結月ゆかりがISの世界で仮面ライダーになるようです。 作:海棠
女性でありながらM.R.Sを使うことができる結月ゆかり。彼女はIS学園に入学した。そこにも唯一の存在がいた。
ごめん。少し前回のあらすじ書くの面倒になった。
次回からはもう少し頑張る。
「ちょっとよろしくて?」
「ん?」
ん? なんか織斑さんに金髪縦ロールが話しかけてきましたね。なんか高圧的な感じがひしひしと伝わってきますが・・・。
「なんですの?! その態度は?! 私が代表候補生だということを知っての態度ですの?!!」
間違いないです。今ので確信できました。あの人は女尊男卑の考えを掲げたボンクラですね。はっきり言って私が一番嫌いなタイプですね。
「な、なぁ・・・?」
「なんですの?」
「代表候補生ってなんだ?」
全員がずっこけました。私もこけそうになりました。
え? 代表候補生を知らない? いや、漢字見ればわかると思うんですが・・・。・・・まさか漢字を読めないってことはありませんよね・・・?
「・・・(ワナワナ」
「???」
仕方がないですね。嫌ですが、助け舟を出してあげますか・・・。
「代表候補生。それははっきり言って国を巻き込んでの大会の時に代表となることができる可能性が有力な、はっきり言って卵ですね。と言っても並の方々よりかは強いことに間違いないと思いますよ」
「そうですわ!エリートですわ!」
「誰がそう言いましたかね・・・(ボソッ」
自分の都合のいいように曲解しましたね。正直いって少し面倒なタイプです。ま、私も生きるために曲解して切り抜けたこともありましたし、人のことは言えませんがね。
「ふん、まぁよくってよ。知識だけはあるようですが所詮あなた達は素人でしょう? 泣いて頼まれれば、入試首席にして教官を倒した二人のうち一人である私が直々に指導してあげてもよろしくってよ?」
「俺も倒したぞ?」
コラ、空気読んでくださいよ。というより二人のうち一人ってそこまで大したことないですよね?
「わ、わたくしともう一人だけと聞いていましたが?」
「女子だけってオチじゃないか?」
「あ、あなたはどうなんですの?!」
「・・・」
やっぱりこっちに振ってきますか・・・。正直に答えるべきでしょうね。
「蹴り倒しました」
「「え?」」
「蹴り倒しました」
別に間違いは言ってません。ハーゼちゃんを装備して蹴り飛ばしただけ。ただそれだけです。
キーンコーンカーンコーン
お、チャイム鳴りましたね。
「クッ、覚えておいてくださいまし!」
覚えておけと言われて覚えているバカがどこにいるんですかねぇ・・・。
割愛。
「そういえば、クラス代表を決めないといけないんだったな」
織斑先生が急にそんなことを言い出しました。先に言ってくださいよ、そんな重要なことは。
「自薦、推薦どちらでも構わん。だれに投票したいか手をあげろ」
すると多くの人が手をあげました。そして口々に言い始めました。
「織斑君がいいと思いまーす!」
「賛成!!」
「いいです!!」
・・・半分興味本位で推薦してるんでしょう。はっきり言えばパンダみたいな役割を彼にさせようとしているわけですね。
「じゃあ~わたしはゆずゆずをすいせんするね~?」
「ん?」
なんか袖をダブダブさせたのほほんとしてる子が手をあげてそう言いました。
「ゆずゆずって?」
「ゆづきちゃんのことだよ~?」
「わ、私ですか?」
「そだよ~?」
参りましたね。『我、我関セズ』を貫き通したかったのに推薦されるとは・・・。というよりあの袖がだぼだぼの子は誰ですか? 小学生か何かですか?
「いや、私は「ついでに言っておくが降りることはできないぞ」なんでだよ、くそったれ」
私はあまりの理不尽に思わず敬語を忘れてしまった。
「お待ちなさい!!」
すると例の金髪縦ロールが立ち上がって叫んだ。うるさい。
「そのような推薦は納得いきませんわ! だいたい、男とどこの馬の骨かよくわからない人がクラス代表だなんて恥曝しもいいところですわ! このわたくしに、そのような屈辱をこの先一年間味わって生活しろとおっしゃるのですか!?」
・・・屈辱かぁ。私も随分となめられたもんですねぇ・・・。
「だったらあなたが自薦すればいいじゃないですか」
「わかりましたわ! このセシリア・オルコット、自薦しますわ!」
よし、これで一件落着かな?
「そもそも実力からいけばこの わ た く し がクラス代表になるのは必然のことですわ! それを物珍しさを理由に極東の猿ごときにトップを任せるのは愚の骨頂! わたくしはこのような島国までIS技術を修練に来ているのであって、サーカスをする気は毛頭ございませんわ!」
そうでもないみたいですね。というより何ですか猿って。今は第二次世界大戦中じゃないんですよ?
