短いですが…。
前話の46話では盛大にミスしまして申し訳ないです。
改訂版出してあるのでそちらをお読みでない方はそちらからお願いします。
度々ああいうことをやるので感想とかで指摘してくださるとありがたいです!誤字指摘もいつも助かってます!
いつものごとく常夏の島に陽の光が煌々と降り注ぐ。
春の穏やかな風も相まって絶好のピクニック日和とでもいったところか。
そんな中、1人不機嫌そうに顔を歪めながら歩く男がいた。
「この島…春なのに暑すぎるだろ…」
文句を言いながらパーカーのフードを深く被り直し目的の場所へと足早に向かう。
向かっている場所は空港ではない、那月の住む高層マンションだ。
目的の場所へと着いた古城はインターホンを押し、ドアのオートロックが解除される音を聞いてから中へと入る。
広々としたリビングを見渡すが人の気配はない。
古城は奥にある応接間とは名ばかりの大きさの部屋へと進んだ。
「アスタルテ?」
メイド服を着た青髪の少女がソファーに座りながら紅茶の入ったティーカップを眺めている。
彼女は古城が近づいてもピクリとも動かない。
「悪いな…オレが不甲斐ないせいで那月ちゃんが」
自然と口を出た古城の謝罪を受けアスタルテの口がゆっくりと開く。
「否定、
「ずっとそうしてるのか?」
「肯定、
じっと冷めきったティーカップを見つめ続けるアスタルテを見ながら古城は少し考えてからアスタルテの隣に座った。
「今から那月ちゃんを助けに行くんだけどさ、アスタルテも来るか?」
何も応えない彼女の頭を撫でながら古城は続ける。
「何年かかるかも分からないけど、こんな所にずっと座ってるなら一緒にどうだ?」
「躊躇…」
しばらくしてアスタルテは初めて身体を動かし、古城の袖を握ってくる。
「現時刻、十五時二十二分四十五秒より
いつもよりどこか人間味を帯びたアスタルテの声を聞き、古城は外へ出ようとしたがこの場所へと来た理由を思い出しアスタルテの方を振り返った。
「那月ちゃんからさ、金庫?の場所をアスタルテに聞けって言われてたんだけど案内してくれるか?」
「
カーナビのような機械的な音声を発し、アスタルテは那月の書斎と思しき部屋へ進んでいく。
「
奥の本棚の前でアスタルテがそう呟くと本棚の裏に小さな窪みが現れる。
「古典的だな…」
「
「アスタルテ?死ぬほど分かりづらいんだが…」
真顔で返された古城は項垂れ、この先を不安に思いながら那月の隠し金庫の中にあるネックレスを手に取った。
「なんか魔術的なものなのか?」
答えを求めてアスタルテの方へと顔を向けるが彼女も何も知らないのか真顔のままで動かない。
とりあえず自分の首にネックレスをかけ、那月の部屋を後にした。
「ネックレスのこともあるし、色々知りたいことが多いしひとまずラ・フォリアのとこに行くか…」
「
アスタルテの了承を得て古城は自分と彼女の身体を霧へと変えていく。
こうして2人は那月を救うための長い旅へとその1歩を踏み出した──
次回から古城サイドと雪菜たちサイドでやってくことに多分なると思いますが…、初めてのことなので読み辛かったら言ってください。
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