色々あって書けないでいたら鈍ってしまったのでリハビリがてら生存報告を兼ねて。
ちなみにですが、
雪ノ下 私
由比ヶ浜 あたし
一色 わたし 雪乃先輩 結衣先輩
小町 小町 留美にだけタメ語
留美 私 丁寧口調
で見分けやすくなるかも。
じゃあどうぞ。
「男のロマンの反対って何でしょうね」
とあるマンションの一室で、少女が言った言葉に首を傾げる四人の少女。
その内の一人、雪ノ下雪乃は呆れたように目を細め、ふうと一息つく。
「一色さん。あなた、比企谷くんに毒されすぎなのではないかしら?」
「うーん、先輩のせいだけじゃないですけど、ちょっと気になったんですよね」
そしてポテチをひとつまみ。
ここは雪ノ下雪乃の住むマンションの一室。女子会という名目で集まった見目麗しい五人の少女。
「この間ヒッキーと彩ちゃんと中二が喋ってたやつだよね、それ」
いつもはお団子にしている髪を解いているため雰囲気が違う由比ヶ浜結衣。
「あー、そんなん話してましたね」
あぐらをかいてユラユラ揺れている比企谷小町。
「ロボットがドリルがって言ってたあれですか?」
一際小柄な唯一の中学生の鶴見留美。
「そうそう。男の人の燃える何やかんやがあるのはわかってるんだけど、女の子の憧れるテンプレ的なシチュエーションはなんて言うんだろうね」
そして、言い出しっぺの一色いろは。
彼女らは雪ノ下家のリビングにて、お菓子を囲みジュースを片手にだべっていた。
そんな中、いろはが言い出したテーマが思いの外盛り上がることとなった。
「うーん。ロマンの反対だと……女のドリーム、とか」
「それだったら乙女のドリームの方が語呂が良くないですか?」
「女のリアルの方が反対になってそうな」
「反対にする必要はあるのかしら。そのまま女のロマンでいいのではなくて?」
「悪くはないですけども外連味が足りないじゃないですか」
「そもそもいりますか?」
どれが誰の発言かは想像に任せるとして。
「みんなの彼氏との理想のシチュエーションってどんな感じです?」
「彼氏との理想って、イチャイチャする感じのやつ?」
「ですです。壁ドンとか顎クイとか色々あるじゃないですか」
「壁……顎? ごめんなさい。一色さんが何を言っているのか、よく」
「雪乃さんはそっち方面疎いですね」
「スラングには疎いのよ」
「どっちかと言ったら流行語だと思いますけど」
「留美ちゃんは知ってるの?」
「クラスの子が少女漫画の話してるので、門前小僧ですけど」
ちなみに、ケレンって何味?や女の子なのに小僧?などと首を傾げていたのが一人いるのだが、割愛する。
一区切りついたところで言い出しっぺがまた燃料投下。
「それじゃ、理想のシチュエーション暴露大会〜!」
「ドンドンぱふ〜。それじゃ言い出しっぺのいろはさんから」
「そもそもやるとは誰も言ってないのだけれど」
「わたしかー、そうだなー」
「……由比ヶ浜さん、私無視されたのだけど」
「あはは。いろはちゃんと小町ちゃんって、二人そろうとテンション跳ねあがるよね」
呆れたような雪乃と苦笑いの結衣。実は似たような展開は何回かあったりする。
「顎クイも壁ドンも悪くはないんだけど、やっぱりあすなろ抱きかな」
「ああ、定番っちゃ定番ですね」
「それって、後ろからギュッとハグされるやつだっけ?」
「そうなんですけど、わたしはむしろ自分がハグする方ですかね」
「……留美さんは知っているのかしら?」
「ええ、まあ。母と再放送のドラマを見てた時に教えてもらいました。当時かなり流行ったらしいですよ」
ちなみにやりかたはいくつかあるが、定番なのはおんぶのように首に手を回して抱き着くやり方である。
名前の由来となったドラマでは激しく愛を表現するのではなく、しみじみと切なげであったのでハグもまったり気味である。
女性からの場合、男性より身長が低いことが大半であるのでソファに座っていたり、床に座ってテレビを見るなどしている後ろから不意打ち気味に行うのが、やはり定番と言える。
「ちなみに理由は?」
