結月ゆかりがISの世界で仮面ライダーになるようです。 作:海棠
告白を勘違いして思いきり頬にビンタされていた一夏!そして告白の行方はクラス対抗戦まで持ち越されることになった。
そして戦っている最中、急になにかがシールドをたたき割って入ってきた。
急に天井のシールドが叩き破られ何かが地面に着地しました。それと同時に土煙が起こって煙が晴れるとそこには黒い影がありました。
「な、なんだあれ?!」
「あ、ISよね?」
二人は戸惑いを隠せていないようです。ま、当然でしょうね。実をいうと私も少し困惑していますし。
「・・・あれ、なに?」
「IS、ですよね?」
「だけどあんなに素肌を見せないISなんて初めて見た」
「私も初めて見ましたよ。顔を隠してるISは見たことありましたけど全身を包むようなISなんて今まで見たことありませんから。・・・というよりアレ、人は入ってるんでしょうか?」
「え? なんでそう思うの?」
「なんか生きてるって感じがしないんですよ。ホントになんとなくですけど」
「・・・そうかな?」
私たちがそう会話していたら急にその黒いISがビームを二人に向けて撃ちました。二人がよけるとビームは後ろのアリーナのシールドに直撃して、貫通しました。
「い、いやぁああああああああああああ!!!!!」
「出して!出してくれえええええええええええええ!!」
「いやだ!嫌だぁあああああああああああ!!」
ビームがシールドを貫通するのを見てしまった観客である生徒の皆さんはパニックに落ちいってしまいました。
「え?!なんで開かないの?!!」
「閉じ込められちゃったの?!!」
「出して!出してよぉおおおおおおお!!!!」
「いやだぁあああああああああああ!!」
出口が開かない?! さすがにこれはまずい! 私は簪ちゃんに指示を飛ばします。
「簪ちゃん」
「なに?!」
「避難指示を出してください!」
「ゆかりさんはどうするの?!」
「その間にあいつを片付けます!」
私はそう言いながらベルトを腰に巻き付けます。そしてふたを開けてハーゼちゃんを呼び出すと差し込みました。
「変身!」【HENSHIN】
私は走りながらシールドに突っ込んでいきます。その間にもアーマーは私の体を包んでいくのがわかります。
【CHANGE! HAZE!】
そして変身し終わるとシールドをつき破って侵入しました。
「一夏ばかっ!ちゃんと狙いなさいよ!これで4回目じゃない!」
「狙ってるつーの!」
「もうどうするのよ!」
そして入った時にはなんか全然連携ができていない二人の姿がありました。
『なにしてるんですか?』
「え?! 結月さん?!」
『あ、ちゃんとさん付けしてくれましたね。で、こいつはなんなんです?』
「ISよ! 見ればわかるでしょ!」
『知ってますよ、今更何言ってるんですかw』
「腹立つぅ!」
なんかむきーっとなっている凰さんを無視してハーゼちゃんに声をかけます。
『ハーゼちゃん』
≪ハイハ~イ、何カナ~?≫
『あのISに人が入ってるかどうか確かめること、できます?』
≪デキルヨ~。すきゃんシタラ全部丸見エダヨ~≫
『何秒かかります?』
≪5秒。ソノ間ハ目ヲ放サナイデネ≫
『任せてください。それくらいお安い御用です』
≪ジャア始メルネ≫
『ええ』
私は少し楽に構えます。すると黒いISがビームを打ってきました。
私はそれを半歩ずれてよけると同時に一気に距離を詰めて顔面を思いきり一発殴っておきます。そしてのけぞったと同時にもう一発叩き込みました。
