが想像できる話があるだろう。かの有名な昔話の一つ。そう、『桃太郎』だ。
『桃太郎』というお話は、川から流れて来た大きな桃を持って帰った婆さんが、食べようと桃割ったら中から幼い男子が現れたことから始まる。この時、この子供は桃から生まれたから桃太郎と名付けられる。それから大分月日が経った後、成長した桃太郎は家族から渡されたきびだんごを携え、遠くにいる鬼を退治しに向かう。そんな昔話だ。
………今思えばとんだDV染みたお話かもしれない。二十歳にもなっていない子供に鬼を退治させに行くとか、少し酷くはないだろうか。
けれど、勇者といった役割を担う人たちはこういったことをするのが常識だ。桃太郎は鬼が住まう鬼ヶ島に向かう途中、道中でもらったきびだんごを犬・雉・猿の三匹に餌付けして仲間にする。奇策を弄して見事鬼を退治する。鬼が周りの村から奪っていった宝の山を回収し、それを皆に返して実家に戻る。そんな、誰もが望んだハッピーエンドだ。
む? なんで今更ながらに『桃太郎』の話なんて振り返ってるのかって? そりゃあお前ーーーーー俺が今、その鬼ヶ島にいるからだよ。
「なぁ、正直に言って二度目の鬼ヶ島転移なんだが、何か弁明はあるかな? 頼光さん?」
「い、いえ! そもそも今回は私のせいではないと申しますか………」
「ア゛?」
「ひぃっ!? も、申し訳ありませんマスター! 鬼を退治して参りますからお許しください〜〜!!」
「………(すげぇな大将。あの頼光サマを圧倒してやがる。家のマスター、普段は怒らないから怒ったらおっかねぇんだよなぁ……)」
新たに召喚したモリアーティーの育成をしていた途中、ギルのスキルレベルを上げる際に使った『万死の毒針』要求することを知った俺は、アルテラやアルトリア(リリィ)達とバビロニアでムシュフシュ狩りに出かけていた。周回を終えて仮眠を取った後、目を覚ませば鬼ヶ島の中にいたのだ。それも、前に見覚えのある鬼ヶ島の中にだ。
幸い、先に来ていたカルデア組や通信班と連絡を取ることができたので、早速、この鬼ヶ島の原因となった人を呼び出したのだが、本人は知らぬ存ぜぬの一点張り。まぁ、何も知らないというのが正しいのかもしれないが。少々イラついてたので当たってしまった。これは良くない。絶対によろしくない。
「………悪い、頼光さん。少し強く当たりすぎーーーってあれ? 金時、頼光さんはどこに行った?」
「大将の怒気にやられて鬼を退治に行ったよ。しかしすげぇな。あの誰もが困り果てる頼光サマを追い払うなんてよ」
「いや、家にはやばい人たちが多すぎるから慣れたというか。そもそも、頼光さんとの付き合いももうすぐ一年だしな。ずっと甘えてばっかりってのも悪いし、頼ってばっかりってのはむず痒いんだよ」
頼光さんを喚ぶ際に、一緒に喚び出した金時と話をする。お互い、ここでの騒動や彼女の夢の中で戦ったり、他にもいろんなところで共通点があったりする。自分で言うのもおかしな話だが、とても仲が良いと俺は思っている。
「さて、と。んじゃ素材回収とかは頼光さんに任せて、俺たちはガチャでも回しに行きますか。金時も来るか?」
「おう! 今回も俺っちは猿役だからな! 鬼ヶ島が消えるまでは大将の側は離れねぇよ!」
「そう言ってもらえるとありがたい。んじゃ、とっとと回しに行きますか」
ぶっちゃけると、今回のピックアップされているサーヴァントはほぼ既に召喚し終えているのでガチャらなくてもいいんだが、とりあえず育てたいサーヴァントも大体育成し終えてるので、新しいサーヴァントが欲しいのだ。ま、ダブっても問題ないんだけどネ!!
