灼眼のシャナ Ⅳ(リターン) 作:無明星
それでは、そろそろ本編へ参りましょう。どうかお楽しみください。
~新たな世界で~
新世界『無何有鏡』、人間と徒が共存する世界、そして坂井悠二が望んだ世界。今はまだ人間と徒が完全に共存しているとは言えないが、いつの日かその日が来ることを信じ、今も闘い続けている。
坂井悠二は自身の過ちに強く責任を感じていた。彼の過ちとは人間と徒が共存する世界を創るために、多くの人間やフレイムヘイズを殺したことだ。その罪悪感もあり、彼は人間と徒の共存に尽力している。そのの横には常に〈天壌の劫火〉アラストールの契約者、〈炎髪灼眼の打ち手〉シャナがいる。彼らは共に困難に立ち向かうと旧世界で誓い合っている。
『無何有鏡』創設から3年が過ぎた東京のとあるラーメン店、カウンター席に悠二と〈驀地祲〉リベザルがいる。
「久しいな、〈廻世の行者〉。仕事の方は順調なのか?」
「久しいって、つい最近会ったじゃないか。まぁ、仕事の方はそれなりに、かな」
「まったく、俺たちに声かけてくれりゃ、それなりのことはやってやれるんだからよぉ、もう少しあんた自身を大切にしてやれよな」
2人の会話は仕事帰りのサラリーマンの会話のようなものだった。
「君と会うといつもその話になるけど、それ以外の話はないのかい?」
坂井悠二とリベザルは『無何有鏡』に来てからよく会う仲になっていて、最近は週に1回は会うようなこともある。
「まぁ、それもそうだな。ところで、姫は今天道宮か?」
「うん。まぁ、いつものことだけどね」
「天道宮にはあんたは入れないからな。仕方あるまい」
「へい、チャーシューラーメンと醤油ラーメン、お待ち!」
店員が注文したメニューを持ってきた。
「お、きたか」
「ん?リベザル、焼豚好きなの?」
悠二はリベザルの注文したラーメンを見てそういった。
「あぁ、これか?たまたまこれを食おうと思っただけだ。嫌いではないからな」
「へぇ」
そして、2人ともラーメンを食べ始め、長い沈黙が続いた。
時は同じく、天道宮では、
「ただいま、ヴィルヘルミナ」
シャナが紅蓮の双翼でベランダから入ってきた。
「お帰りなさいませ」
「お、贄殿のじゃねぇか。お~い、ユストゥス、贄殿が来たぞ」
迎えてくれたのは、〈夢幻の冠帯〉ティアマトーの契約者〈万条の仕手〉ヴィルヘルミナと〈糜砕の裂眥〉バラルの契約者〈輝爍の撒き手〉レベッカ、〈両界の嗣子〉ユストゥス。天道宮に住まうものたちである。
「とりあえず、奥に。話はそこで」
「そうだな。じゃ、行くか、ユストゥス」
そう言いながら、奥のダイニングルームへと向かった。
今回、初めて投稿をしたのでまだまだアマチュアなところばかりですが、楽しめるように今後も作って行きますので、これからよろしくお願いいたします。質問や要望があれば、遠慮なく申し付けください。可能な限りで答えていくつもりです。
そして、次回作ですが、予定日は2/20とさせていただきます。今回は最後まで読んで頂けたことを心より感謝します。次回作もよろしくお願いします。