結月ゆかりがISの世界で仮面ライダーになるようです。   作:海棠

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前回のあらすじ
 夜中にリベンジしに行くことを決意した篠ノ之箒。それについていくことになった凰鈴音とシャルロット・デュノア。
そしてその誘いを断っておきながら二人を送り出した結月ゆかり。しかし彼女も篠ノ之箒のことを少し心配しており、出撃することを決定する。しかし、行ってほしくないと懇願する篠ノ之束。結月は束を説得し、ラウラ・ボーデヴィッヒと更識簪を引き連れて出撃した。
そこでピンチにもなったが見事に福音を撃破。結月は気を失った。






親に言われるまで今日が誕生日だということを忘れていました。

ハッピーバースデー、自分。


風都観光編
風都編①『ようこそFへ/町の名は風都』


あの後、私はどうやら気を失ったらしく、気が付いた時には病院のベッドで寝ていました。そしたらラウラさんと簪ちゃんが泣きわめいて大変大変。なだめるのにすごく手間がかかりました。

そしてハーゼちゃんを修理に出すことにしました。

 

 

 

「・・・直りますか?」

「あー、コアに結構深くまでひび入ってるね。これ予備のコアを使えば修理自体はすぐにできるけどデータが破損している可能性があるからその点検もしないといけないから、まあ、結局時間かかるよ」

「どれくらいかかりますか?」

「少なくとも夏休みは丸ごと使うことになるね」

「ゑ」

「その間はもう一つのあれで頑張ってくれないか?」

「はーい」

 

 

 

そしてついでにデッキの方にアップデートをかけてもらうと私はけがを治療するため少し学校を休み、その後普通に学校に登校しました。すると皆さんからすごく驚かれました。

何ですか? 私が死んだと思ってたんですか? というより先生の話とか聞いてないのかよ。

そんなことを思っていると月影さんに話しかけられました。

 

 

 

「ゆかりちゃん! あなたものすごく大変だったらしいじゃない!」

「そうなんですよ。あの福音の奴、結構強めに殴ってきましたから・・・」

「あなた、入院したらしいじゃない。体に支障はない?」ペタペタ

「大丈夫ですよ。大丈夫ですって。ああ、触んな! うっとぉしい!」

「ホントに大丈夫?」

「ほんとですって!」

 

 

 

そんな会話もありましたが今日で晴れて一学期は終了。明日からは夏休みです。皆さん思い思いの日々を過ごすに違いないでしょう。

そしてほかの生徒たちが期待を膨らます一方、私の心はあまりにも静かだということもここで言っておきましょう。

そして先生からの注意事項も終わったところで私たちは解散。そして今は寮の部屋にいます。

 

「で、簪ちゃん」

「なに?」

「なんか夏休みとか予定あります? 私はないですけど」

「私? 私は少し観光したいところがあるの」

「どこですか?」

私がそう訊くと簪ちゃんはポケットからパンフレットを取り出して見せてきました。

 

「ここ!」

「・・・"風都"、ですか?」

「うん、みんなで行こう!」

その時の簪ちゃんはすごく素敵な笑顔でした。うわ、まぶし。

 

 

 

 

 

後日。

 

 

 

 

 

「風都、キタ━━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━━!!」

「テンション高いですね、簪ちゃん」

「そりゃそうだよ! 私がずっと行きたかったところだもん!」

「おかーさん! 見てください! いっぱい風車がありますよ!」

私たちは風都に着きました。そして周りの景色を眺めていました。ちなみに月影さんは電話してみたところ家の用事があるということで一緒に行けないという返事だったそうです。

 

「しかし、なんでこんなところに行ってみたかったんです?」

「ここには風都タワーが観光スポットなの! それにそれに」

「それに?」

 

 

「ここには"仮面ライダー"がいるらしいの!」

 

 

「・・・へぇ、どんな人たちなんでしょう?」

「たぶんすごく正義感にあふれてる人たちだと思うよ!」

「そりゃあ町や人々を守るんですからそれなりの正義感はあるでしょうね」

そんなことを話しながら私たちは風都のとあるカフェ(?)によりました。

 

「いや~、ここのコーヒーおいしいですね」

「私コーヒー苦いから嫌い」

「まぁ、万人受けはしないですよね」

「私は部隊にいたときは砂糖をいっぱい入れて飲んでました!」

「今は飲んでないんですか?」

「今も飲んでますよ!」

すると一陣の風が吹きました。

私は目を細めながら言います。

 

「・・・さすが風の街、といったところでしょうか。いい風が吹きますね」

「そうだね」

その時、悲鳴が聞こえてきました。

私たちはその悲鳴が上がった方向を見ます。そこには金色のカニに銀色のサイが!