『・・・やっぱり固いですね』
≪当タリ前デショ。装甲部分殴ッテンダヨ?≫
『だろう、ねっ・・・!』
私は敵の横なぎなパンチをよけると半歩下がって顔を思いきり蹴り上げます。
その時、後ろでチャイナ娘の声がしました。
「どきなさい!」
やれやれ。人使いが荒い中華娘だこと。
私が一発おまけに殴ってどいた瞬間、黒いISは吹っ飛ばされました。
おお、怖い怖い。ちなみに私は今まで頭しか攻撃しておりません。
「そこをどいてくれ!」
織斑さんが叫びました。ここでもめ事を起こすのは得策ではありませんので私は素直に譲っておきます。すると彼の刀が黒いISに傷をつけました。・・・と言っても中身にまで達していないみたいですが。多分人が入ってると思ってるのでしょう。
≪出タヨ≫
お、スキャンが完了したようですね。
『どうでした?』
≪無人機、ダネ≫
『やっぱりですか』
≪予想シテタンダ≫
『そりゃああれだけ頭殴っておいてふらふらしないのはおかしいですしね』
≪ウン、ソウダネ≫
『よし。じゃあ手加減しなくて済みますね』
≪元々手加減スル気ナンテナカッタ癖ニ≫
『さぁ、なんのことやら』
私は飛んでくるビームをよけながら一気に詰め寄ると膝小僧を思いきり踏みつけるように蹴りつけます。
するとグラッと黒いISは体勢が崩れます。
私はそれを見ると兎の耳部分に当たるレバー、【ゼクターレバーP】を倒してすぐに戻します。
「ライダーパンチ…!」【Rider_Punch!】
音声が流れると右腕を紫色の電流がまといました。私はそれを見ると思いきり殴りつけるます
すると腕についているアンカージャッキが作動して折りたたまれるとその黒いISは壁際まで吹っ飛ばされました。
『さーて、もういっちょ行きますか』
私がそう言いながら兎の足に当たるレバー、【ゼクターレバーK】を作動させようとした瞬間、怒号が聞こえました。
『一夏、男ならそれくらい倒せないでどうする!』
チッ・・・!余計なことを・・・!
すると黒いISは砲身を放送室の方へ向けました。
「箒! 危ない!」
そう叫びながら一気に飛んでISと放送室の間に割り込んでくる織斑さん。
次の瞬間、ビームが発射された。織斑さんは持っていた刀で防ごうとするも大爆発を起こしました。
「一夏!」
凰さんが落ちていく織斑さんにすぐに飛んで近づいていきました。・・・彼のシールドエネルギー残量はわずかですか。
私は後であの掃除用具みたいな名前の剣道女をしばくと心の中で決めてゼクターレバーKを作動させます。
【Rider_Jump!】
私は思い切り跳びあがり両足を黒いISに向けました。
そしてレバーを戻しました。
「ライダーキック…!」【Rider_Kick!】
すると両足に紫色の電流が走ります。そして黒いISに直撃すると両足のアンカージャッキが作動しました。
私が着地すると同時に蓄積したダメージの影響か、はたまたさっきの一撃が重たかったか知りませんが少しバチバチと火花が飛び散った後、地面に倒れこみ、爆発を起こしました。
『ふぅ~、一件落着ってところですかね』
そうつぶやきながら私が帰ろうとしたとき、私に向かって叫ぶ声が聞こえました。
私がその方を向くとそこには凰さんに肩を貸してもらっている織斑さんの姿が!
「ちょっとあんた!なにやってるのよ!?」
「お前、あのISの操縦者を殺したんだぞ!?」
・・・あれ? 気づいてないんですか?