「うーん。わたしの好きな人が良く言えば控え目だから、こっちから行かないとダメそうだから、かな」
またまたちなみに、いろはの好きな人というのが全員の知己であり、さらにはそれぞれが好意を向けているため、一同に一瞬緊張が走る。
(いろはさんのあすなろ抱き……こんなんかな)
ただ一人。該当人物の妹である小町はそのシチュエーションに想いを馳せていた。
ホワンホワンホワンいろいろ〜
ある日の放課後。夕日差す生徒会室にて。
「先パーイ、もう終わります?」
「んあ? あー、もうちょいだな」
「えー、わたしの分終わってるんですから、早くしてくださいよ」
「お前な、そもそも奉仕部の俺がやる仕事じゃないだろうが。手伝ってるのになんつう言い草だ」
二人きりの生徒会室。自分の割当作業を終わらせたいろはは、椅子に座り机に向かって作業する男の後ろに回る。
「感謝してますよ? でも、そろそろ帰りたいじゃないですか」
「明らかお前や他の連中より俺の分が多く感じたのは気のせいじゃないよな」
「やだなーそんなわけないじゃないですくぁ」
「わかりやすく棒読みだな、おい」
気のせいではなく割当は多くしている。
他の生徒会役員を先に帰らせ、二人きりになるため調整したのだ。
普段は死んだ魚のような目をしているが、真面目な時はそれなりにイケてるその男。しかし、いろははどんなときでも、それこそ締め切りに追い詰められた死にそうな顔だとしても見ていたいと思う。
しばらく作業が続き、いろはは男の後ろで待機している。
「ねえ先輩。もうすぐ卒業ですね」
「ん、あー、そうだな」
「どうでした、三年間。というより、わたしが生徒会長になってからの一年半くらい?」
「いらん仕事が増えたし受験勉強の時間削られるしで災難だったわ」
「……そう、ですか」
「だけど、まあ。貴重な体験をしたのは間違いないな」
「え……?」
「楽しかったんじゃねーの、他のやつは知らんけど」
「っ……せ、先輩。俺の高校生活はわたしのおかけでバラ色だったくらいのこと言えないんですか。やり直しです」
「少なくともバラ色ではなかったな。結局俺を養ってくれる人も見つけられなかったし」
「先輩、まーだ専業主婦の夢捨ててなかったんですか」
「起きてる時の夢は見るものじゃなく叶えるもの。捨てるものじゃなく諦めるものらしいぞ」
「彼女もいないのに」
「夢見る権利は誰にもある。諦めなければ、いつか、きっと」
「いつかとか言ってるんじゃダメダメですよ。すぐ行動しなきゃ」
こんなふうに……
いろはは、男の後ろから首に手を伸ばし、優しく、しかし逃さぬようにギュッと抱き締めた。
「お、おい」
「ねえ、先輩……わたしじゃ、ダメですか」
胸のドキドキ、聞こえるかな。
伝わるかな、わたしの好きな気持ち。
届くといいな、精一杯のアイ・ラブ・ユー。
ホワンホワンホワン〜
(みたいなお花畑ポエム追加した感じで。いろはさんすらっとしてるけど結構
「小町ちゃん、どうしたの?」
「え、なんですか結衣さん」
「なんか、ボーッとしちゃってたけど」
「ああ、いえ。ちょっと考え事を。それじゃ次は誰です」
「続けるのね、これ。もしかして全員分聞くつもりかしら」
「何言ってるんです雪乃さん。当たり前じゃないですか」
「……はあ」
「それじゃ、私がいきます」
「お、留美ちゃん。乗り気だねえ」
「後に回ると面倒な予感がしたので」
危機回避能力が発達している中学生と、ピンと来ていない高校生。雪乃は首を傾げていた。
「私はいろはさんとは逆ですかね」
「というと、一色さんの言っていたあすなろ抱きというのをされたい方?」
「はい。分類が同じにはなるんでしょうけど、胡坐かいているところによりかかるような」
「あー、留美ちゃん小柄だから、すっぽりはまっちゃいそう」
「本とか読んでそうですね」
「のんびりまったり、静かな時間を過ごすのはいいですね」
そしてまた、いかがわしいことを考えているのが一人。
(留美ちゃんのあすなろ抱き……はっ、これは!)
