灼眼のシャナ Ⅳ(リターン)   作:無明星

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皆さんお待たせしました。無明星です。
いろいろ事情が重なり手をつけるのが遅くなってしまい、更新時間をオーバーしてしまう事態になってしまいました。お待たせしてしまい、本当にごめんなさい。
次に、本編の話に移りたいと思います。今作から新章突入となります。新たな展開に乞うご期待。
それでは、本編に参ります。


《3章》超新星《ノヴァ》
~特訓~


 エスターを看取ったあと、一行は山小屋へと帰還した。 そして、シャナと悠二に事の顛末を話した。

 

「そう、そんなことがあったの」

 

「影と言っても、一概に悪霊という訳ではないのか」

 

 悠二の問いにルギーが返した。

 

「どうだろうな。正直な話、あいつのことを信用しきれるわけじゃないからな」

 

 実際、エスターのあの言葉が本心かなど、分かりはしない。疑うのにも無理はない。しかし、歌音がそれを否定した。

 

「あの子は、本気だった。心の底から救ってほしいって、言ってた。私は信じる」

 

「相変わらずだな。ま、俺も同じ意見だけど」

 

 カトラスも歌音に賛同した。

 

「カノちゃんとカトラスさんは情が深いですからね。ああいうのは放っとけないんですよね~。さっきはああ言ってたルギーや、私も含めて」

 

「理論的に考えたらの話さ。あの状況で疑うほど、俺もひねくれてはいねぇさ」

 

 結局、全員彼女のことを信じているようだ。

 

「ところで、影側にいるフレイムヘイズはいったい何者なんだ?」

 

 そう悠二が訪ねた。ルギーはそれについて語りだした。

 

「あいつらは、俺のかつての戦友だ。〈魔竜の女皇〉ニザー・リリス、そして、〈賢者〉アルヴァトロ。2人とも相当の実力者だ。とくに、アルヴァトロの方が厄介だ」

 

「でも、彼は第5柱で、〈魔竜の女皇〉より低かったよね?」

 

 さらに悠二が問いかけ、ルギーもそれに答えた。

 

「確かに、純粋な実力勝負じゃあいつには劣るが、仮にも〈賢者〉だ。戦闘においては、数倍の実力に等しいだろうぜ」

 

 〈賢者〉と言うだけあり、戦闘技術、戦略、戦況への対応力が遥かに高いということを示しているということだ。ワンパターンで襲ってくる化け物より、多彩な策略を持つ敵の方がよっぽど強い。

 おまけに、実力でいえば、その上にまだ4人もいると言うのだから、戦況はかなり厳しくある。

 そこで、ルギーが提案を持ち出した。

 

「そこでだ、今からあんたらには強くなってもらう。このままじゃ、またやられるのがオチだ」

 

「確かに、強くなって、あいつらと対等以上に渡り合えないとどうにもならないしな」

 

「そうだ。ってな訳で、今から特訓してもらう。〈炎髪灼眼〉と〈廻世の行者〉は剣術を、〈輝爍の撒き手〉には体術を鍛えてもらう。2人の方は、カトラス、お前さんに任せていいか?」

 

「あいよ~。最近どうも体が鈍ってたところだしちょうどいいわ」

 

 カトラスは張り切った様子で肩を大きく回した。

 

「で、〈輝爍の撒き手〉の指南は俺がやろう。今の倍は強くなってもらう」

 

「おう、望むところだ!」

 

「悠二、私たちも頑張るよ」

 

「わかった。カトラス、よろしく頼む」

 

「あぁ、任せろ」

 

 全員、意気込んだところでルギーが合図した。

 

「よし、さっそく特訓、開始だ!」




ここまで読んでくださり、ありがとうございます。そして、更新が遅れましたこと、申し訳ありませんでした。
ところで皆さん、今年も冬がやって来ましたが、例年とは異なり暖かい日が多いですね。ちなみに、この作品の季節は初夏辺りの設定で進めています。この作品を書いていると、そういえば今は冬なんだなと思ってしまうことが多々ありました。これから寒くなっていく時期、皆さん体調にはお気をつけください。
次回の投稿予定日は年明けの1/10とさせていただきます。最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
それでは少し早いですが、よいお年を!
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