新田美波の鮮烈な日常   作:bakabakka

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ようやく主人公出陣


未知との遭遇

 

あの部活紹介から暫くたち、ついに迎えた部活動体験週間と呼ばれる実際に部活動をやってみて自分に合っているかどうか知ることができる一週間が始まりました。

 

クラスで仲のいい春ちゃんは陸上部、なごみちゃんは非公式スキャンダル部にそれぞれ見学に行ったんですけど…なごみちゃんの荷物に盗聴器や盗撮機器が入っているのが、とても不安に感じました。

 

 

私が向かうのは水泳部。ちゃんと事前告知にあった通り水着などの道具を一通り持ってきました。

 

「あ、君も部活動体験希望者?」

「はい、よろしくお願いします」

 

室内プールに着替えて集合となっているのでプールに隣接している更衣室に向かうと、その入り口に2人の女生徒が立っていました。…さすまたとスタンガンを持って。

 

なぜ新入生を案内するのに武装が必要なのでしょうか?

 

「それじゃあ私たちが守ってあげるから早く着替えてきて」

「安心してね、虫一匹通さないから」

 

なんでしょう、逆に不安になってきます。

着替えている最中に聞こえてきた感電する音、柔らかものに包まれた固いものを金属で殴打する音が聞こえてきた気がするんですが…気のせいでしょうか?

 

 

 

そうして着替えてプールに入ると思った以上の設備にびっくりします。

50mプールで9レーンとれるようになっており、さらにジャグジーまでついています。

 

「うふふ、どうですか?この学校のプールは、気に入ってくれましたでしょうか?」

 

微笑みながら私に話しかけてくれるのは部活動紹介で壇上に登っていた神宮先輩です。

 

「はい!すごいですね」

「私たちの学校は残した功績で部費や待遇が変わってきたりするんです。これも先輩方のおかげなんですよ」

「そうなんですか」

 

と言うことは、ここまでの設備を用意できていることを考えるに、かなりの強豪の部活動なんでしょう。

となってくると日々の練習も大変なものなのだと思うと、少し緊張します。

 

「そんなに緊張しなくて結構ですよ。体験入部でそこまでつらい練習はしませんし、何よりこの水泳部は体育会系じゃありませんので」

「そうなんですか」

「えぇ、なのでもっと楽にしてください」

 

そんな話をしていると水着に着替えたさっきまで更衣室の前に立っていた先輩がやってきます。

 

「部長~そろそろ時間だよ~」

「はい分かりました、それでは皆さんを集めていただけますか」

「アイサ―!」

「それでは、あなたも整列していただけますか?」

「はい、わかりました」

 

この時の私はまだ、これから何が始まるのかと期待に胸をふくらませていました。

 

そう、この時はまだ。

 

 

 

 

体験に来た新入生と先輩部員が対面するように並んだんですが、先輩の数より私たちが多いのか私の前だけ先輩がいません。

それにしても、先輩は皆さんスタイルが凄いです。男性の先輩方は部活動紹介で見た方がの体と同等か、それ以上に引き締まった筋肉をしていますし、女性の先輩はすらりと伸びた手足に細いくびれ。同じ女性として羨むようなモデル体型の方が多いです。

 

「それでは皆さん、私たち水泳部に見学に来ていただきありがとうございます。ではこれから私たち水泳部がどのようなものかを知っていただくためのオリエンテーションのようなものを行いたいと思います。オリエンテーションを行うペアは対面にいる先輩とになります。では、後は任せました」

 

全員で何かを行うのかと思っていると、先輩に連れられみんな三々五々に散らばっていきます。

ですが…

 

「すみません、私だけペアになる先輩がいないんですけど」

 

と神宮先輩に質問に行くと

 

「安心してください、すぐに呼びますから」

 

そういって一呼吸置き、

 

「今すぐ私のところに来てくれたら一枚脱いであげますよ~」

 

その言葉の意味を理解できず、立ちすくんでいると

 

「「「「「なぁあああにぃぃぃ!!今行きます‼‼」」」」」

 

