ダダダダダダダッ
上田「ハァ……ハァ……」
カツカツカツ
ズザァッ
上田「痛ッ……」
カツカツ
「今夜は……月が綺麗ね」
上田「ハァ……何ば言っとう……!?」
「月下の宿」
ポォンッ
ゴゴゴゴゴッ
上田「な……何で……」
「フフ……何で?まあいいわ、教えてあげる。346はクローネが奪るのよ。貴方はそのための礎」
ゴゴゴゴゴッ
上田「ガァッ……!」
「これで八人目……」
ちひろ「これで八人目ですね……」
武P「やはり……クローネですか?」
ちひろ「……恐らく」
武P「……他の皆さんは?」
ちひろ「まだ体調がすぐれないみたいで……」
武P「……至急シンデレラプロジェクトの皆さんを集めてください」
ちひろ「はい」
武P「集まりましたね」
凛「どうしたの?プロデューサー」
未央「新しいフェスでもあるの?」
P「いえ、そういうものではありません…………昨日上田さんが倒れました」
卯月「鈴帆ちゃんが!?」
未央「最近倒れる子多いね?」
美波「千枝ちゃん、春菜ちゃん、薫ちゃん、笑美ちゃん……」
かな子「里奈ちゃん、亜季さん、涼さんだよね?」
智絵里「風邪……の季節でも無いですし……」
武P「恐らくですが、クローネの誰かが能力を使っています」
李衣奈「クローネが!?」
武P「はい。これ以上被害を受けるアイドルが増えるのは耐えられません……どうか……皆さんのお力を貸してはいただけませんか?」
ガタッ
武P「お願いします」
きらり「Pちゃん……」
みく「顔を上げるにゃ……」
武P「皆さん……」スッ
みりあ「でも力を貸すってどうすればいいのー?」
凛「簡単だよ……私たちも能力を使えばいい」
武P「……その前にもう一度だけ、美城専務と話をつけてみようと思います」
スッ
美城「…………何だね」
武P「少し……お話をよろしいですか?」
美城「私も忙しい身なんだが」
武P「お手間はとらせません。聞きたいことがあるだけです」
美城「聞きたい事……何だね?」
武P「最近346プロ内でアイドルが8名倒れています」
美城「そうらしいな。ジンデレラプロジェクトの子たちも気を付けたまえ」
武P「倒れたその中に、クローネのメンバーは一人もいません」
美城「……何が言いたい」
武P「単刀直入に言います。クローネの誰かが、アイドルをケガさせてはいませんか?」
美城「……君は、いや。君たちは何故能力をステージ上で使わない?確かに能力は誰かを傷つけるかもしれない。だが使い方さえ間違わなければステージ上の演出になる。シンデレラにはガラスの靴が付き物だ。何故使わない?」
武P「シンデレラは……ガラスの靴が無くても輝けます」
美城「……そうか。やはり君とは分かり合えないか。ああ、そうさ。アイドルを襲ったのはクローネの者だ」
武P「どうしてですか!」バンッ
美城「直に分かるだろう。私はこれで失礼する」
武P「交渉は決裂……というわけですか」
ガチャッ
凛「あっ、プロデューサー」
武P「……申し訳ありません。話をつけることは出来ませんでした」
李衣奈「やっぱクローネの誰かだったの?」
武P「はい」
卯月「同じ346プロなのに……」
武P「……」
ガチャッ
美嘉「やっほー……ってなんか深刻な感じ?」
莉嘉「お姉ーちゃん!」
美嘉「どうしたの?」
武P「実は……」
カクカクシカジカ
武P「……というわけでして」
美嘉「クローネが……?」
武P「他の皆さんにも伝えてもらえませんか?」
美嘉「分かった。すぐに伝えてくる!」ガチャッ
ダッ
武P「……これだけは肝に銘じてください。自分たちから何かをしないでください」
凛「……分かった」