「ハァーイ! 雉役のケツァル・コアトルデース!」
「えっと………犬役の、静謐、です」
「ウィース! 猿役の坂田金時だぜ!」
「………何やってんの、皆? というか、無理に混ざらなくてもいいんですよケツァルさん」
召喚場に着くなり始まった自己紹介(?)に戸惑う俺。というか、ついこの間召喚されたばかりのケツァルさんまでこのノリである。真面目に女神様なんだからこの扱いは悪い気しかしない。
「いえいえ! 私、こういった装いをするの大好きデース! それに、もう少し砕けて話してくれてもいいんデスよ? マスター?」
「いや、その、まだ女神系のサーヴァントに対する敬語癖が抜けなくてですね……」
ケツァルさん以外にも、玉藻さんやエウリュアレ。ステンノさんやらと女神系のサーヴァントが多い家の組織。エウリュアレは一年近く一緒にいたからタメ口で話し合う中だが、それ以外は未だに敬語だったりする。なんでか、バビロニアのイシュタルやエレシュキガルは最初からタメ口で話せたけど、あれは例外だろう。
「その………研砥さん、どうでしょうか……?」
「え? あ、ああ。大丈夫。結構似合ってるよ静謐」
「そう、ですか? なら、私も嬉しい、です」
不安げに声を掛けに来たのは、いつもの装束に犬耳と尻尾のアイテムを付けたアサシン、山の翁の一人『静謐のハサン』だ。ハサンと名乗ってから体表・体内の全身が致死性の毒で構成されていて、それ故に人の温もりを知らずに育ったという悲しい生前を持っていた。
余談だが、この人理焼却を防ぐ戦いを始めて間もない頃、俺は彼女を召喚して共戦っている。長い期間一緒にいたおかげか、俺自身に毒に対する強い耐性を持つことができるようになった。マシュと契約して強い『耐毒』スキル持ちの狭間レベルとまでいかないけれど、普通に生活するレベルなら静謐に触れても死ななくなった。最初の頃は、間違って触れてぶっ倒れたこともあったが、まぁ、それはそれでいい思い出だ。
「なぁ大将。今回はこのパーティーにしてくれてマジでサンキューな!」
「うん? 今回はって、前回と男女比が変わったくらい………ああ。そういうことか」
両手を合わせて俺を神のように拝んできた金時におかしなことをすると思うも、ここに集まった第二世代桃太郎組の面々を見て納得した。前回は小太郎、牛若丸、金時という三人で桃太郎の真似事をしていたのだ。それと比べて今回は牛若がいなくて露出の多い服装の人が少ない。目のやり場に困る心配がないのだ。
「……いやでも、静謐も十分露出が多いと思うが」
「犬耳と尻尾でだいぶ隠れてるから大丈夫だ。ケツァルの姐さんもマントをしてくれてるからな。俺にとっての桃太郎はここにりってやつよ!」
「それでいいのか元金太郎………」
相変わらず悪役のような高笑いをする金時に呆れつつ、そろそろ召喚の準備を行う。といっても、今はまだ貯石をするときなので、今夏も大量にもらった呼符の半分を叩きつけることにする。
「毎月2枚ずつ貯めるって決めてるからな。12枚を超えないようにガチャを回すぞ〜」
「ここにいない人となると、バーサーカーの金時さんを目当てに回すのですね?」
「フォックスはこの間また来やがったからな。宝具レベル2の星5サーヴァントがいるって都市伝説じゃなかったんだな」
今回の鬼ヶ島ピックアップ(復刻版)は、頼光さん、玉藻さん、バーサーカーの金時が対象にピックアップが行われている。他にも、日本出身系のサーヴァントも出現確率が上昇している。大抵の日系サーヴァントは所持しているが、確かにバーサーカーの金時はまだだ。
「う〜ん、バーサーカーの金時もいいけど、今のところでない気がするんだよな。この間の唐突な星5ラッシュがあったしさ」
「あ〜……。この間、私が来た時のやつデスね? 一気に星5のサーヴァントを3人も召喚するなんて、家のマスターは運が強いのだと思いましたが、違うのですか?」
「違う違う。俺、運がいい時と悪い時との差が激しいだけだから。さらに言うと、物欲センサーに全力で妨害されてる系のマスターだからね」
