灼眼のシャナ Ⅳ(リターン) 作:無明星
そろそろ季節の変わり目、いろいろ忙しくなる時期ですね。この時期は疲労が溜まったり、体調を崩しやすいです。私の周りでもそういう人もいましたので、みなさんもお体にはお気をつけください。
それでは、本編に参ります。
シャナたちが特訓を始めてから、すでに1週間経とうとしていた。その間、影獣が攻めてきたという報告は一切ない。シャナたちは疑問を抱きつつも、特訓を続けるのだった。
「うん。だいぶ、動きがよくなったな悠二」
「カトラスのスパルタのお陰でね!」
激しい打ち合いを繰り広げる2人。特訓の成果もあって、悠二の剣術はみるみる上達し、今ではカトラスと互角に打ち合えるくらいになった。
悠二の大剣とカトラスの刀が火花を散らし、ふたつの軌道は交錯する。それをシャナたちが端から見ていた。
「彼、ずいぶん成長したね」
「カノちゃんの言う通り、初めの頃とは見違えるよ」
「悠二は努力家だから、こういう特訓はよく合うタイプなの」
シャナの言葉に、成瀬歌音と野々宮佐代は納得したように頷いた。
「よし!終わりだ」
「あぁ、わかった」
そう言って、2人の白熱の戦いは終了した。戦い終えた悠二とそれを見ていたシャナは互いに歩み寄った。
「お疲れ様、悠二」
「ありがとう。シャナ」
2人は暫く見つめ合うと、何も言わずに手を叩いた。
「まったく、見せつけてくれるよ」
少し離れた場所で、カトラスが小さく愚痴をこぼした。そんな彼に、歌音が近づいていった。
「仲睦まじくていいではないですか」
「ま、確かにその通りだな。見てて悪い気はしないな」
「あの2人も、安心して過ごせる日々が来るのを願うばかりですね」
「そのためにも、強くなってもらわないとな」
「あの2人のことだし、そこまで心配しなくても大丈夫よ」
佐代も彼らの話に混ざってきた。
「そうだな。悠二は十分についてこれてるし、シャナは素質がいい。それでいて実践経験も数多くこなしてきたわけだからな。今回の件で以前より遥かに強くなってるはずだ」
「あとはルギーさんの方ですね」
3人が話していると、轟音が伝わってきた。彼らはその方角へ視線を向けた。そこでは、激しい光の柱がたっていた。それに次いで、今度は爆発音と共に爆炎が立ち上った。
呆気にとられた3人は脱力しきった声を出した。
「あっちは問題なさそうだな……」
「えぇ、そうみたいね……」
「お、お師匠たちがそういうのなら、心配ないね……」
山小屋を挟んでシャナたちと反対側の岩場では、ルギーとレベッカがいた。2人は大岩の多くあるここで特訓していたのだ。
「どりゃぁ!」
レベッカが爆破を付与した蹴りで大岩を粉砕した。
「まだまだ、塵になるまで玉砕するんだ。こうだ!」
続いてルギーが光輝く拳を大岩に放った。たちまち、光の重圧に押し潰され、岩は粉々になった。
「なんの、まだ行けるぜ」
このあと数時間の間、轟音と激光が岩場に降り注いだ。
ここまで読んで頂き、ありがとうございます。
最近、ここで何を話したらいいのか悩んでいます。正直、影獣十四柱とシャナたちの決戦を書こうと思ったのですが、シャナたちの強化をしておきたくてこの話を書きました。大変長らくお待たせいたすこと、ここでお詫びいたします。次回は影獣十四柱登場させますので、どうかもう少しだけお待ちください。
次回の投稿予定日は3/30です。みなさん最後までありがとうございました。次回もよろしくお願いします。