小町は目を輝かせた。
ホワンホワンホワンるみるみ~
小町とその兄が住む実家であるところの比企谷家。両親ともに共働きで不在気味というラノベにありがちな環境。
とある日。小町が帰宅すると、来客が兄とかなり緊密な距離にいた。
「ただいま〜、留美ちゃんいらっしゃい」
「おけーりー」
「小町さん、お邪魔してます」
あぐらをかいて床に座り本を読んでいる兄と、その兄に座り同じく本を読んでいる留美。
端から見れば仲の良すぎる兄妹である。実の妹を差し置いて。
しかし小町はうろたえない。もはや見慣れた光景だからだ。
「もう、お兄ちゃん。お客さんに飲み物も出さないとか、どういうことよ」
「ん、そういやそうか。留美何か飲むか」
「ううん、大丈夫。小町さん。お構いなく」
「そういうわけにいかないよ。ちょっと待ってて」
小町がキッチンへ向うと同時、八幡が身動ぎする。
「んっ、八幡。動かないで。小町さんいるでしょ」
「おっとすまんすまん」
兄が何をしたのやら、留美に怒られている様子。しかし、気のせいか。留美の声が焦っているような。
「あれ、留美ちゃん。ほっぺた赤いよ。暑いかな、エアコン消す?」
「え、いえ。小町さんに見られてると思うと、急に恥ずかしくなってきて」
「だったら降りるか?」
「……降りない」
仲のいいことだ。少し前ならお兄ちゃんが取られたと嫉妬するところだが、小町は出来のいい妹なので生暖かく見守ります。
「あ、やっ……もう、
「気づかないだろ。小町鈍いし」
いや、まあ。気づいてるんですけどね。ってか妹の前でナニしてるんだか。
留美ちゃんのロングスカート、腰の位置、火照り具合、実は聞こえているコソコソ話。これはまさに!
ホワンホワンホワン〜
(ってな感じで、これ絶対入ってるよね状態に)
「小町ちゃんがまたボーッとしてる」
「それなりに付き合いが長いから何となくわかるのだけど、この子がこういうふうになった時って、ろくな事考えてないのよね」
「あー、言われてみれば」
「それって、私のことで変なこと考えてることに」
「まあいいじゃないですか。それじゃ、次は結衣先輩行ってみません?」
「うぇっ、あ、あたしかー」
頬を赤くしどういうのがいいかなー、と考えている結衣の様は、この中で一番年長(誕生日が早い)とは思えないほどに幼く、可愛らしいというのに、発育の暴力という上乗せ。聴き逃がせないぞとキラリと目を光らせる小町であった。
「あたしは、そうだなー。膝枕して耳掃除とかしてあげたい、かな」
「結衣さんらしいですね」
「してもらうじゃなくしてあげるってあたり、結衣さんぽいですね」
「え、そうかな」
「そうね。由比ヶ浜さん、奉仕体質というか母性的というか」
「あ、わかりますそれ。結衣先輩、人に何かをしてあげるのを苦とは思わないでしょう」
「そ、そうなのかなー。なんか急に褒められちゃうと照れちゃうな」
「ただ、鼓膜を傷つけないか心配ね」
「それもわかります。不器用そうだし」
「ゆきのん、いろはちゃんひどい!」
あははーと笑っていたのが瞬時にいじられる。この親しみやすさも愛される要因だろう。
知らない者はいないとは思うが、膝枕とは太腿を枕に見立てた、古くは枕草子にも登場する古式ゆかしい親愛の行為である。
ちなみに膝枕じゃなく腿枕ではとの指摘もあるが、諸説あるが、膝とは膝から上の腿までを指すので膝枕でよいのだとか。
それはさておき、
(結衣さんの膝枕……きっとすごいことに)
またもや思考にふける小町だが、そろそろ誰もツッコまなくなっていた。
ホワンホワンホワンゆいゆい〜