SE.RA.PEピックアップでも結局メルトリリスを召喚できなかったし、その直前のピックアップでも弓のギルや花嫁衣装のネロはおろか、カルナさんも召喚できなかったのに、その直後の星5ラッシュだ。正直、今でも信じられてないんだが。目を覚まして何故かケツァルさんに添い寝されてようやく実感を持てたでござるよ(困惑)。
「んじゃとっとと回すぞ〜〜。あ、ケツァルさんは後で付き合ってくださいね。緑鬼狩りに行きますよ」
「了解デース! 全力でぶっ飛ばしマ〜ス!」
「あぁ……。あの鬼可哀想だな。流石に同情するぜ」
「ピラミッドで押しつぶされるか、ケツァルさんに関節決められるかの二択ですからね。レイドイベントはこれだから怖いんですよね……」
この後の予定を決めた後、俺は遂に呼符を投げつけてシステムを起動させる。今回は前回より少ない8枚の呼符を投げつける。これ以上回したらこの後のガチャで死ぬ目に合う気がするからな。特に、水着サーヴァントのピックアップ的な意味で。
「お、『花より団子』を2枚か。幸先いいじゃねぇーかマスター」
「………許せません。私の犬役を奪おうなんて、絶対に、許せません……!!」
「いや落ち着け静謐。誰も犬役を奪おうなんてしないから。というか気配遮断を使ってまで俺にくっつくな腕が痺れるだろぉ!?」
耐毒スキルを自前で習得したとはいえ、静謐クラスの強い毒を喰らってケロッとしてるのは狭間ぐらいなものだ。俺はそこまで毒に耐性を持っているわけではないので、静謐が触れたらそこが痺れてくるのだ。死はしないが、足に力が入らなくなって困る。
「あ、遂にサーヴァントが召喚されたようデスよ!」
「お、ほんとだ。え〜と……クラスは、キャスターか。さてさて、一体誰が召喚されたのやら」
召喚サークルから出現したのは、銀色に輝く魔術師の絵が描かれたカード。バチバチ演出も無いということは、星3のキャスターが召喚されたことが確定する。光を伴って、現界が始まる。
「いーーひっひっひ!! 大当たりですよマァスタァーーーー!! 悪魔メフィストフェレス、ここにィ! 罷り越しィ! まァしたァーー!!」
「ま・た・お・ま・え・かっ!!!」
サーカスにいるピエロのような白い肌に、無駄に声高い男の声。他者を嘲笑い、良かれと思って人をダークサイドに陥れようとするキャスター。メフィストフェレスが召喚されていた。
「おやおやぁ? どうやら私大人気なようですねぇ〜? どうです? これを機に私を育ててみるというのは?」
「考えといてやるよ。ま、先に呪腕さんを育てるがな!」
「これは手厳しぃ〜マスターですねぇ? で・す・が! それもまた一興! 何かありましたら私にご一報を! 良かれと思って全力で助けに行きまぁすからぁねぇ!!」
相変わらず気持ちの悪い高笑いをしながら、メフィストは工房へと走り去って行った。その後も何度か呼符ガチャを繰り返してみるが、出るのは星3の礼装のみ。まぁ、前回で今年のガチャ運を使い果たした結果になってしまったから、仕方がないことか。
「う〜し、手元の呼符も使い果たしたし今日は解散だ。お疲れ様〜」
「おう。まぁあれだ大将。今回はゴールデンサーヴァントカードは出なかったけどよ、次のガチャで頑張りな」
「そうデース! 新しいサーヴァントが召喚されるのを楽しみにしてますヨ!」
「……………次、頑張ってくださいね」←呟きながら肩を抱いてくる静謐
そんな感じで、今回のガチャは新しいことも危険なことも起こらず平穏に終わりを迎えた。やっぱり平和が一番なんだな、と心から思うのだった。
「ところで、今年の夏は思い浮かぶだけで7つほどガチャ企画が思い浮かぶんだが、爆死せずにいられると思う?」
「最後にそのセリフはバッドだぜマスター………」
ーーー1日が終わってマイルームに戻ったらーーー
「ふぅ……。今日のガチャもようやく終わったァァァァァァァァ!?!?」
今日の鬼狩りも終わり、ようやくマイルームに戻った俺は、目の前に広がった光景に驚き、いや怯えて叫び声を上げてしまった。いつナイチンゲールがやって来ても大丈夫なように整理整頓されているはずのマイルームが、何らかの容器に入った大量の再臨素材で溢れかえっていたからだ。主に狂骨とか無間の歯車が大量にあった。
「何これ何これ何これェェェェェ!? 再臨素材はエミヤやギルが管理してるはずだろォォォ!?!?」
