灼眼のシャナ Ⅳ(リターン) 作:無明星
この時期は忙しくて大変でしたが何とか書き上げることができました。急いだため、確認しきれない部分もありますので、もし誤字等あったときは暖かい目で読み進めてもらえると嬉しいです。勿論、誤字訂正・感想を頂けると更に嬉しいです。
前置きが長くなりましたが、そろそろ本題へ参ります。どうぞお楽しみください!
溢れ返った影獣を片っ端から斬り倒していく。次々と沸き出てくる速度よりも速いため、みるみる減っていく。
エントランスにいた半分を倒したところで、悠二がシャナに問いかける。
「シャナ!一際存在の力が高い奴を探そう!」
「そうだね、このままじゃ切りがない。私は右、悠二は左から!」
「わかった」
2人はそれぞれの方向へ駆けていく。勿論、邪魔な影獣は切り崩していく。
エントランスに溢れ出た影獣に追われ、奥へと逃げていく人々。異形のものが現れたことによりパニックを起こしているのだ。
混乱の最中、レベッカたった1人影獣に立ち向かっていた。
「ぶっ飛べ!!」
爆撃を受けた影獣は為す術なく宙に舞い、灰のように消えていく。
だが、一向に減る様子はない。
「おいおい、一体どんだけいんだよ、こいつらは」
「さあね。しかし、本当にまずいなぁ」
レベッカとバラルが嘆いている間にも、爆撃で出来た空間は最早埋め尽くされてしまった。それだけ多いということだ。
レベッカは死を覚悟した。その瞬間、紅の太刀が遥か遠方で立ち上がった。それは膨れ上がった影獣を一刀両断した。忽ち影獣はその姿を失い、なきものとなった。
紅の太刀を携えた少女はレベッカの姿を見つけると安否を確認ししてきた。レベッカ無事だと伝えると少女は安堵した。レベッカたちは今までの出来事と現時点の状況を互いに手短く伝える。
「なるほどな。つまり、あの影共に関しては何も分からず、そんな中でぶっ飛ばせって話か」
「端的に言うとそう。でもさっき話した通り、中には強力なものもいる。そいつも含めて討伐しなければいけないとなると、かなり戦力が必要になると思う。だからあなたも力を貸して!」
「おうよ!全部まとめて吹き飛ばしてやんよ!」
レベッカはそう言うと、残った影獣を爆撃で消し去る。さっきまで黒で埋め尽くされていた地面はきれいさっぱり消え去った。
「よし、じゃあいくか!獣狩に」
そう言い、レベッカは駆け出す。
「ちょっと!どこにいるのかわかるの?」
レベッカは自信満々に答える。
「っんなもん勘に決まってンだろ!」
「そうだろうと思った……」
呆れながらレベッカの背中を追いかける。
悠二は只管存在の力が強い奴を探し回っていた。その際すれ違った何十の影獣を斬り倒しては空港内を駆け巡っていた。
気が遠くなる程影獣を切り裂き走った頃、深部へ到達した。
そこは部屋の至るところまで機械で埋め尽くされていて、中には人の倍以上の大きさのものもある。入口の上の看板には電気室とかかれている。
中を見回してみると、誰か人がいるのを見つける。少し近づこうと足を踏み入れる。すると、中から声がしてきた。
「お前、誰だ?」
ギョッとしたが、すぐに落ち着かせ質問に答える。
「さ、坂井悠二……」
奥から記憶を探るように復唱するのが聞こえる。程なくして思い出したように唸る。
「あぁ~、〈廻世の行者〉か。噂には聞いているよ。あの〈炎髪灼眼〉の想い人か」
こんな状況にも関わらず少々照れている様子だ。
「これなら炎髪も十分食いつくだろうな」
気の抜けた空気から一転、重圧の空気が広がる。
この時、悠二は中にいるのが人ではないと悟った。それと同時に、最悪の状況かにいることを知る。
今作も最後まで読んでいただきありがとうございます。
そろそろ桜の時期ですがお花見のご予定はありますか?私『花より団子』ならぬ、『花より執筆』と花には無関心で、花見の予定はありません。その分、小説の方はそれこそ『花より団子』、内容の濃いものに仕上げますのでご期待ください。
次回の投稿予定日は5/10とさせていただきます。最後までありがとうございました。