いつか、どこかの部屋で、結衣はソファで八幡の隣に座っていた。状況が雑とか意見は聞かない。
本を読んでいた八幡があくびをする。
「ヒッキー、眠いの?」
「あー、昨夜ちと夜ふかししちまったからな」
「そっか……じゃ、じゃあさ。膝枕、してあげよっか」
「……膝枕?」
ぎこちなくもモモをポンポンと叩き、おいでと誘う。これに逆らえる者がいるだろうか。いやいまい。
「……んじゃ、お邪魔するかね」
「もう、そんなこと言って」
横になる八幡。布越しだが伝わってくる柔らかさと暖かさに、ちょっと居心地が悪そう。
横目に見上げれば山があり、見えないのだが嬉しそうに笑みを浮かべ、ちょっと固めの髪質の頭を撫ぜる。
しばし穏やかな時が流れて。
「ヒッキー、耳掃除いつした?」
「ん、言われてみりゃ最近してないな」
「やっぱり? ちょっと汚れてるかなって」
「マジか。綿棒どこあったかな」
「だぁめ。ヒッキーは疲れてるんだからゆっくりしてないと。あたしがやってあげるから」
そしてどこからともなく耳かきを出してくる結衣。準備万端である。
「まだ鼓膜を無くしたくないんだが」
「もう、イジワル言って。優しくするから、ね?」
「お、おう」
目をつむりじっとしている八幡。そのせいか、頬から伝わってくる温度やら顔を固定してくる手の柔らかさやらが気になって。
「んー、見づらいな。よっと」
「お、おい」
「もう、動かないの」
身を乗り出してくるものだから顔が見えない原因となっている双子山が迫ってきて潰されて。
全く動けなくなってしまった。
「お、大物発見〜と、取れた!」
「お、おう。さんきゅな。もういいよ」
「何言ってるの、ほら、反対側も」
「……結構、押し強いよな、お前って」
今度は反対側を向かされて、お腹を目の前により圧迫感を増した耳掃除が行われた。
ホワンホワンホワン〜
(こうなるよね、結衣さんなら。ガードは固いけど距離感近いって。男の理想なのではなかろうか)
「小町ちゃんはどこかの世界に旅立っているようです」
「それじゃ、ゆきのんの聞いておこうか」
「私やるとは一言も言っていないのだけど」
「みんなの聞いておいてそれは通じませんよ」
「それと、誰かのと同じのは厳禁です」
「……留美さん、これを読んで先に話したのかしら」
「こういうのって残り物に福がないんですよ」
むうとうなる雪乃。考えたこともないのか、中々出てこない。
「誰と何したら楽しいかで考えたらどうです? 身近な男性で」
「私は、別に。比企谷くんと何したところで楽しいだなんて」
「……まだお兄ちゃんとは一言も言ってないんですが、まあ、雪乃さんがお望みなら思う存分お兄ちゃんを使ってください」
「ゆきのん、あたしが言うのも何だけど、ポンコツだなあ」
「可愛いですけどね」
生暖かい目で見られて頬を赤くする雪乃。
そうして、思いついたのか口を開く。
「ええと、そうね。比企谷くんは全く関係ないのだけれど」
「はい」
「横に並んで一緒に何かしたいかもしれないわ。例えば、料理とか」
「ちなみにうちの兄はそこそこ料理作れますよ。本人は大したことないとか言って作りたがらないですけど」
「そういえば、小町ちゃんが作るまでは先輩が作ってたんだっけ?」
「うう、あたしより上手なのは確実なんだよね」
「あの、比企谷くんは関係ないと言ったのだけど」
「むしろ、この状況で雪乃さんの隣に八幡がいないのは無理があるかと」
「えっと、その……そうなのかしら」
またもや頬を染めむうとうなる雪乃。
そしてまたもや目を光らせるのは小町であった。