普段から使い込んでいる再臨素材だが、今から寝ようとしている時に大量に溢れかえっているのを見たら誰だって怯える。何でこんなことになってるんだ、内心で凄く焦りながらも原因を追求しようとした時、今度は俺のベッドが動いた。
「ひっ!? こ、今度は一体なんだよ!?」
いつの間にここはお化け屋敷になったのだろうか。俺の絶対守護領域ではなかったのか。ビクビクしながらもベッドに近づき、誰からが寝込んでいるのを確認してしまう。不気味さが更に増したが、意を決して布団を捲り上げる。
「…………何だ、寝てたのは頼光さんか。驚かせるなよまったく……」
ベッドに寝転がっていたのは、いつもの戦闘服を着たまま眠りに着いていた頼光さんだった。ということは、ここにある再臨素材の山は、彼女が鬼ヶ島から持ち帰ってきた物ということになる。そう思うと、申し訳ない気持ちになってきた。
「衣装や髪に乱れたところはないけど、人のベッドに入り込んで寝たってことは、相当疲れたんだろうな。こんな数の再臨素材も背負ってここまで来たのならそれも当然、か。本当に、無茶なことばっかしてるな。この人」
俺が部屋に入っても無反応なところを見て、今回は今まで以上に疲れているのが伺える。ベッドを占領された俺はというと、寝る場所が備え付けのソファの上に毛布を持って寝転がる。何かを頑張っている人、それが自分なんかの為に努力して眠っている人を叩き起こすほど、俺は非人間じゃない。
「って、こんな思考回路してるからリップに怒られたんだよな。何とかして、切り替えないとだな」
「そうですね。その考え方は、母は余り好きではありません」
「分かってるよ。こんな考え方してるのは俺だけだーーーって、何やってるんですか。頼光さん」
呆れて溜め息を漏らしながらも、俺の目の前にやってきた彼女に俺は呟いた。薄暗い消灯の中でもハッキリと見える彼女の黒い髪が俺の頬に触れる。俺が言うや否や、頼光さんはクスクスと笑った。
「いえ、マスターがソファで眠ろうとしているのが見えたので。母としては、そんなことはさせたくないのです」
「いや、頼光さんがぶっ倒れてたからそうしたんだけど。俺、悪くないよね?」
「はい、なので、お詫びにこうしてあげましょうと思いまして」
ソファで寝ようとしていた俺の体が浮く。頼光さんに抱え上げられたのだと理解したと同時に、とても柔らかい感触が頬に触れた。オマケに、俺の頭が優しい手つきで撫でられる。
「………はぁ。膝枕してくれるのは嬉しいけど、そういうのは金時にしてあげてください」
「いえいえ。貴方も私にとっては大切な我が子のようなもの。それを慈しみ、愛でるのは母の仕事ですから♡」
楽しそうな声を出しながら手を止めない頼光さん。比較的まだ会話が通じる人だったが、やっぱりこの人もバーサーカーだった。この人と一緒に生活してからもうすぐ一年が経つが、未だに距離感が掴めない。
「そういえば、マスターは何故私をぱーてぃーに編成してくださらないのですか? いえ、今回の鬼ヶ島では主力として置いてくださっているのですが、最近だと種火集めでしかお会いできないので……」
「あ〜………。え〜と、だな。それに答えても良いんだが、決して暴走しないって約束してくれるか?」
「はい。勿論ですとも。しかし、ちゃんと理由を説明してくださいましね?」
急に後ろからとんでもない威圧感が襲うが、この程度の殺気や怒気など慣れたもの。なので、俺は思い切って本心を吐露してみる。一歩間違えばデットエンドルート間違いなしだが、ちゃんとした答えを出さないと引き下がってくれないと思ったからだ。
「その………。俺はな、バーサーカーってクラスが苦手なんだよ」
「…………………………………!?!?!?」
「ちょ、落ち着いて頼光さん! バーサーカーが苦手なだけで、頼光さんが嫌いってわけじゃないから!!」
誤解を招くようなことを言った俺も悪いが、言葉一つでこんなにも取り乱す頼光さんも頼光さんだ。暴走のあまり超高速でなでなでされたが、仕方がないと割り切ろう。
「………続きを言っても、大丈夫ですか?」
「は、はい。先ほどは申し訳ございません。少々取り乱してしまいました」
