結月ゆかりがISの世界で仮面ライダーになるようです。   作:海棠

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前回のあらすじ
 一学期も終わり、夏休みに突入。そして結月ゆかりたちは更識簪の提案により、風の街、風都に観光旅行することとなった。
そこで遭遇したのはカニとサイの怪物だった。結月はオルタナティブに変身するとサイコローグを召喚して立ち向かう。しかし敵の増援として虎の怪物が出現。
絶体絶命かと思われたその時、現れたのは二色で真っ二つに分かれている半分こ怪人だった。






自分の勝手なイメージですが、ここのゆかりさんは将来ホンダワルキューレかホンダシャドウ〈750〉とかホンダシャドウファントム750とかホンダゴールドウィングC6Fとかのどっかり座るタイプのバイクに乗りそう。

ちなみに自分は腰に当てたらベルト部分が出現するタイプじゃなくてもとから555やイクサのようなタイプのベルトの方が好きです。

まあ、ライダーは全部好きなんですけどね。





風都編②『Fを守るハンカチ/彼らの名はダブル』

「ど、どうしよう! お、おかーさんがやられちゃう!」

「で、でも、ゆかりさんが"来るな!"って言ったし…」

私たちは何もできずに歯がゆい思いをしながらあわあわしていた。

 

「おい、嬢ちゃんたち、危ないぞ! こっから逃げな!」

すると向こうからソフト帽をかぶった男の人となぜか紙をとめるクリップを髪につけている人がやってきた。

 

「だ、だけど、友達が…」

「え? もしかしてあのコオロギみたいなやつ、お嬢ちゃんたちの友達か?」

「はい! それであのジェイソンみたいな顔のモンスターが仲間なんです! あなた方の方こそ逃げないんですか?」

するとソフト帽をかぶってる人がほほ笑んで言った。

 

「ああ。嬢ちゃんたち、下がってろ。行くぜ、フィリップ」

「ああ、翔太郎」

二人は懐からベルトとメモリを取り出すとベルトを腰に巻き付けてメモリのスイッチ(?)を押した。

 

【CYCLONE】

【JOKER】

「「変身!」」

音声が鳴った後、片方が差し込んだ。するともう片方にワープしてもう一人が差し込みなおしてもう一つのメモリを差し込む。そして開いた。

するともう一人が倒れてもう一人が変身していく。

 

【CYCLONE JOKER】

音声が流れると二色で真っ二つに分かれている怪人が出現した。

 

   \。/

  (0||0 )

  ((=||=(V) ←絵にするとこんな感じ。

 (/ロ=W==ヽ)

  (_)⌒(_)

 

「「は、半分こ怪人だぁ!」」

私たちはお互いを抱きしめながら叫んだ。

 

|/o)『ちげーよ! 俺たちの名前は"ダブル"だ!』

(o\|『翔太郎、そんなこと言ってる余裕はないよ。早く参加してあの子たちの友達を救おう』

|/o)『ああ、そうだな』

「ひ、一人で、しゃ、しゃべってるよ。ラウラさん・・・」

「(絶句)」

ラウラさんは目を見開いたまま絶句してしちゃった。その間にも半分こ怪人はゆかりさんとこに向かっていく。そしてトラの怪物を蹴り飛ばした。

 

|/o)『ってコイツ鉤爪あんのかよ! あぶねぇな!』

(o\|『翔太郎、メモリチェンジだ』

|/o)『ああ、言われなくても!』

なんか独りで言うとどっから取り出したか知らないメモリをさしなおした。

 

【CYCLONE METAL】

「「色が変わったぁ!!」」

私たちはまたまた思わず叫んだ。

 

『ッラァ!』

色が変わった半分こ怪人はなんかいつの間にか手にしていたロッドでトラの怪物の鉤爪を集中的にバシバシ殴りつけていた。

そして鉤爪をたたき割るとメモリを抜いて棒の部分に誘うとした次の瞬間、ろーさんとの戦闘から離脱したサイの怪物が半分こ怪人を吹っ飛ばした。その拍子に半分こ怪人は棒を落としてしまった。

 

|/o)『しまった!』

(o\|『翔太郎、ジョーカーのメモリだ!』

|/o)『ああ!』

そしてまた黒いメモリを取り出すとさしなおした。あれどっから取り出すんだろう。

 

【CYCLONE JOKER】

そして寝そべりながら襲い掛かってきたトラの怪物を蹴ってのけぞらせるとその隙に立ち上がる。

 

|/o)『行くぞ、フィリップ。メモリブレイクだ!』

(o\|『ああ、翔太郎!』

そしてメモリを一つ抜いて右腰にさすと叩いた。すると音声が流れる。

 

【JOKER MAXIMUMDRIVE】

すると猛烈な風が吹き始めた。そして半分こ怪人の体がふわーっと浮き上がる。・・・え。

 

「「う、浮いたぁーー?!!」」

私たちが叫んでいる間にも半分こ怪人は両足をトラに向けていた。そして突っ込んでいきながら叫んだ。

 

『『ジョーカーエクストリーム!!』』

そして途中で真っ二つに分かれた。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・え。

 

「「わ、われたあああああああああ?!!」」

思考が追い付かない間にも目まぐるしく場面は転換した。そのままトラの怪物は攻撃を喰らって爆散。半分こ怪人は元通り体がくっついていた。

そして爆発したところには人が倒れていた。

その間にゆかりさんも状況を逆転できているようだった。カニの怪物を吹っ飛ばして転がした後ベルトから一枚カードを取り出すとスキャンした。

 

