二匹の猫を助けてから五年が経過した
最初は警戒してた物の最近では自分から膝にのってきたりしてくれるようになった
「ニャァァァ」
白い猫、白音が俺の膝にのって、じゃれてきている
「可愛いな白音は」
可愛いと呟くと白音はまるで言葉を理解したかのように手のひらをペロペロ舐めてきた
「くすぐったいよ白音」
白音とゴロゴロしていると黒い猫の黒歌が腹の部分に乗ってきた
「ニャァァァオ」
まるで撫でてくれと言っているように頭をこちらに向けてきた
「分かった撫でてやるから」
撫でると気持ちよさそうにしている
「やっぱりお前ら二匹は可愛いなぁ」
黄牙は白音と黒歌と過ごし出会ってから六年が経過した
今日も家の庭で黒歌と白音を待っているがいつまでたっても来ない
今まで来なかった日なんてなかったのに
「どうしたんだろう?」
そうして黒歌と白音が姿を消してから三日が経った
「おかしい、一体何処に行ったんだろう」
黒歌と白音を探しに外に出ていった
探しに外に出てから一週間たったがいまだに見つかってはいない
「クソッ」
一体何処に行ったんだ?まさかいつぞやの太った悪魔とか言う奴の仲間に連れ去られたとかじゃないよな
「ともかく、ここら一帯をもう一度探すか」
それから更に一週間たつがまだ猫更探しを諦めてはいなかった
市内一帯は全て回ったここまでいないとなるとやはり連れ去られてしまったのか
そこからの猫探しは市を超え一月たつ頃には県全体を探し終えていた
「クソッ、何でこんなに探しているのに見つからないんだ。拐われたかも知れないから怪しい組織とかも全て潰してきたのに」
一時的に探すのを諦め家に戻った
家に戻ると心配した顔で親が迫ってき喜ばれた後、何があったか説明を求められ小一時間ほど説教された
学校に行くと今まであまり関わりを持っていなかったクラスメイトがどうして一週間もいなくなってたの?など質問等されたが全て無視をした
久しぶりに初めて黒歌と白音と会った裏路地近くまでやって来た
「キャァァァァ」
女の子の悲鳴が聞こえた
「なんだぁ?」
ふと気になり声のもとえ行くとそこには狐のような耳を生やした女の子とその女の子を囲んでいる数人の男達がいた
「はぁ、なんでこう何でもかんでも巻き込まれるのかねぇ」
ため息混じりに愚痴を言いながらめんどくさそうに
「おい、何でそんなことしてるかしらねが、あんまり小さい子虐めんなよ」
こちらから話しかけようやく気がついたようで
「はぁ、貴様何様のつもりだ人間風情で?」
また、人間風情か。
前に、黒歌と白音を捕まえていたやつも似たようなこと言っていたな
「お前らも、悪魔とかなのか?」
前の時は悪魔と言っていたので今回はこちらから悪魔かと聞くと
「我々を悪魔なんぞと一緒にするな、我々はこの地に住む妖怪であるぞ」
悪魔の次は妖怪ときたか
「悪魔だろうが、妖怪だろうが知ったこっちゃないけど小さい子を誘拐するのは良くないなぁ」
妖怪だからってやっていいことと悪いことぐらいあるだろ
「ふん、遺言はそれで良いのだな人間」
そう、言うと妖怪達の手のひらにオーラ状のものが形成されていった
「そっちが殺す気ならこっちも本気でいかせてもらう」
黄牙の後方に黄金の膜が出来そこから幾つもの武具が妖怪達に向かって射出されていった
ゲート・オブ・バビロン
「王の財宝」
気づいた時には妖怪達は体に数々の武具に貫かれ既に死んでいた
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