アーマード娘空 はーどもーど   作:人類種の天敵

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先日、犬がう○こをしてしまった。
そのままにするのは嫌だし持ってくのはゴミ箱に捨てるまでが臭いし、悩んだ末というか中間って事で最近うざってぇ姉上の部屋のドア前にクレイモアう○ことして設置した。
知らない振りをしつつゲームをしていると、家中響くほどの大声でギャァァと叫ぶので、笑いを堪えられるずにざまぁwと笑った。

地雷の役割というのは兵士を殺すのではなく、わざと生かしたままにしておいて他の兵士の士気を下げるというのが本当なのですね。
それを見事に発揮した試作(?)う○こ地雷の戦果を、僕はきっと、明日も忘れない


最初の任務!

 

 

 

陸地に建てられた、粗末な倉庫……いや、蔵と形容すべき拠点に、異形の怪物がいる。

 

不恰好ながらも二本の脚と二本の腕を持つものの、頭の大きさが非常に大きく、全体的に見たバランスは、とても醜い。

 

一つ一つの大きさが違う歯、出目金のように膨れ上がった血のように眼、耳や鼻は見えないーーーーそして、まるで鉱物のような黒い肌、それが、奴らの印象である。

 

陸上棲兵 歩兵型い号、それが粗末な蔵の外で門番を務める怪物の名前。

こいつは、便宜上深海棲艦イ級の派生型とも突然変異体とも呼ばれている、近年その存在を表した代表的な陸上棲兵の一種だ。

動きは鈍いものの、握力は強く、人の頭などまるで腐りかけのトマトの如く、ブチュっと潰す。

対抗出来るのは、未だに艦娘のみ………、

 

 

ズドンッ!………ドサッ……

 

「ワンショットキル……」

 

しかしそれは、ACと呼ばれる鋼鉄の巨人を擬人化した少女たちの出現によって、崩れ去る。

 

ズドンッ!

 

外に出ていた門番2体が首から上を、大口径の弾丸に吹き飛ばされて地面に倒れ臥す。

離れた場所にいる狙撃手の、正確無比な狙撃による、一撃必殺の弾丸だ。

 

今まさに、左背中に背負ったスナイパーキャノンを構え、地面に突き刺したアンカーによる安定した狙撃姿勢を整えたのーまる娘鴉、サイレントアバランチが無線にて簡素な報告を行う。

 

「キル……続く敵増援。ミサイル支援用意」

 

「はっ!まんまんと出てきたな!喰らえ!」

 

ビルニーズの武器腕と背中のコンテナから勢いよくミサイルが飛び出していく。

それらはそれぞれに軌道を描いて蔵の中から這い出てきた陸上棲兵達へ突き刺さっていく。

 

そして、それらの陸上棲兵が辿っていく結末は、全て同じ………ミサイル直撃からの爆散だった。

 

 

 

 

「なんだ、案外まともじゃないか」

 

ビルニーズによるミサイル弾幕に手も足も出ず、次々と撃破されていく陸上棲兵(?)とやらを眺めてニヤリと呟く。

 

「他はどうだ?」

 

続くのーまる娘鴉、ピンチベックとサウスネイルは……………。

 

 

ダダダダダダダダダダダダダダ

 

『ぐわぁ!?痛たたたたたたた!』

 

『うひゃぁ!?た、たすけてぇー!!』

 

敵拠点からの機銃掃射をもろに浴びていた。

 

「…………」

 

サウスネイルは最初は逆脚の強みを活かして高いジャンプ力でもって機銃を回避するが、その後のドッスン着地で大きな隙が出来てしまい、敵にとってはいい的だ。

 

対してピンチベックは回避云々の前に両背中に背負ったグレネードキャノンの所為で深刻な“重量過多”となっている為、本来の機動力が損なわれてしまっている。

結果的に敵機銃による攻撃を避けようと思っていても避けきれないわけだ。

 

「余りにも酷すぎる………」

 

しかもこの間にサウスネイルがアサルトリニアライフルやスナイパーライフルを乱射するが、奴のFCSは同時に射撃兵装を扱う事を想定した武器ではない為、嗚呼、弾丸は明後日の方向へ消えていく。

 

『じょ、冗談じゃ……。お、おい!加勢してくれ!』

 

『うわぁぁぁぁ!?』

 

ピンチベックに助けを求めるが、ピンチベックはピンチベックでパニクっているのか完全に逃げに集中していた……………いや、戦えよ。

 

カカカカカン………ボン

 

『こ、こんなはず……うひゃぁ!?』

 

『何やってんだぁ!?ぐわぁ!!』

 

ピンチベックのジェネレータが度重なる機銃の影響で爆発した。

サウスネイルも逆脚をやられたらしく、もはや飛ぶ事も動く事も出来ないようだ。

 

……あれ、これ、ヤバくね?

