灼眼のシャナ Ⅳ(リターン)   作:無明星

21 / 23
どうもみなさん、無明星です。
そろそろ季節の変わり目、いろいろ忙しくなる時期ですね。この時期は疲労が溜まったり、体調を崩しやすいです。私の周りでもそういう人もいましたので、みなさんもお体にはお気をつけください。
それでは、本編に参ります。


~嵐の前の静けさ~

 シャナたちが特訓を始めてから、すでに1週間経とうとしていた。その間、影獣が攻めてきたという報告は一切ない。シャナたちは疑問を抱きつつも、特訓を続けるのだった。

 

「うん。だいぶ、動きがよくなったな悠二」

 

「カトラスのスパルタのお陰でね!」

 

 激しい打ち合いを繰り広げる2人。特訓の成果もあって、悠二の剣術はみるみる上達し、今ではカトラスと互角に打ち合えるくらいになった。

 悠二の大剣とカトラスの刀が火花を散らし、ふたつの軌道は交錯する。それをシャナたちが端から見ていた。

 

「彼、ずいぶん成長したね」

 

「カノちゃんの言う通り、初めの頃とは見違えるよ」

 

「悠二は努力家だから、こういう特訓はよく合うタイプなの」

 

 シャナの言葉に、成瀬歌音と野々宮佐代は納得したように頷いた。

 

「よし!終わりだ」

 

「あぁ、わかった」

 

 そう言って、2人の白熱の戦いは終了した。戦い終えた悠二とそれを見ていたシャナは互いに歩み寄った。

 

「お疲れ様、悠二」

 

「ありがとう。シャナ」

 

 2人は暫く見つめ合うと、何も言わずに手を叩いた。

 

「まったく、見せつけてくれるよ」

 

 少し離れた場所で、カトラスが小さく愚痴をこぼした。そんな彼に、歌音が近づいていった。

 

「仲睦まじくていいではないですか」

 

「ま、確かにその通りだな。見てて悪い気はしないな」

 

「あの2人も、安心して過ごせる日々が来るのを願うばかりですね」

 

「そのためにも、強くなってもらわないとな」

 

「あの2人のことだし、そこまで心配しなくても大丈夫よ」

 

 佐代も彼らの話に混ざってきた。

 

「そうだな。悠二は十分についてこれてるし、シャナは素質がいい。それでいて実践経験も数多くこなしてきたわけだからな。今回の件で以前より遥かに強くなってるはずだ」

 

「あとはルギーさんの方ですね」

 

 3人が話していると、轟音が伝わってきた。彼らはその方角へ視線を向けた。そこでは、激しい光の柱がたっていた。それに次いで、今度は爆発音と共に爆炎が立ち上った。

 呆気にとられた3人は脱力しきった声を出した。

 

「あっちは問題なさそうだな……」

 

「えぇ、そうみたいね……」

 

「お、お師匠たちがそういうのなら、心配ないね……」

 

 

 

 

 山小屋を挟んでシャナたちと反対側の岩場では、ルギーとレベッカがいた。2人は大岩の多くあるここで特訓していたのだ。

 

「どりゃぁ!」

 

 レベッカが爆破を付与した蹴りで大岩を粉砕した。

 

「まだまだ、塵になるまで玉砕するんだ。こうだ!」

 

 続いてルギーが光輝く拳を大岩に放った。たちまち、光の重圧に押し潰され、岩は粉々になった。

 

「なんの、まだ行けるぜ」

 

 このあと数時間の間、轟音と激光が岩場に降り注いだ。




ここまで読んで頂き、ありがとうございます。
最近、ここで何を話したらいいのか悩んでいます。正直、影獣十四柱とシャナたちの決戦を書こうと思ったのですが、シャナたちの強化をしておきたくてこの話を書きました。大変長らくお待たせいたすこと、ここでお詫びいたします。次回は影獣十四柱登場させますので、どうかもう少しだけお待ちください。
次回の投稿予定日は3/30です。みなさん最後までありがとうございました。次回もよろしくお願いします。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。