『・・・アレ、無人機ですよ? 気づかなかったんですか?』
「「え?!」」
『じゃ、私はこれで』クルッ
「オイ、待てよ!」
『?』
まだ何かあるんですか。そう思いながら私は後ろを振り返る。
「今回は無人機だったらよかったけどよ! もしも人が乗っていたらどうしてたんだよ!」
『やることに変更はありません』
「殺すのかよ?!」
『まっさかー。さすがに全力で殺しにかかりはしませんよ。もしかしたら不慮の事故で死ぬかもしれないですけど。あ、そうそう』
「「?」」
私は黒いISの残骸に歩いていきます。そして残骸の中で光っているコア(らしきもの)を拾い上げます。
『操縦者は二の次三の次。ほしいのはこれです』
「それは・・・」
『おそらくこのISのコアじゃないですかね? ま、解析すればわかることです』
「・・・おい」
『なんですか?』
「さっき操縦者は二の次三の次って言ったよな?」
『ええ、言いましたけど、それがどうかしました?』
「なんで平然とそんなこと言えるんだよ!」
『侵入者にかける情けを私が持ってるとでも?』
「同じ人間だろ?!」
『? それがどうかしたんですか?』
「なっ・・・!」
絶句した織斑さん達を置いて私は変身を解除しました。
「ふぅ~」
「おい、結月」
「・・・今更何ですか? 生徒が危険なのに入ってこなかったくせに」
「しまってたから仕方ないだろう!」
「あれ、途中で開きましたよね? 篠ノ之さんがなんか余計なことしてましたから」
「・・・」
「ま、このコアらしきものは渡しますよ。今から私は篠ノ之さんに用があるんですから」
「何をするつもりだ」
「なーに、大したことじゃありませんよ」
私はニヤニヤしながらそう言うと中継室に足を運びました。
その途中で篠ノ之さんと鉢合わせしたので彼女の道をふさぐように陣取りました。
「・・・なんのつもりだ。結月」
「あなたこそ一体どういうつもりですか?」
「なんのことだ」
・・・ハァ、この人自覚ないのか。余計たちが悪いですね。
「中継室にいた子たちを気絶させてまであんな余計な騒音を出す必要性があったんですか?」
「そ、それは一夏の為だ!」
「ふぅーん・・・。織斑さん、あなたが余計なことしてくれたおかげで余計なダメージを負う羽目になったんですよ?」
「そ、それはあいつが私を守るのはt「もういい。黙れ」・・・っ!」
「あんたとまともに話そうと思った私がバカでした」
私はため息を吐きながら篠ノ之さんを見ます。
「あなた、事の重大さがわかってないでしょ? 織斑さんはもしかしたらあなたのせいで死ぬかもしれなかったんですよ? あなたが余計なことしてくれたおかげでね」
「し、しかし「しかもあのISは無人機でした。この学園に急に攻め込んでくるような機械に手加減できるほどの知能があるとでも?」・・・っ」
「あなたが余計なことをした時、あの無人機はあなたに砲身の銃口を向けたんですよ? あなた見てましたよね? それから織斑さんはあなたをかばったんですよ? それなのにあなたはなんも悪びれずにのうのうと歩いてて・・・、恥ずかしくないんですか?」
「…きさまぁ」
「おっと、逆ギレはなしでお願いしますよ? これ以上手を汚したくないですし」
「貴様ぁ!」
「どっから竹刀出したんですかあなた」
私は彼女の一振りを回し蹴りではじくとそのまま拳を目の前で寸止めした。
「・・・っ!」
「自分が不利になったら暴力ですか。見苦しいですね。あ、あと」
「?」
「今は男女平等の社会です。男だからやらなければならないという理由にはならないんですよね」
「えっ・・・」
「じゃ、私はこれで」
私はすたすたとその場を後にしました。
続く
実をいうと今回の一夏と鈴がゆかりさんを責めるシーンは4個くらい下書きがあってそのうちの一つだったりします。
おまけ≪カード編≫
【Cricket】
コオロギが描かれているカード。これをスキャンすることでサイコローグを召喚することができる。
サイコローグ
もしものためにゆかりさんをサポートするコオロギをベースとした人造モンスター。と言ってもどう見てもコオロギには見えない。見た目の割に素早い。
武器は怪力と目(?)から発射するビーム。
実をいうと変身してなくても召喚することができるが時間がかかるためあまり多用しない。しゃべれる。
次回の『結月ゆかりはISの世界で仮面ライダーになるようです。』は!
「もしかしたら私の所属してる企業なら手伝ってくれるかもしれません」
「なんか変形しそうだよね」
「はろはろ~」
「デモンストレーションがへたくそでしたね」
次回、『遭遇』