 

『遠距離班、聞こえるか!?援護しろ!』

 

『た、助けてくれー!』

 

動けなくなった2人を陸上棲兵とやらが囲み、粗末な鉈やWW2時のサブマシンガンなどを構えた。

すると遠くからビルニーズによるミサイル支援が飛んでくる。

それらは迷う事なく陸上棲兵達が囲むサウスネイルとピンチベックへと…………。

 

『ちょ、ビルニーズ!?ちゃんと援護しry』

『じょ、冗談じゃ…ry』

 

ドガドガドガーン

 

『『ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!?』』

 

見事2人に直撃し、大爆発で持って周りの陸上棲兵達を一掃した(白目)

 

『ふ、騙して悪いが邪魔なんでな。お前達には死んでもらおう』

 

いや、騙すんじゃねえよ、バカか。

 

爆発の煙が晴れると、そこに居たはずのピンチベックとサウスネイルが消し炭というか、存在自体この世から消失していた。

多分撃沈したのだろう……おい、嘘だろ。

 

「艦これでも轟沈させた事無かったのに……」

 

まあ、あちらは中破程度で撤退すれば死ぬことはなかったわけで、ACと艦娘の違いなど色々あるだろうが、それでも味方の“誤射”(?)で死亡とはあの2人も報われないだろうに………。

 

『こちら侵入班。配置に到着。これより作戦開始する』

 

『運搬!運搬!』

 

耳に付けたインカムからステルスMTフリュークと作業用改造MTディギーの声が聞こえる。

………一旦陽動部隊のことは置いといて、とりあえずはこちらの指揮を優先しよう。

 

「よし、じゃあ物資強奪を始めてくれ」

 

『了解』

 

『うぃー』

 

 

 

 

 

 

物資を貯蔵する蔵の中、同僚(陸上棲兵)達の背中を見送りつつ、貯蔵室の番をしていた陸上棲兵い号は、同じく門番をしているい号と共に手にしている銃のクリップが正しく装填されているか確かめていた。

 

「………っ!?」

 

ドン、と何者かに倒された。

壁際に押しやられたい号は不器用に手を壁へと押し当て、鈍重に体を起こそうとする。

すると、またしてもドン、と音がして、視界の隅に相方のい号が己と同じく壁際に倒されたことを知る。

 

一体どうやって?そもそも、どこから入ってきたのか?そして、敵は今どこにーーー

 

その思考は、頭に振り下ろされた鋭い踏み落としの威力に頭蓋が耐え切れず、バキャッ、と破壊された事でブラックアウトした。

 

「ーーーー……」

 

そして、それを横目で見ていたい号は、ゆっくりと視線を虚空に彷徨わせるが、其処には誰もいない。

 

「Good Night」

 

後頭部に押し当てられた硬い感触。

続いて呟かれた死の宣告、い号は振り向きざまに銃を乱射しようとしてーーーー

 

 

パシュン

 

廊下中を、明るい光が一瞬だけ照らし、何かが倒れた音の後は、動く物は一つも無かった。

 

ズルズルズルズルズル

 

殺された門番が貯蔵室の中へと連れられていき、扉がゆっくりと、そして、静かに閉まる。

 

しんと静まる部屋の中、空間が揺らぎ、それはやがて、二脚型ステルスMT娘 フリュークの姿へと戻っていく。

先ほどまで彼女は光学迷彩とジャミング装置によって周囲からは存在しないものへと偽装し素早く門番を片付けていた。

そして、今現在ステルス機能が必要でなくなった為、こうして光学迷彩を切って必要な時のために温存している。

 

「敵の排除完了。後は宜しく」

 

「うん、頼まれた!よっし!頑張るぞー!」

 

「「「「おーーーーーー!!!」」」」

 

そして、貯蔵室の中には、フリュークの他に、多数の………多数の………作業用MT娘が、存在していたーーーーー!!!

