新田美波の鮮烈な日常   作:bakabakka

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この前カラオケで全員で『メルヘンデビュー』を歌い大盛り上がりしました(小並感


プロローグ

 

私とあの人の出会いは、私が高校一年生の頃に遡ります。

父の仕事の関係で東京に上京し、新しく始まる高校生活に胸を躍らせていた入学式。

 

私は出会ってしまった。これまでの私の常識や生活、考えを吹き飛ばしていくような馬鹿でスケベで、でも優しい。

 

これはそんな巡り合いの物語。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここが私の学校ですか…」

 

東京の某所にある、部活動にも力を入れており、優秀な成績も収めている進学校。

それが私が今日から通う高校です。

 

春風に桜はもうほとんど散ってしまったので、桜まう入学式とはいきませんが新しいことが始まる…そんな胸の高鳴りは変わりません。

 

初めての土地で、真新しい制服で、

新田美波15歳。頑張りたいと思います!

 

 

 

 

校門をくぐり、昇降口に掲示されているクラスを見ると私は2組。知っている名前は当然ありません。

不安かと聞かれれば確かに不安はあります。でも、それ以上にわくわくします!

これからどんな人と出会いどんな思い出を作っていけるのか!

 

上履きに履き替え、クラスに向かい、五十音順で決められた席に着きます。

そうすると話しかけてきてくれ隣に座っていた女の子。

 

「おはよう!私『塚本春』!よろしくね♪」

 

ショートボブの活発そうな女の子で、左右一房筒外にはねているのが特徴な子です。

 

「新田美波です。よろしくお願いします」

「新田美波ちゃんか~。美波ちゃんって呼んでいい?私も春でいいから!」

「もちろんいいですよ、春ちゃん」

「うん!美波ちゃん!」

 

そうして隣の春ちゃんと話していると、次第に登校して来た春ちゃんの友達や、前後の席の人も話しかけてきてくれます。

みんな親切な人で良かった…

 

 

 

そうしていると担任の先生が入ってきます。

 

「担任の望月です。みなさんとはHR、数学の時間で主にかかわることになると思います。それではこれから入学式ですので男女別に出席番号順に並び体育館に向かいます」

 

フチなしの眼鏡に切れ長の目、癖一つなく腰まで伸びた黒い髪、すらっとしているのに出ているところは出ていて、女性である私たちも思わず見とれてしまうような先生で驚いてしまいます。

隣の春ちゃんも

 

「うをっ!ハンパない!」

 

なんて感想を漏らしています。男子生徒は机の下でガッツポーズをとってますね。

男子のこういうところはどこでも変わらなくて、少し笑ってしまいますね。

 

 

 

そのあとは廊下に整列し、先生の先導で体育館に入場します。

体育館は広く、それでいてさらに第2体育館と屋内プールまであるというのですから驚きです。

 

そして入学式はつつがなく進行し、教頭先生の号令を持って終わりとなりました。

そして間髪なく始まったのが部活動紹介です。

 

どんな部活動があるのだろうと楽しみにしていると、私の前に座っている、教室でも私の前の席の小柄で垂れ目が特徴の名護なごみちゃんが振り返って話しかけてきます。

 

「美波ちゃんはなんの部活に入るか決めましたか?」

「私はこの紹介を聞いて決めようと思っています。なごみちゃんは?」

「私は非公式スキャンダル部に入ろうと思っています」

 

唐突に出てくる聞きなれない名前の部活。

 

「私はその部活に入って皆さんのスクープや個人情報、弱みを面白おかしく触れ回るのが楽しみです!」

 

垂れ目を輝かせてどこからか取り出したカメラとボイスレコーダーを構えるなごみちゃん。対して苦笑いするのが精一杯の私。

 

…少し部活動紹介が不安になってきました。

 

 

 

 

 

 

私の不安を裏切り、部活動紹介はまともに進行していきます。一部活3分の尺の中で自分達の部活の魅力を私たちに伝えようと必死でパフォーマンスも絡めています。

 

野球部は心絵を合唱しながらジャイロボールを投げ、

サッカー部は皇帝ペンギンといっしょにサッカーをし、

バスケ部は安○先生に膝をつき頭を垂れ、

カバディ部は3分間ひたすらにカバディと言い、

軽音部は放課後ティータイムをし、

料理部はリアクション部に料理を振る舞い服を四散させ

etc…etc…

 

あれ?まともってなんでしたっけ?