「いや少々ってレベルじゃなかったような……。まあいい、で、俺がバーサーカーが苦手な理由なんだけどさ。単に俺の感性の問題なんだよ」
頼光さんの膝枕が気持ちよくて、頭がぼーっとしてくるが、眠気を押さえ込んで言葉を紡ぐ。俺がバーサーカーをあまり使いたがらないのは、そのクラスが持つ能力にある。
「バーサーカーってさ。シールダーと一部のクラス以外に与えるダメージが1.5倍だろ?」
「ええ。私も、それと今回の特攻スキルと組み合わせて一撃で鬼を退治しております」
「そうそう。だけどさ。受けるダメージは2倍じゃん。だから、戦闘に出したら結構な頻度で序盤に倒れる。あれが苦手なんだよ。俺」
誠に勝手な感性だが、俺はとにかくあれが苦手だ。今回でいえば頼光さんには申し訳ないと思っている。俺は、今回で入手したQPを惜しみなく使って彼女のスキルレベルを全て10にした。その理由だって彼女が出来る限り傷つかないよう、短期決戦に持ち込めるようにするためだ。
「特に、頼光さんには申し訳ないと思ってる。雑魚の相手も素材集めも。文句を何一つ言わずに付いてきてくれて敵を屠って。…………でも、最後にはやっぱり傷つけて。本当に、ごめんなさい」
照明は落ちていて膝枕をされてるから顔は見えないが、それでも真摯に努めて謝罪する。こんなことを言っても何も思わないかもしれないが、良い機会だった。どんな反応をするかは想像できないが、首を切り落とされても問題ないと思っている。人理焼却を防いだ時点で、俺がいなくても問題ないのだから。なのにーーー
「……はぁ。何かと思えば、そのようなことを案じていらっしゃったのですか? やはり、貴方は優しい子ですね」
「はい………?」
これからどうなるのだろう、と自分の身を案じていた俺に、さっきと同じように優しい手つきで俺の頭を撫でる頼光さん。この人は優しいから、こうでもしないと本音を言ってくれない思った。だけど、予想を裏切って頼光さんは丁寧に頭を撫で続けている。
「確かに、私は狂戦士。戦闘において先陣を切り、後に続く架け橋となる者です。ですが、その役割に不満を感じたことはありません。だって、私が戦うことで、貴方を護れるのですから」
撫でる手を止め、膝の上に乗っていた俺を起き上がらせる頼光さん。その後、後ろから彼女が俺を抱きしめる。とてつもなく大きい二つの柔らかい物が当たるが、彼女はそれを気にせずに続ける。
「ですから、貴方も私達のことをあまり気にしないでください。貴方の悲しみは、ここにいるサーヴァントの悲しみでもあるのですからね?」
「…………………参った。あ〜クソ、やっぱ強いなぁ」
頼光さんの本音を聞きたいと思ってたのに、俺の心情を理解して、その上気にしないでほしいと言われてしまった。なんだか、この間リップに言われたことをもう一回繰り返されている気分だ。申し訳なさが込み上がってくる。
「……分かった。んじゃ、これからは出来る限りパーティーに編成するから、よろしくな」
「はい! では、このままお眠りください。明日も早いですからね」
「いや、流石にソファに戻りた」
「このまま ここで 眠りましょうね?」
「アッハイ」
このまま抱きついたまま眠るというのは俺の精神安定上によろしくなかったのだが、頼光さんの有無を言わせない圧力に屈してしまった。結局、金時が起こしに来てくれるまで俺は頼光さんの抱き枕になるのだった。
というわけで、今回は何にも当たりませんでした。強いて書くなら『花より団子』が2枚当たった程度です。呼符は10枚。石は78個があるので、水着ガチャの準備は万端です!
『地底伝承世界 アガルタ』は、実は十連と呼符を使ってしまいました……。だって仕方ないじゃん! 彼女に飴あげたくなるじゃん! ジャックとか茨木とかとパーティー組みたくなるじゃん!!←ギリギリネタバレにはならないはず………!!
あ、それと夏はアガルタに加え、絶賛放送中の『Fate/Apocrypa』。その上FGO二周年記念イベントや『劇場版プリズマイリヤ』放映など。イベントが盛りだくさんですね! いやぁ、爆死する未来しか見えないなぁ!!
ここまでの既読、ありがとうございました!感想、誤字脱字等の指摘はいつでもお待ちしておりますっ!
次回もお楽しみに!!