(料理、エプロン、新妻……というより団地妻)
なにやら不穏な言葉がまざりつつ、
ホワンホワンホワンゆきゆき〜
前置きはなく、いきなり二人並んで料理をしている。おそらく、同棲しているのではないか。
猫のかわいいエプロンと、色は黒だが同じデザインのおそろいのエプロン。ペアルックである。
無言で野菜の皮むきをしている八幡。手際よく汁物を作っている雪乃。
「はい」
「おう」
皮むきが終わった八幡に、タイミングよく包丁を手渡す雪乃。
「ほれ」
「ええ」
先程まで揉み込んでいた塩を雪乃に渡す八幡。
おわかりいただけただろうか、この二人。会話もアイコンタクトもなしに意思の疎通をしている。
「ん」
「はい」
流れるような連携で皿に乗せ、完成。
「いただきます」
「いただきます」
特に会話もなく食事。その中でも言葉もなく醤油を渡し、コップが空になる前に水を注ぐ。
この場に小町がいれば熟年夫婦かとツッコミをいれることだろう。
そして食後。皿を洗う八幡に果物を剥きコーヒーを淹れる雪乃。
並んでソファに座り、テレビを見て……夜になったらやることは一つ。
ホワンホワンホワン〜
(雪乃さんは腰から脚のラインがきれいなんだよな〜。はだエプが似合いそう)
「どうしてこの子は毎回こうなるのかしら」
「たぶん思春期ですよ」
「小町ちゃーん。小町ちゃんの番だよ」
「おっと。小町の妄想垂れ流しの順番ですね」
「今までのそういうふうに思っていたんですね」
「でもなー。うーん」
頭を悩ませる小町。まさかの滞りである。
「小町さん? あなた、色々言っておきながら自分のは言えないのかしら」
「いや、そういうわけじゃないんです」
「思いつかないとかですか?」
「ううん。お兄ちゃん相手にやったことがあって、キュンしたのどれだったかなって」
「ん? 先輩にやったことって、イチャイチャシチュエーションを?」
「そですよ」
顔を見合わせる。
まさかの恋人との理想のシチュエーションの話から自然と兄とのあれこれを語る妹であった。
しかも効果があったこともあるらしい。
「ちなみに、ヒッキー相手にどんなことやったの?」
「みんなが言ってたやつはどれもやったことがありますよ」
「えっと、あすなろ抱きも膝枕も並んで料理も?」
「まあ、一緒に住んでればそれくらいは」
普通はしない、とツッコミたくなったがこらえる。
サラッと言っているが煽られているかのようである。
「じゃあ、彼シャツは?」
「兄シャツですけど、ありますよ。呆れてましたけど」
「壁ドンとか」
「小町がお兄ちゃん問い詰めるときに。胸ぐら掴んで顎グイもしましたけど」
「床ドン!」
「お兄ちゃんの上で寝っ転がったときに似たような体勢には」
「えーっと、えっと、くすぐり合い、とか」
「あー、昔ありましたね。お兄ちゃんが小町の胸触ってからやらなくなりましたけど」
結衣といろはが羅列するもその全てに対応する小町。
小町ちゃんおそろしい子と驚愕する。
「何を言っているのか、よくわからないのだけど」
「奇遇ですね雪乃さん。私もあまり」
「基本に戻って頭ポンポンとか普通にハグ」
「普通にしますね」
「あ、私もよくされます」
「留美さん?」
こうして夜は更けていく。
男のロマン TURN INTO 乙女のドリーム
プラス 妹は思春期
プラス 他のメンツも思春期
R15にはなりませんよ。
性的描写なんてありませんもの。
ただ、思うのは自由です。
他のメンツも小町と同じような事考えてるとか、ねえ。
まだつらい日々が続くでしょうが、皆様ご自愛くださいますよう。
それじゃあまた。