 

「ぎ、ぎぎぎ銀色のカニに、ききき金色のサイだぁ?!!」

「逆です! 金色のカニに銀色のサイです!」

私はてんぱっている簪ちゃんにそう言うとバッグからベルトを取り出して腰に巻き付けます。そしてポケットからデッキを取り出します。

 

「簪ちゃん! ラウラさんを連れてここから離れてください!」

「ゆかりさんはどうするの?!」

「ここであの怪物と戦います! あいつらを野放しにはできません!!」

「だったらISで対抗しても…!」

「ここでISを動かしたら後がうるさいでしょう?!」

「あ、そっか・・・」

「だから早く!」

「うん!」

「さて…」

私は怪物二匹の前に立ちふさがるように立つ。

 

「さぁ、やりますか。変身!」

そう言って私はデッキをベルトに差し込んだ。

 

【HENSHIN】

 

するとベルトからアーマーが全身にかけて展開される。

そして頭のてっぺんやつま先まで展開し終わると女声の音声が流れる。

 

【CHENGE! ALTERNATIVE!】

 

そして私はデッキから2枚カードを引き抜くと右腕にあるバイザーに読み込ませる。するとカードは青い炎となって消えた。そして音声がまた流れる。

 

【ADVENT】【SWORD VENT】

 

あれ? 音声が変わってますね。

すると窓ガラスからろーちゃんが出現した。おい、そっから出てくんのかよ。私聞いてないよ。

それと同時に空から剣が落ちてきたので私はそれをキャッチします。

 

『さぁ、行くよ』

『・・・!』

私たちは構えると怪物に突っ込んでいきます。カニには私がサイにはろーちゃんが。

私はカニの斬撃を剣でさばくとがら空きの胸元に切りつけます。すると火花が飛び散りました。

いや、おかしいだろ。そこは血だろ。ま、いいか。

そしてろーちゃんの方を見ると肩のアーマーを外してナックルみたくサイに殴りつけていました。

次の瞬間、背中を切り付けられました。

 

『?!』

私が驚いて後ろを見るとそこには大柄な、なんだこいつ?!!

 

「おねーちゃん! あれなに?!」

「たぶんトラ、かな?」

こっから少し離れた物陰から見ているそう二人が言ってる間にも長い鉤爪が振り下ろされた。

私は剣で防ぐ。しかし、横からカニに吹っ飛ばされた。

私がごろごろ転がっているときにろーちゃんがこっちに駆け付けようとしているのが見えた。

 

『ろーちゃん! だめだ!』

『・・・!!』

次の瞬間、トラに攻撃されていた。そしてそのままサイのタックルを背中に食らって吹っ飛ばされる。

あいつら、連携してやがる…!

 

「「おかーさん!/ゆかりさん!」」

『来るな!』

二人が物陰から出てきて叫んだので私は叫び返す。

とはいったものの、この状況をどうするか…。

私が思考を巡らしている間にも3匹はじわじわと近づいてくる。

 

 

 

「「変身!」」

 

 

 

その時、声が聞こえた。私がその方向を見ると・・・

 

『・・・キカイダー?』

左右で色が別々な怪人がいた。

 

 

続く




おまけ
風都
・風の街。その名前の通り電機の大半は風力発電によってまかなわれている。
・ガイアメモリの犯罪率が他と比べて異様に高い。
・仮面ライダーがいる(らしい)。




次回の『結月ゆかりはISの世界で仮面ライダーになるようです。』は!


【Cyclone】
【Joker】
「「変身!」」

「「は、半分こ怪人だぁ!!」」

「「い、色が変わったぁ!!」」

『『ジョーカーエクストリーム!!』』

「「わ、われたぁ?!!」」

『・・・メモリ?』



次回、『Fを守るハンカチ/彼らの名はダブル』

これで決まりだ!
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