これからもよろしくです。
人は死んだら何処へ行くのだろうか。
人は死んだらどうなるのだろうか。
近頃私はそんな事を考えてばかりでいる。
勿論答えが出るはずもなく、一層疑問が強くなる一方だ。
俺、
幼いころに祖父母を事故で亡くし、昨年には両親も亡くした。
いや、両親については「殺された」と言ったほうが正しいのだろうか。
両親が亡くなった昨年には既に社会人として一人立ちしていたので生活に支障が出なかったのがせめてもの救いなのだろうか。
ふと俺は時計をチラッと見る。
針は午後10時を指していた。
「そろそろ出るか・・・」
俺は部屋からバッグを取り、机の上に散乱した携帯と財布をバッグに入れた。
仕事柄通勤する時間が遅いので生活は昼夜逆転状態になってしまっている。
玄関で磨り減ったボロボロの革靴を履く。
「いってきます。」
誰も居ない家に私は言葉を残し、会社へと足を進めはじめた。
家の前の古く錆びれた門通る。
いや、通ろうとした。
その時だった。
ドカッという物凄い轟音と共に首筋に衝撃を覚える。
反射的に後ろを振り向く。
するとそこには雨合羽を着た男がスコップを振りかぶっているのが見えたのだ。
俺は咄嗟に玄関の方へ戻る。
と、その時カランと金属が床に叩きつけられた様な音がした。
護身用にと身に着けていた小型ナイフだった。
俺はすかさずナイフを手に取り、迷うことなく男を突き刺した。
男はその場にバタッと倒れる。
「危なかった・・・」
そう思った瞬間現実が俺を襲った。
「人を殺してしまった・・・?!」
幾ら正当防衛であるとはいえ、その罪悪感はとてつもない物だった。
俺は怖くなって急いで家に戻る。
血で真っ赤に染められたナイフを呆然と見つめている。
そして私はテレビを付けた。
もしかしたら既にニュースになっているかもしれない、そんな考えが脳裏を過ぎったからだ。
勿論直ぐにニュースになるはずもなく、コメディ番組を見て一安心をした。
と、その時だった。
テレビの画面が急にブラックアウトしたのだった。
そしてふいに一つの文字が浮かび上がった。
それは「I」だった。
そして音声が流れる。加工音声だ。
「これよりゲームを始める。これは脅しでも、テレビ番組でもないことを最初に忠告しておく。ではルールを説明する。明日から一日に一人、人を殺害しないと自分が死ぬ。自殺をすればリタイアだ。といっても誰も信じないだろうからこれから証拠を見せる。一チャンネルNHGテレビを見て頂きたい。十秒後に内閣総理大臣が死亡する。」
そしてテレビは通常の番組に戻った。
俺はすぐさま一チャンネルにチャンネルを変えた。
画面には内閣総理大臣とコメンテーターとの対話が生中継で放映されていた。
そして数秒後。
総理大臣がいきなり倒れてスタジオから悲鳴があがる。
俺は言葉を失った。
すると画面が「I」に再び戻る。
「お分かり頂けただろうか。ではまた明日を楽しみにしているよ。」
そう言い残して画面は再び通常の番組を映し出すのだった。
この時俺は知る由もなかった。
この「I」がきっかけで、とんでもない事が全世界で起こることを。
書くことないです。