そんな怒号と地響きとともにこちらにかけてくる男性の先輩方。

そしてそんな先輩たちに向かい飛んでくるビート板をはじめとした様々なもの。

それは的確に足を潰すか頭を揺らすかし、走りこんできた先輩を制圧する。

 

「「「「「Guilty」」」」」

 

そんなすごい綺麗な発音とともに、その手に水筒やさすまた、鈍器を持ち、立ち上がれない男性の先輩に近づく女性の先輩たち。

 

「それで、さっさと脱げ部長」

 

その声がした後ろを振り向くと、

 

真先に目に入るのはその浅黒い肌と対照的な抜けるように白いその銀の髪。そして目線を少し下にずらすと見えるのは、ここ最近見た(見せられた)肉体の中で最も完成されたと言えるその体躯。そしてその体を這う

 

 

 

縄。

 

 

 

亀の甲羅のような形でその体を縛り上げる縄。

そしてその縄を目で追っていく中で目に飛び込んできたのは弟のものとは全く違うソレ。

 

「っ!?!?きゃああぁぁぁぁぁ‼‼‼」

 

その悲鳴には男性の悲鳴と鈍器で肉を打つ音も混じっていたそうですが、私にはそんなことを気にしている余裕はありあませんでした。

 

 

 

 

 

 

「それで、早く脱げよ。ちゃんと来ただろ部長」

「私の言った今より7秒ほど遅かったのでなしですよ」

「ガッデム‼」

「それよりその醜い格好を早くやめてくれませんか?」

「そんな醜い格好にしたそこで男をミンチにしている奴らに言ってくれ」

「どうせあなたが覗こうとしたのでしょう?」

「甘く見るな、覗こうとなどしていない。真正面から見に行った」

「あらあら、そんなことを言うヒトにはこれが必要かしら?」

「おい、その紙などを切るには到底適さないと思うような大きさの鋏どこから持ってきた」

「うふふふ♪」

 

もう何が何だかわからない私の前で行われるそのやり取り。そして振り返れば死屍累々の先輩方(♂)。そしてそれを一切気にせず、私と同様戸惑っている見学に来た新入生の案内を行う先輩(♀)。

 

「おいおい、縄を切るならはじめからそう言えよ。Jrがちぢこまっちゃったじゃねえか」

「はじめからそのような粗末な大きさでしたよ?おかげで縄と間違えないよう切るのが大変でした」

「おいおい、カチンと着ちまったよ…今から俺のマグナムの本気見せたらぁ‼後悔したって知らないからな‼」

「はいはい、私を押し倒すのも結構ですが…まずはそこの娘に私たちの水泳部のオリエンテーションをしてあげてください」

 

そこではじめて私に向けられるその目…目?瞼開いていないように見えるんですが…

 

「ふむ、手足はすらっとして長く、胸・尻・くびれはまだまだだがこれから発展するように見えるな。あと表情がエロい」

「私はオリエンテーションをしろと言ったんですよ?」

「俺たちいつもこんなんじゃん」

「なら私もいつも通り」

 

そういうと押し倒されていたその体制からヘッドバットでまず鼻を打ち、上がった顎を後転で男性の下から抜け出す途中、体を伸ばし、思いっきり蹴り抜きそのまま立ち上がった。

 

「おい、さすがに全身使って蹴られると痛いんだけど」

「腕、背筋、足を使って蹴って何であなたはその程度なんですか?」

 

顎を軽くさすっている男性に対し額を押さえてうずくまる神宮先輩。

 

「ばあちゃんのデコピンに比べたら風に撫でられた程度だ」

「はぁ…それよりその娘を頼んでいいですか?」

「はいはい、了解部長。やり方は俺流でも?」

「かまいませんよ」

 

当事者である私を差し置いて進められる不穏な会話。

 

「うし、そんじゃあやるか」

 

そう言って私の前に立つ銀髪の先輩。

でもまずは…

 

 

 

「まず水着を着てください!」

 

 

 




主人公名前が出てない事件

まぁルキちゃんの方も見てる人はわかってるよな(てきとー
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