【WHEEL VENT】

するとろーさんがバイクに変形した。・・・って。

 

「で、電人ザボーガーだぁ!」

私は思わず叫んだ。

その間にもゆかりさんはろーさんに乗り込むと一気に突っ込んでいく。その途中で回転し始めた。そしてそのままコマのように高速で回転しながらカニの怪物に突っ込んでいった。そしてカニの怪物と激突すると怪物が吹っ飛ばされて地面を転がるとそのまま爆散した。・・・って。

 

「「こ、交通事故だぁ?!」」

私たちは率直に思ったことを叫んだ。思ったことを叫んで何が悪い。

ゆかりさんは方向転換するとサイの怪物に向かって突っ込んでいく。すると思い切り飛び上がって勢いよく蹴りを入れた。そしてすかさずそこにろーさんが突っ込んで行ってサイの怪物を撥ね飛ばした。そしてサイの怪物も地面をゴロゴロと転がると爆散した。

そしてゆかりさんは着地すると半分こ怪人の方を向きました。ちなみにろーさんはそのままどっかに消えていきました。

ゆかりさんはじぃっと半分こ怪人を仮面の下から見つめるといいます。

 

『助けてくれてありがとうございます』

|/o)『いや、礼には及ばねぇぜ。俺たちは俺たちの仕事をこなしただけだ』

(o\|『それより・・・、君たち変身を解除した方がいいんじゃないのかい? このままじゃいろいろとシュールなことになるよ?』

|/o)『確かにフィリップの言う通りだな。おい、アンタ』

『なんでしょう?』

|/o)『お互い変身を解除しようぜ』

『ええ、わかりました』

すると二人の姿が崩れて素肌が姿を現しました。

 

「え?! 女かよ?!」

あれ? 気づかなかったんですか?

 

「女の子が仮面ライダーとは、実に興味深い・・・」

「いつの間に?!」

そして倒れていた人はいつの間にか目を覚まして私たちの隣まで来るとそうつぶやきました。その眼には好奇心が映っていました。

 

「…ん?」

ゆかりさんは何かに気が付くと地面に落ちてる何かを拾い上げました。そしてじろじろと見るとつぶやきました。

 

「メモリ…?」

するとゆかりさんはソフト帽をかぶった人をちらりと見ると言います。

 

「そこの、えーと・・・」

「ああ、自己紹介がまだだったな。俺の名前は左翔太郎。ハードボイルドな、探偵さ」

「そして僕がフィリップ。よろしくね、君たち」

「ああ、はい」

「・・・」

「こら、どんなに怪しくても私の後ろに隠れないでよ。ラウラさん」

「で、探偵さん」

「なんだい、お嬢ちゃん」

「このメモリ、さっきの化け物と関係がありますよね?」

「・・・」

「沈黙は肯定ととりますよ?」

「・・・ああ、わかった。説明するから俺んとこの事務所に来い。・・・ま、まずはこいつらを警察に渡してからだけどな」

「ここではそれがルールですか」

そう言いながらゆかりさんはデッキをポケットにしまった。

 

 

 

 

 

しばらくして。&視点変更

 

 

 

 

「で、そのガイアメモリというのが人をあんな化け物に変える元凶というわけですか」

「そうだな。そういう認識で構わないぜ」

私たちは鳴海探偵事務所というところにいました。どうやらお二人方の拠点はここのようです。

 

「しかしメモリで変身、ですか。コンパクトでなかなかいいと思いますが、なくしたりしたら大変ですね」

「ああ、そうかもな」

「今までなくしたこととかなかったんですか?」

「戦ってる最中にとられたことならあるけど、取り返したぜ」

「ふむ・・・」

私はなんとなく考え込むようなしぐさを取りました。

 

「しかし、ISか・・・。すごく興味深い。もっともっと、僕に話してくれないかな?」

「ええ・・・」

「もう無理・・・」

そして私の隣ではフィリップさんがラウラさんと簪ちゃんにISのことを聞いていました。その眼は好奇心旺盛な少年のような目でした。

 

「しっかし・・・」

私はちらりとテーブルを見ます。

するとそこには機械の動物っぽいのがわちゃわちゃしてました。

そして私の方を向くと私の周りをくるくると回り始めました。

・・・。

 

「なんですか? この子達」

「メモリガジェットだ。俺たちの事件捜査に一役買ってくれるんだ」

「なかなかかわいらしいですね」

私はそう言いながらピョンピョン跳んでるカエルをキャッチする。

 

「ん?」

そしてなんかメモリが刺さっていたので抜くと急に動かなくなった。

 

「あれ? あれ?」

「ああ、それはギジメモリっつってガジェットを動かすキーみたいなもんだ」

「なるほどなるほど」

メモリをぶっさすと起動するとは、なかなかに興味深い。

そう言いながら私たちの夜は更けていった。

 

 

続く




次回の『結月ゆかりはISの世界で仮面ライダーになるようです。』は!


「依頼、ですか?」

「俺に質問をするな」

「んー、なーんか引っかかるんですよねぇ~」

「なるほど、そういうことか」

『私たちはこの世界を変える!』


次回、『Mと調べろ/復讐者』

これで決まりだ!
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