 

次いで出てきたのは柔道部。

筋肉質の大柄の顔に熊にひっかかれたかのような傷があるのが特徴の男性が壇上に上がり、

「筋肉四天王が一角、柔道部主将の狛村だ。俺たちに憧れたものは入ってくれ。おい!お前らぁ…やるぞ‼」

「「「「――押忍‼‼」」」」

 

そのまま服を下着を残し脱ぎ去りポーズを取り出す柔道部の方々。

私を含め、新一年生女子から上がる悲鳴。男子から上がる関心の声。そして先輩方から上がる

 

「でかいよー‼」「キレてるよ‼」

 

と言った歓声と拍手。

そして

 

「ふぉぉぉぉぉおお‼」

 

雄たけびとともにステージのすぐ下で写真を撮っているなごみちゃん…。

 

3分がたち、次に現れたのはラグビー部。

 

「集合‼われらも筋肉四天王序列2位のラグビー部だ!お前ら…俺たちの実力を見せてやれ‼」

「「「「「Yeaaaaah――――‼‼」」」」」

 

またも下着以外を脱ぎ去り、スクラムを組みぶつかり合うその筋肉の塊。

 

1年女子→悲鳴

1年男子→自分の腕を触りうなだれる

先輩→大・爆・笑

 

3分のスクラムを終え、汗を煌めかせ自分の列に帰っていく先輩方。

次に出てきたのは、先のラグビー部、柔道部とも異なる、さらに大きい身体。そして髷。

 

「筋肉四天王序列1位の相撲部大将・代伝だ…よろしく頼む」

 

その声はハスキーで、想像からかけ離れたイケボを誇っていました。

 

「…お前ら…準備はいいか?―――始め‼」

 

イケボでの号令とともに代伝さんの背後に髷をゆった巨躯が並び、またも服を脱ぎ去った。

その下は褌。そして行われるは四股。タイミングを合わせ、その足が振り下ろされると同時に揺れる体育館。

 

1年女子→恐怖

1年男子→拳を地面にたたきつけ悔しがる

先輩→座布団を投げ入れる

 

…どこから座布団を出したんでしょうか?

 

続いて出てきたのは

 

「筋肉四天王序列3位、総合格闘技部だ」

 

そうして壇上に立った男性は最初っから下着1枚。その体には数多の傷があり、痛々しい。

 

「これは俺の戦いの記憶そして…」

 

そう言ってゆっくりと振り返る。そして見せるは傷1つない背中。

 

「これが俺が引かなかった印だ‼」

「「「「「ヒャッハ――――‼‼」」」」

 

その声とともに上がる歓声、そして壇上に技を繰り出しながら上がってくる部員と思われる男子と色気を振りまくラウンドガール。

 

先輩ゾーンから聞こえてくる卑怯な‼という声。

周りの男子生徒の視線御くぎ付けされようを見ると意味がよく分かりました。

 

「それでは次が最後となりました、水泳部です!」

 

また3分が過ぎ、司会者さんのアナウンスとともに壇上に上がって来たのは楚々とした佇まいの女性。

その女性はその毛先だけ茶色の黒髪をなびかせながら綺麗に頭を下げしゃべりだす。

 

「水泳部部長の神宮新と言います。どうぞ、お見知りおきを。私たち水泳部は日夜、おのれの限界より少しでも先に進むことを目的に活動に勤しんでいます。泳ぐのが好きなあなた、泳げるようになりたいあなた、自分を高めたいあなた…皆さんの入部をt「部長!第二防衛ライン突破されました!」…各員スタンガンの使用を許可します。複数人で囲み、確実に仕留めてください。」

「了解しました!」

 

話の途中で声をあげ、入ってきた女性に指示を出し『何もなかったですよ~何もあなたたちは見てませんよ~』というようにニコリとこちらに笑い

 

「時間もないようなのでこれで終わろうと思います。それでは入部、お待ちしております」

 

そう頭を下げる神宮先輩。

今まであった部活の中で最もまともで理念も私の考えにあっている水泳部ですが…途中の指示が気になります。

 

でも、水泳部に入りたいと私は考えてしまった。

ここが私のターニングポイント。

 

いや、この学校に来てしまったことがすでにそうであったのかもしれません。

なんせ同じ学校で生活お送り、『あの人』と全く関わらずにいられるわけがないんですから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そう言えばなごみちゃん。非公式スキャンダル部なんてさっきの紹介に出てきませんでしたけど」

「今からだから大丈夫」

「?」

 

『あーあーテステス。っほん!校内放送は今!我ら非公式スキャンダル部によってジャックされている‼我々の目的はこの学校の、生徒の様々な隠された部分を解き明かすことである!我々は今、若き力に溢れた同士を求めている。興味を持ったものは2年3組の杉並のところへ来るがいい!厳正なる試験のもと、採用したいと思う!では…さらばだ‼‼』

 

「…これですか?」

「(コクコク)」

 

今日見た中で一番目が輝いてました…




ジョニーが出ていない…だ、と?

ま、次回からでるからちょい待ってちょ


ちなみにオリキャラは続投されるものもいればちょい役のもいます。すべては私と読者のさじ加減だ!
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