「いいですか!? クラス代表とは実力トップがなるべき、そしてそれはこの わ た く し ですわ! だいたい、文化としても後進的なこの国で暮らさなくてはならないこと自体、わたくしにとっては耐え難い苦痛で「イギリスだって対したお国自慢ないだろ。世界一不味いメシで何年覇者だよ」な、なんですってぇ?!!」
・・・おーい、これ以上火に油注ぐのはやめてくれませんかねー。
「私の祖国を侮辱しますの?!!」
「先に侮辱してきたのはそっちだぞ!!」
すると二人はギャーギャーとくだらない論争を始めた。・・・ここはひとまず止めるべきですかね。
「まぁまぁ二人とも落ち着いてください。・・・見苦しいですしね(ボソッ」
視点変更
その時、クラスがシーンとなった。
「なんですの?」「なんだよ」
「天道さんが言っていました…。」
不機嫌そうな二人をガン無視して彼女は右手の人差し指を天に突き上げながら言った。
「『本質を知らずに何かをバカにするのは二流の証、それに対してバカにし返すのは三流の証だ』ってね」
「「なっ・・・?!!」」
二人は言葉を詰まらせる。
「あ、あなたも祖国を侮辱しますの?!!」
「まさか。そこの男性とは違いますよ。私が言いたいのはあなたのその態度は代表候補生としての意識が足りてないのでは?と思ってるわけですよ」
結月ゆかりは目つきを鋭くさせながら言った。
「そもそも代表候補生とは国にとって誇れる存在であるべきです。しかし、今のあなたは誇れるどころか汚点になってしまう可能性のほうが高い。そして織斑さん」
「お、俺もか?!」
「当たり前です。天道さんが言っていました…。『料理とはもともと神聖なもの。それを喧嘩の場に持ち込むのは論外である』ってね」
「なっ・・・?!!」
「あなたもあんな悪口に軽々とのるもんじゃありませんよ。いずれ大事なものを失いますよ?あなたみたいなことをして大事なものを失った人を何回も私は見ていますからね」
そして彼女はセシリアに視線を向けて言った。その視線は憐みの感情も含めていた。イギリスはこんな人が代表候補生なのか、と。
「そしてさっきあなたは日本のことを極東の猿と言いましたね?」
「ええ」
「じゃあ、そこにいる織斑先生やISをつくりだした篠ノ之博士も猿だと言いたいんですか?」
「っ・・・」
「ハァ・・・、悪口を言うにしてももう少し考えてから悪口を言うべきだと思いますよ?その愚直な行為はいずれあなたの身を滅ぼします。私はあなたのような人が殺されるのを何回も見ましたからね」
彼女のその言動には少しおかしな部分があった。が、誰も指摘しなかった。いや、誰も指摘できなかったのかもしれない。
その時の彼女はとても遠い目をしていたから。
「・・・・ですわ」
「?」
「決闘ですわ!」
「お断りします」
即答。この間、わずか0.1秒。
「あら?怖いんですの?」
「ええ。面倒ごとには巻き込まれたくないんで」
「あんなことを言う割には軟弱ですのね」
「ええ。それで面倒なことに巻き込まれなければ万々歳です」
「・・・悔しくありませんの?」
「別に」
「おかしいですわよ?」
「よく言われますよ」
だんだんと真顔になっていくセシリアとだんだんとニヤニヤし始める結月。この対比が何となく皆にとって面白かったのはここだけの話。
「おい、織斑にオルコット、そして結月。1週間後に決闘だ。」
「は?だから私は」
「降りることは許さないと言ったはずだが?」
「ちくしょう、なんなんだこの学園は。子供の自由はどこ行った」
そう言いながら明らかに不機嫌になる結月を無視して織斑千冬はしゃべる。
「一週間後に決闘だ。場所は第3アリーナだ。それまでしっかりと練習しておけ、いいな」
「「・・・はい」」「・・・」
「おい、結月。返事は?」
「チッ。・・・なら、徹底的にやってもかまいませんね?」
「ああ、ほどほどにな」
「わかりました。それだけ聞ければ十分です」
そういうと結月は席に座った。そしてそれに続いて二人も座った。
「さぁ、授業を始めるぞ」
この間、セシリアがずっと結月をにらんでいて出席簿アタックを喰らうのはまた別の話。そしてその間結月はペン回しをずっと続けてたのはさらにまた別の話。
そして織斑一夏はずっとうんうんとうなっていたのもまたまた別の話である。
続く
次回の『結月ゆかりはISの世界で仮面ライダーになるようです。』は!
「初めまして」
「・・・初めまして」
「何故一人で作ることに拘るんですか?」
「・・・頼っても、いいの?」
「私でよければ、喜んで」
次回『更識』