色々と片付いたのでまた更新バンバン始めていこうと思います。
待っていただいたいた方々にはなんと言っていいのやら…
久々なのでテンポ悪いかも知れませんがその辺りは許していただければなと思います。
過去最高に短いです、とりあえず更新したかったんです…
浅葱と基樹が帰ってからしばらくの間、部屋を奇妙な静けさが包んでいた。
それぞれ思うことはあるのだがなかなか言葉にすることは難しく、長い沈黙のあとに最初に口を開くというのもまた少し気が引けるのだ。
そんな静けさの中で話をするタイミングが思いがけずやって来た。
「随分とシケた面構えだな」
そんな皮肉混じりの声とともに3人の真ん中に豪奢なドレスを身にまとった那月が現れる。
「南宮先生がどうしてここに?」
「少し家庭訪問をしてやろうと思ってな」
「心配して来てくれたなら素直に言えば──って痛い痛い痛い!」
那月は古城の耳を勢いよく引っ張る。
「暁、この2人しばらく私の方で預かるが文句はないな?」
「それが一番安全か…でも監獄結界はさすがに…」
「特別に過ごしやすい空間を作ってやる、なんならアスタルテも付けてやろう」
「そっか、じゃあそれで」
淡々と話を進める2人に雪菜は納得のいかない顔を隠せない。
「どうかしたか?2人とも」
「やっぱり、責任は私たちで取るのが一番いいかと…思いまして…」
「剣巫風情が
「そうではないですけど…」
「なら、なんだ?いいように使われたいか?」
「そうでもないです!でも何もできずにただ先輩や南宮先生に縋って待つだけなんて…」
「悔しがるならもっと強くなるんだな、いつまでも周りが助けてくれると思わないことだ」
那月はそれだけ言うと魔法陣を展開し自ら作り出した空間への扉を開いた。
その隣で真剣な顔をする古城が、那月に少し待って貰えるように頼む。
「どうした、別れのキスなら他所でやってもらえるか?」
「なわけねぇだろ…。姫柊、煌坂。オレはお前ら2人のことが好きだ、大切で心配でたまらない。そんなお前達の居場所を守るために全力で闘うからさ今回は那月ちゃんの言う通りにしてくれ…」
俯いたまま、好きな相手にそう言われてしまえば雪菜と紗矢華の2人が断れるはずがなかった。
2人は彼のこういうところを好きになり、何よりも信頼しているのだから。
雪菜と紗矢華はお互いに頷き合い、古城の方へと笑顔を見せると那月の作った空間へと消えていった。
「ひどく気に入られたものだな」
那月はその言葉を最後に古城の目の前から消えた。
朝早くから多くの来客があり思い話が多かったためか、すっかり疲れた古城は二度寝しようとベッドへと向かう。
そしてそこで携帯にメールが来ていることに気づいた。
「誰だ…?今授業中じゃ…」
古城が携帯を開こうと手に取った瞬間、家の玄関のドアが力強く開けられる。
足早に廊下を歩く音が響き、部屋に銀髪の美女が現れた──
前書きでも書きましたけど…お久しぶりです。
早いことでもう40話です。
1話1話短くて申し訳ないですがいつもお付き合い頂いているみなさんには感謝しまくってます!
よかったら久々に感想とかもらえたら嬉しいです。
って感想書くにも文章短すぎるか…、とりあえず1日でも早く更新したかった気持ちだけ分かってください( ̄▽ ̄;)
すぐに次回の更新もするので少しお待ちください!
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