某所
ガチャッ
ありす「ただいま戻りました……」
美城「橘か。どうだった」
ありす「すみません。高垣さんが乱入してきてしまい……」
美城「失敗か……」
ありす「……すみません」
美城「まあいい。……それよりもケガをしているな」
ありす「あっ……はい」
美城「治療しなくてはな……十時」
スタスタスタ
十時「はい」バッ
十時「ショオン・ソ・ポム」
ポゥゥゥ
十時「終わりました」
ありす「あ、ありがとうございます」
美城「やはり彼女をクローネに落として正解だったな」
ありす「あっ、あの!」
美城「ん?どうした」
ありす「もう一度……私に行かせてくれませんか」
美城「構わないが……大丈夫か?」
ありす「はい!専務の願いのためなら……やります」
美城「そうか……なら三部隊同時だ。速水、鷺沢は神崎蘭子を」
奏「フフ……行きましょう。文香」
文香「はい……では、ありすちゃんも……がんばってください」
ありす「は、はい!」
美城「大槻は彼女を連れてアナスタシアと新田美波を。事が終わり次第大槻は彼女を橘の元へ飛ばせ」
唯「りょーかーい。じゃあありすちゃん、これ」ポイっ
ありす「わ、わッ!」パシッ
唯「よろしくねー。じゃ行こ!」
『う、うん』
ありす「これは……部品?」
美城「大槻の能力は「ラジオの部品を預けた者と半径25mまで共有できる」……分かりずらいか」
ありす「はい……」
美城「この間のクローネ主催のライブでの出来事を覚えているか?彼女のマジックと称し、ファンと彼女が持っていたものを入れ替えただろう?」
ありす「あっ」
美城「彼女が曲が始まった時に部品を投げ、それを受け取ったファンと持ち物を入れ替える。これがあの手品のタネだ」
ありす「……なるほど」
美城「じゃあ最後だ。君は本田未央、島村卯月、渋谷凛の元へ行け。君たちも付いて行きなさい。神谷奈緒、北条加蓮」
奈緒「はい……」
加蓮「了解」
ありす「分かりました」
美城「……それよりも塩見はどうした?」
ありす「さあ……私と入れ違いで外に出て行ったようですけど……」
美城「……なるほど。そういうわけか」
ありす「どういう……?
美城「この計画の本当の狙いを知っているのは今のところ塩見だということだ。そろそろだ……そろそろあの城を壊し、新たな城を立てるときだ……」
加蓮「じゃあ奈緒、ありすちゃん。行こ」
奈緒「ああ……そうだな」
ありす「はい」
美城「ああ……」
ガチャッ
美城「さあ……行け……私の望みをかなえるために……!!」