 

「「おいっちに、おいっちに」」

「「「ちょっと、角ぶつけないでね?そっとよ?そーっと」」」

「壁狭い……ちょっと壊しちゃおう。えやっ」

「「大きな音出さないでー」」

「「「「分かってるから!」」」」

「声は静かにー」

「「「「はぁーい!」」」」

 

(うるさいなぁー………)

 

数えるのもアホらしく思えるほど大量のディギーがせっせと資源を運んでいる。

中から外へと運ばれた資源は外で待機しているディギーに手渡され、それらを運搬用コンテナに丁寧に格納したディギーが拠点から鎮守府への道のりを静かに帰っていく。

 

(経過は順調。全部強奪するのに後2、3分位かなぁ)

 

フリュークは敵が来ないか耳を澄ませると、MTとしての装甲や各種機能を搭載している外装を真ん中からバックリと分裂させて、最後に自由になった身体をウンと伸びをする。

 

(んんっ……はぁ〜!………疲れたなぁ)

 

両腕を頭の後ろで組んで目を瞑る。

………………簡単に言えば、サボりである。

元々、邪魔な敵の排除が主な任務のフリュークは敵が来ないのをこれ幸いとスヤスヤと寝息をたてて寝始めた。

 

(こういう楽な任務はやっぱりいいなぁ♪)

 

一応、彼女の周り、部屋の中には二体の分身が周囲を見張っている。

残り一体は外でディギーの運搬を援護しているので、確かにフリューク1人がサボったところで他の分身が真面目に警護をしているので問題ないといえば………問題ないのだろうか?

 

 

 

 

一方外では、サイレントアバランチとビルニーズは他の拠点から敵が来ないか監視をしていた、筈だった

 

「ぐが………!?ぐ、ぐはぁっ………そ、そんな…馬鹿な…」

 

ドサ………

 

力尽きたビルニーズが地面に斃れる。

その上から大きな図体が彼女を押し潰し、爆発…………ビルニーズもやはり、サウスネイルやピンチベックと同じように撃墜判定を受け、存在が消滅した。

 

「………」

 

そして、スナイパーライフルを向けるサイレントアバランチの眼前、ビルニーズを踏み潰した異形の敵が、フンフンフンと荒い鼻息を鳴らす。

 

陸上棲兵 装甲車型り号

 

それが、この怪物の名前だ。

装甲車の名称通り、ずんぐりとした身体に似合わず軽快なフットワークと硬い装甲を持ち、艦娘の機銃すらものともせずに防衛陣形の懐へと突っ込み、幾多の艦娘を相手に暴れまくる荒くれ物である。

 

これは数分ほど前、何処からともなく、おおよそは他拠点から現れたのだろうり号は、少しも迷う事なく2人の方へと突撃し、突然の接近に対応出来なかったビルニーズは哀れ、一瞬の交差で撃破されてしまったのだ。

 

「………」

 

ただしかし、ビルニーズを瞬殺にしたり級と対峙するも、サイレントアバランチは冷や汗一つ掻くことなくスナイパーライフルを速射する。

結果は目に見えて……全てり号の装甲を穿つには弱すぎる、が、しかし。

 

ぶちゅ

 

「ッ!?グガァァァァ!!」

 

り号の片目に狙いすまされた弾丸が突き刺さる。

図体のでかい陸上棲兵は痛みに喘ぎ、辺りの木や茂みへとその身に纏う暴力を遠慮容赦なく振るっていく。

易々と木が千切れ、茂みが吹き飛び、地面が轟と揺れる。

 

「………」

 

ズドンッ!

 

「ゴガッ!?」

 

地震による揺れ、それは、アンカーショットを地面に突き刺したことで万全な射撃姿勢をクリアしているサイレントアバランチには無意味な抵抗だった。

左背中のスナイパーキャノンを構え、1射。

ただそれだけでり号の装甲にどデカイ穴が空く。

 

「ガァァァァァァァァァァァァ!!!」

 

地鳴りと土埃を上げて巨体が迫っていく。

 

「………」

 

アンカーショットによる射撃姿勢を解除して辛くもそれを回避したサイレントアバランチはスナイパーライフルを放り捨て、スナイパーキャノンを折り畳み、腰部のホルスターハンガーから二丁のハンドガンを取り出した。

 

「敵戦力一。………戦闘、開始」

 

怒り猛る暴君と、静寂の雪崩が、激突する。





3騙トリオ→死亡。
オリ敵陸上棲兵登場、今回は歩兵型い号と装甲車型り号のみ。
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